2011/09/19 - 2011/09/19
303位(同エリア478件中)
まみさん
2011/09/19月 午前中ブハラ観光後、事前手配の車で午後シャフリサーブス経由サマルカンドへ
<ブハラ>
・ミル・アラブ・メドレセをもう一回見学(中庭の手前まで)
〜レギスタン広場よりも西へ〜
・バラハウズ・モスク見学(団体客がいたおかげか内部も見学)
・アヴドゥラ・ハン・メドレセと屋上を見学(有料)
・モダリ・ハン・メドレセ見学(無料)
・イスチロハット公園
・イスマイール・サーマーニ廟見学(有料)
・チャシマ・アイユブ廟見学(内部は水の博物館で有料)
<シャフリサーブス>
・ティムール像のある公園とアク・サライ宮殿跡
〜イバク・イユーリ通り沿いの見どころを散策〜
・コバ・キャラバンサライをさっと見学
・チャールスゥ(外観のみ)
・バザールをさっと見学
・ドルッティロヴァット建築群(有料)
コク・グムバズ・モスク(外観のみ)
グンバズィ・サイーダン廟
シャイスッディン・クラル廟
・ドルッサオダット建築群(無料)
モスクでは祈りの最中
〜タフタカラチャ峠を越えてサマルカンドへ〜
【サマルカンド泊:ホテル・アジア】
ここ数年、私が海外旅行に出かける先は、日本のガイドブックでは、世界のいろんなところを網羅している「地球の歩き方」でも、みどころの記載が乏しいです。
であればこそ余計に、思いがけないみどころを見つけると、喜びと得意な気分はひとしお。
ブハラ2日目、午前中3時間だけ観光できた本日。
バラハウズ・モスクを見に行った後で、イスチロハット公園へ向かった途上に、そんな思いがけないみどころを見つけました。
ただし、「地球の歩き方」には、記載はなかったけれど、地図上に名前は載っていました。
また、2006年版ですが、旅行人のガイドブック「シルクロード」には、そのメドレセそのものというよりは、ブハラによくある、広場を挟んで2つの似たメドレセが双子のように向かい合って建っている「つがい」(=コシュ)配置の典型的な例として、紹介されていました───アヴドゥラ・ハン・メドレセとモダリ・ハン・メドレセ。
特に、アヴドゥラ・ハン・メドレセの外観のすばらしさは、旧市街のど真ん中にある、必見のメドレセと遜色ないのに、これを紹介していないなんて、なんてもったいんでしょう!
しかも、寄付を求められたけれど、入場料と思えば妥当で、中はおみやげ屋になっていなくて、昔のメドレセを静かに味わえるところです。
ブハラでは、旧市街の中心のみどころのほとんどが、今はみんなみやげ屋になっていて、少しばかり倦んでいたところでしたから、むしろ博物館みたく有料で、みやげ屋のようになっていないところの方が歓迎気分でした。
保存状態は、団体観光客をじゃんじゃん呼べるほど整ってはいないところもありましたが、個人旅行では、どう回るかは自己責任。
ちょいと危険そうなところも、入れるなら入るかどうかも、自己責任。
立入禁止になっていなかったのをいいことに、おっかなびっくり屋上まで出てみました。
「コシュ・マドラサ
サーマーニー公園の南。コシュはウズベク語などで「つがい」という意味で、転じてこの辺りの伝統的なオアシス都市によく見られる建物の配置の仕方も指すようになった。これは、何か新しい建物を築く場合、すでに存在する同じような建物と通りを挟んで向かい合わせになるように配置する、というもので、ブハラの建築物も多くはそうした建て方をされている。これはその典型で、まず1567年にシャイニー朝のアブドゥッラー・ハーンによりマーダリ・ハーンのマドラサ(ハーンの母のマドラサ)が築かれ、その約20年後に向かいにアブドゥッラー自身のマドラサが建てられた。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)
<2011年秋ウズベキスタン旅行:旅程一覧>
9/16金 成田発 ウズベキスタン航空でタシケントへ&国際線の遅延で国内線に乗り遅れる
9/17土 ヒヴァの代わりのタシケント観光
9/18日 朝7時台の国内線でブハラへ&ブハラ観光1日目
9/19月 午前ブハラ観光&午後サマルカンドヘ事前手配の車で移動(途中シャフリサーブス寄り道)
9/20火 サマルカンド観光1日目
9/21水 サマルカンド観光2日目
9/22木 特急シャーク号に途中乗車してタシケントへ&タシケント出国
9/23金 朝8時台に成田着
(その後、昼に妹ら一家と上野で待ち合わせて、甥っ子姪っ子らと上野動物園で遊ぶ)
※2011年秋ウズベキスタン旅行の詳細な旅程はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873
あるいはもう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)の記事より
「2011年ウズベキスタン旅行の詳細旅程(写真付)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/2011-41d7.html
<立案・準備編>
「今年も2度目の海外旅行を計画中」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/08/post-087f.html
「もうすぐウズベキスタン旅行!」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/post-4f78.html
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
真っ青な空に映えるアヴドゥラ・ハン・メドレセ
道を歩いていたらいきなり出現したかんじです。
外観は保存状態がよくて、それでいてへんに新しすぎず、息をのむようなすばらしさでした。 -
ほれぼれする美しいタイル模様
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入口が開いているゾ!
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いくつ見ても飽きない、美しい星形模様のドーム天井
入口の建物の内側です。 -
中庭を覗ける窓と、別のドーム天井
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入口の建物の内部の様子
おじさんに、寄付あるいは入場料として2,000スム求められましたが、全然オッケー!
(2011年9月現在、1,000ウズベキスタン・スム(UZS)=43.90円(約50円で換算))
内装はすべてオリジナルのままとのこと。 -
壁のアラビア語と、いかにもオリジナルな古めかしさに惹かれて
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中庭に出る前に、まずは入口の建物の中を探る
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入口の建物の脇の部屋の天井
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イスラム建築によくある鍾乳洞風の内装を真下から見上げる
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展示されていたブハラ市街地の模型と、市街地の昔や修復の様子の古い写真
模型の中の目立つ赤い塔は、カラーン・ミナレットでしょう。 -
旧市街の模型:アルクと旧市街の中心
ラビハウズは、この写真ではファインダーの中に収まりきれず、右側の外にあります。
丸ドーム屋根の回りを小さなドーム屋根が囲んでいる花みたいなのは、タキです。
タキとは、「タジク語でドームを意味する屋根付きのバザールで、たいていは人の集まる街の交差点上にあり、各入口は荷を積んだラクダが通れるように高めに出来ていた。また取引される商品の種類もタークごとに分かれていて、現在旧市街の中央に残るものも、それぞれ北からターキ・ザルガラーン(宝石)、ターキ・テルパック・フルシャーン(帽子)、ターキ・サッラファーン(両替)と昔扱われていた品物の名で呼ばれている。(後略)」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
カラーン・ミナレット&モスクと・ミル・アラブ・メドレセ、そして、2つのタキを挟んでウルグベク・メドレセとアブドゥールアジス・ハン・メドレセが並ぶあたりを中心に
こうしてみると、模型はかなり砂まみれ(苦笑)。
世界遺産クラスのこれらのモスクやメドレセは、もともと赤く目立っていたようです。
それらのメドレセやモスクの実物の写真がある旅行記はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行第3日目(2)ブハラ:午後の散策開始!──絨毯博物館のマゴキ・マッタリ・モスクからウルグベク・メドレセとアブドゥールアジス・ハン・メドレセまで、舌鼓を打ちっぱなし@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10683460
「2011年秋ウズベキスタン旅行第3日目(3)ブハラ:有料なだけあって見応えバツグンのカラーン・モスクとその周辺」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10685655 -
3つのタキとティムを中心に
上からタキ・ザルガロン、アブドゥール・ハン・ティム、タキ・テルパクフルジャン(ひしゃくの形に見えるやつ)、タキ・サラフォン(写真の右下、屋根はドームが1つだが、すぐそばにハムマのぽこぽこ屋根がみえるやつ)です。
ティムとは、「(前略)屋根付きのバザールの一種だが、こちらはタークとは異なり入口は一カ所のみ。現在は廃墟になっている。最盛期のブハラには、全部で40のタークと24のキャラバンサライ、6つのティムが存在した。」
(「ウズベキスタン シルクロードのオアシス」2000年10月5日出版(東方出版)より) -
ラビハウズ中心
ずれてしまっている四角いくぼみがラビハウズ(池)です。
それより右上の大きな建物は、クカリダシュ・メドレセで、ラビハウズの右にあるのは、イスラム禁忌の人の顔の絵のモザイクがあることで有名なナディール・ディヴァン・ベギ・メドレセです。
それらのメドレセの実物の写真がある旅行記はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行第3日目(1)ブハラ:これならヒヴァ行きの国内線に乗り遅れた悔しさを忘れられる、と思った夢の中世シルクロード隊商都市───ホテルにチェックインするまでの午前中の散策〜コンパクトに見どころいっぱいのラビハウズ周辺」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10683456 -
反対側に回って、レギスタン広場からカラーン・ミナレット・モスク方面へ
いまいるアヴドゥラ・ハン・メドレセや、旧市街の外でレギスタン広場に近いバラハウズ・モスクのあたりは、残念ながらありませんでした。 -
中庭に出る
涼をとるオアシスの木々が……奥の建物を撮るにはちょっと邪魔でした(苦笑)。 -
往時はもっとタイル装飾があったかな
でも、この土色も、侘び寂びを好む日本人の感覚からすると、なかなかいいかんじです。 -
中庭から見回して
入口を含めて、こういう建物は四方にあります。 -
鍾乳洞風の装飾が残る
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ここを上ってみましょう!
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急な階段
手すりがなかったら、とても上れませんでした。
子供みたいに手をついて上るはめになったでしょう。 -
2階に到着する直前
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上がってきた階段
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2階からの眺め・その1
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2階のフッジャへ通じる廊下の様子
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2階からの眺め・その2
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フジュラ(学生用の部屋)の1つに入ってみる
実際に使われていたときには、壁にはタイル装飾か何かの美しい内装があったのではと思われました。 -
中から入口の様子
入口には蝶番はなかったですが、扉代わりになるものはあったでしょう。
垂れ幕か、あるいは何かはめ込み式の扉か。 -
屋上へ上がってみる
監視人がいたわけではないので、私を止める人はいませんでした(笑)。 -
屋上からの眺め・その1
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屋上からの眺め・その2
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屋上の様子
足元は平らではなく、煉瓦が剥がれかけているところもあったし、柵などありませんから、用心しながら歩きました。
はっきり言って、歩きにくかったです。 -
屋上から見下ろした町の様子
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正面入口側
旧市街は左手奥になります。 -
屋上から眺めたカラーン・モスクの青いドーム
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空気穴らしきものが、ぽこぽこと
部屋ごとにあるんだと思います。 -
屋上から見下ろした中庭
かつては果樹園だったのではないでしょうか。
そんなイメージがあります。
あの木にロバがつながれていました。
そのロバの写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその5:ちょっとだけ撮れた動物編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10615004/ -
屋上まで上って来た階段の入口
屋上を半周はしたので、そろそろ戻ることにしました。 -
今度は1階の部屋に入ってみる
さきほど入ったのは2階の部屋でした。
さほど代わりばえしないかもしれないけれど、念のため@ -
2階の部屋と違って、中は、言うなれば中2階
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部屋の中のこういう階段を上がって
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ここが実際の部屋
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お隣のモダリ・ハン・メドレセ
アヴドゥラ・ハン・メドレセを出る直前です。 -
モダリ・ハン・メドレセの中にも入ってみる
-
モダリ・ハン・メドレセの中はおみやげ屋やカフェでした@
でも、旧市街の中ほど流行っているようにはみえませんでした(苦笑)。 -
美しいテーブルクロスが敷かれた、モダリ・ハン・メドレセのチャイハナ風のカフェ・レストラン
でも、団体さんを案内する場合には、案外こういうところの方が落ち着けるのかもしれませんし(大型バスを近くまで乗り入れることが出来やすい)、いまは食事タイムではないから人がいないのであって、地元の人が利用しないとも限りません。 -
皿のような、フタのようなものが飾られた窓
-
モダリ・ハン・メドレセの中庭の奥の建物のあたり
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モダリ・ハン・メドレセを出るところ
鋲打ちの古めかしい扉と一緒に撮ってみました。
イスチロハット公園のサーマーニ廟と、その近くのアイユブ廟の旅行記へとつづく。
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