2013/09/27 - 2013/10/04
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takogutiさん
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東欧路面電車の旅8日目(ウイーンセメリング鉄道)
昨年,ポルトガルを旅した。最高の旅だった。
今年、勤務30年の休みをもらえることとなった。
で(^o^)もはや私の心の中から「再び欧州を旅したい!」という願望を消すことができなくなってしまった。
今回のテーマは「路面電車」
とある日に本屋で見た「世界の路面電車」という本。昨年訪れたポルトガルから始まり、トルコ、ドイツ、スペイン・・いろんな所に走っている。でも絵になる路面電車は東欧、いわゆる旧共産圏に多いことが分かり、私の頭はその地の路面電車の走っている景色を見に行きたい気持ちがふつふつとわいてきてしまった。
そこで東欧4カ国+αの旅を計画し、毎度利用している旅行代理店に依頼した。
行程表
1日目(9月25日):成田→ドーハ(カタール)
2日目(26日):ドーハ→ブタペスト(ハンガリー)
3日目(27日):ブタペスト
4日目(28日):ブタペスト→コシツエ(スロバキア)→スピシュ城→コシツエ(夜行)
5日目(29日):夜行→プラハ(チェコ)→ドレスデン(ドイツ)→プラハ
6日目(30日):プラハ
7日目(10月1日):プラハ→チェスキークロムロフ(チェコ)→ウイーン(オーストリア)
8日目(2日):ウイーン→セメリング鉄道(オーストリア)→ウイーン
9日目(3日):ウイーン→ドーハ
10日目(4日):ドーハ→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
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-
さて、このウイーン歴史地区として世界遺産でもあり、観光客が多く、見るところも多いらしい・・・
でも、今日はもう一つの世界遺産、ゼメリング鉄道に向かう。
この鉄道は、特別な路線ではなくウイーンからグラーツという都市を結ぶ幹線として現在も現役で使われている鉄道。
1852年に作られて、世界で最初のアルプス越えをしたという鉄道遺産。 -
イチオシ
紀行文を読むとそのほとんどがその区間を通過する話が多いので、ここは実際に下を歩いてみようと気になった。
と言うのも、鉄道の橋が写真にするとなかなかいい感じに写っている。
(事前にグーグルマップストリートビューで撮影場所を確認しようかと思ったけれど、オーストリア国内ははストリートビューで見られない。なにか理由があるのだろうか)
写真はセメリング鉄道の橋 -
昨日到着したのはWienFJB中央駅だったがグラーツ行きはWien Meidling駅から出る。
今朝も早起きで730に駅に着く・・・がまだ何番線から出るのか電子掲示板にかかれていない。
寒いのでホーム下で電子掲示板を見ながら待つ。おもったより頻繁にUバーンが出るので掲示板にお目当ての列車の掲示まで出てくるのに順番待ちか(^o^)
写真はホームになった「時刻表」 -
約1時間ほど乗ると、景色が一変、今までの草原から背後に大きな山が迫ってくる。
スイスの景色のイメージ?(こんなこというとオーストリアに悪いが)
草原、川、暖炉のある家、そして遠くには白い雪をかぶった山が見える。そして後で見に行くだろう、きれいな橋を次々に渡る。 -
今回の旅で一番「綺麗」な場所。
どんどん高度を上げていって
915にSemerinng駅に到着標高896m。 -
さあ世界遺産の鉄道の駅、さぞや人が多いのでは、と思ったけれど・・・降りたのは数人・・・。
これが乗ってきた車両。
それにしても、いつぞやの国鉄の貨物電車に似ていない?? -
セメリング駅には古い車両が・・・
どんな背景かは、、、残念ながらわかりません。 -
ユニセフの世界遺産の記念碑?が駅にありました。 -
降りたらすぐに地図もあるし、ハイキングコースの看板も完備されている。
ここを写真に撮りいざ出発 -
今日はこれから、通過したBreitenstein駅まで標高差100m下に歩けく予定。
ガイドブックにも約25分の道のりと書いてある。
これは肥満体のおじさんでも楽勝かな(と、そのときは思った(^o^)
ハイキングコースはまずはセメリング駅の上を登る坂道を上る -
駅前から黄色の看板が立っている。その後も道の分岐ごとに立っている。
まず、道を間違えることはなさそうだ。
で、そのときは道のりの距離を確認するのを忘れていた。
(写真はそのハイキングコースの看板) -
それにしても誰もいない。
駅から小さな公園までお子さんを連れていたお母さんと駅近くの家で薪割りしていたおじさんしか人を見ない。
スピシュ城と言いゼメリング鉄道といい、世界遺産なのに人がいないのはさみしくなるのは悲しい性(^o^) -
30分歩いても駅に到着するどころか、定番の撮影ポイントさえ到着しない。
案内看板をよく見ると、Semerinng駅とBreitenstein駅までの各々の距離が書いてある。
よく見たらSemerinng駅まで2km、Breitenstein駅まで8kmと書いてあるではないか!!
なんと合計10km3時間のハイキングコースではないか!!(ガイドブックのように25分でいけたのはマラソン選手か??) -
かといって、上りになるSemerinng駅には戻りたくないし、まだろくに撮影していない・・・仕方がない、グラーツ行きをあきらめてハイキングに専念するか。
でも11時くらいには着くと思って、食べ物を買ってこなかった・・・。
(写真はハイキングコース脇の線路を見渡す) -
でも歩いているうちに、こんなすばらしいところを誰にもじゃまされずに撮影できるのっていいね。と思うようになってきた。
下りだけだと思っていたが、しばらく上りがある、息が上がる・・・定番の撮影地に到着。
(定番のこの場所には周りを鏡になったのぞき窓がある。けど、写真にとっても変ですね) -
この場所はセメリング鉄道の案内として必ず載っていると言ってもいい場所。
なんでも20セントのユーロ紙幣にも載っていたそうだ。
展望台になっていて、さすがにここは一組の若者たちが集まって写真をとりあっていた。
私も列車が来るのを待ってパシャ、 -
ここからは下りになり、途中、二つの大きな橋があり、そのふもとにはまるで絵で描いたような家。
-
しかし、腹が減ってきた。
食堂で飲もうと思ったみそ汁のフリーズドライ!
これをかじったが、口の中にいっぱいのみその香り、でもちょっと塩っぽい(^o^)
新しい発見、フリーズドライのみそ汁は元気百倍になる。(そのあと喉が渇いたのは言うまでもない)
みそ汁をかじりながら、アーチ橋を見ながら歩く -
ほんとに絵になる橋です
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いろんな角度からパシャ。
-
こんなに古い橋なのに複線なのはびっくり。
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イチオシ
ずっと寄り添っているような線路。
途中に走ってくる列車が自分にとってはみな物珍しい。 -
イチオシ
やっと町並みが現れた。それにしても綺麗な町並み
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で1315にBreitenstein駅にやっと到着。結局4時間かかってしまった。
10kmの道のりで人にあったのは2組だけ、ホントに気持ちのいいハイキングコースだった。
しかし、未だに空腹は解消されないが、この駅やその周辺にも食べ物を売っているようなお店がない。 -
しかし、未だに空腹は解消されないが、この駅やその周辺にも食べ物を売っているようなお店がない。
ウイーン行きの列車にさえ乗れば、数十分後にはおいしいものにありつける・・・
駅にある時刻表をみると、少ししたらウイーン行きの列車がくる時刻。
待っていたら、きっと小学校の遠足だろう、子供たちが先生に連れられていっぱい集まってきた。 -
時刻表の到着時刻を20分、30分過ぎても列車が来ない・・・あれ?一番遅延がなさそうなオーストリアで遅れ?
14時過ぎに列車は入ってきた。
何となく人が少ない・・・
でも景色を見るには最高!と子供たちのいない車両に乗り込み、ほぼ独り占めの2階席に座る。
なにせ、日本では二階席はグリーン席だから乗ったことがない、初めて二階席に座ったのがオーストリアとは皮肉な事だ・・・
同じようなことが以前訪れたタイでもあった。
日本では寿司屋のカウンターに座って食べたことがないのに、タイのSushiレストランで初めてカウンターで握ってもらった。(そのカウンターは真っ白な大理石で醤油をこばしたときにあせったことをおぼえている(^o^)) -
話は戻って
1428途中の駅であるパイエルバッハという駅で人が多く降りる・・・何かあるのかなあ〜と思っていたら車掌が来て「この列車はこれで終わり」と言ったことを言う。
「エ?ウイーンにはどうやって戻る?」と聞いたら何やらのドイツ語でよく分からない。
でも降りろと言うので降りないわけにはいかない。
降りた一団が駅前に集まっている。先ほどの小学生たちも。
先ほどの車掌が、これから来るバスに乗れと言う。
(駅前でバスを待っている様子) -
なんだか分からないけれど、ともかくウイーンに戻りたいと言うことだけは伝えたはずなので、変な所には行かないだろうと、バスに乗る。
そのバスも飛ばす飛ばす、バスの中は人でいっぱいなのに左右に振る舞わせれるように飛ばす。なにかの時間に間に合おうとしているのだろうか・・・・。
そして20分ほどバスに揺られたら、再び鉄道駅に着く。
iphoneで見たら、先ほどの駅からす少しウイーンよりの駅になっていた。
事故だったんだろうか?いや、小学生が騒いでないところを見たら、きっとその時間帯は工事か何かでバス代行なんだろう。
詳しい理由は知るよりもないが、ともかく泊まるところに戻ることができれば、旅はどんな形でもいい思い出になる。 -
セメリング鉄道からの帰りが思いの外遅れてしまった。
実を言うと早めに着いたらグラーツまで行こうかと思って余裕を持って計画をしていてよかった。
ウイーンに戻って夕暮れ時まで路面電車を写すことにした。 -
ウイーンの路面電車の定番の姿?
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チェコの路面電車と配色は似ているけれど、チェコはヘッドライトは二つ目のものが多いけど、ウイーンは一つ目が多いみたい。
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いろんな車両がありました。
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すべてが赤い車両かと思ったら多いのもありました。
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新型のトラムを多くなってきたみたい。
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黄昏時の路面電車。
線路に写る光が美しかった。 -
黄昏時はいい雰囲気ですね。
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シュテファン大聖堂に夕日が差してきた。
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北に歩いていったらドナウ運河に
ドナウといったらどうしても綺麗な山を流れる川のイメージがあったけど、北品川の屋形船の係留所とそれほど変わらないと言ったら怒られそうな・・・ -
上の写真の反対側
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さあて、また憂鬱な食事の時間。
特にウイーンは物価が高いと聞いている。(それまでウイーンで何も買ってないので物価が分からず)
しかし、私の腹の中には朝食以外はみそ汁しか入っていない(^^;)腹が減るのは当然。
RosenBergerというセルフレストランに入る。
食べたい物を指させばいいので楽そうだ。
そして受付の女性が愛想がよくて聞いても笑顔で答えてくれる。
それならばと、「伝統的なウイーン料理はないか?」ときくと「シニッツエル?」と言う。よく聞き取れないので指さして「どれ?」と聞いたら「あそこで聞けばいい」と教えてくれた。
受付の子が感じがいいなら、そのコーナーの調理人も感じがよかった。
写真を見るとガイドブックに載っていた「ウイーン風カツレツ」のことだった。
11ユーロ・・・・え?1400円?たかすぎ!と思っても自分が聞いたことだし、私はカツは大好きだ。
そのカツとフルーツボールとパンとスープ、洋総菜をとって食べた。
「おいしい」贅沢言うとカツにはトンカツソースがほしかった(^o^)
一応値段は見ながら、とったつもりだが、何せ今日が初めて使うウイーンでもユーロ。
スロバキアでも使ったけど、何せ安かった。
ここウイーンといえどもセルフコーナーの食事だ、日本で言えばフードコーナーだ、そんなに高いはずはない・・・とたかをくくっていた・・
支払いのレジに行く・・・先ほどの可愛い女性の受付の打つレジが示したのは「27ユーロ」、そのときはぴんと来なかったけれど、げ!4000円!? -
今回おみやげは荷物になるんで最後の国オーストリアで買おうと思っていたが、思わぬ出費になりそうだ・・・
食事をした後に百貨店があったのでそこに寄る、その地下は食品のスーパーのようだ。
明日買う土産を物色する。
おみやげにあたるものはそこそこの値段がするが、牛乳、畜産物は先ほどの食事を考えると高くはない。
受付や調理人が非常に感じがいいのも合点がいった。それに思い返せば給仕の人も民族衣装のようなものを着てた。
そうかあ、私は日本で言えば銀座で食事をしていたのかもしれない。
オーストリアの首都で観光都市、味自体はおいしかったし、心地よい気持ちにさせたのなら、それの対価は当然か、と思うようになった。ようは気の持ちようなんだね。(かといって日本に戻って高いものを食べているわけではない(^o^)) -
気分を取り直して、ウイーンにせっかく来たのだから、ここはホテルザッハーのザッハートルテを食べよう。
きっと日本人も大挙して行ってるから、応対も手慣れているだろう・・・
行ってみたら、思ったほど騒がしくなく、落ち着いた雰囲気。男性はみな背広を着ている。
ここウイーンはカフェも社交広場なのか・・赤い防寒ジャケットで来たのが恥ずかしい
でも、来たからには頼むしかない
「ザッハートルテ」と一言。お店の子は「やっぱりね」と言わんばかりの顔(なんとか一流ホテルのメンツ?で嫌な顔せずに「Yes」と答えてくれたというのは考えすぎだろうか)
で、そのお味は・・・
あ、自分は他にチョコのケーキ食べたことないから比較できないやm(_ _)m
恥ずかしながら、初めて食べるチョコケーキかも
でもクリームが甘くないから濃厚なチョコの甘みと調和する、そして苦いエスプレッソとよく合うという評価は正しいのだろうか(^^;)。
7.8ユーロは思ったほど高くなかった。(今回の旅で初めてチップを置いた)
日本でも同じようにおいしい味で出しているのかもしれないが、夜の雰囲気はなかなかよかった。
結局、一言で言えば・・・悲しいかな「普通においしい」という答えです。 -
ホテルに戻る際に昨日寄った売店に飲み物を買いに行き、またたどたどしい英語しゃべったら、「このファンタだろ?」と言って、今日はサンドはいらないのかい?と手渡しニヤリと微笑。
昨日のことを覚えていてたんだ!それが分かるとこんな事でもうれしくなった。
それほどお腹はすいてなかったんで、そのサンドは非常食として備蓄することにした。
明日の午後には帰路につかなければならない・・・
少しづつ気分が暗くなるのをごまかすように布団の中に入った。
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