2013/08/01 - 2013/08/05
639位(同エリア1725件中)
メビウスさん
諏訪から松本に移動。
木曜だし適当なビジネスホテルだったら何処かあるだろうと思っていたら、何故か満室ばかり(無論高級旅館は空室アリだったが)。
もう何処でもイイから安く一泊出来る宿を!と探し、何とか予約出来たのが洗面所・WCが共同の「ホテル末広」。
この日松本市内で何かあったのか、ネット予約を入れた後この宿でも(失礼!)満室となったそうだ。チェックイン時も電話での空室問合せ対応にてんてこ舞いの様子だった。家族経営なのか高校生っぽい息子さんが対応したりとか、六畳一間の冷蔵庫も無い客室に冷水入のポットを直接ご主人が運んでくれたりとか、廊下に個人収集と思われる骨董品や著名人の色紙が展示されていたりとか、それはその昔家族旅行で宿泊した海辺の民宿等を彷彿させ、初めて訪れた宿なのにノスタルジーを感じずにはいられなかった。(ちっちゃかったけど)大浴場は温泉だったし、まぁたまにはこんな宿も悪くないか。
二日目
朝から松本市内を巡る。
最初は旧制松本高等学校。
いわゆる特権階級のエリート男子学生達が集った学校だった訳だが、学業だけでなく哲学や思想などを自由に吸収し、記念館の展示物一つ一つから活き活きと過ごしたであろう当時の学生達の息遣いを感じる様で大変興味深かった。ここで約2時間滞在。
続いては車で少し移動し、旧司祭館と旧開智学校へ。
天気も良く、空の青に開智学校の白壁が映える。
遊び心満載の擬洋風建築は内部も見応えがあり、見学に相当時間が掛かってしまった。時間は既に15時になろうとしている。
当初の予定では次に目の前の松本城へ行こうと考えていたが、こんな調子では見学時間が足りなくなりそうだった為、明日に予定変更し、ホテルのチェックインまで縄手通りや中町通りで町歩きを楽しむ事に。
夜は駅前の居酒屋で地のものを頂く。
三日目
国宝松本城へ。
天守閣・太鼓門・市立博物館をくまなく周り、気がつけば4時間以上経過。
昨日、旧開智学校の後で行っていたら絶対時間が足りなかった!
予定変更して大正解。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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懐かしさを感じずにはいられない昔ながらの温泉宿。
駐車場が無料なのが嬉しい。ホテル末広 宿・ホテル
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廊下には何故か著名人の色紙が。
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よくよく見ると結構なBIG NAMEが。
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最初に訪れたのは旧制松本高等学校。
あがたの森文化会館 名所・史跡
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イチオシ
ヒマラヤ杉に包まれた素敵な学び舎。
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まだまだ男性社会だった時代の学校だ。
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入って左側の建物は講堂。
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中に入る事は出来ない。
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右側は本館。
ここには図書館や役所機能も入っていて、今現在は松本市あがたの森文化会館という名で市民の為に使われている。
教室だった部分も貸部屋として使われている様だ。あがたの森文化会館 名所・史跡
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早速入ってみる。
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廊下にはクラスの表示板。
確かに学校だ。 -
復元された校長室と・・・
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教室。
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当時の机と椅子は足元で繋がっていたんだ!
割と狭目に繋がっていて、大柄な男子学生には座ったり立ったりが結構大変だったのでは? -
折角なんで二階にも。
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かつて教室だった部分は市民の催し物や学生さんの自習用に貸し出されている様だ。
ピアノが置いてあったり、畳を敷いた部屋もあった。 -
コの字型の建物、中庭を挟んで向こうにも教室が見える。
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本館横の記念館は有料で300円ナリ。
旧制高等学校の歴史等を学べる。
寮生達が夜な夜な繰り広げるストームなる催しなど、青春とはいつの時代も変わらないモノである事を実感。旧制高等学校記念館 美術館・博物館
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併設の喫茶室で休憩。
ルピシアのブレンドティーを頂きながら中庭を眺める。あがたの森 グルメ・レストラン
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中庭の銅像前でおどける相方。
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あがたの森公園もちょこっとだけ散策。
あがたの森公園 公園・植物園
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近くにこんな公園があったらイイよね。
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池には無数の亀が。
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少し移動して松本市旧司祭館へ。
左右対称な造りで、まるで絵本の中の家のよう。旧司祭館 名所・史跡
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ここに来た証拠写真を!と言われ渋々(笑)
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室内は白と茶色で統一。
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自ら設計したと言うクレマン神父のセンスに脱帽。
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二階建ての住居。
内装は今でも十分通用する。 -
近くの市立図書館からの眺め。
旧開智学校の向こうに松本城が見える。 -
続いて旧開智学校へ。
司祭館とは目と鼻の先。国宝 旧開智学校 名所・史跡
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明治9年竣工の小学校。
約50年前迄はこの校舎で子供達が学んでいた。
今は移築されてこの場所へ。国宝 旧開智学校 名所・史跡
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イチオシ
施工を担当したのは松本在住の棟梁立石清重。
彼が手掛けた擬洋風建築は市内に他にもあるらしい。
また訪れる事があれば、彼が手掛けた建物を巡る旅も楽しそう。国宝 旧開智学校 名所・史跡
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建物中央に配置された玄関は皇族訪問の際にのみ使用された。
国宝 旧開智学校 名所・史跡
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小学生用の机。
旧制松本高等学校と比べたらやっぱり小さい! -
色ガラスが入った小学校だなんて。
実際使用する子供達より、工事に携わった大人達の方が楽しんだかの様にも思われ。 -
中心部に移動。
四柱神社を参拝。四柱神社 寺・神社・教会
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割と小ぢんまりとしている。
四柱神社 寺・神社・教会
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四つの神が祀られた神社。
願い事が叶うらしい。 -
お賽銭、奮発しちゃおうか?
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願串。
金運UPの願いを込めて相方が参戦(笑) -
明治天皇ゆかりの地なのか?
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神社は縄手通りに面しているので、そのまま散策する事に。
なわて通り 名所・史跡
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元々は露店から始まった通りで、様々な店が軒を連ねている。
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カエル大明神様!
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七夕は旧暦で。
紙人形とは独特な風習だ。 -
女鳥羽川から縄手の店並を眺める。
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一つ橋を渡って中町通りへ。
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中町蔵の会館は見学自由。
中町蔵の会館 名所・史跡
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建物前の井戸が目印。
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風が抜けて涼しい。
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高い天井。
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二階から土間を見下ろす。
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なまこ壁が印象的。
蔵を改装したかりんとう屋さん。 -
「喫茶まるも」で小休止。
明治の時代に建てられた土蔵を利用した店。
暗めの照明と使い込んだ家具、静かに流れるクラシック音楽。
つい長居したくなる様な心地良い雰囲気。
結構賑わっていた為、店内写真は控えました。珈琲 まるも グルメ・レストラン
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でもテーブルの上だけはこっそり撮影。
オーダーしたブレンドと自家製ブラウニー。
チョコなのに何げに和菓子のような味わいがしたのが不思議。 -
裏には「まるも旅館」。
松本民芸家具の創立者である池田三四郎氏が旅館・喫茶店共に設計したそう。 -
どうやら翌日「松本ぼんぼん」なる祭が催される様で、至るところに提灯が。
夏まつり松本ぼんぼん 祭り・イベント
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再度一つ橋を渡り、今度は大正時代の建物が立ち並ぶという上土通りを歩く。
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写真館。
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町の会館。
下町会館ティールームいいてんき グルメ・レストラン
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土蔵を改装したと思われるエステサロン。
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新聞専売所。
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今夜は駅前のビジネスホテル「エースイン松本」に予約出来た。
チェックイン後、駅前をぶらりして見つけた居酒屋雷電で晩御飯。雷電 グルメ・レストラン
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長野の地酒も頂く。
微発泡の佐久の花。 -
長野名物ニラせんべいを初めて食べてみる。
店主にチヂミとの違いを伺うも
「まぁ結局はおんなじなんですよね〜」
とマサカの回答が! -
宿泊ホテルの写真を撮り忘れた(泣)
朝食バイキングのパンが自慢との事。
近くの老舗ベーカリーのパンを用意しているという。エースイン松本 宿・ホテル
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翌日、朝から松本城へ。
国宝松本城 名所・史跡
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堀には蓮の花が。
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正に威風堂々という言葉がぴったり。
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堀に城が映る。
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ここから有料エリア。
600円ナリ。国宝松本城 名所・史跡
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本日土曜日。
観光客が多いのは仕方がない。 -
天守閣と本丸御殿跡。
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撮影スポットには地元ボランティアの方が物凄く分かり易い衣装で待機しており、無料でシャッターを押してくれる。
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普段は滅多に記念撮影などお願いしないのだが、それ専用のボランティアの方々が居て下さると頼み易い。
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いよいよ天守閣に登城!
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殆どが約400年前の築城当時のままだそうだが・・・
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まぁ所々に近代様式の補修跡があるのは仕方ない。
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柱の丸穴は、当時は柱間に壁があった跡なのだそう。
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木造建築の手法は少なくともこの頃から何も変わらず。
変わらないって事は、これが日本の風土に合っているって事なんだと思う。 -
床下に瓦が保管されていた。
当時のものなのか? -
壁厚300って・・・
銃弾を貫通させない厚みを考慮しているのだそう。 -
創建当時の壁。
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風と光が丁度イイ具合に入ってくる。
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瓦の模様も凝っている。
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ガッシリした造り。
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あっちもこっちも見所満載!
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テンションあがりっぱなし。
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天守閣最上階の頭上には神棚が。
こういう祭祀も今に始まった事では無いという事か。 -
恐怖の階段。
階が上に行く程に急傾斜になり、踏みづらは狭く蹴上げは高くなっていく。
一番急だった階段は傾斜60度超え!
下りで足に変な力が入ってしまい、マサカの筋肉痛になってしまった事は言うまでもない(泣) -
足がガクガクになってしまったので、出て直ぐのベンチで一休み(笑)
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左に張り出した部分は安泰な時代になってから増設した月見櫓。
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結構時間が掛かってしまった。
とりあえず外へ。 -
観光用のアトラクションもある。
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平成11年に復元された太鼓門も見学。
復元工事のVTRが流れていて結構真剣に見入ってしまった。 -
おや?ここにも!
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