2012/06/15 - 2012/06/16
329位(同エリア528件中)
haneさん
とにかく毎日暑い、6月のエルサレム。
雨どころか、雲の一片すら空には無くて、真っ青な空はキレイだけれど・・・日差しの痛いこと。
平年であればもう少し気温が低いそうですが、2012年のこの時期はかなりの猛暑。連日35度越えでした。湿度が低いので、日陰や朝晩は涼しいのが救いです。
今日の予定は、エルサレム旧市街内部を歩くこと!
とにかく旧市街は入り組んでいて道も狭くて混雑するし、嘆きの壁に行くには荷物検査や金属探知ゲートがあるから長い行列が出来る。
嘆きの壁やヴィア・ドロロ-サをゆっくり見たいなら、絶対朝8時くらいには行かないと。30分遅いだけで全然変わっちゃうから!
・・・と現地のひとにおどかされ、眠い目こすって早朝から出かけたところ。
おお、空いてる!
行列が無い!
嘆きの壁前のゲートに行列がないのはラッキーだそうです。休日ともなればこの検査ゲートで30分~並ぶのは珍しくなく、炎天下で待たされたら・・・熱中症になる(泣)。
それを考えると兵隊さんって大変だ・・・。この気温の中、分厚い防弾チョッキに重い自動小銃抱えて警備に当たってるわけですからね。しかも男女問わない徴兵制なので、二十歳そこそこの若い兵隊さんが多いし。
それほどのことをしないと国を守れないという状況や、もしくはようやく手に入れた国を守り抜くという、強靭な精神力と民族の歴史がそれを支えているのかもしれません。
はーそれにしても朝は気持ちいい・・・
まだ朝8時だけど、嘆きの壁では多くの人が祈っていました。
こんなに真剣に祈ったことなんて、受験前だってなかった私(笑)。今だって初詣でざっくりとした世界平和くらいしかお願いしません。
何かを一途に信奉出来るというのは、宗教に限りませんが素晴らしいことなんだと思います。
時々、間違った方向にいって力に訴えちゃうテロリストとかが出てしまうのが残念ですが・・・。
さーて無宗教人間は節操なく、ユダヤ教の聖地・嘆きの壁の後は、イスラム教の聖地・黄金のドーム(岩のドーム)!
・・・と思ったら。
え? 異教徒は今日は近づけない? ムハンマドの昇天祝祭日が今日?
うわー、これか! どうりでムスリムの巡礼団の数がものすごいと思った!(もちろんユダヤ教の聖地・嘆きの壁にはイスラム教徒は人っ子一人居ないわけですが・・・)
残念だけど・・・しょうがない。
元々イスラム教徒の聖地なんだから、イスラム教の祝祭日や巡礼は尊重せねば。観光客はお邪魔させてもらってるわけだからな。・・・って悶々と自分を納得させ(笑)、キリスト教の聖地ヴィア・ドロローサへレッツ・ゴーです。
切り替え切り替え。
よし、暑くなる前に歩くぞー!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 徒歩
PR
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無数の弾痕
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嘆きの壁に入場するためのゲート。
Xレイで荷物検査され、キリスト教の聖書(新約聖書)、ロザリオなどは持ち込み禁止。
朝早かった(8時くらい)なので、かなり空いていたほうとか。
時間が遅くなると、かなり行列になるそうです。 -
嘆きの壁のある広場
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嘆きの壁(西の壁)
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嘆きの壁(西の壁)では、男女別になります。
こちらは男性のスペース -
家族あつまって。
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こちらは女性用
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キッパ(帽子のようなもの)をかぶるのにピンで留めるそうですが、短い男性の髪だと・・・あんまり意味ない? と思った一瞬(笑)
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こうしてみると、キッパにもいろいろデザインがあって面白い
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熱心にお祈り&撮影。
どうもこのグループは、子供の立志式のような感じだったようです。 -
祈り
沢山の観光客に囲まれても -
嘆きの壁 − 女性ブース
壁に向かって、女性たちは祈りの言葉と共に頭をゆさぶります。
そのしぐさが嘆いているかのようだと、日本語では嘆きの壁という名がつけられました。
嘆いているのではなく、ただひたすら祈っている姿。
壁には、無数の祈りが書かれた紙片が捧げられています。 -
嘆きの壁
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真ん中で仕切りがあるのが分かります。
向かって左側が男性、右側が女性用です。
観光客も男女別になります。 -
黒服・黒帽子の正当派のおじいちゃん
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こちらも正統派の男性。もみあげないけど。
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嘆きの壁周辺にも、当然武装警備。
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ユダヤ教の聖地・嘆きの壁からすこし行っただけで、町にはアラビア語
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早朝のエルサレム旧市街。
朝早いと、夏は涼しいのと、かなり空いていて歩きやすいです。 -
イスラム教徒地区にある商店街。
アラビア語でしか書いてなかったので、なんという場所なのか分かりません(笑)
でもネットで同じ場所の写真を見たことがあるので、わりとメジャーな場所だと思います。 -
商店街・・・だけど、まだ朝早いのでお店が出てません。
準備してる人は居ましたが、閑散。 -
商店街を抜ける扉のさきに、黄金のドーム。
ここが今日、黄金のドームに一番近づける場所だそう。
「今日」というのは、勿論普段だったら、中には入れないけど目の前までは行ける黄金のドームですが、なんとこの日はムハンマドが昇天したといわれるイスラム教の祝日。世界中のイスラム教徒がこのドームに巡礼に訪れる、特別な日だったのです。
どうりでイスラム教の巡礼団の数がハンパなかったはずだ・・・。とにかくホテルも、イスラム教関係の観光地もムスリムの人だらけではあったんですが、そこは聖地エルサレムだしな〜って単純に思ってたところ・・・。
はー、しかしエルサレムへ行って、黄金のドームがこの扉の隙間からしか見られないって・・・残念。
しょうがないけど。 -
この扉の先にはもちろん行けません。
重装備のイスラエル軍の兵士が警備しています。
ちなみに、この日がイスラム教の特別な祝日だということを、エルサレム近郊在住の人も知りませんでした。その方はユダヤ人女性と結婚されて20年ほどイスラエルに住んでいる日本人男性ですが、やはり宗教が異なるとカレンダーも習慣も違い、全く知らないのだそうです。
それは住民が別の宗教に無関心・無理解ということではなく、世界の聖地を要しながらも、この小さな「エルサレム」という特殊な町で暮らしていくための処世術なのかもしれません。 -
朝日が眩しくなってきたエルサレム旧市街の街角
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イスラム教徒地区なので、文字は全てアラビア語
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迷路のような路地が入り組んだ旧市街
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パン屋さん
朝食にいかがですか〜 -
イスラム教徒地区ですが、上を見るとダビデの星をデザインしたイスラエル国旗
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)を示す表示。
キリスト教の聖地ですが、多くがイスラム教徒地区にあります。 -
ヴィア・ドロローサにある家の壁。
この黒い箱のようなものは、イスラム教の聖地メッカのカーバ神殿を示しているそうです。
この絵を壁に描いているということは、メッカ巡礼に行ったことがあるという意味だそうです。
ちょっと自慢? -
イスラム教徒なら一生に一度は行かなくてはならない聖地メッカ巡礼。
巡礼月になると、世界中からメッカを目指して集まります。日本からも某航空会社がハッジ・フライト(巡礼用の特別便)を運航していますが、メッカ巡礼は大変なもの。
でもここの住民は2回行ってるようですね。
行った回数だけ、カーバ神殿の絵を描くそうです。
やっぱり自慢? -
ヴィア・ドロローサ(苦難の道)の始発地点付近。
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第2ステーション
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第2ステーションである鞭打ちの教会からヴィア・ドロローサ(苦難の道)を臨む
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鞭打ちの教会
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教会の壁に咲いた花
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鞭打ちの教会内部
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イエスの追体験をする巡礼者用の十字架。
・・・レンタルだそうです(笑) -
鞭打ちの教会と有罪判決の教会を結ぶ回廊
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)の第1ステーションは現在アラブ人の学校になっているため入場は不可。
イエスが有罪となり十字架を背負わされたこの第2ステーションから、多くの巡礼者が歩きはじめます。 -
有罪判決の教会内部
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判決をうけ、引き出されるイエスと十字架の絵
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有罪判決の教会から見た、鞭打ちの教会。
けっこう小さいです。
道には面しておらず、壁の奥に向かい合って建っています。 -
エッケ・ホモ・アーチの下から。
・・・肝心のエッケ・ホモ・アーチ撮ってないじゃん(笑) -
ヴィア・ドロローサ(苦難の道)を歩きはじめたキリスト教徒巡礼団
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道端の絵
何だろ?
鳩? -
パンいっぱい!
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第3ステーション。
イエスが最初に倒れた場所。 -
おっと、さっき有罪判決の教会に居た巡礼団が、十字架を担いでやってきました。
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狭い旧市街の路地
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第4ステーション。
悲しむ聖母マリアとイエスが会った場所。
第3ステーションのすぐそばです。
アルメニア使徒教会になっていて、内部は見ることが出来ませんが、十字軍時代の教会跡やモザイク画があるそうです。 -
ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第5ステーション。
キレネ人シモンがイエスを助け、十字架を担いだ場所。 -
ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第5ステーション。
各ステーションはさりげなーく道沿いにあるので見逃しやすいですが、ここはけっこう主張してます(笑) -
第6ステーションの上に立つ、立派な建物。
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第6ステーション。
有名な、ベロニカがイエスの顔を拭いたとされる場所。 -
光が濃いと、暗がりも濃い路地のトンネル
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第7ステーション。
イエスが2度目に倒れた場所。 -
マルタ十字
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第8ステーション。
イエスがエルサレムの婦人に語りかけた場所。
・・・ちょうどよくご婦人が(笑) -
無宗教な私のような人間は、巡礼路を歩きながらあちこちに目移り。
お菓子屋さんだー -
ヴィア・ドロローサは入り組んでて、ちょっとココ、ビルの非常階段なんじゃないの?みたいなところを上がっていったり・・・
んー、もしかしてショートカットいいてるだけかも(笑)
もしくは後から建物建っちゃったんだろうか・・・ -
聖墳墓教会のドームが見えてきました。
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ヴィア・ドロローサ(苦難の道)第9ステーション。
イエスが三度目に倒れた場所。
現在は聖アントニー教会。
第10ステーション以降は聖墳墓教会になります。
写真も多くなってきたので、聖墳墓教会は、次の旅行記で〜
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