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倶梨伽羅峠を下り加賀の国に入った芭蕉達は、竹橋まで西に向かい、北陸道に出て道成りに南下し、浅野川大橋を渡って、金沢城の北側にあった宿屋に泊まる。<br /><br />芭蕉はかねてより若い弟子、小杉一笑(茶屋新七)との再会を何より楽しみにしており、宿に到着するや直ぐに一笑に連絡を取りに走らせる。<br /><br />しかしもたらされた報は一笑の死であった。<br /><br />金沢到着5日後、一笑の兄ノ松(べっしょう)が願念寺で追善会を催すが、一笑の死を痛く悲しんだ芭蕉は、そこでその心痛をぶちまけたような一句を手向ける。<br /><br />  塚もうごけ 我泣声は秋の風   芭蕉<br /><br />犀川大橋南詰めの近くにある願念寺の門前左手に、この句を刻んだ石塔がある。<br /><br />境内には、一笑塚と呼ばれる塚があり、一笑の辞世を刻んだ句碑が建っている。<br /><br />   こころから 雪うつくしや西の雲<br /><br />願念寺は小杉家の菩提寺で、一笑も眠っているであろう、小杉家の墓も立つ。

奥の細道を訪ねて第15回01金沢散策その1小杉一笑縁の寺・願念寺

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2012/09/14 - 2012/09/14

4712位(同エリア5119件中)

WT信

WT信さん

倶梨伽羅峠を下り加賀の国に入った芭蕉達は、竹橋まで西に向かい、北陸道に出て道成りに南下し、浅野川大橋を渡って、金沢城の北側にあった宿屋に泊まる。

芭蕉はかねてより若い弟子、小杉一笑(茶屋新七)との再会を何より楽しみにしており、宿に到着するや直ぐに一笑に連絡を取りに走らせる。

しかしもたらされた報は一笑の死であった。

金沢到着5日後、一笑の兄ノ松(べっしょう)が願念寺で追善会を催すが、一笑の死を痛く悲しんだ芭蕉は、そこでその心痛をぶちまけたような一句を手向ける。

  塚もうごけ 我泣声は秋の風   芭蕉

犀川大橋南詰めの近くにある願念寺の門前左手に、この句を刻んだ石塔がある。

境内には、一笑塚と呼ばれる塚があり、一笑の辞世を刻んだ句碑が建っている。

   こころから 雪うつくしや西の雲

願念寺は小杉家の菩提寺で、一笑も眠っているであろう、小杉家の墓も立つ。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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