2013年グランドサークル⑨グランドキャニオン-ノースリム2日目

2013/08/07 - 2013/08/07

前日のノースリム到着は夜だったので、実質1日目。

本日はノースリムの見どころを廻ろう。早朝はまだ天候も悪く、朝日鑑賞は翌日に。
午前中はまだ雲が多く青空も少なめだったけど、午後からは晴天に。

サウスリムに比べるとかなり涼しく、また人出も50分の１くらい。
どこに行っても人が多く、夕焼けも朝焼けも騒がしいサウスリムとは一変して、ゆっくりと静かに渓谷の景観に浸ることができるのがノースリムのいいところ。

エリア グランドキャニオン周辺(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食はロッジ内の昨夜と同じレストランで

朝食後ロッジの裏手を散歩し、明るいノースリムを初めて眺めてみる

う〜ん、まだ雲が厚いなぁ

でも天気予報(ホテルのロビーに天気予報が張り出されていました）では天候は回復する、と。

肌寒いですが（写ってないけどフリース着てます）、ロッジの周囲を散歩

ふと振り返ると、これが泊まっているグランドキャニオンロッジ

ノースリムの崖っぷちに建っている、歴史的な建造物

この建物にはレストランやホール、ラウンジのみで、宿泊施設は敷地内のキャビンかロッジ

朝食後は早速ノースリムの園内をドライブして、各ポイントを廻ることに

まずはキャンプサイト

木立の中、たくさんのキャンパーがテントを張ったり、朝食を食べたり朝の忙しいひと時を過ごしていた

夜はかなり冷え込むので、キャンプは焚火や温かい服装が必需だろう

キャンプサイトに近いGeneral Store
そこそこの品揃え

次に向かったのが、ノースリムの一番南端にあたるケープロイヤル

駐車場からは簡単な10分ほどのトレイルを歩く

周辺には色とりどりの花

遠くに見えるのはAngel's Window
その上は展望台

ここからでも数名が確認できる

長年の風や雨や化学反応で自然にできた“窓”

こちらから見ていると、崩れそうにも見えるなぁ

その展望台へ向かってみよう

向こうの方から青空が広がってきたし、天気予報当たってるね

曇っているせいか、キャニオンが少し赤味を帯びているようにみえる

ここはちょうどリムが突き出ている場所なので広い視界で渓谷を眺めることができる

うん、気持ちがいい

それにしても、人が少ないのでのんびり感がよいね

反対側の眺めも堪能し

もうひとつの展望台へ

天候の回復がまだなので、惜しい

なかなか深い渓谷だけど、ノースリムからはコロラド川を確認することができまないのが残念

途中で見つけた簡単なトレイルを歩いてみよう

クリフスプリングトレイル

往復で1マイル

トレイル上のお花たち

サウスリムと同じようにこの辺りは針葉樹の森

木陰も多く楽しいハイキング

これは先住民族の住居跡

落ちてきそうなクリフ

この、間の影の部分を歩くんだけど、当然腰をかがめての通過となる

なかなか迫力のある崖

先ほどよりもっと落ちてきそうな崖

崖の下にもお花たち

ここが折り返し地点

「クリフスプリング」

崖の下に、ほら、湧水が

季節によってはもっと素敵なスプリングと出会えるのかもしれませんが、

ただの「水たまり」…

おっと、失礼。

来た道を戻りますが、天気が回復してきて、さわやかな散歩となりました

これほど天候が良くなってもノースリムは涼しい

ずいぶん晴れ渡ってきた〜

この木立を過ぎればもうゴール

駐車場に戻り、次の展望台へ

今度は東側のリムの展望台へ

まずはWalhalla Point

渓谷の色が濃いのが特徴

どこの展望台に行っても人は少ない…

本当にゆったりできる

ノースリムはサウスリムより標高が200〜400ｍも高いので、針葉樹だけでなく広葉樹も多い、と聞いてたけど、ほとんどはサウスリムと同じ針葉樹の森が広がってる

次のポイントはルーズベルトポイント

詳しく読んでいませんが、ルーズベルト大統領となにか所縁があるのでしょう

見晴らしが良く、渓谷の谷間からファントムランチへの道筋がきれいに確認できるポイント

雲がぽっかりと浮かび、晴れ晴れとした景観が広がる

なんとも気持ちがいい

ここはグランドキャニオンの中で最も標高が高い場所
ポイントインペリアル


2683m

ノースリムでは最も人気の高い展望台

それでもこの程度の人数

双眼鏡があれば、サウスリムのウォッチタワーが見えるらしい

浮雲が渓谷に影を落として

素敵な風景となりました

一旦ロッジに戻り、昼食を摂り部屋で休憩後、ホテルの裏手のテラスに出てみる。

渓谷に面した広いテラスにはゆったりと座れる椅子がいくつも用意してある。

全く混んでいないのがノースリムのいいところ

かといって、さみしいこともなく適当に人がいるのでいい感じ

手前のご家族は夕刻の渓谷を眺めることもなく、トランプ遊びに興じてる
なんてのんびりしてるんだろう

そろそろ夕焼けが迫ってきたので、本日はノースリムの夕陽をブライトエンジェルポイントで眺めることに。

ブライトエンジェルポイントはホテルから歩いて10分程度

夕陽や朝陽を眺めるには絶好のポイント

だいぶん陽も傾いてきたし

今日は雲がかなり出ているので、厚い雲に太陽が隠れると、渓谷はとたんに暗くなる

この展望台の周囲にはこのような岩がいたるところにあるので、上に登って眺めてる人もたくさん

ちょっと危険な岩もあるよ、私には無理だな

渓谷の上部が赤く照らされて…

もうすぐ日没

展望台も赤く照らされ、綺麗

こんなに綺麗のに、なぜ誰もいないのか？

とにかく静かなノースリム。

岩の上から話し声が聞こえてくる…

「こんな景色見てると、人間ってほんっとちっぽけだよねぇ〜
ちっちゃいことでくよくよしてると馬鹿らしいよね〜」

っていう日本語がしっかりと聞こえてきた。
ご家族で来られているようでしたね

日没です〜

綺麗でした〜
ゆっくりと夕日を鑑賞できて、満足

確かにサウスリムの夕陽もきれいだったけど、こちらも甲乙つけがたい

日没後はあっというまに辺りが暗くなる

ホテルまでの道は暗いので、要注意

本日はゆっくりとノースリムを堪能できた

サウスリムとノースリム、両方来たけど、結果は、というと
う〜ん、難しいなぁ
渓谷の美しさはやっぱサウスリムかな
リゾート感はノースリムかな
グランドキャニオンって、結構天気が崩れることもあり、日によっては雲が多くきれいな夕陽が見れない日もあることも分かったね。
だから、数日滞在した方が各時間帯の渓谷を心ゆくまで堪能できるのは確か。

夏場は毎日“晴天”というイメージがあったので、これは認識を改めないと

本日も昨日と同じレストランで夕食

“来て良かった〜？”
“そうだね…”
“展望台はたくさんあって、少しずつ渓谷の顔も違うんだけど、結局どこの展望台から眺めてもあんまり変わり映えしなかったよね〜”

次回来るとしたら、渓谷に雪の積もっている冬か、渓谷を歩くのに涼しい時期か、だな。

もう明日はラスベガスへ移動