奥の細道を訪ねて第15回02金沢散策その2忍者寺こと妙立寺

2012/09/14 - 2012/09/14

芭蕉は金沢到着の夜は、旅人宿に泊まるが、翌日はやはり金沢城の北側にあった旧家・宮竹屋喜左衛門方に宿を換え、以後金沢を離れるまでの7泊8日を喜左衛門方を宿とする。

その間地元の俳人に何度か招かれ、納涼句会や、俳諧興行で発句する。

　　　あかあかと　日はつれなくも秋の風　　芭蕉

　　　残暑暫し　　手毎にれうれ瓜茄子　　　芭蕉

また金沢散策も行ったようだ。

しかし金沢での曾良の体調は芳しくなかったようで、心ならずも芭蕉だけの行動の日々であったらしい。

我々は小松飛行場を発ってバスで直接金沢に向かい、願念寺を訪れる前に、最初に訪れた妙立寺を切っ掛けに、主に犀川と浅野川に挟まれた金沢の中心の街を半日をかけて散策する。

犀川大橋南詰め南西部の、願念寺の右隣にある一般に忍者寺として人気を誇る妙立寺は、加賀藩三代目の主利常が、北陸街道の要も兼ねて創建したとのことだが、一見特段変わった様子が無い外観に対して、内部の構造は”忍者寺”と呼ばれるだけあって、寺専属ガイドさんの案内が無ければ、判らない仕掛けが幾つもあり、到底一人で迷わずに見尽くすのは不可能であろう。

内部は撮影禁なので、紹介が難しい。
是非此処を訪れて体験して頂きたい。

芭蕉が訪れた気配は見当たらない。

エリア 金沢(石川)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス JALグループ ANAグループ 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

屋根の上のギヤマン製の見張り用覗き窓