2012/12/07 - 2012/12/11
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keithforestさん
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2012-2013冬シーズンの京都旅行も第二日目。今日は北の方、鞍馬寺を訪ねる。奥の院からその奥へ向かって貴船神社にまでいくルートを辿ることにした。
町を出発する時は青空で「傘なんて要らないなぁ、でももしもってことがあるから」といっていたのに、鞍馬の駅を降りるとポツポツと。駅前で話している人たちの横を通ると「これを北山時雨ともうしまして」と話している。へぇと思っていたら、何と山門をくぐる頃にはどんどん降ってくる。100円払って短いケーブルに乗って一気に登ると、上は既に雪になっている。あっという間だった。
午後は一気に南にくだって伏見稲荷へ。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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地下鉄東西線の市役所前の地下、御池通りの下にはゼスト御池というショッピング街になっていて、そこに朝8時から開いているカスカードというパン屋・カフェがあって、そこでサンドイッチと珈琲で朝ご飯を食べた。京都はこの種のお店があちこちにあって実に便利だ。
京阪三条から京阪電車で出町柳へ出て、そこから京阪の叡山電車で終点の鞍馬までいこうという計画。 -
叡山電車は出町柳から宝ヶ池で二手に分かれ、ひとつは八瀬比叡山口へ、もうひとつは鞍馬へいく単線。ワンマン運転で、無人駅では乗るのは先頭車両の後ろの扉、降りるのは一番前の扉と決まっています。
駅の間も短距離ですから、走り始めるとすぐに次の駅がやってきてしまいます。すると運転手は扉を開け、降りるお客の切符を集め、安全確認をして扉を閉め、椅子に座り直して前方確認をして出発するという忙しい仕事をひとりでこなしているわけで、こりゃ忙しい! -
終点の鞍馬に到着した時はまだまだ良い天気です。
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駅前はもうとっくに紅葉が終わっちまっていてもう冬の様相です。その駅前でベテランの男性ばかりが集合して朝の挨拶から始まっています。みんなでハイキング、という雰囲気ですが、今時珍しくない?
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まともにカメラを向けるのが憚られるので、こんな写真にしていますけれど、実はこの鄙びた駅の前に某政権党の有名議員の選挙カーが大音量で選挙運動中です。あぁ、うるさい!
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駅前の通り、鞍馬寺の山門までの間には昔からのお店が出ています。牛若餅、1個120円やら、木の芽煮、松茸昆布なんてものが名物らしくて思わず手を出す。この餅がちゃんと搗いた餅で旨かったのは意外だったです。
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山門の横にあたかもスイスのホテルじゃないかと思うような木造の高い建物が建っています。一体何だろうと思って地図で見ると鞍馬山修養道場「歓喜院」と書かれておりまする。ここで修行するとぴょんぴょん跳べるようになるんだろうか。
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山門までやってきた時は、まだ「こりゃ降るのかねぇ」なんて云うのんびりした状態でした。
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それがケーブルの駅までやってきた時にはもう傘がびっしょりと濡れるほどの降りになり、歩いてあがる気がすっかり失せました。大した距離ではありませんが、高さは一気に稼げるケーブルです。100円です。
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あがってみると、ほら、石の通路はもうしっとり濡れているんですから。
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紅葉の葉もすっかり落ちて真っ赤な実も雨にふるえています。
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本堂のあるところまでヨイショよいしょと声を掛けながらあがってみると、なんと向こうの山は雪に煙っているという始末です。寒いわけです。
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鑑真が唐から伴ってきた高弟8名のうちの最年少者である鑑禎(がんてい)が宝亀元年(770年)に草庵を結び、毘沙門天を安置したのが始まりで、1949年まで天台宗に属したが以降は独立して鞍馬弘教総本山となっているんだというのがウィッキペディアの解説です。ということはこのお寺は中国人が開いたということですかな。面白いです。
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で、驚いたのはここの獅子なんですが、こんなの、初めて見ました。とはいえ、私は全く詳しくないので、ひょっとしたら他にもあるのかも知れないですね。
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紅葉真っ盛りの時はさぞかし綺麗だったことでしょうねぇ。でも、そんな時だったら高くて遊びに来られなかったわけで、世の中うまくいかないもんですねぇ。
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本堂から奥の院を目指します。雨にも拘わらず良くこの私がそんなに奥深くを目指すなぁと云うところですが、ひょっとすると行けるかも知れないというきもちだったのです。
で、途中で、こんな取りあえず掲示したとおぼしき警告札がありました。考えてみるとこんなに拾い山の中ですから、何かがあってもおかしくはないという気にもなりますが、罰当たりの輩がいるということですねぇ。 -
休み休みあがります。この石碑の「すぐ奥の院」という文字は嬉しいですねぇ!
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下りにかかるとようやく上を見る余裕が生まれてきます。降り続く雨に濡れてか、美しい色が目に優しいですねぇ。
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この木の根の張り具合を見ると、歴史の長さ、そんじょそこらの人間になにかいわれる筋合いはないぞと云う力を感じますなぁ。
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ようやく鞍馬寺西門に到着してみると雨も一段落してうっすらと陽が差してきました。
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さて、こちらが貴船神社でございます。
なんと全国に約450社ある貴船神社の総本社で、地元地名は「きぶね」だけれど、ここは水の神様ですから「きふね」と呼ぶんだそうです。 -
奥宮へあがっていく細い舗装道路はず〜っと川に沿ってあがっていっています。ここもやっぱり縁結びの神様らしくて、若い女性が代わる代わるやってきては真剣にお願いをしておいででございます。
例の陰陽師人気のおかげでしょうか、「水占い」なるおみくじを試しておいでです。 -
このあたりは夏場には川沿いに川床がはられての料理屋が建ち並んでおりますが、冬のこの時期では開いていない店だってあるくらいです。
「ひろ文」というお店を通りかかりに見たら中で暖かそうなものを食べている人たちがいたので、ここで、鍋焼きうどんにしました。あぁ、暖かい! -
気を取り直して、雨上がりの道をとことこと貴船の駅にいくバス乗り場を目指してくだっていきます。静かな山の中は気持ちがよい散歩です。
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貴船の駅まで戻ってくると、もはや青空です。これじゃ、鞍馬の山が雪だったといっても誰も信じてくれそうにないなぁ。
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出町柳へ行く電車がやってきました。電車の中はヒーターが効いていて、足下からぽかぽかしてくると、もうすっかり疲れが出て、二人ともうつらうつらと気持ちの良い午睡です。
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京阪電車に乗ってから、「そうだ!このまま真っ直ぐ乗っていって伏見稲荷に行こう!」ということに衆議は一決!(ったってたったふたりだ)。
それにしてもこの扉の部分が座席になっちゃうってのは凄い発想ですねぇ。でもそこのシートにはヒーターはないんですよ。 -
てんで「伏見稲荷」駅に到着する。
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鞍馬山、貴船神社に比べたら、もう比べようのないほどの人出で、しかも外国人観光客がワンワンしている。何語かわからない。で、門前市も様々な食い物の店が建ち並ぶ。
「でっち羊羹」ってのはなに?かつて丁稚が土産に持って帰るような安い羊羹という説もあるらしいですぞ。買えば良かったなぁ。 -
「だらのすけ」って云うらしいけれど、奈良のくすりらしい。関東では見ない看板。
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ごくごく正統派の門前市をなすという風情でございますなぁ。
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いやいや、これはこれはご立派でございますなぁ。こうなると一大産業(罰が当たるぞ)でございます。観光施設というものは複雑な一面を持っていて、どう理解した物か、考え込みます。
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そんなことをつぶやいていると、お狐様に叱責を受けそうでございますぞ。それにしても何を咥えているんですかね、このお狐様。
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雅楽殿には綺麗な太鼓があり、立派な舞台ができています。そこにおられた警備の方にお伺いすると舞を奉納される方はけっこうおられるんだそうで、日に7-8回はあるというのですよ。さすがに大きな神社は違いますなぁ。
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伏見稲荷で奉納といったら鳥居でございますなぁ。大きな鳥居もさることながら、こうした絵馬代わりの鳥居もありますね。
一番大きな鳥居の奉納は百万円を超えるんだそうです。それがあんなにたくさん・・・・。 -
おや、こんなところにぽつんと名残の紅葉でございます。どうしてこんな具合にあとから紅葉する、ということがあるんでしょうねぇ。
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これが伏見稲荷だと思っていましたから、ここにやってきて、ようやくメジャーな観光客になったような気がします。それにしても凄い数です。私はこの景色はほんの少しなんだろうと勝手に思っていたのですが、とんでもない、どこまで一体続くのか、というほど続いています。
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こらこら、こんなところで三脚を立てるんじゃない!と思ったら中国からの観光客です。日本だけでなくて、欧州を歩いていても、中国からやってくるカップルは素晴らしいカメラを持ってきていて、自分の相方の女性をあたかもモデルのように撮影しているところをよく見ますよねぇ。
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「幼稚園児の前習い!」
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帰りは北側のあんまり人が降りてこない道を降りてきたら、こんなに綺麗な紅葉が西日を浴びて迎えてくれました。やったね!
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こちら側だけが次から次に綺麗な紅葉が残っている理由はなんだろうかと不思議な気がします。なんだか狐にでも包まれている・・・・あ、そうかもしれないなぁ。伏見稲荷なんだから。
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こっち側は坂の途中に様々なお社が目白押しに建っていて、どこにも奉納した小さな鳥居があがっています。これはおもしろい。
そんな中、これはひときわ異彩を放っておりますぞ。なんだか台湾のお寺さんのような様相を呈しております。 -
やれやれ、とうとうお日様が沈みそうです。今日は一日変化に富んだ日でしたねぇ。
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南座は顔見世興行ですが、勘三郎の急な他界で、前を通る人たちは彼の二人の息子の札を探して見上げています。
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さて今日はよく歩いたけれど、野菜が食いたいなぁと野菜たっぷりな中華そばでも食べようかと「ハマナカ」へいこうとしたら、その手前に「びっくり・ドンキー」の河原町三条店を発見。実はこれまで一度も入ったことがない。どうもこうもなく、ハンバーグと相なり候。「京都までいってびっくり・ドンキーか!」と顰蹙を買う。「おろしそバーグステーキ200g:¥648」 満足。
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