2012/10/27 - 2012/10/27
28580位(同エリア79830件中)
琉球熱さん
前回のリベンジは塔ノ岳だった。第2弾は自転車。
今年の春先、多摩川を上流に向かって走り、調布・三鷹まで行こうとしていたのだが、あいにく天候は下り坂。
狛江に入った辺りで引き返してきたのだった。
以来、野川沿線ののどかな風景が忘れられず、機会を狙っていたのだ。
10月27日、秋の気配は朝夕の空気の冷たさに確実に表れ始めている。
天候は曇りのち晴れ。雨の心配は全くない。
暑くもなく、絶好のサイクリング日和。
多摩川の河口からスタートし、一路上流に向けて走り出した。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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-
出発は7:00
多摩川のサイクリングロードは、さすがにまだ空いている。
二子玉川までは脇目も振らずに走る。
丸子橋 7:39
信号待ちの合間にパチリ。 -
ようやく二子玉川に到達。7:58
ここから多摩川の支流、野川の沿岸に入って行く。
この先(上流)の多摩川沿岸は、サイクリングロードが途切れ途切れになり、東京側、神奈川側と移動しなければならず、決して快適ではない。 -
それに比べ、野川沿岸は道は狭いが、自転車も人も少なくて楽に走れる。
また、このエリアは野鳥が多いことも楽しみの一つだ。
さっそくダイサギに出会う。 -
野川の両岸は自転車と歩行者専用。周囲は本当に静かでどこかのどかな雰囲気。
とても気持ちが良い。 -
ほどなく喜多見
ここは小田急の車庫があるが、高架の引き込み線の先にあるので、野川沿いを歩いているとそれとは気づかない。 -
この周辺はカワセミが高確率で見られるので、立派なカメラを持った人たちが絶えない。
右手の白い建物が小田急の車庫。 -
これこれ。
きょうも再会できた。といっても自分で探したわけではない。 -
カワセミ発見のコツ…カメラを担いだ人が集まっているポイントに行く(笑)
-
こちらはキセキレイ。
我が家の周りではまず出会うことのない鳥だ。 -
深大寺に到着 9:25
神代植物園の分園、水生植物園に立ち寄る。
なんとその脇にはあの名門倶楽部「桜田クラブ」が!
松岡修三をはじめ、日本を代表するテニスプレイヤーたちが集った場所だ。
まさかこんなところにあるとは知らなかった。 -
水生植物園は入園無料。
本園と違って人が圧倒的に少ない。 -
植物公園全体の地図。
水生植物園は地図上の左上。 -
すでに紅葉が始まっているものも…
-
入口で我が愛車を。
手前はカミさんのバイク。
2台ともRALEIGHだが、カミさんのはクロモリ・ロード。
私のはクラシックラインの“Club Special”というモデル。当然クロモリ。御覧のようにサドルとハンドルに巻いたバーテープは革製、クラシカルな雰囲気のバイク。
スピードはカミさんのバイクの方が出ます(笑)。 -
イチオシ
入口の木立で時ならぬ小鳥たちの大合唱。
どうやら朝食の時間らしいが、それにしても数が多いし喧しい(笑)
よく見ると、エナガだ。
この街中でこれだけのエナガの群れというのも珍しい。 -
こちらはヤマガラ。
猛禽類以外では、このクラス(スズメと同じくらいの大きさ)に惹かれてしまう。すばしっこいので写真を撮るのは大変…(汗) -
さすがに水生植物園だけあって、この時期は見るべきものがまるでない(笑)
奥の方には深大寺城跡があるらしいが、
けっこうな樹林帯である。曇り空で人気もないので、今回はパス。 -
すっかり秋ですねぇ
-
敷地の一番奥には、「カメの墓場」があった。
アップの写真は敢えて避けたけれど、枯草が堆積したような柔らかな地面に数体のカメの死骸。
ちょっと異様な光景であった。
考えてみれば、カメの死骸を見るのは初めてだ。園内の池に生息するカメが死んだら職員がここに持ってくるのか(それにしては地面に置きっぱなしというのも妙な話だ)、寿命を悟ったカメ自らがここまで来て最後の時を迎えるのか? -
園内のメインスペースはこのような池・湿地と木道で構成されている。
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深大寺の方へ戻り、参道を歩く。
蕎麦屋がいっぱい。そして店頭では団子や饅頭。ちょっと肌寒い陽気、温かい饅頭とお茶の前を素通りもできず(笑) -
参道には店が並び、ベンチもあるので一休みする人も多い。
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陶器を売っていた。
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深大寺正門
浅草寺に次ぐ古刹。 -
神代植物園正門に到着。10:44
ちょうど『バラ・フェスティバル』を開催していて、とにかく次から次に人が来る。路線バスが着くたびに、どっと人が降りてくる。大型観光バスまで乗りつける。
それを見てもうげんなり。
とにかく人混みはパス、、、というわけでこのまま再び野川に戻る。 -
野川をさかのぼっていくと、こんな休憩所が。
ちょっと気が利いている。 -
すると川沿いの民家から、「ドスン、ドスン」と重い大きな音が。
なんだろう?と覗いてみると、窓の向こうで機械のようなものが動いている。でもなんだかよくわからない。
ちょっと見てみようと表に回ってみると、古民家。
そして水車小屋!…音はここからしていたのだった。
ここは三鷹市の教育委員会が管理する『大沢の里 水車経営農家』という施設だった。(入場料100円) -
ここは三鷹市の教育委員会が管理する『大沢の里 水車経営農家』という施設だった。(入場料100円)
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小屋の真ん中に“でん”と構えているのがこの水車。
まだ新しいようだが、壁には恐ろしく古びた水車のパーツが置かれていた。 -
実際はこんな感じで回り続けている。水は川から引き込んだ水路を通って、水車の下をくぐっている。
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水車の周りにはこんなレトロな歯車がぎっしり。
黒光りしているところがすごい。 -
こちらも、結構な速さで回転。
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水車の横で最初の動力伝達を担う歯車。
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いくつもの歯車を介して、ここで杵つき。それも同時に6つの杵が動く仕組み。すごい!
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杵部分の構造。
しかしよく考えられているもんだ。
脱帽モノはこれらの構造だけではない。
あらゆる部分のパーツが交換できるような仕組みになっていて、ほとんど釘を使っていない点だ。
これなら、摩耗した部分を交換すればとことん永く使えるわけだ。
先人の知恵に脱帽である。
この日は年に一回の杵つき公開の日だったとは、なんと幸運!
この日精米したコメは後日分けてくれるのだとか。引換券までもらったが、一週間後に教育委員会まで来てくださいと言われ、思わず苦笑。
でも、こういう施設はいいね
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/suisya/ -
さて、さらに上流へ。
ようやく野川公園に到着。11:42
ここも緑が多く、とても開放的だ。 -
地図を見るとかなり広い公園らしい。
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ちょっと休憩…
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興味のない人にはどうでもよいでしょうが…(笑)
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この公園は本当に広く、ベンチやテーブルも設置されて、近隣の人たちの憩いの場のようだ。
周囲には舗装路が配されていて、ジョギングや自転車が走っている。
どこか代々木公園を連想させる風景。 -
野川公園の南側のゲートを出れば、すぐに調布飛行場。12:18
羽田のような近代的な施設と対極。めちゃくちゃアナログ感。でもそこがまたイイ。
味の素スタジアムも正面に見える。 -
そうこうしているうちに、セスナが着陸。
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そして今度は、別のセスナが離陸。
意外に面白い。 -
こんな写真が撮れるのもセスナならではか?
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飛行場脇には公園があり、そこになんと掩体壕が残されていた。
太平洋戦争時の遺物だ。この公園には2つの掩体壕がある。
掩体壕と言えば、私の中では沖縄の読谷村。
読谷村の掩体壕は、サトウキビ畑の中に打ち捨てられたようなかっこうで、牛小屋や農機具置き場に成り果てていた。
そんなみすぼらしい、小屋とも呼べないようなモノが、かつては戦闘機の格納庫だったとは、悲しすぎて笑ってしまうのだ。 -
もうひとつの掩体壕。
こちらは入り口部分がふさがれて、そこに飛燕の絵が描かれていた。 -
その解説板。
戦時中はやはり空襲の標的だったようだ。 -
掩体壕脇には、そのレプリカと格納されていた飛燕のレプリカ。
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ゼロ戦と並ぶ名機だったはず…
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駐機場にはたくさんのセスナが。
ちなみにターミナルビルは改修中。なので寄らなかった。 -
昼食がまだだった。ここまで来たらやはり蕎麦だろう、というわけで、深大寺参道まで戻る。
入ったのは「一休庵」。
蕎麦は六割、九割、十割を選べる。
九割の鴨南と十割のざるを注文。まぁ、普通においしい。
食券を先に購入するスタイルだが、レジにいるおばあちゃんがしきりに十割を勧める(100円割り増し)。
強欲婆さんに見えてしまったのは仕方ない。 -
この店は店頭の水車が目印。
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腹ごしらえも済んで、一路下流へ。
途中、往路とは別のポイントで人だかり。
やっぱりカワセミ(笑)
コンデジのズームでは、この程度が精いっぱいか… -
スタート地点に近づいてきた。
多摩川の河口エリアでは一番のお気に入りの場所。
多摩川サイクリングロードもここだけはとても広く、歩行者やランナーを気にせず走れるし、何より目いっぱい開けた景観が心地よい。 -
またここでも…(笑)
帰着は15:15。
所要時間:約8時間
走行距離:71.32km
使ったお金:水車小屋入場料 100円×2、蕎麦 2000円、饅頭2個 200円
しめて2人で2400円
こんな安上がりな遊びはなかなかない。
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