アカバから国境を歩いてイスラエル入国　　念願のエルサレム＆ベツレヘムひとり旅

2014/05/10 - 2014/05/13

ずっと行きたい行きたいと思っていたイスラエルひとり旅、政情が落ち着いた時を見量らって旅立ちました。
ヨルダンのアカバから国境を歩いてイスラエルのエイラットに入国。
戻りはイスラエルのアレンビ−橋からヨルダンのキング・フセイン橋にバスで入国しました。
タイトな日程なのでキング・フセイン橋入国の際には前もって日本でヨルダンのマルチビザを取得しました。
理由はアカバは正式な国境でヨルダン出国スタンプが押されるのでキング・フセイン橋からヨルダン入国の際にはビザ無になりアレンビ−橋に戻される可能性があるという事から事前のヨルダンのマルチビザ取得でした。

エリア エルサレム(イスラエル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エティハド航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ワディラムからタクシ−でアカバに向かう
赤茶色の山肌を通過する貨物列車が左手に見える

ワディラムからアカバまではこんな風景の連続

ようやくアカバ湾が見えてくる
ワディラムからアカバ国境までタクシ−で所要時間はかっきり1時間
タクシ−料金JD25

ヨルダンのアカバ出国事務所
5番窓口で出国税JD10を支払ってパスポ−トに出国のスタンプを押されてヨルダン出国

暫しの間ヨルダンとはサヨナラ

ヨルダンを後にイスラエルとの国境を歩いて渡ります

国境を歩きます
距離にして250mぐらい
ス−ツケ−スを引いて国境をワクワクしながら移動

イスラエルのエイラット入国事務所に間もなく到着
入国の前に手荷物検査あり
この手荷物検査が厳しくセキュリティを通した後にほとんどの人はス−ツケ−スの中を全部開けOKでない品物は全て再びセキュリティに通す
なので手荷物はぐちゃぐちゃになりス−ツケースに納めるのに一苦労
その後窓口にてパスポ−トチェック
イスラエル国のスタンプは迷うこと無くきっちり押してもらいました

宿泊ホテルはいろいろ検討してエイラット・バスタ−ミナルに歩いて5分の料金がリ−ゾナブルなCホテルズ・エイラット
エイラット入国事務所からタクシ−で10分
タクシ−料金はNIS40

一人なのに予備ベッドもある
ミニバ−、電気ポット、バスタブもあり寛げる部屋

クチコミに飛行の騒音がうるさいとあったが私の時は全然音がしなかった

レセプションでsea viewと依頼したので部屋の窓からは少しアカバ湾が見える

早速エイラットの街を散策
ここはエイラット空港
見た目には銀行かと思うほど空港の雰囲気は全く無し

バンバンとひっきりなしに飛行機が飛び立つ空港ではないので静か

海岸沿いのエイラットのショッピングモ−ル

もちろんマクドナルドがあります

ここがイスラエル？と思うほどのんびりしたビ−チ

ホテルも立ち並んでいる

エイラットのビ−チは平和そのもの

ビ−チを後にしてショッピングモ−ルに寄って戻りに明日利用するエイラット・バスタ−ミナルに向かう
道中の建物のイスラエル語は？？？

エイラットは小売店が結構多い

ここがバスタ−ミナル入口
確認をして明日ここからエルサレムに移動

翌日の朝早くホテルからエイラット・バスタ−ミナルに行く

エルサレム行のエゲットバスのナンバ−は444番で5番乗り場から出発、4が3並びで笑うほかないぐらいの数字の並び
444番のバスは同タイムに直ぐ隣からもう一台違う目的地に出発するバスがありややっこしい
間違えると大変なので電光掲示板で何番から出発か確認して乗車の際にもドライバ−にエルサレムに行くかどうかを再確認した方が確実

乗客はほとんど銃を持たないイスラエル兵
一般客は数えるほど
7時定刻に出発
バスは満席

444バスが出発して車窓から見える景色は荒涼としている

エイラット・バスタ−ミナルを出発して1時間35分後、444バスはバ−ガ−ショップに立ち寄って休憩
ここで20分休憩

バ−ガ−ショップは品数豊富で見ているだけでも楽しい

バ−ガ−ショップを出発したバスは再び荒涼とした景色の中を進む

エイラットバスタ−ミナルを出発して3時間後に進行方向左手下に死海が見え始める

バスは丘を下り死海沿いを進む
今度は進行方向右手から死海が見渡せる

スパやホテルが立ち並ぶイスラエル側死海海岸通り

もちろんマクドナルドもある

死海の風景は車窓からたっぷり1時間楽しめました
対岸はヨルダン側です

11:50にエルサレムバスタ−ミナルに到着
エイラット・バスタ−ミナルからエルサレム・バスタ−ミナルまで所要時間は
3時間50分
ス−ツケ−スがあるのでホテルまではタクシ−で移動
タクシ−料金NIS35

車から見るエルサレムの街並み

歩いている人の服装など見るとやはりここはエルサレムという実感が伝わって来る

エルサレムの宿泊ホテルはゴ−ルデン・ウォ−ルズ・ホテル
旧市街に近いリーゾナブルな料金のホテルを予約サイトで探し回ってやっと決定
ダマスカス門まで徒歩4分

やはり日本人は一人もいません
宿泊客は巡礼者がほとんど

明るい部屋

早速ホテルから歩いて直ぐのダマスカス門へ
ここから旧市街に入る

旧市街に入ってみると想像していたのとは大違い
狭い通りがいくつもある

もうガイドブックの地図をみても？？？状態
迷いに迷って嘆きの壁には辿り着けず

途中出会ったエルサレム旧市街の猫ちゃん
眼の色が綺麗

ホテルに戻ってほっと一息

ホテルには前面にテラスがあり旧市街の壁や通りが眼下に一望

夕暮れ時のエルサレム

翌日のゴ−ルデン・ウォ−ルズ・ホテルの朝食は卵料理も種類も多くドリンク、果物、野菜、パンと充実

朝からお腹いっぱいになりました

早速イスラエルの切手を買いにホテルから徒歩20分の郵便局まで歩く

日本と同じ番号札を取って待つ
電光掲示板に自分の番号と受付窓口番号が表示される

切手を買った後は郵便局から徒歩10分のヤッフォ門に移動
昨日辿り着けなかった嘆きの壁に再挑戦

地図を見ながら慎重に移動
ヤッフォ門からは分かりやすい

嘆きの壁に辿り着けるか不安ながら地図とにらめっこしながら歩く

やっと到着
嘆きの門に入場する時には手荷物検査あり

壁に向かって左側が男性
右側が女性
男性側は凄く神聖な雰囲気

女性側は慌ただしく写真を撮ったり男性側を椅子に立って覗き見たり

でも嘆きの壁の前に立つと何故か感情が高ぶりこみ上げて来るものがあるのはとても不思議

嘆きの壁からダマスカス門まで移動
旧市街は人人人でいっぱい

ダマスカス門前のバス乗り場から21番のバスでベツレヘムに移動
バス料金はNIS8 乗車時にドライバ?に払う

エルサレムからベツレヘムに向かうバス車窓からの景色

ベツレヘム・バス停に到着
エルサレムからベツレヘムまでバスで50分
戻りのバスも下車した所から乗車する

バスを降りるとタクシ−タクシ−と呼び込みがあるが徒歩で目的地のキリスト誕生の生誕教会まで行けるので無視してさっさと歩く

バスを降りてバスの進行方向に向かって少し歩く

最初の大通りの左手の坂道を上がって行く

途中から出店が立ち並ぶ
怖い雰囲気はない

バスを降りて25分歩いて生誕教会に到着

生誕教会の中に入る

地下のイエスの生誕の地は巡礼者と観光客で込み合う
個人客とツア−客は入る入口が違う
個人客の入り口は空いている

ここがイエスの生誕の地、もう写真はこれ以上は無理状態

念願のイエスの生誕の地でお祈りを捧げてほっとして教会を出る

凄く印象的な像でした

ベツレヘムからエルサレムまでのバスは途中でパスポ−トチェックがある
バス車内に銃を携えたイスラエル兵とパスポ−トチェック係りが二人一組で回る
イスラエル兵が直ぐ撃てる状態に銃を構えているのを見るとやはりイスラエル国なんだと言う実感が伝わって来る

エルサレムに戻ってホテルで少し休憩
ホテルの回りはお店がいっぱいでとっても賑やか

ホテルから再びヤッフォ門まで歩いて城壁巡り

城壁巡りの観光客は少なく時たま会うぐらい

城壁から見える教会の尖塔

進むと景色が変わり興味深い

誰もいない城壁はちょっと不安

エルサレムのLRTの車両はお洒落でいい感じ

旧市街内を見下ろす

白黒猫ちゃんと遭遇
可愛い！

城壁巡りからはこんな風景も見られて生活感たっぷり

ヤッフォ門の反対側まで来ました

旧市街内には城壁に沿ってサ−ッカ−場もあり
子供達がサッカ−に興じる

サ−ッカ−場の隣には遊び場もあります

こちらはダマスカス門辺りの風景とは変わり整然としています

城壁巡りから見渡せる景色を楽しみながらのんびり歩く

こちら側にも小さなお店が立ち並ぶ

岩のドームが見渡せる

紫のジャガランダのような花
花がある風景はほっとするものがある

これで城壁巡りは終わり
ヤッフォ門から途中写真を撮りながらゆっくり歩いてライオン門まで所要時間は
1時間20分

ライオン門から歩いて直ぐの聖アンナ教会に入場
入場料　NIS8

教会を入るとお庭のお花が綺麗

聖アンナ教会の内部

聖アンナ教会庭の柱廊は歴史を感じさせる

エル・オマリア・スク−ルを皮切りに十字架を背負ったさいしょにイエスが歩んだ悲しみの道を歩く

最初につまづいた所

イエスの母マリアが十字架を背負ったイエスを見たマリア教会
ここから先はどうしても順路が見つけられずにギブアップ、残念…

疲れ切ってダマスカス門に向かって歩く
至る所に銃の引き金に指を入れて直ぐ打てる状態の兵士が警備

ダマスカス門入り口の両替所

ホテル近くの果物屋

夜と朝、ホテル横のこの塔からコ−ランの響きが大音響で聞こえてきます

翌朝はシェル−トでアレンビ−橋に移動
シェル−ト乗り場は宿泊しているゴ−ルデン・ウォ−ルズ・ホテルの中庭から出発
8:00出発で料金はNIS47

シェル−トは一路アレンビ−橋へ

イスラエルともお別れ
荒涼とした風景の中をシェル−トは走る

アレンビ−橋パスポ−トチェック
引き金に指を入れて直ぐ打てる状態の兵士がシェル−トの入り口に立ち乗客全員のパスポ−トを集めてパスポ−トチェック係りが入念にチェック
無事終了

アレンビ−橋出国事務所
ここで出国税NIS182を支払う
ドル払いでもOK

出国の際はパスポ−トにではなく紙切れにイスラエルスタンプを押してくれる
ここは正式の国境ではない理由からこのような措置が取られる

無事イスラエル出国
このバスでキング・フセイン橋まで移動

キング・フセイン橋手前のパスポ−トチェックにて乗客全員のパスポ−トを回収
代わりに用紙をもらってパスポ−ト番号や氏名を記入ししておく

キング・フセイン橋に到着
バス車内にてバス運賃JD7と手荷物料金JD1.5の合計JD8.5を支払う
バスを降りて窓口にてバス車内で貰った代わりの用紙を引き換えにパスポ−トを返してもらう

やはりイスラエルと違ってヨルダンはのんびりしていてほっと一息

この旅行記へのコメント （8）

• ふらどくさん 2022/03/09 21:52:36

  学生時代を思い出しました

  こんにちは。
  学生時代、アメリカ人に友人に、世界で一番良かった旅行先はどこ？と聞いたら、ジュッサラームと言っていました。その響きから全く場所が思い浮かばないので、地図を見せて、指をさしてもらったら、エルサレムでした。行ったことがないですが、そんな思い出のある街です。
  旅行記をイスラエルは場所により緊張感がありますね。色々と旅行先で体験していますが、最近、ゆるい旅が多かったせいで、そんな場所はもうついていけないかも知れません（苦笑）。
  
  イスラエルに行った気分になりました。ありがとうございます。

  travelさん からの返信 2022/03/10 12:13:20

  Re: 学生時代を思い出しました

  ふらどくさん、イスラエルの旅行記に訪問並びにコメントを頂き有難うございます。
  エルサレムが英語での発音でジュッサラ－ムとは何処なのか？ですね。
  羅生門がアメリカ人の発音ではラッシャマンになるのと同じかな。
  同じイスラエルでもエイラットとエルサレムの雰囲気は若干異なっていてエイラットはイスラエル兵が休暇を過ごす場所のような感じでとっても賑やかでka各ショップも活気がありましたがエルサレムは巡礼者が多く警備も厳しいので気軽に写真を撮る事さえも出来なかったです。
  私も後々までずっと記憶に残る街としてエルサレムは外せないです。
  イスラエルは情勢が不安定なので行くタイミングは難しいですね。
  もし今度行く機会があれば前回には途中で諦めてしまったキリストが十字架を背負って歩いた道を辿りたいです。
  旅はいいですね。
  
  　　travel
  
  

• Ggj Hshさん 2018/07/21 21:50:27

  Ｑ&A,ありがとうございました！

  本当に助かりました！不安のイスラエルだったのですが行ってみると治安が良くてビックリしました！これもtravelさんのおかげだと思っていまして、本当にありがとうございました！

  travelさん からの返信 2018/07/24 18:08:28

  Re: Ｑ&A,ありがとうございました！

  Ggj Hshさん、掲示板へのご訪問有難うございます。
  イスラエルを満喫されたご様子本当に良かったですね。
  私もエルサレムはインパクトが強かったのでGgj Hshさんも記憶に残る旅になったのではないかと思います。
  私も治安の不安な国に行く時は訪問前には必ずトラベルブル－になってしまいます。
  でも実際に現地に行ってみると思ったほどに治安も悪くなくスム－ズに回れたりします。
  でも帰国便に搭乗した時は旅を終えたという満足感と帰国するんだという安堵感でほっとします。
  旅っていいですね。
  　
  　　travel
  

  Ggj Hshさん からの返信 2018/07/24 20:38:47

  Re: Ｑ&A,ありがとうございました！

  travelさん,ありがとうございます！コメントが携帯からだったので前文ではあまり書けませんでしたが本当に今回の旅はいろんな意味で一喜一憂の旅でした。特に航空チケットを取ってから、正直なんでこんなところに行こうと思ったのか後悔でしかなかったです、実は飛行機が欠航してれくれればと思ったりしていましたし、そんなことを和らげてくれたのがtravelさんでした。本当に無事に帰れたことに感謝しています。また無事に帰れたことで少しは自分に自信が持てましたしtravelさんのようなトラベラーってすごいなーって改めて実感した旅でした！！また、質問させて頂く機会があるかもしれませんがそのときはまたしょうもない奴が来たけど答えてやるか的な感じでいいのでご教授頂ければと思うのですみませんが宜しくお願い致します！！ありがとうございました！！

• capriさん 2016/03/10 12:38:36

  この場をお借りしてありがとうございます

  Q&Aの回答をありがとうございました。打ってる途中で送信にふれてしまい、変な文になり、すみません。
  全て金銭だとあまりレートがわるい場所もいやだな、と思いご質問いたしました。行くのが週末になるので、宿にも空港で両替がいいと言われました。全部は両替しないで体調がよければ街も見てみます。本当にありがとうございます。

  travelさん からの返信 2016/03/11 15:57:29

  RE: この場をお借りしてありがとうございます

  capriさん、掲示板の訪問有難うございます。
  今は機中、明日ラパスに到着ですね。
  ラパスでは高山病に十分お気を付け下さいね。
  半日ぐらいホテルで休むと空気の薄さに慣れて午後からはラパス中心街もゆっくりであれば回れます。
  ホテルで息苦しい際にはたいていは酸素ボンベの用意があるので少しずつ酸素を出して吸って下さいね。
  ウユニ塩湖、晴れて綺麗な鏡張りが見れればいいですね。
  
  travel

• karasukkoさん 2015/09/18 19:09:28

  ヨルダン編も、是非！

  travelさん
  
  グリーン（？）の目の猫ちゃん、思わず抱きしめたくなりました。
  
  今度は、是非ヨルダン編の旅行記を寄稿してください。
  
  karasukko