日帰りでトロードス地方のキッコー修道院へショートトリップ。

2012/07/02 - 2012/07/02

スイスとかクロアチアとかキプロスとかギリシャとかイタリアとかいろいろ行きたかったので、どれかに絞らず思い切って行きたいところに行ってみよう！ということで12日間の日程で6カ国（実際に旅行したら7カ国になりましたｗｗ）を周れる旅程をRyanairやEasyjetのLCC2社とエアベルリン、往復というか2片道で激安だったルフトハンザ（行きはスイス航空運行）など結構調べつくして無理やり組んでみました。

パフォスに2泊4日の滞在で、滞在中はレンタカーを借りたのでそれを足にしてトロードス地方の修道院へ行きました。
しかし、道がひたすら峠道で結構しんどかったです。
標識とスマホのGoogleMapを頼りに進んで何とかキッコー修道院にたどり着くことが出来ました。

果たして、苦労して行ったキッコー修道院はどうだったのでしょうか？
【旅程】
6/28：成田からJALの直行便でドイツのフランクフルトへ。ホテルのバーでEURO2012の準決勝ドイツvsイタリア戦を観戦。[Holiday Inn Express Frankfurt Messe泊]
6/29：早朝のエアベルリンの便でフランクフルトからギリシャのザキントス島へ。その後スクーターを借りてザキントス観光。[Lesante Hotel & Spa泊]
6/30：ザキントス島から船とバスと徒歩とタクシーでペロポネソス半島のアラクソス空港まで移動しライアンエアでキプロスのパフォスへ。[Intercontinental Aphrodite Hills Resort Hotel泊]
7/1：パフォスとパフォス周辺をレンタカーで観光。[Intercontinental Aphrodite Hills Resort Hotel泊]
7/2：トロードス地方へ車で観光。深夜2時発のエアベルリンの便でドイツのニュルンベルクへ。[機内泊]
7/3：早朝から昼までニュルンベルクを観光してその後スイス航空の便でスイスのチューリッヒへ。[Baur au Lac泊]
7/4：昼までチューリッヒを観光してバーゼルへ鉄道で移動。その後バーゼル市内を観光して夕飯だけ食べにフランスのサンルイへ徒歩で往復。[Airport Hotel Basel泊]
7/5：早朝のEasyjet便でクロアチアのスプリットへ移動。トロギールとスプリットを観光してフェリーでヴィス島へ。[hotel San Giorgio泊]
7/6：夕方までスクーターを借りてヴィス島観光。夕方のフェリーでスプリットに戻り、バスでトロギールへ。[Apartments & Rooms Buble泊]
7/7：早朝のEasyjet便でイタリアのミラノへ。昼過ぎまで観光して電車でヴェローナへ。夜はロミオとジュリエットの野外オペラ鑑賞。[Crowne Plaza Verona Fiera泊]
7/8：終日ヴェローナ観光。夜はアイーダの野外オペラ鑑賞。[Crowne Plaza Verona Fiera泊]
7/9：電車と空港バスでヴェネツィア空港まで行き、そこからルフトハンザ便でフランクフルトへ。乗り継ぎの合間に空港で買い物してからJALの直行便で成田へ。[機内泊]
7/10：帰国

エリア トロードス(キプロス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 1.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 レンタカー タクシー 徒歩 バイク 飛行機
• 航空会社: JAL ルフトハンザドイツ航空 スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルをチェックアウトしてからスーツケースをトランクに乗せて出発しました。
30分位走って通りにあったこの教会に入ろうかと思ったら閉まってました。

それからさらに山のほうへと走ります。
標識を頼りに進みます。

途中眺めの良いところがあったのでフォトストップ。

修道院まで行くのには相当苦労しました。
ひたすら峠道、峠道です。
カーブだらけで神経を使います。
道を走る車がほとんど無いのが救いでした。

借りた車は三菱自動車のCOLTのオートマ車で、下り勾配のカーブが多かったのでDsのシフトでよく走りました。
これだけ峠道で交通量が少ないなら確かにマニュアル車が普及するのは頷けます。

キッコー修道院近くの駐車場の前はお土産屋が並んでいました。

修道院が見えてきました。
ちなみに入り口は正面の建物ではなく、左に行って上がったところになります。

最初は間違ってそっち側に行ってたまたま居た修道院のスタッフの人に「入り口はどこ？」と聞いたら教えて貰えました。

こちらが本当の入り口。
入り口のフレスコ画が結構気合入っています。

修道院への入場は無料です。これはうれしい。
修道院内の博物館は有料です。

屋根のフレスコ画もちゃんと描かれていて凄い。

入り口から入ると中庭に出ますが、建物に書かれている絵が凄い！
こんなど田舎（失礼ｗ）にこんなに凄い修道院があるなんてびっくり。

ここはキプロスですが、ギリシャ国旗がはためいています。
キプロスは文化的、感覚的にほとんどギリシャと変わらないので、ギリシャへの帰属意識があるのでしょうか。

ここもギリシャ正教の修道院だし。

壁に描かれた数々の宗教画が凄い。

階段を上がって2階に行ってみます。

金のモザイク画などなかなか凄い。
この修道院はよくメンテナンスされている感じがします。

この紫のローブは入場時に服装のチェックがあり、袖の無いタンクトップなどの服や短パン系などのふさわしくない格好の人はローブを借りて修道院に入ることになります。

我々は半袖Tシャツに長ズボンでしたが特にローブを羽織らなくてもOKでした。

これは確かに世界遺産にふさわしい。
なかなかこの規模の絵がある所はありません。

モザイク画。

壁一面が宗教画です。
上段がフレスコ画で中下段がモザイク画。

多分ドラゴン。

聖人の頭の周りには丸い後光があります。

しかし凄い。
これはわざわざ苦労してまで来てよかった。

見ごたえあります。

船の模型が吊り下げられていました。

中庭です。
ちなみに左側に別の中庭があります。

通路の屋根にも絵が描かれています。

メンテナンスも良くされていてとても状態の良い修道院です。

通路を抜けると別の中庭がある所に出ます。
結構大きな修道院です。

景色も綺麗です。

かなり暗い空間に通路があり、そこにはステンドグラスもありました。

修道院内には修道院のお土産屋が2箇所ありました。
品揃えもイコンなどの宗教の物から、修道院オリジナルのコマンダリアワイン（キプロス特産の甘いワイン）やローズウォーターなど結構買いたくなるものもありました。

このドアの中は実際に修道士の方が住んでいます。

教会がある方の中庭です。

そのうち壁の白い部分が全てフレスコ画で埋め尽くされそうな気がします。

キリスト誕生のシーンでしょうか。

この中に入りましたが、祭壇に聖人のイコンが並んでおり、信者の人が並んでイコンにキスしたりしていました。

非キリスト教徒の単なる観光客の私たちはちょっと場違いだったかもしれませんが、ギリシャ正教を理解する上で貴重な経験になりました。

中は写真撮影禁止だったので写真はありません。

修道院内のお土産屋で嫁がキプロス特産のローズウォーターを買って修道院を後にしました。

とても見ごたえのある修道院でわざわざレンタカーで足を延ばした甲斐がありました。

キッコー修道院の周辺に美味しそうなレストランやタベルナが無かったので、パフォス方面に車を走らせてPano Panagiaという村のレストランで遅めのランチ。

飯は正直・・・あまり美味しくは無かったｗ
ハエが凄くて参ってしまった。

レストランを後にしてパフォス方面へ。
そうしたらChrysoroyiatissa Monasteryという標識があったので立ち寄ってみる事にしました。

何か写真撮っていたら中を見ていけみたいな感じで修道院のスタッフのおばさんに修道院の紹介ビデオを上映している部屋行くよう促されてこの場所で10分位待たされた後、ビデオ上映の部屋に連れて行かれて10分位修道院の成り立ちのビデオを見ました。

その後、博物館のスペースに入って見学して、小額募金してパフォス方面に車を走らせます。

1kmか2km走ったところにSaint Nikolas Churchがあり、せっかくなのでここにも寄ってみました。

修道士さんがフレンドリーで日本から来たといったら結構歓迎してくれました。

ここは小規模な教会です。

内部も撮影OKだったので写真を撮りました。
規模は小さいのですぐ見終りました。

その後パフォスへと車を走らせます。
トロードス地方は車がないと厳しいですが、キッコー修道院だけなら現地ツアーもあるようなのでキプロスまで来たら行って損はないと思います。