2011年秋ウズベキスタン旅行第3日目(2)ブハラ:午後の散策開始!──絨毯博物館のマゴキ・マッタリ・モスクからウルグベク・メドレセとアブドゥールアジス・ハン・メドレセまで、舌鼓を打ちっぱなし@
2011/09/18 - 2011/09/18
253位(同エリア408件中)
まみさん
2011/09/18日 ブハラ観光
〜朝の国内線でブハラへ〜
・タキ・サラフォンを経由してラビハウズへ
・ナディール・ディヴァンベギ・ハナカでスザニ(伝統刺繍)の買い物
・ナディール・ディヴァンベギ・メドレセで民芸品の買い物
・クカリダシュ・メドレセで民芸品の買い物
・ラビハウズのレストランでチャイハナ風のテーブルでランチ
〜ホテルにチェックイン&休憩〜
・ウズベキスタン・ワインのテイスティング(8種類)(有料)
・ブハラ最古のマゴキ・マッタリ・モスク見学(絨毯博物館)(有料)
〜タキ・テルパクフルジャンを経由〜
・ウルグベク・メドレセ見学(無料)&買い物
・アブドゥールアジス・ハン・メドレセ見学(有料)
〜タキ・ザルガロンを経由〜
・ミル・アラブ・メドレセ(現役の神学校なので窓から中庭を見ただけで中には入れず)
・カラーン・ミナレット(外観のみ)
・カラーン・モスク見学(有料)
〜フッジャ・フラパット通りで露店を見学しながらレギスタン広場へ〜
・アルク城(有料)見学と旧市街の見晴らし
・ラビハウズまでの帰り道で夜のライトアップ見学
【ブハラ泊:ホテル・コミル(Hotel Komil)】
※カタカナ表記はガイドブックや本によってまちまちなので、「地球の歩き方」(2011〜2012年版)の表記を使っています。
買い物ばかりのブハラ旧市街散策の続きです。
観光しに来たんだか、買い物しに来たんだか分からない状態で、我ながらあきれてしまうのですが、写真はせっせと撮りました。
なにしろ、数歩進んでちょっとアングルが変わったり、手前の建物の影から次の建物が見えてきただけで、カメラにぜひ収めたくなる絵になる景色づくめなのです。非常に贅沢な気分を味わえます。
私がイスラム圏を旅行するのは、2ヶ月前の7月にアゼルバイジャンのバクーを訪れたばかりとはいえ、やっぱり久しぶりであまりないことなので、物珍しさから、というのもあります。
でも、それを差し引いても、やはりすばらしい街並みだと思いました。
昨日回ったタシケントが、街歩きでは見るところはほとんどない、いかにも旧ソ連の街並みでつまらない、などと言われてしまうのも、このブハラの旧市街を見れば、納得できました。
この旅行記に収めた写真は、ホテルに13時にチェックインし、クーラーのかかった部屋で1時間ほど涼んだ後、14時すぎてから開始した午後の観光のうちの、最初の3分の1ってところです。
その3分の1とは、時間的なものより、内容的なもので区切りました。
同じような建物が通りを挟んで向かい合って建つ「コシュ」と呼ばれる広場はブハラ旧市街のあちこちにありますが、その1つめのウルグベク・メドレセとアブドゥールアジス・ハン・メドレセまでを一区切りとしました。
この午後の前半3分の1では、買い物してばかりではなく、意外にワイン名産地であるウズベキスタンのワイン・テイスティングをしたり、入るのに有料の建物にも入りました。
ブハラの旧市街は、昔の建物がほぼそのまま残っていて容易にタイムスリップした気分になれるし、そういった建物のほとんどは無料で見学できます。
とはいっても、その中身がお土産屋さんばかりだと、やはり興ざめしてしまいます。
だからいっそ有料の博物館扱いされているところを見学したい、とすら思ってしまいました。
でもその実、この午後の観光の最初の3分の1で入った有料のマゴキ・マッタリ・モスクもアブドゥールアジス・ハン・メドレセも、中の大半を占めていたのは土産屋スペースでした(苦笑)。
<2011年秋ウズベキスタン旅行:旅程一覧>
9/16金 成田発ウズベキスタン航空でタシケントへ&国際線の遅延で国内線に乗り遅れる
9/17土 ヒヴァの代わりのタシケント観光
9/18日 朝7時台の国内線でブハラへ&ブハラ観光1日目
9/19月 午前ブハラ観光&午後サマルカンドヘ事前手配の車で移動(途中シャフリサーブス寄り道)
9/20火 サマルカンド観光1日目
9/21水 サマルカンド観光2日目
9/22木 特急シャーク号に途中乗車してタシケントへ&タシケント出国
9/23金 朝8時台に成田着
(その後、昼に妹ら一家と上野で待ち合わせて、甥っ子姪っ子らと上野動物園で遊ぶ)
※2011年秋ウズベキスタン旅行の詳細な旅程はこちら。
「2011年秋ウズベキスタン旅行プロローグ(旅程一覧)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10606873
あるいはもう一つのブログ「まみ’s Travel Diary」(http://mami1.cocolog-nifty.com/)の記事より
「2011年ウズベキスタン旅行の詳細旅程(写真付)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/2011-41d7.html
<立案・準備編>
「今年も2度目の海外旅行を計画中」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/08/post-087f.html
「もうすぐウズベキスタン旅行!」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/09/post-4f78.html
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マゴキ・アッタリ・モスク(12〜16世紀建築)
このアングルから見える2つのドーム屋根と、右側の青屋根のちっちゃなミナレット(塔)もどきがとても可愛らしいです。
現在は絨毯博物館となっている、ブハラ最古のモスクです。16世紀に改築。
博物館らしい博物館はブハラの旧市街にはあまりないので、博物館好きの私としては、ここ外せません。
入場料2,300スム+撮影代2,300スム。
(2011年9月現在、1,000ウズベキスタン・スム(UZS)=43.90円(約50円で換算))
「マガーギ・アッターリ・モスク
現存するモスクではブハラ最古で、12世紀の建築(16世紀に一度改築)。1934年に発掘されるまで、ほとんどの部分が埋まっていた。モスクの下には6世紀のゾロアスター教の神殿が発見され、さらにその下からはクシャン朝期の仏教寺院の跡も見つかった。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
レンガだけでこんなにステキな装飾になるなんて@
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鮮やかな浮彫装飾と、わずかに彩釉タイルの装飾が残る正面
「砂の中から発見されたマゴキ・アッタリ・モスク
遠くからだと埋もれているように見えるモスク。事実、土砂で埋もれていたのを、1936年、ロシアの考古学者シシュキンによって掘り出されたモスクである。
マゴキは、“穴の中”という意味で、周囲を5mくらい掘り下げ、周りの土砂をどけて、穴の中にすっぽり掘り出した状態になっている。だからこのモスクには、そのものずばりの名前がつけられているのである。最初、6世紀までここには仏教寺院があった。その後アラブに支配されるまで、この辺りはバザールで、おもに木、土製の偶像と香辛料、薬草(アッタリとは薬草のこと)が売られていた。また、ゾロアスター教寺院もあった。そしてアラブの支配後、ムスリムの商人の礼拝用に、ここにモスクが建てられたという。このモスクは焼失、破壊されては再建されていたらしいが、この創建は9世紀にさかのぼるという。(後略)」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
中は絨毯博物館とお土産屋
壁は白塗りで真新しすぎて、少々興ざめしてしまいましたが……。 -
展示された絨毯は見事@
ただ、どれが博物館の貴重な展示品で、どれが売り物か、見る目のない私にはよく分からなかったです(笑)。 -
階段に展示された絨毯
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ドーム天井
修復されて真新しいのでやはり少し興ざめですが、美しいことは美しいです。 -
ゾロアスター神殿の遺構かな
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馬と聖人が織り込まれていると思われる絨毯
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古くて貴重だったり、伝統的な模様だったり
私には詳しくは分からないんですけどネ。 -
生活を彩るいろんな絨毯
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モスクを平面的に描いた絨毯
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ミフラブ(祈りの向きのメッカの方角を示すくぼみ)と思われるくぼみ
ミフラブではないかとほぼ確信できるのは、こうやって絨毯で飾られて、いかにも重要なものであることが明らかにされているためです。
この博物館では、買わなかったけれどあまりにステキなおみやげがたくさんあったので、その写真もバンバン撮ってしまいました。
それらの写真はこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその8:写真だけ撮ったウズベキスタンみやげ(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10619313/ -
現在の地面のレベルより建物の半分以上が地下にあるマゴキ・アッタリ・モスク
去る前にもう一度パチリ。
マゴキ・アタリ寺院
「10世紀の建築。アラブ襲来以前はバザールとして使用され、ゾロアスター寺院でもあった。
現在は絨毯博物館となっている。マゴキとは穴の中という意味。1936年、ロシアの考古学者シシュキンが砂の中に埋もれていた寺院を掘り出し、周囲を5mほど掘り下げた穴の中にあったのでその名がつけられた。
破壊されて再建するという歴史を物語るように壁は彫刻されたレンガ壁の上にアラベスク模様が描かれ、さらに新しい壁と3層になっており、この建物が廻った数奇な歴史を物語る。」
(「ウズベキスタン シルクロードのオアシス」2000年10月5日出版(東方出版)より) -
マゴキ・アッタリ・モスクの脇には、かつてのカフカス人キャラバンサライ跡
最盛期のブハラには24のキャラバンサライがあったそうです。 -
キャラバンサライ・ノガイ(1720-1721)
「地球の歩き方」にも旅行人ガイドブック「シルクロード」にも載っていなかったキャラバンサライです。
建物の名前と建築年を示したプレートには、世界遺産マークはなかったです。 -
正面ドーム入口に飾られた大きなスザニ
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キャラバンサライ・ノガイの中庭
中庭を囲む建物はお土産屋になっていましたが、昼休みで店を閉めているところもあったせいか、静かなものでした。 -
キャラバンサライの中庭を囲むアーケードの建物
ちょうどこのアーケードの部屋の1つに、「地球の歩き方」に載っているウズベキスタン・ワイン・テイスティングができるお店があったのは、狙ったわけではありませんでした。
ワインは好きだけれど、最近はあまり飲まないようにしているので(ましてや旅先だと、疲れがドッと出たり体調に影響しそうなので)、実は眼中になかったのですが、お店の人が誘うので、観光に彩りを添えたくて、その気になってしまいました。
おかげで、8種類のワインをテイスティングできただけでなく、この部屋の中の構造も見ることができました。
そのときの写真はこちらのハイライト旅行記に収めました。
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその3:朝食以外の食べ物とレストラン編<前編>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10613991/ -
ガウクシャン・メドレセとミナレット
これも同じく「地球の歩き方」にも旅行人ガイドブック「シルクロード」にも特に紹介されていなかったところです(「歩き方」では地図上に名前だけはありました。)。
ガイドブックに載っていない建物を続けて見学することができてお得!
と言いたいところですが、ホントはウルグベク・メドレセやアブドゥールアジス・ハン・メドレセの方へ行こうと思っていたのに、私が方向音痴なので、違う方向に迷い込んでしまっただけでした(苦笑)。 -
ガウクシャン・メドレセとミナレットを別のアングルから
ただ、中庭に入れたわけではないです。 -
青い彩釉タイルの装飾が残るガウクシャン・メドレセの正面
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閉ざされた扉
両側のプレートには「COOPERATIVE “KANDAKOR” HAMED AFTER MASTER SALIM KHAMIDOV」と書かれてありました。
HAMEDはNAMEDの間違いだとしたら、SALIM KHAMIDOV氏にちなんで名づけられたKANDAKOR組合、という意味になりそうですが、一体……? -
美しいミナレット
この後で外観だけ見学できたカラーン・ミナレットもすばらしかったですが、それよりは少し小さかったものの、これもカラーン・ミナレットに劣らず、すばらしかったです。 -
レンガ模様がすばらしいミナレット
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タキ・テルパクフルシャン(帽子)のぽこぽこ屋根を撮りたくて
「(前略)16世紀当初のタキは専門店的要素が強く、珍しくて高価な宝石類の売買、いろいろな材質、模様の帽子類の売買、外貨や金の売買のために人々が各地から集まって来た。(中略)
交差点の丸屋根は高く大きく、外光が入りやすいようにたさんの窓が付けられている。規模として一番大きなタキ・ザルガロンでは、その周りに商店や職人の仕事場が36もあり、それぞれ小さい丸屋根をもっている。それに旅人のためのキャラバンサライや風呂場の丸屋根もあるといった具合だ。中から見てもわからないが、高いところから見下ろすと、まるでたこ焼き器をひっくり返したようだ。(後略)」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
タキ・テルパクフルシャンへ
16世紀建築。 -
タキ・テルパクフルシャンのドーム下
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見どころがさらに多いハキカット通り方面へ出ようと、タキを通り抜ける
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アブドゥール・ハン・ティム(16世紀建築)
現在は、絨毯やスザニや絹の店が入っているようです。
「(前略)ティムというのもまた屋根付きのバザールの一種だが、こちらはタークとは異なり入口は一カ所のみ。現在は廃墟になっている。最盛期のブハラには、全部で40のタークと24のキャラバンサライ、6つのティムが存在した。」
(「ウズベキスタン シルクロードのオアシス」2000年10月5日出版(東方出版)より) -
一番古くて大きいタキ・ザルガロン(宝石)(16世紀建築)
宝石商のタキと聞いてわくわくしたのですが、宝石商のバザールだったのは昔のことで、今はふつうに土産屋中心のバザールでした。
もっとも、タキ・ザルガロンは一番古くて大きいだけあって、楽器や民族衣装の店など、土産屋とくくるよりはもう少しいろんな店がありました。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23712027/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23712043/
関連の旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその8:写真だけ撮ったウズベキスタンみやげ(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10619313/ -
タキ・ザルガロンへ
タキ・テルパクフルシャンとタキ・ザルガロンでは買い物はしないですみました。
まだろくにブハラ観光をしていないうちからせっせとお土産を買ってしまったので、なんとなく後ろめたさがあったのです。
(だって買い物しに来たんじゃなくて、観光しに来たはずだもん!)
ところが……。 -
アブドゥールアジス・ハン・メドレセ(有料)(1652年建築)
向かいにはウルグベク・メドレセもあったのですが、先にこちらに入ってみることにしました。
「イスラーム建築の歴史を物語るアブドゥールアジス・ハン・メドレセ
ウルグベク・メドレセが建てられてから200年以上も後に建てられた神学校。中庭を囲んで2階のアーケード状の部屋が造られ、夏の礼拝室、冬の礼拝室と創立者の廟がある。装飾にはインドやオスマン・トルコ帝国からの影響が見られる。この200年間にイスラーム建築がかなり変化したことが、比べてみると分かる。内装の色彩も豊かになった。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
青系統だけでなく赤い彩釉タイルも豊富に使われた正面のモザイク
「アブドゥルアジズ・ハーンのマドラサ
1657年、時のアストラハン朝のハーン、アブドゥルアジズにより建築が始められたが、後に政変でハーンの位を追われたために、途中で中断された。この建物が特殊な点は、正面部分のモザイクで描かれた人の顔を模した太陽や鳥、花などに加え、赤を中心とした豊富な色使いにある。中央アジアでは、偶像に対して元々柔軟な風潮があったとはいえ、こうあった大胆な装飾が可能となったのは、ハーン自身の信仰がシーア派(偶像に対しより寛容なものもある)に傾斜していたからだといわれる。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
美しいタイル
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カラフルに装飾された鍾乳洞風のくぼみ
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さらに細部を見る
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入ってすぐ左手にあった部屋は……
土産屋もあって拍子抜けしたのですが、こちらの部屋は内装が美しく、往時を偲ばせました。 -
壁面の鍾乳洞を模したくぼみの1つ
彩釉タイルの色はあせてしまいましたが、それでも十分分かる装飾のすばらしさ! -
こちらの鍾乳洞風のくぼみは、なんて凝ってるの!
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鍾乳洞風のくぼみから天井にかけて
中に入るには有料だったはずですが、いくら払ったのかメモし忘れてしまいました。 -
コーラン台かな
ガラスケースの中に保護されていました。 -
下から覗いたコーラン台の上───単なる保護ケースではないらしい
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幾何学模様が美しい天井
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入口アーチと部屋の天井
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すみずみにわたる装飾っぷり!
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ドーム天井
入場料を払って入ったアブドゥールアジス・ハン・メドレセの中の写真はここまで。
有料なだけあって、見応えありました。
ただ、「地球の歩き方」にあったような、夏冬の礼拝堂とか創立者の廟は、どれがどれだかよく分かりませんでした。
中庭にあったのかもしれません。
でも、中庭はお土産屋になっていたのと、他のメドレセの中庭と比べて何か目にとまるものがあったわけではなかったので、写真は撮りませんでした。 -
お隣のウルグベク・メドレセの正面ゲート部分を見上げる
両脇に2階建てのフジュラ(学生用の部屋)が中庭を囲むようにしてある構造は他のメドレセと同じです。
「中央アジア最古の神学校ウルグベク・メドレセ
ウルグベクは、真の教育施設にしたいと願ってサマルカンド、ブハラ、ギジュドゥヴァンの3カ所に神学校を建てた。このブハラの神学校は15世紀の初めに建てられた(1418年創建、1585年修復)、現存する中央アジアで最古の神学校だ。各所に残る植物や星、幾何学紋様の装飾を見ると、当時の彩釉タイルによる豪華な装飾が目に浮かぶ。
ウルグベクゆかりの建築はサマルカンドに多く残っているが、ブハラ市内ではここだけ。メドレセの扉にはウルグベクの格言「知識欲こそ、ムスリムになくてはならぬもの」が彫られている。」
(「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々(2011〜2012年版)」より) -
連なるアーチが美しい
「ウルグベク・マドラサ
サマルカンドの同名のマドラサより早く、1417年に建てられた。こちらが先だったのは、当時ブハラで勢力を持っていたナクシュバンディー教団のウルグベクへの反感が強かったため、その支持を得るためではなかったかと考えられている。このマドラサのような、青い彩釉(色付き)タイルを大量に使った外部の装飾や、外観を誇示するために二重殻のドームといった技法はティムール朝期になって出現したものであり、サマルカンドのグーリ・アミール(廟)にも典型的に見られるもの。入口には「知識の追求は全てのムスリム男女の務めである」とのウルグベクらしい碑文がある。」
(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より) -
中庭へ
こちらは無料。
中は建物の内外にお土産屋さんがひしめいていました。
はじめは風情ある昔の建物がお土産屋さんだらけなのに興ざめしていましたが、だんだんと慣れてきました。
と言いつつ、時々客引きのしつこさにうんざりしましたけど(苦笑)。
通り過ぎるたびにどんどん値を吊り下げてくれたので、結局ここでもお土産を買ってしまいました。
もともとウズベキスタン土産は、ブハラでみんな買い終わらせてしまおうと思っていたので、どうにも財布の紐が甘くなります。
ここで買ったお土産の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23675226/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23675228/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23675234/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23675237/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/23675238/
関連の旅行記
「2011年秋ウズベキスタン旅行ハイライトその7:ゲットしたもの───チケット半券もおみやげも」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10618177/ -
中庭から見た入口側
彩釉タイルがだいぶはがれてしまっているのが残念でしたが、見事な建物には変わりありませんでした。 -
今度は入口を背に見た中庭
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アングルを変えて
フッジャ1つ1つを飾るタイルの装飾はかなり残っていて、とても華やかでした。 -
フッジャを飾るブルーモザイク
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昔の服装をして、みんなの前でポーズをとっていた観光客
フランス人のツアーが見学しているところに出くわしました。
(というか、9月のブハラは観光客だらけ、ツアーグループだらけでした。)
ツアー客のうちの2人が、最盛期のブハラの貴族の服装を着させてもらっていて、ガイドさんが説明していました。
女性はあんな風に頭をすっぽり覆い、人前では顔を見せなかったそうです。 -
中庭の中央のくぼみにも注目
あのくぼみは、確かオアシスの泉か源泉を象徴しているのではなかったかと思います。
かつて、1997年にチュニジアを旅行したときに仕入れた知識。
ウズベキスタンでも同じでは? -
奥のミフラブかな
これはちょっと白塗りしすぎ(苦笑)。
推測するに、大事なミフラブだからこそ修復を施したのが、古めかしさを堪能する観光客にとって余計なものだったということでしょう。 -
再び入口側
さきほどのツアーグループの姿があります。 -
外に出て、向かいのアブドゥールアジス・ハン・メドレセをもう一度眺める
2つのメドレセの間にはかなりたっぷりと空間があったのに、ウルグベク・メドレセの壁に背をぴったりつけた位置から撮っても、左右はカメラに収め切れませんでした。 -
タキ・ザルガロンのぽこぽこ屋根
ウルグベクとアブドゥールアジス・ハンの2つのメドレセを見学した後は、またタキ・ザルガロンのところに戻って来て、今度はカラーン・モスクとミナレットの方へ向かいました。
つづく。 -
おまけ:日没後にかすかに残る光の中のウルグベク・メドレセ
アルク(城)まで行って、日没の旧市街を見て来た帰りに撮った写真です。
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