【百人一首歌枕巡り】 藤原定家の山荘跡３　～厭離庵～

2012/12/01 - 2012/12/01

百人一首を嗜む者として、「小倉山の峰のもみじ葉」 はぜひ見ておきたい。

と同時に、この小倉山周辺は
百人一首の撰者・藤原定家の山荘があった場所とも言われています。

山荘跡は諸説あるようなので、この際すべて巡ってきます。
（ココ！と解明されず謎のままなのがいいんですよ、こういうのは♪）


〔第26首／貞信公〕
　小倉山　峰のもみじ葉　心あらば
　　今ひとたびの　みゆき待たなむ

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩

【厭離庵】


百人一首の撰者・藤原定家の山荘跡といわれる場所は
いくつかあるのですが、ここ厭離庵もその１つ。

【厭離庵】

かつて藤原定家が住んだといわれる山荘は、
その後、久しく荒廃していました。

それを冷泉家が修復。

霊元法王より 「厭離庵」 の寺号を賜りました。

安永（1772）より臨済宗天龍寺派となって
男僧が四代続きましたが、
明治維新後に再び荒廃。

明治43年、山岡鉄舟の娘・素心尼が住職につき、
以降、尼寺となる。



…というところまで知っていたので、
尼寺と思ってやって来たら、受付は男性。

いただいたパンフを見たら、
「平成18年9月、男僧、玄果入山」 となっていました。

【厭離庵】


黄色は、

【厭離庵】


ここで終わり。以下、

【厭離庵】


コメントつけず静かにしておりますので、
真っ赤な厭離庵をご堪能ください （*^_^*）

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】

【厭離庵】


お兄さんの頭に紅葉♪

【厭離庵】


誰ですかー、こんなカワイイことした人。

【藤原定家／小倉百人一首編纂の庵】

【定家卿】

【時雨亭】


時雨亭再興の意をふまえて
大正十二年にできた茶席が、

【時雨亭】


←これです。

【時雨亭】

【定家塚】

庭園の隅に、定家卿を偲ぶ五輪の塔。


皆さん、紅葉に目を奪われていて
ほとんどの人が気づいていませんでしたが…(＠_＠;)

【厭離庵】


定家の山荘跡といわれる
常寂光寺、二尊院、厭離庵を訪ねました。

いずれも
「ここで定家が百人一首を…」 というファンタジーを
膨らませたくなるような趣にあふれていました。




個人的には、
この真っ赤な厭離庵がとても気に入りました！

この旅行記へのコメント （3）

• duc teruさん 2013/01/04 15:49:13

  最初に拝見したのは

  duc teruです、Mallorca記でした。間違えました御屠蘇に免じてごめんなさい。

• duc teruさん 2013/01/04 14:25:28

  雅ですね

  コレノリさん
  
  歌枕巡り３編拝見いたしました、正月に相応しい記を拝見してしばし雅に浸りました。
  最初に拝見した、コレノリさんの記は、San Sebastianでしたがとても雅で感心しました。
  百人一首の競技者とは知りませんでしたが、其の後の貴記を拝見してさもありなんと感心しております。これからも美しい投稿をお待ちしています。
  
  歌心、絵心、旅心これらを併せ持つコレノリさんは素晴らしいです。
  平成２５年がコレノリさんにとってより良い年で在ります様に、合掌
  
  duc teru

  京妓さん からの返信 2013/01/04 23:02:09

  RE: 雅ですね

  duc teruさま
  
  メッセージと投票ありがとうございました。
  百人一首の競技者以外の方にも関心をもって見て頂けたこと、大変うれしく思います。
  
  写真の腕の方は全くですが、見てきたもの撮ってきたものをこうして温かく受け取ってくださる
  duc teruさんのような方がいてくださることを励みに、また投稿していきたいと存じます。
  
  あと少し京都の百人一首歌枕巡りが続きます。これが終わりましたら、だいぶ遅くなって
  しまいましたが、ため込んだままになっている夏のボーデン湖畔の旅を投稿する予定です。
  
  ぜひまた見にいらしてください。お待ちしております。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コリノリ