ヴェネツィアからウィーンへ寝台列車の旅

2013/07/01 - 2013/07/05

ルネッサンス美術を巡るヨーロッパの旅もいよいよ、クライマックスへ。
ヴェネツィアで、ヴェネツィア派絵画を堪能し、パドヴァで円熟期のジオットのフレスコ画を鑑賞し、いよいよアルプスを越えて、ウィーンの美術史美術館でブリューゲルのバベルの塔を観るべく、寝台列車でウィーンへ行くことにしました。

夜9時にサンタルチア駅を出発し、快適な寝台列車は早朝5時過ぎにザルツブルグへ到着、そこから先はお天気良く、アルプスの山々やチロル地方のかわいい家や丘を眺めて、あっという間に、朝8時にウィーンへ到着。思いがけず、風景を堪能でき、楽しい列車の旅になりました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 交通手段: 鉄道

ヴェネツィアのサンタルチア駅。この駅が始発、終点になるのでイタリア国内各地だけでなく、オーストリアやチェコ等の国際列車も数多く観ることができます。

こちらがこれから乗車するオーストリア国鉄。

グレーの車体で最初はイタリアの赤い国鉄に比べて地味、と思っていましたが、どうして、車内は広くて快適、レールはまっすぐ、侮れません！

ワロング社のワインとミネラルウォーター、歯磨き用の水、タオルがセットされていました。（なぜか、歯磨きセットはなく）

車窓から様々な列車を撮ってます

廊下はこんなに狭いので、身体の大きな車掌さんが斜めって行き来していました。

3人用コンパートメントを2人で使用。一応、一番デラックスなパターンにしました。

内装は木を使っていて、落ち着けます。

2段ベッドにすると、視界はこんなに狭くなってしまいますが、思っていたよりも遥かに快適。

停車時間が長いと自然に目が覚めてしまいます。その位、列車に揺られるのがとても快適。

ここで乗り換えるとザルツブルグ観光も出来るんだな〜　次回の参考にしようっと♭

妄想中の間に、白々と夜が明けてきます。

ザルツブルグを出ると、そこはチロルの世界でした。

朝靄がキレイ

緑の中に牛が見えます。

かわいい家がたくさんあり、ときどき教会も見えました。

列車の速度が速いので、雪山も見えましたが、なかなかシャッターが追いつきません。

車掌さんが来て、朝7時の朝食を6時に持ってきてくれました。
10種類以上のメニューから6種類までチョイスできます。
パンも焼き立てで、思いがけずとても美味しい朝食でした。

もっと素晴らしい景色がたくさん観れます！（写真がイマイチ、でこめんなさい）

オーストリア鉄道、イイ！

ウィーンに到着、8時10分でした。（折り返しはザルツブルグ行き）

ウィーン西駅です。

すっかり明るいですね

西駅は大きく、改装したばかりのようでした。

こんな足長ワンちゃん。なんとなくウィーン貴族、のイメージ？！

電光掲示板に離発着予定が。まるで空港のようですね。