2013/04/28 - 2013/04/28
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picotabiさん
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フランス初めての一人旅!
前日のコンコルド広場、チュイルリー公園に続き
マリー・アントワネットゆかりの地を訪問。
日曜なので激激混みでした。
チケットは、ヴェルサイユ宮殿公式サイトから、eチケットを購入しました。
◆ヴェルサイユ宮殿公式サイト チケットと料金
http://tinyurl.com/kcyf5cv
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マリー・アントワネットがこの宮殿に輿入れしてきた時、ルイ15世の娘たちが彼女らが敵対する国王の寵姫デュ・バリー夫人を無視するようにアントワネットをたきつけたのは有名な話です。
その王女たちの部屋がここで紹介されていました。
ちなみにこの王女たちの母、ルイ15世王妃マリー・レクザンスカは10人もの子供を産み、そのうち2人は男、あとは女ですが、娘たちのうち嫁いだのは長女のみ。
長女 エリザベート(1727年 - 1759年) パルマ公フィリッポ妃。
次女 アンリエット(1727年 - 1752年) エリザベートとの双子の妹。
三女 マリー・ルイーズ(1728年 - 1733年)夭死
長男 ルイ・フェルディナン(1729年 - 1765年) 王太子。ルイ16世、ルイ18世、シャルル10世の父。
次男 フィリップ(1730年 - 1733年)
四女 アデライード(1732年 - 1800年)
五女 ヴィクトワール(1733年 - 1799年)
六女 ソフィー(1734年 - 1782年)
七女 テレーズ(1736年 - 1744年)
八女 ルイーズ・マリー(1737年 - 1787年)
アントワネットを味方に引き入れた未婚シスターズの王女は
四女 アデライード
五女 ヴィクトワール
六女 ソフィー。
他国の王子との結婚話もいろいろきていたにも関わらず、自分たちのお目にかかるお相手がいなかったようで、この3人はすっかり婚期を逃してしまい、晩年まで独身だったそう。
実の娘なのに国王も疎ましく感じていたこの王女たちVS愛妾のバトルの様子がよく想像できる観覧でした。
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北翼の歴史の回廊、中央棟の居室らを見終えて順路の通り次は南翼へ。
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戦闘の回廊。南翼の上階がほぼこの戦闘の絵画と、戦闘でなくなった将校たちの胸像の展示になっています。
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絵画は結構な数で、音声ガイドが全てを解説してくれるのですが、
それを全て聞くのは時間がかかるし大変なので、お目当てのものだけを選んで解説を聞きました。
こちらはジャンヌ・ダルク。 -
私のジャンヌ・ダルクの知識はミラ・ジョボビッチ主演の映画と、その小説しかありませんが…
映画では、村娘がフランスを救うよう神の声を聞いたと軍に駆け寄り、結果100年戦争では勝利を納めたこともありましたが、最後は声を聞いたことを異端と見られて火刑にされた話だったと思います。小説では火刑にされる場面では、ジャンヌがかわいそうすぎて読みながら号泣したなぁ…。 -
この絵の中心にいるのはルイ・フィリップでしょうか。フランス7月革命の様子??
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ルイ・フィリップといえば、1830年に権力の座に着くと、このヴェルサイユ宮殿に歴史博物館、まさにこの戦闘の回廊には絵画を33点集めて展示室を作ったそう。ヴェルサイユ宮殿は、革命後は厄介な建物として扱われていたそうですが、それで荒廃から救われたといってもいいほど。今じゃ世界中から観光客が来ますし、大成功じゃないでしょうか。
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もちろん他にも絵画は沢山ありましたが、西洋絵画にさほど興味のない私は前述した2点しか写真に納めなかったのでした。
さて戦闘の回廊を見終えて次の順路へ。これまたながーーい廊下を歩きます。 -
長い廊下からの眺め。
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下の階へ。
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薄暗いですがこれはラデュレのお店です。
この旅行の前に餞別をいただいていたので、マカロンをお土産に買いました。まだまだヴェルサイユは見るところがあるんだけど… -
大理石の中庭。一回外にでます。
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再び中へ。ここも格子柄の廊下。
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中央棟1F王女の部屋の展示室にきました。
ここに部屋の歴史が紹介されています。
ルイ14世時代には、公妾のモンテスパン婦人がこの部屋に住んでいたようですね。ということは、王女の部屋以前に、愛妾の部屋でもあったようです。 -
ルイ15世時代の部屋の使用者。
緑色の部分が、ルイ15世の公妾ポンパドール婦人と、ルイ15世第一王子の再婚相手に呼び寄せたマリー=ジョゼフ・ド・サクス(ルイ16世の母。呼び寄せたのはポンパドール婦人の考え)の部屋。この間取りをみると、ルイ15世妃レクザンスカの娘たちのヴィクトワール、ソフィー、ルイーズの部屋と、ポンパドール婦人たちの部屋の間に、壁のようにトゥールーズ伯爵夫人の部屋が挟まれてますねぇ…。
血のつながった王女たちは共同戦線を張って寵姫たちへ反発していたらしい。まぁ当然ですけどね。 -
宮殿が民衆の怒りに追い込まれるまでは、ルイ15世の未婚&末娘シスターズ、アデライードと1歳下のヴィクトワールが最後に使用していたので、その二人の部屋として紹介されていました。
ちなみにこの四女のアデライードがとりわけ勝ち気でおてんばだったそうで、父の王の寵姫たちへの反発が一番強かったのも彼女。
若い頃は美しかった娘にメロメロだった国王も、娘の寵姫への反発がひどくなると「ぼろ」「ぞうきん」というあだ名を娘につけていたそう・・ -
ヴィクトワール王女の大客間。
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この壁には両側に父のルイ15世と母の妃殿下の肖像画。その間に、王女たちの肖像画が飾られています。
左側にソフィー、右に末娘ルイーズ、ヴィクトワール。 -
チェンバロ。ヴィクトワール王女はチェンバロがお得意だったようです。
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こちらの壁の肖像画は左側は晩年に修道女になったルイーズ、右はアデライード。
アデライード王女の若き日の肖像画からは、私と身分が相応じゃないお方と結婚するんてイヤですわ! と結婚を拒み続けてきた勝ち気な性格が見えるような大きな瞳と、キリっとむすんだ口が印象的でした。 -
ヴィクトワール王女の寝室。
24歳で亡くなったアンリエットの肖像画がかけられています。
それにしたってまたこの小さなベッド。これって横に寝るの? -
アデライード王女の大客間。彼女の部屋だった以前は、ポンパドール婦人の部屋でした。アデライードは姉のアンリエットが息を引き取った南翼に住むのが耐えられなくなり、ポンパドール婦人に迷惑がかかるのを承知で王のそばのこの中央棟に引っ越ししたそう。この部屋にはアンリエット王女の肖像画もかけられていました。まぁ迷惑がかかると言っても、前述したように彼女は寵姫たちへの対抗がすごかったようですし、ポンパドール婦人に続いて王の公妾になったデュ・バリ婦人には、マリー・アントワネットを味方にして無視させるようにしましたからなぁ。
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これにて宮殿の中は一通り見終えました。
んー しかしいろいろ調べると、見てない部屋が結構あるようです。
王妃たちの小部屋やこのときは閉鎖中だった王太子、王太子妃の居室など。
ガイドをお願いすると見ることができたりするようです。
次はトリアノンに行きます。
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