2013/07/21 - 2013/07/28
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azianokazeさん
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7月21日から28日までインドネシア・ジャワ東部を旅行。
インドネシアは2回のバリ、ジョグジャカルタ、スマトラ島北部に続いて5回目になります。
日本企業の進出も多いインドネシア第2の大都市スラバヤから入国し、22日には13世紀頃に建国されたシンゴサリ王国の遺跡も点在する高原都市マランへ向かいました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- チャイナエアライン
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(写真は経由地のシンガポールの空港での様子)
今回、鹿児島発(福岡帰着)で、台北乗り継ぎのチャイナエアラインを使ったのですが、台北を発った機内はいつもと雰囲気が違います。 少なくとも後部座席付近は、殆どが女性。
30代、40代の女性もいますが、二十歳前後の若い女性が多いように見えます。普段に飛行機を利用しているような感じもありません。 -
推測ですが、インドネシアから台湾へメイドとして出稼ぎに出ている女性達ではないでしょうか。
インドネシアやフィリピンは女性の出稼ぎが外貨獲得においても大きなウェイトを占める国ですが、メイドとして働くマレーシアやサウジアラビアなどでは虐待・暴行も多発しており、大きな問題となっています。
メイドの場合、仕事場が家庭内という閉ざされた環境にありますので、そうした虐待・暴行がおきやすいといえます。
事件化したときなど、インドネシア社会の反発・批判を受けて、インドネシア政府もしばしば出稼ぎ禁止措置を採っています。
マレーシアの場合は、インドネシアと民族・文化的に近いだけに、経済成長でリードするマレーシア側の優越感も背景にあるようです。サウジアラビアの場合は、アジア人蔑視の風潮もあるようです。 -
(写真はスラバヤの空港)
12:30に鹿児島を発って、スラバヤ着は深夜23:00。時差が2時間ありますので、12時間半かかっています。
台北乗継はもちろん承知していましたが、台北からスラバヤがやけに長いので、空港カウンターで訊くとシンガポール経由とのこと。格安チケットですから・・・。 -
(同じく、スラバヤの空港)
空港でのアライバルビザに25ドル支払い。1ドル札は受け付けてもらえません。
ビザとは言いつつ、提出書類も写真も必要なく、完全な入国税です。
両替レートは1円=95ルピアと、あまりよくありません。市内では1円=99ルピアでした。
今回旅行記では、面倒なので1円=100ルピアで換算して記述します。
ターミナル外で一服していると、しきりに白タクだか正規だかよくわからないタクシー業者が声をかけてきます。
市内(グブン駅周辺)まで130千ルピア、約1300円。翌朝メーターのタクシーでも100千ルピア超でしたから、深夜ということで妥当な料金でしょう。 -
スラバヤの宿はスパーリング・バックパッカーホテル。国内からagoda予約で24ドル。窓もない安宿です。
トイレ・シャワー共用なら現地支払で1200円程度で泊まれます。
朝食は通路の端に置かれた質素なテーブルで、パンとかフライドライスを。私的にはこれで十分です。
スラバヤは商業都市で、観光的には特筆するものもないようなので、翌日、すぐにマランへ移動します。深夜チェックインで寝るだけです。 -
22日(月曜日) 朝、タクシーでブングラシー・バスターミナルへ。約30分。(60千ルピア、600円)
ドラバーに「マランへ行く」と言ってあったので、ターミナルに着くと「マラン行きのバスに乗せろ」とポーターに引き継がれ、バスに直行。
ターミナルでバス探しに苦労するかもと思っていたのですが、わずか2分でバス乗車。ターミナル内を見る暇もありませんでした。
バスは、エアコン装備で、柔らかいシート。アジアのバスも最近は随分改善しました。 -
車内には物売りが次々に乗り込んできます。座席に商品を置いていき、すぐに回収してまわります。買う意思がなければそのまま置いとけばいいシステムです。
ギターを抱えた流しの兄ちゃんもやってきます。
そんなこんなを眺めているうちに、5分ほどで発車。あっというまにスラバヤからマランへ移動することになりました。 -
2時間ほどでマランのアルジョサリ・バスターミナルに到着。料金は23千ルピア(230円)。バスは圧倒的に安いです。
ターミナルでもすぐにタクシーに拉致され、迷う間もなく市内へ。料金は70千ルピア(700円) 少し高くとられたような気もします。
マランの宿はヘリオス・ホテル。国内からagoda予約で26ドル。 -
やはり安宿ですが、ちゃんとレストランスペースがあって、スラバヤのスパーリング・バックパッカーホテルよりはましです。
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鯉だって泳いでいます。
WiFiが私のPCではうまくキャッチできなかったのが残念。
フロントにクレームを言うと、タブレットを手にした隣の客が「私のはちゃんと使えるよ」とのことで、すごすご退散。
私のPCが古いせいでしょうか。買い替え時かも。 -
今回の旅行でひとつ問題が。
インドネシアは世界最多のイスラム教徒を抱える国家ですが、今月初旬からラマダン(断食月)に入っています。
もちろん、異教徒である観光客は断食の必要はありませんが、日中現地の人々が食事しないということは、たいていの食事をする店が閉まってしまうということになります。
数年前にエジプトを旅行した際もラマダンにぶつかりました。そのときは現地ガイドがいたのですが、それでも食事場所を探すのに苦労する場面もありました。
今回はガイドなしの予定。苦戦は必死。そこで、日本から、長持ちするパン、缶詰、ソーセージなどを持参。はたして、これらの活躍の場面があるでしょうか。 -
お昼時になったので、ホテル周辺で食べられる場所を探すと、屋台がありました。
客はおらず、営業しているのかよくわかりません。ちょっと覗いていると、おやじが「座れ」とのこと。
どうやら営業しているようです。でも、このおやじ、料理する気配がありません。 -
私の勘違いだったのだろうか・・・と待つこと10分あまり、バイクで奥さんがやってきてようやく麺をつくってくれました。
ラマダン期間中で客も少ないので、客が来たら携帯で連絡して奥さんを呼ぶということだったのでしょうか。
麺はくせのない味で、とてもおいしく食べられました。小皿は青唐辛子。ちょっとかじってみましたが、手におえる代物ではありません。
料理に“せんべい”(クルブック)がつくのがインドネシア風です。
6千ルピア(60円)とのことでしたが、現地の紙幣に慣れない私がもたもたしていると、10千ルピア札(100円)を抜かれ、お釣りはなし。
まあ、金額も金額ですし、わざわざ来てもらったこともあり、問題なく了承。 -
(写真はキダル寺院 男性はドライバー兼ガイド)
昼食後、ホテルに併設されている旅行会社に、マラン郊外にあるシンゴサリ王国時代の遺跡を車をチャーターして回ってもらえないか相談。遺跡に加えてお茶のプランテーションを加えた形で、670千ルピア(6700円)とのこと。
予想より高い金額でしたが、数時間車をチャーターしたらこんなものでしょう。多人数が参加する現地ツアーのようにはいきません。了承。
1箇所で1時間ぐらいならオジェッ(バイク)という手もありますが、数時間は無理。
キダル寺院、ジャゴ寺院、シンゴサリ寺院の順番で回ります。 -
最初はキダル寺院。
民家に囲まれた数ペースに、塔堂がひとつだけ立っています。
シンガサリ王国は、1222年にマラン近郊シンゴサリにおいてラージャサ王(ケン・アンロク)によって建国されましたが、70年後の1292年には滅亡した短命な王朝です。
このキダル寺院には、先王を殺害して王位についた第2代国王アヌサパティが葬られています。アヌサパティも甥のトージャに殺害されています。 -
正面の鬼面カーラが目につきます。
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もっと近づくと・・・、なかなかの迫力です。
この時代は、宗教的には仏教とヒンズー教が融合したような状況だったようです。 -
更に近づくと・・・。カーラばかりくどいですが、ほかに目ぼしいものもないので。
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壁面のレリーフ
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帰る頃、どこからか係員が出てきました。寄付のような形でいくらかのお金を払うようですが、旅行会社への料金に入っていっていますので、ライバー兼ガイド氏が払います。
キダル寺院はこれだけですが、ドライバー兼ガイド氏によれば「キダルは小さいが、次のジャゴはもっと大きい」とのことで、少し期待してジャゴ寺院に移動します。 -
(写真は雨のジャゴ寺院)
移動途中から降り出した雨は、ジャゴ寺院につくことは本降りに。
マランをでるとき、ちょっと空模様が心配でドライバー兼ガイド氏に「天気は大丈夫?」と訊いたところ「大丈夫、雨なんか降らないよ」とのことだったので傘を持ってきませんでした。
仕方がないので雨の中、濡れながら写真を撮ります。
叔父に当たる先王アヌサパティを殺害して王位についた3代国王トージャですが、彼もアヌサパティの子ランガウニ(4代国王ヴシュヌワルダナ)によって殺害され、ここジャゴ寺院に葬られました。 -
画像で雨の筋がわかるでしょうか?
雨が土砂降り状態になってきたので、係員詰所に避難。小やみになるのを待ちます。 -
詰所に飾られていたレリーフの写真を撮影
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10分ほどして、雨が少し弱くなったので、ドライバーは詰所に残して、一人で再び雨の中に。
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祭壇の上からの眺め
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こちらはレリーフを直接撮影したもの
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祭壇の近くに立つ“王の姿を写した本尊である八臂の不空羂索(ふくうけんじゃく)観音の立像”でしょうか?
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カーラも据えられています。
いかんせん、雨がやまないのでジャゴ寺院はこれできりあげ、次のシンゴサリ寺院に向かいます。
キダル、ジャゴはマランの東部ですが、シンゴサリは北部と方角が違いますので雨もあがるかも。 -
はたして、シンゴサリ寺院に着くころには雨もあがりました。
キダル、ジャゴ同様に、ちょっとしたスペースに遺跡がひとつ残っている状態です。 -
キダル、ジャゴ同様、ちょっとしたスペースに塔が1基残っているだけです。
周囲には像なども配置されているのですが、主なものはオランダにもっていかれたとか。 -
4代国王ヴシュヌワルダナは珍しく生涯を全うしたようで、5代国王になったのが息子のクルタナガラ。
このシンゴサリ寺院は、シンゴサリ王国最後の国王であるクルタナガラを祀ったものです。
なお、歴代国王が次々に身内に殺害されるというシンゴサリ王国の血塗られた歴史は、初代ラージャサ王(ケン・アンロク)がクリス(剣)を作らせ、殺害した刀工の呪いに発するそうで、繰り返される殺戮の場面で、そのクリスが狂言回しのように登場します。 -
クルタナガラ王の時代、シンゴサリ王国はスマトラ島やバリ島などにも遠征し、その勢力圏は、ジャワ島だけでなく、スマトラ島南部、マレー半島の一部、ボルネオ島沿岸部、バリ島やその南の島々などにまで広がったようです。
しかし、元・フビライの攻撃を受ける混乱のなかで、初代ラージャサ王が滅ぼしたクディリ王家の末裔に5代国王クルタナガラが殺害され、王国は滅亡しました。 -
祠の中には、見るべきものは残っていません。
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壁面のカーラ
キダル、ジャゴでは私以外の観光客には会いませんでしたが、シンゴサリで初めて欧米人グループがやってきました。 -
係員詰所の窓に張ってあったポスター
美しい顔立ちだと思って何気に撮ったのですが、この般若波蜜多菩薩座像(実物はジャカルタ国立博物館)は、初代国王ラージャサ王(ケン・アンロク)が権力奪取の過程で殺害した権力者の未亡人で、自分の妻にしたケン・テデスであるとも言われているようです。
ケン・アンロクは野心に満ちたやくざ者のような人物でしたが、権力を求めて殺害などを行ったのは、この美女ケン・テデスにそそのかされたのでは・・・という説もあるようです。
まあ、こんな美女に耳元で「夫を殺して」なんて囁かれたら・・・ -
敷地内にいた猫。
以上でシンゴサリ王国遺跡はおしまい。
もとより、ボロブドゥールやプランバナンのような壮大な遺跡群を期待していた訳ではありませんが、思った以上に渋い地味な遺跡ではありました。
ただ、帰国後、シンガサリ王朝の血塗られた歴史と重ね合わせるとそれなりに面白いものもあります。(本来は旅行前に確認しておくべきだったのでしょうが) -
シンゴサリ王国の遺跡の後に案内されたのがお茶のプランテーション。
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数百人の女性が柔らかい葉のみを手摘みしていますが、作業は午前中に行うとのことで、訪れた午後は閑散としていました。
茶摘み風景でも見られれば多少絵になったのですが・・・。 -
摘んだ茶葉は、敷地内にある加工工場へ。
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工場内には、茶葉を寝かす床が並んでおり、人手で撹拌されています。
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この後、茶葉を発酵させて紅茶となりますが、施設の英語ガイドの説明におつきあいするのもいささか疲れ、適当なところで切りあげて退散しました。
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夕食できる店を探してマラン市街を歩きましたが、向かった方角が悪かったのか、なかなか店がみあたらず、やっと見つけたワルンで簡単なナシゴレン(インドネシア風チャーハン)を。10千ルピア(約100円)
日本人にはなじみやすい味です。 昼食と夕食合わせて200円ですんでしまいました。
エジプトでは、ラマダン期間中の日没後はみな盛大に飲み食いしていましたが、マランではそんな雰囲気もあまり感じませんでした。
WiFiもつながらないので、早めに就寝。明日はブロモ山へ向かいます。
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この旅行記へのコメント (1)
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- arfaさん 2014/05/03 22:00:07
- マランに行かれたんですね(^-^)❗?
- こんばんは、arfaです。
私も昨年GWに行ったんですが、シンゴサリやジャド寺院にそんな歴史があるなんて調べもしませんでした。勉強になりました。
今、旅先のカンボジア・クラチェからですがシンゴサリの近くにもう一つサンベラワンと言う遺跡がありましたよ。田圃のあぜ道を400m位通って行く遺跡でしたが水源が祀られていて水神様的な水の神様でした(^-^)
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