2012/11/27 - 2012/11/27
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ドクターキムルさん
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横浜山手にある岡田邸は山手本通りから少し奥まったところに建っている。山手72-5番館とも呼ばれている。この住宅は設計者(宮内初太郎)が判明している数少ない住宅の一つである。岡田邸は昭和4年(1929年)に建てられた。2本の煙突が並んで建っているのが目立つ建物である。横浜市認定歴史的建造物である。
岡田邸はベーリック・ホールの横に見えるが、入口は少しカトリック山手教会側に行った私道の奥にある。設計者が判明している数少ない住宅の一つであること以上に、建築から80年余りの間、子々孫々に亘って外観も内装の大きな改修がなされずに、こまめに補修され続けてきた住宅であり、移築されて周りにあるエリスマン邸や大きな変更がなされている山手234番館、奥に引っ込めたえの木てい(山手89-6番館)などよりは建築当初のままで、よほど価値が高い建物であろう。外壁のモルタルも最近吹き付けたようである。
玄関の庭先で犬と日向ぼっこしていた岡田邸の主人に、「モルタルなどにもヒビが入っていないのですか?」と尋ねると、「外壁にはヒビが入ってモルタルを吹き付けて見えなくしてあるが、煙突などにはヒビ割れが見える。」と答えた。なるほど、キッチンと居間にある2本の煙突(のうち見える庭側の煙突)には確かにヒビの跡が見られた。「この界隈には横浜市の歴史的建造物に指定されていて、今も住宅として人が住んでいる宇田川さん、石橋さん、松原さん、長谷川さん(山手76番館)などの立派な洋館が多く残っている。」「これからそれらを回って見るつもりです。」
また、岡田さんはカトリック山手教会から3軒目の楼塔風の洋館(おそらくは山手33番館)も薦めてくれた。この楼塔風の洋館が好きなのだろう。
(表紙写真は岡田邸(山手72-5番館))
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