20120719 稚内 北防波堤ドーム → 稚内公園 → ノシャップ岬 → 水族館

2012/07/19 - 2012/07/19

天気の悪い時に、礼文島や利尻島に居るのは気が進まないので、とりあえず稚内に戻りました。すぐにでも南下したいところですが、青春18切符の適用は翌日から。旭川まででも、普通運賃では￥3,000ほど割高になるんで、一日待つ事に。

で、寒い中なんで、宿に籠ってても良いのですが、少しくらいなら出歩いても良いかなとノシャップ岬へ。

エリア 稚内(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

いきなりノシャップ岬へ行くなら、バスが楽チンですが、少なくとも行きは寄り道しながら歩いてみようかと。

最初の寄り道は、北防波堤ドームです。駅のすぐ北にあります、この立派な防波堤ですね。

厳つい建物と言うか、ドームですねぇ

天気のせいか、ひと気が無いからか、周辺がひどく寂しげ

樺太航路の記念碑がポツンと。もちろん、現在就航中のものでは無く、戦前のお話。

港がよく見えますが、こちらもなんだか寂しげ…と言うより、7月下旬になろうと言うのに、冬の気分です。もちろん、稚内の冬は、こんな甘っちょろくないんでしょうが。

由来を見つけました。なるほど、樺太航路のためのものなんね。それで、航路の記念碑がポツンと…

寒いし、ガランとしてるし、静かだし…ちょっと不気味かも。

蒸気機関車の車輪ですって。

ドームの沿道にはアルメリアも鉢植えです。寒さに強いのかな？

ドームの西側は、堤の上を歩く事が出来ます。が、風が吹いてるんで、寒いです。

ちょっと海岸から離れる事にしましょ。

やって来たんは、稚内公園。碑やら、植物園やら、いろいろ有りそうです。

マップには散歩コースが載っていて、それに沿って歩こうかと…この標識、どちらへ行けとおっしゃる？

どっちに歩けば、300m先の門に辿り着けるんでしょ？

なにやら、文芸の小径ってのに入ったみたい…

とりあえず登って行くと、見晴らしの良いところに。

なんか、モニュメント見えて来ましたね

樺太侵攻の時に残った、通信士さん達の悲劇です。話は知っておりましたが…

さっきのモニュメントが、氷雪の門でしたね

遠く樺太を偲ぶ碑ですな

日本最初の共学の碑

樺太犬の碑…碑だらけやね

東京から1,000km…えらい遠くまで、来てもうた…

って、旭川250kmのはず。旭川で、まだ3/4やったんや。

樺太犬の碑が、も一つ

次は、風力発電機目指してみますか。町からも見えてる、ポツンと一機だけの寂しげな…

登ってみると、やっぱり一機だけ。接続先は…帰りにでも寄ってみるか

さらに高台になんだかモニュメント？

北方記念館と言う、博物館のようなものらしいですが…全く人の気配が無いね

かなり高台ですから、眺めはえぇけど、今日は寒々しい…

そん隣が、北方植物園。門も無くて、入場料も無しですなぁ

綺麗なお花が、寒い中健気に咲いております。

おや、こちらにもレブンウスユキソウ。持ち出したんやね

他にもウスユキソウ…見分け不可…

レブンシモツケ。礼文島でお会いしましたっけ？

アイヌタチツボスミレ

名札が、一文字埋まってますが

何故か植物園に、狸…

さて、そろそろ体温が下がってるような気がします。戻りましょか

途中で、先ほどの風力発電機の電力供給先へ。

サハリンに架ける橋って…ビザとバウチャーがなんともならんと、利用者少ないかと…

で、電力は足湯に利用されているようですが、もちろん貸切ですね

足湯の仕組み…

さて、稚内公園から下りて来て、再び北上。途中に自衛隊ですな。

立派なレーダーですなぁ

鹿出没注意。そ言えば、基地内も走り回ってたっけ。

さらに北へ。なんだかポツリポツリと降って来ましたね。

なんだか魅力的なお名前の食堂が有るね。樺太食堂

入ってみました。店内、書き置きだらけ…ちと引きますが…

冷えたんで、お酒を…半分しか無いから、おまけ、って…

すぐお酒の追加注文電話されたようですが。

売りはウニのようですが、昨日喰うたし…五色丼で。ウニ入ってないけどいいですかと、最終確認。

ホタテ、イクラ、カニ、イカ、トビッコですね。もちろん美味いですが…量が多過ぎましたね。休んでいきたいけど、客一人で落ち着かないんで、書き置き書かせていただきまして、退散です。

灯台が見えて来ましたね。岬かな？

しかし、すごい雲ですなぁ

ポツポツと居る観光客。記念撮影ポイントは、こちら

漁船の向こうには、自衛隊のレーダー

水族館があるんやね。

と有るお魚に会えると言う事で、入ってみることに。入館料は、￥400。水族館としては、お手頃価格？

入ってすぐのところには、ペンギン達。抱卵中かな？おとなしい…

ゴマフアザラシ達もいます。こちらは、元気に泳ぎ回っております。

写真機向けたら…近づき過ぎです。これ、食えまへんけど？

んでは、館内へ。

最初は、クリオネの水槽。よく見えんなぁと、覗き込んでいたら、係りの方が水槽拭いてくれました。曇ってただけね。

珍しい魚達

解説、手作り感がえぇね。

ウグイですかね。どこでもいますね

お目当てのお魚さんは、こちら。イトウです。

釧路湿原のイメージでしたが、こんなところで会えるとは思わなんだ。しかも、こんなにたくさん

思ってたより小ぶりで可愛らしい？

こっちのふてぶてしいのは、イワナです。これも、なかなか見られない魚ですが、同じ水槽に入れなくても…

北海の魚介達。

ホッカイエビと言うらしい。あまり食用にはならないんでしょか？馴染みは無いですね

ウニが水槽に貼り付いとる

おとぼけ顔？

フサギンポさんでした

北の果てまで連れてこられた、熱帯魚コーナー

アロワナや、

ピラニア沢山。

ニモが居ました。カクレクマノミ

チンアナゴ。意外と小さいので、撮影は難しい…

水族館ご自慢の、大回遊水槽。でっかい魚が、泳ぎ回っております。

オヒョウとオオカミウオかな？動かない奴は撮影出来なくは無いですが、

こんなのは、割とスピード出して泳いでますんで、撮影はちょっと…ストロボは反射するし(試してないけど)、シャッタースピード遅いから、手ブレに被写体ブレに、そもそも、フレームに収めるのも苦労する…ブツブツ

ちゃんと撮れてませんが、海水に慣らしたイトウも、悠然と泳いでます。こっちのはデカくて迫力有ります。

でも、写真撮れるのはコイツ

美味しそうな？ホッケも沢山泳いで…開いた姿ばかり見てるんで、ピンと来ないか？

さらに先の水槽です。スケソウダラですなぁ。北の海の幸。こちらも泳ぐ姿は、なかなか見られまへんな。

ブレまくってますが、これぞ生ニシン

カニや、

大きなタコもいます。まぁ、この辺は市場にもいますが。

貝殻に潜り込んでるのは、フウセンウオです。

上手く撮れませんね…

最後にもう少し、アザラシ達にご挨拶…

やたらと愛想が良いと思ったら、隅っこに￥100でしたか、餌売ってましたね。すんません、手ぶらでした…

水族館を出まして、隣にも何やら展示館が有るなぁ。でも、凍えて来たし、帰りましょ。

折良く駅まで行くバスがいましたんで、帰りはバスで楽チンです。

宿の近所で、ビールとつまみ購入。昼がキツかったんで、晩ごはんこれでいいや。

こちらは、サハリン・ビール。こちらの地ビールかと思っていましたが、サハリンからの輸入ビールでしたのね。お味は…まぁ、記念程度に…