猛暑にも負けない西洋タンポポ

2013/08/24 - 2013/08/24

7月の初週に梅雨明けして以来、猛暑が続いたこの夏も8月下旬となって熱帯夜にならないこともあり朝夕は幾分かは凌ぎやすくなってきた。それでも、甘柿は昨年同様に8月下旬になって食べられるようになっている。しかし、小粒で甘味も少ないために、昨年のように烏が群れるようなことはない。
　今年の猛暑で、ベランダで育苗中の秋咲きシロバナタンポポもこの暑さにやられ、多くの株は葉を落とし、あるいは枯れてしまったものも相当数に上る。日本在来のシロバナタンポポは元来寒さには弱く、関東以西にしか自生していないのだが、近年の暑さではベランダなどでは一旦葉を落とさないと夏を越せないようだ。
　そんな中、北鎌倉（山ノ内）で西洋タンポポが咲き出しているのを見付けた。排水溝ノコンクリート蓋の上に花がある。日中は地べたより相当に暑くなるはずであるが、影響はないのだろう。ここから400mしか離れていない昔の巨福呂坂切通の迂回路であった尾根道には秋咲きシロバナタンポポが群生しているが、木立があり、陽は当たるが日中一杯陽を浴びている場所ではない。
　なお、西洋タンポポでは秋にも咲く株は1割もないだろう。しかし、金井高校前の畑(横浜市栄区)の畦には群生して咲いていた。秋にも咲くから畑の主が取らずに残して置いているのだろう。
（表紙写真は咲き出した西洋タンポポ）

エリア 鎌倉(神奈川)

咲き出した西洋タンポポ。