2013/04/06 - 2013/04/06
1021位(同エリア2854件中)
ぬいぬいさん
京都の満開の桜が見たい。そう思って高速バスを予約したものの、その時点では今年の早咲きの桜を予想することができませんでした。
今年の東京の桜は異常なまでに早く、3月の20日過ぎには見頃を迎え、4月にはいるとほとんど散ってしまいましたが、京都では例年よりも若干早い程度との話を聞いて、まだ多少は楽しめそうだと若干の期待をしていたのですが、前の晩に吹いた強風によりかなり散ってしまったようで、ちょっとさびしい桜となってしまいました。
ここ数年すっかり雨男になっていますが、今回もご多分に洩れず見事に雨。
雨の中、京都の街歩きをしてきました。
今回は雨のため、いつものようにレンタサイクルを駆使しての効率の良い移動ができなかったため、もっぱら歩いての移動となりました。
歩数計を見るとなんと34キロも歩いていました。でも、こんなに歩いたにもかかわらずお昼で飲んだ生3杯と、夜京都のおいしいものをつまみながらの飲食が効いてか体重はほとんど変っていませんでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
新宿を22時50分に出発した高速バス。いつもはMKバスですが、今回は初めて使うグレースライナー
-
3列のゆったりシートで一人掛けシートでカーテンで仕切られた個室感覚の空間。快適でした。
-
予定よりも30分ほど早く、6時前に京都の八条口に到着。マックで腹ごしらえしたあとは、地下鉄に乗って蹴上のインクラインへ
-
昨年もほとんど同じ時期に、インクラインの桜を見に来ましたが、昨年は1週間ほど早めだった桜は、今年は逆に1週間遅め。桜もごらんのように半分は散ってしまった状態。
-
事前の情報では、まだ満開に近い状態とのことでしたが、昨日の強風で一気に散ってしまったようです。
-
実はここ数年すっかり雨男が定着してしまいましたが、天気予報では午後から雨 今回も雨男の本領を発揮してしまいました。
-
南禅寺に向かう橋げたの下から眺めるインクラインは、1枚の絵のよう
満開の桜で青空だったらもっと絵になるはずですが。 -
関東では春の嵐になるとのことでしたが、京都も風が強い雨の予報。ちょっと強めの風が吹くと桜吹雪が舞い上がります。
-
足元の水辺では桜の花びらが一面に浮かんでいます。
-
枝によってはまだこんなふうに満開に近いものもありますが・・・
-
遠目で見ると、すでに半分は散ってしまった感じです。
-
かの石川五右衛門が『絶景かな』と言った、日本3大門の一つである三門を彩る桜
-
ピークを過ぎてちょっとさびしげな枝先
-
アップにしてぼかすとそれなりに絵にはなりますが・・・
-
山門越しの緑も白いキャンパスに描かれた絵のよう
-
南禅寺といえばお寺も魅力的ですが、個人的にはこちらのほうが好み
-
そうです 赤レンガで造られた水路閣
-
明治21年に造られた琵琶湖疏水の分線にある水路橋。
-
南禅寺の境内を通すために、周辺の景観に配慮して日本で最初の水力発電所を蹴上に完成させた田辺朔郎が設計、デザインしたもの。
-
高さが14m程あり、幅も4mほどある長さが90mの煉瓦の重厚なアーチ型の橋脚
-
イチオシ
南禅寺の風景に溶け込んでいて、不思議なことに全く違和感を感じないのは私だけでしょうか。
-
苔むした橋脚に咲くスミレ
-
南禅寺の境内には桜の花は少ないようで、山門の前以外は見つけることができませんでした。
-
南禅寺の境内を抜けて、哲学の道に向かう途中の永観堂 ここはもみじは有名ですが桜は数えるほど
-
幼稚園の図書館の入口の枝垂桜が満開でした
-
哲学の道に曲がる角の案内板に、新島襄・八重の墓の表示を発見
毎週見ている『八重の桜』のヒロインのお墓の案内表示を見たからには、墓マイラーの私としては見過ごすわけにはいきません。 -
南禅寺方面から哲学の道の始点になる若王子橋
-
そのすぐ横に佇む熊野若王子神社 この神社の裏側に八重の墓はあるようです。
-
この→看板から山に入っていきます。
-
結構な勾配の山道を歩くこと20分ほどで山頂の墓地に到着
-
同志社大学の関係者の墓地の中に、同志社の創始者新島襄と、その妻八重のお墓がありました。
-
大河ドラマではまだ八重さんは、藩校日新館の教授をつとめていた川崎尚之助と結婚したばかり。新島襄はまだちょこっとだけしか登場していませんね。
墓石の碑銘は勝海舟によるもの。 -
会津戦争時には断髪・男装し家芸であった砲術を以て奉仕し、若松城籠城戦で自らもスペンサー銃と刀を持って奮戦したあの八重さんは、その後川崎氏と離婚して、明治時代になってから京都府顧問となっていた兄山本覚馬を頼って上洛しているんですね。
-
綾瀬はるかが演じる八重さんと、墓前にあった八重さんの写真を見ると随分印象が違いますね。かなり丸顔でふっくらした姿でした。
-
両親の山本権八・さく夫妻と弟の三郎の墓
-
そしてこちらは兄の山本覚馬のお墓。実は覚馬はその後京都に住み後に京都府顧問にも就任し、同志社大学の今出川のキャンパスの敷地を提供したりして、同志社大学の創設に大きく貢献していたんですね。その兄の紹介で新島襄と知り合うことになったようです。
-
明治・大正・昭和の3つの時代にわたって活躍したジャーナリスト、思想家、歴史家、評論家であり政治家でもあった徳富蘇峰の墓も、同じ一角にありました。ちなみに八重の墓の碑銘は徳富蘇峰によるもの。
-
哲学の道は若王子橋から銀閣寺の入口までの琵琶湖疏水の側道
-
今は営業していないと思われる喫茶店の入口には、いつも猫が集まっています。この日は5匹
-
ヨシノザクラ,オオシマザクラ,ウスズミザクラ,シダレザクラ,ボタンザクラ、ここ哲学の道にはこんな数多くの種類の桜が咲いています。
-
南禅寺寄りよりも銀閣寺に近いほうが開花が若干遅いようで、まだ7割から8割程度花が残っていました。
-
去年来た時は、こちらの桜も咲き始めでしたが、今年は散り始め
-
この日の哲学の道は日本人よりも外国人のほうが多くて、中国人の団体や東南アジア系の団体さんの数 すごかった
-
哲学の道を少し外れて法然院へ
-
参道を登り、一際高い茅葺の山門をくぐると、左右に長方形の白砂壇と呼ばれる砂盛があります。これは水を表現しているもので、ここを通ることで心身を清め、浄域に入ることを意味するそうです。
-
淡い緑色の葉っぱもつけるオオシマザクラ
-
銀閣寺はスルーしてこれから京都大学のある百万遍を抜けて京都御所へと向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
SAKURA
-
さくら満開 花見で賑わう小金井公園
2011/04/10~
国分寺・小金井
-
ひと月遅れの満開の桜 弘前さくら祭り
2011/05/03~
弘前
-
ちょっと早かった京都の桜 vol.1 嵐山、仁和寺、龍安寺、金閣寺編
2012/04/07~
嵐山・嵯峨野・太秦・桂
-
ちょっと早かった京都の桜 vol.2 平野神社 北野天満宮編
2012/04/07~
今出川・北大路・北野
-
ちょっと早かった京都の桜 vol.3 醍醐寺でやっと見つけた見ごたえある桜
2012/04/07~
山科
-
SAKRA @KUNITACHI 満開です!
2012/04/08~
国立・府中・稲城
-
神代植物公園の桜と深大寺でむぎとろ膳
2013/03/17~
調布・狛江
-
満開の桜 洗足池を歩く
2013/03/23~
馬込・池上
-
ちょっと遅かった京都の桜、桜散るインクラインと哲学の道を歩く
2013/04/06~
下鴨・宝ヶ池・平安神宮
-
ちょっと遅かった千鳥が淵の桜
2014/04/05~
神田・神保町
-
東京SAKURA散歩 満開の千鳥ヶ淵・ちょこっとだけ上野公園・夜桜は五反田の目黒川
2016/04/02~
神田・神保町
-
今年も遅かった千鳥ヶ淵の桜 2017春
2017/04/08~
市ヶ谷
-
桜満開だと思ったらまだ八分咲き程度 でも早朝から賑わっていました
2019/03/31~
神田・神保町
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (4)
-
- ElliEさん 2014/04/26 14:14:02
- 新島八重の墓
- こんにちは〜。
ぬいぬいさんの1年後にこのあたりを訪れました。
どこも桜が美しくて、歩くのが楽しいエリアですね。
若王子神社で新島八重の墓というサインを見て、一瞬誘惑にかられたのですが、今回は桜が目的だから・・・と、思い直して、行きませんでした。
大河ドラマでやっている時期だったら、一番に行ったかもしれませんが、視聴者も冷たいもんです(笑)。
そうか、こういう風になっているのですね。
20分山に登るのも、気持ちのよいハイキングだったですね。
滝もあるらしいし、このあたり、一日かけてゆっくり歩きたいなあって思います。
イチオシの水路閣の写真、インクラインの桜吹雪。
どれも素敵ですね!
- ぬいぬいさん からの返信 2014/04/27 07:34:24
- 新島八重の墓 すごい山道でした
- ElliEさん こんにちは
インクラインから哲学の道にかけては、桜の時期は最高の散歩道ですよね。
ここ数年、桜の時期になると、京都に行きたいと思うのですが、毎年満開の時期が微妙に違って、なかなかピークに訪れることができないでいます。
昨年も、1週間ほどピークを外してしまい、桜吹雪見ることになってしまいました。
ところで、大河ドラマの影響ってすごいですよね。
昨年は八重の桜の真っ最中だったので、御所のそばにある新島襄の旧宅は予約がいっぱいだしすごい人気でした。
その前の龍馬伝の頃は伏見に賑わいがすごかった。
でも、終わってしまうとブームの去るのも早い。そんなもんですよね。
南禅寺の水路閣
ここは私の京都の一番のお気に入りスポット。
京都に行く度に訪れる場所
何度行ってもいいですね。
-
- 唐辛子婆さん 2013/04/11 02:18:10
- この八重桜すばらしい!
- ぬいぬいさん、こんばんは
まだまだきれいな桜がいっぱいあったじゃないですか!
南禅寺界隈の散歩道なつかしく拝見しました。
「八重の桜」私は見ていませんけど
ぬいぬいさんのおかげでストーリーがわかってよかったです。
唐辛子婆
- ぬいぬいさん からの返信 2013/04/13 09:00:38
- RE: この八重桜すばらしい!
- 唐辛子姉さん おはようございます
今年は梅までは遅咲きだったのに、桜からちょっと花の開花時期が
一気に早咲きに変ってしまいましたね。
京都の桜も多少残っていましたが、何とか見れたのは枝垂れと八重だけ。
近場なら時期を合わせることができても、遠方となるとなかなかままならないですね。
昭和記念公園のチューリップも一気に開いたようで、明日はいい感じに見ることができるでしょうかね。
午前中用事ができてしまい、明日午後合流します。
チューリップ楽しみです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ SAKURA
4
47