2012/04/19 - 2012/05/14
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keithforestさん
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土曜日の朝、ナミュールのホテルの朝食会場にはレーシング・スーツに身を包んだドライヴァーたち、そろいのユニフォームを着たメカニックたちで溢れていました。何事と思ってそのうちの一人に聴いたら「ラリーだよ」というので、「それじゃWRCか?」と冗談で聴いたら、向こうも大笑い。それでも歳のいったおじさんたちが喜々としてラリーに立ち向かっていくのが楽しそうでした。日本ではもうラリーなんてできませんからね。
まず最初に向かったのは、アルの森ってところです。何をしに行ったのかといったら・・・・ブルーベルの花がまるで絨毯のように咲いているのですよ!それにしてもどうして私たちがいたときは東アジア人しかいなかったんですかね?西欧人は午前10時にそんなところになんてやってこないんですかね?
そこから私たちはワーテルローの古戦場に立ち寄ってライオンの載った40.5mの人工の丘に意味もなく登り、周りの畑を睥睨。
そこから勇躍ブリュッセルの街に入りましたけれど、何事があったのか、大渋滞。昼飯は午後2時を過ぎ、王立美術館を駆け抜けるように見物をして、ブリュッセルの街を風のように通り抜けました。私はまた戻ってくるので、別に良いんですけれど。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
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この花がヒアシンス科の花で、ベルギーでは「野生のヒヤシンス」と呼んでいるんだそうです。ブルーのベルの形をした花だから英語で「Blue Bell」というわけで、はなはだ芸がありませぬ。
で、ここはHallerbos、アルの森です。 -
で、それがこんな具合に森(というよりは林、程度な感じがしますが)の中、木立の間にまるでカーペットのように広がって群生しているわけですから、ただただ見とれてしまうというものでございますよ。
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木漏れ日、そしてブルーベルの絨毯ですから、うっとりしちゃいますよ。
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いくらでも、何枚でも、写真に撮りたくなります。何枚とっても同じだというのに。立ち込んで写真を撮らないでください、と書いてあるのに、平気で立ち入ってしまう人たちも、洋の東西を問わす、やっぱりいるんですよね。
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でもって突然この写真には驚かされちゃいます。ウォータールーの古戦場にやってきました。ここでは毎年、こうした一大ページェントが繰り広げられるんだそうです。これは塀に貼ってあった大きな写真です。
それにしても、ここに早くも撃たれて「あぁ〜っ!」とかいって倒れている戦士役の人がいますが、この人は台本があってやっているんでしょうか?それとも自分で率先して撃たれるのでしょうか。とても疑問です。 -
これで戦いを描いた動画が見られて、40.5mの丘に上がり、パノラマ館というジオラマと音響の見せ物(これがとんだ興ざめの代物なんですが)を楽しむことができるわけです。
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丘というのはこれでございます。途中に休みところがあるわけではないのです。226段の階段をただひたすら上がるのですが、これはまっすぐですからいやになります。途中で何度も止まりました。
上に上がってみると、毎日テニスをやっているという2歳年上の男性が息も切らさず颯爽と上がっていて、参りました。こっちは日がな一日パソコンの前に座っていますからね。
なんでこんなものを・・・。この獅子はフランス軍のいた方向に向いて立っているのだそうです。ほら、獅子はベルギーの象徴ですからね。 -
上から見るとこんな鄙びた非常に穏やかそうに見える街が広がっています。
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これがそのパノラマ館の中です。後ろは円形の壁に描かれた絵です。で、この手前の倒れた馬は造作です。で、戦場の音声が流れ、馬のいななきなんぞが大砲の音に混じって、ブルルル、ドォ〜ンって。なんなの、これ?
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ボナパルト君ですかね、これはっ!?頑張ってんじゃん!?
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この際あんまり関係がないですが、土産物売り場で売っていたこのパンフレットなんですが、これ、「ベルギー」と書いてあるそうです。
読めん・・・。 -
で、WaterlooからBrusselsなんてせいぜい20kmなんですが、凱旋門近くまで来たらこの状態です。にっちもさっちも行かないんです。「降りて歩くか」なんて声も出ようという状態。
結局グラン・プラス近くのレストランに到着したのは14時を越えておりました。 -
バスが中まで入ってくると、なんということでしょう!こんな人混みです。これまで私たちは人里離れたところをぐるぐる廻っていたのでびっくりです
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いやぁ、偉い目に遭いました。何か特別な行事があったようです。ようやく昼飯にありつけたのはもう午後2時を過ぎておりました。
「Drug Opera」というオペラ座に近いところにある大きな観光客用のレストランです。 -
しかも、この店では、私たちのような東洋人の団体は最も上にあるコーナーに押し込めたいらしくて、あっちに行ったりこっちに行ったりしてこんな場所に案内されました。
最も驚いたのは、このレストランのトイレでございまして、なんとレストランの客から金を取るトイレというのはいくら何でも初めてでございますよ。こりゃとんでもないシステムだと私には思えましたね。 -
で、ブルッセルといえば・・というので今日のランチはムール貝でございます。こんなムール貝は食べたくありませんでしたねぇ。全然ふくよかじゃない、圧倒されるような量でもない。とはいえ、私はこれ以降ムール貝を食べようと思いませんでしたけれどね。
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ブリュッセルで誰もが一度は足を向けるだろうと思われるのがこのギャルリ・サンチュベール(Galeries St-Hubert)でございますな。
今日は土曜日ですから、午後にはほとんどの店が閉まっていますが、立派なことにチョコレートやさんはすべて開いています。
Newhausにはなんと若い日本人男性の店員さんがいて、「いらっしゃいませ」と丁寧な日本語で対応してくださいました。思わずお話をしてしまいましたけれど、留学生の方だそうで、土曜日にこのお店で仕事されているそうですが、随分助かりました
翌週にいってみると残念ながらお逢いできませんでしたけれど。 -
こちらはMaryというお店です(これもどこの街に行ってもお店があります)がこのディスプレイはなんとチョコレートで作ったハンドバッグでございます。まるで、ブランドのバッグ屋の店頭を見ているようでございますな。
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元はOld Englandという名前のデパートだったそうで、アール・ヌーボーの建築物として、どんな本にでも載っているものですが、今は楽器博物館となっています。
あとでゆっくりこの博物館の見物をする予定にしております。 -
この建物の一番上にこんな造作が載っています。
この建物はPaul Saintenoyによってデザインされたもので、完成は1899年ですからまさにアールヌーボーの最盛期でございます。
楽器博物館がここに引っ越してきたのは1999年ですから、ついこの前のことでございますな。 -
大渋滞で時間が不足してしまったものですから、頑張って王宮の丘に上がり、王宮美術館にやってきました。
この美術館もフラッシュを焚かなければ、写真を撮ることは許されております。 -
15-17世紀の宗教画は言葉を必要とせずに、民衆に聖書の教えを伝える重要な役割を果たしているのですが、その結果大いに画家を育てましたし、画法にも大きく変化を呼んでおりますねぇ。
学生時代に学校で西洋宗教美術史を講義されていた先生がおられたのですが、当時は全く興味がなく、今になってもう既に他界されているあの先生の授業を取ってみれば良かったなぁと後悔しております。
勉強という奴はその時には気がつかないという実に難しいものでございますねぇ。 -
15世紀後半の画家、Hieronymus Bosch(本名:Jeroen van Aken)の「聖アントニウスの誘惑 (The Temptation of St. Anthony)」ですが、レプリカなんでしょうか、ネットで調べるとリスボンのMNAAが所蔵と書かれておりますな。
私がこの絵を知ったのはやっぱりブリューゲル親子の絵からさかのぼって知ったわけですが、わが連れ合いはこの手の絵を見ることが大の苦手なものですから、滞留する時間が大いに異なります。 -
これはメムリンクです。
くだんのガイド氏がこれは夫婦なんですけれど、どうしてこの無表情なんでしょうか、そしてなんで別々の絵になっているのでしょうか、と私たちに問いかけるのです。あの人は問いかけが多くてレスポンスを求めます。旨いやり方ですよね。
で、その答えなんですが・・・・忘れました・・・何せ時間がなくて忙しかったんだもの。 -
ピーター・ブリューゲル作「叛逆天使の墜落」って奴でございます。もう私なんぞは狂喜乱舞となってしまう、まさにブリューゲルの真骨頂ではありませぬか。
私、「雪中の狩り」だとか、「農家の婚礼」なんてのも嫌いじゃありませぬが、これとか「悪女フリート」(どうも日本でいわれている「狂女」は意味としておかしいんじゃないかといわれてもいるそうです)なんかの方が数段好きです。多分夢の中に出てくるかもしれませんが。 -
前の「叛逆天使の墜落」の部分でございますが、どうです、この気味の悪さは。
お好きでない方はどんどん先に行ってくださいませ。 -
「謝肉祭と四旬節の喧嘩」という作品ですがこれは多分ウィーンの美術史美術館にあるもののレプリカかもしれません。あるいは誰かの模写。
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これも細かく見てみるととても面白い場面の連続です。多分当時の街中の様子がわかるということなんじゃないでしょうか。
じっくり見ている時間的余裕がないのが悔やまれます。 -
王宮美術館から階段を下りてきて、グランプラスに向かって降りてきたら、そこに楽器屋。ここもそうだけれど、ベルギーの各地にある大きな楽器屋さんは大きく「YAMAHA」と書いてあることが多いですよ。
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あれ、でもショーウィンドウの中を見るとセミアコ系のギターはこのあたりはVOXばっかりじゃないの。
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確かブリュッセルの街の中には何カ所かがこんな具合に漫画が描かれているところがあるんだそうです。全部を写真にしたいなぁと思ったんですが、ポイントをきちんと把握していなかったのでちょっと無理でした。
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そしてやってきたのが、世界の三大ガッカリといわれている「小便小僧」でございます。もう私は全く見る気がありません。なにしろ浜松町のプラットフォームで嫌というほど見ていますし、だからなんだよというわけでございますね。
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これがワッフルとアイスクリームで有名な「DANDOY」という店ですね。みんながわっとたかっていて、ほとんど見られませんでしたけれど、後日のんびりとやってきてシンプルな奴を食べました。
(私、この店を「ダンドイ」と呼んでいましたけれど、本当は「ダンドワ」というんだそうです。 -
「ダンドイ」はクッキーもあるんですよ。
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これで、グランド・プラスにやってきました。
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ブリュッセルの街を敵の手から守った英雄として知られている騎士で、この像を撫でると幸せになれる、願いが叶うというセルクラエスの像がテレビで見ていたのに比べたらやたらぴかぴかで、説明を聞いたはずなんですけれど、なんでこんな金ぴかに戻ったのか、覚えていません、すみませんねぇ。
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グラン・プラスはこうしたギルド・ハウスが囲んでいるというのは、ガイド・ブックでたっぷりと見てきましたから、それほどの感慨はないだろうと思っていたんですが、こうして目の当たりにするとそれはそれなりの気持ちの高揚があります。
それは誰でも一緒らしくて、若いお嬢ちゃんたちがキャーキャー話す声が響きます。 -
高揚した気分のままでいると周りを冷静に見るチャンスを失ってしまうのですが、よく見るとこれはもう大変な数の人物像が立っています。こりゃ凄いなぁ、本当に。
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さっきからわぁわぁいっていた若者たちは良く見るとなんだかコスプレなんだかなんだかわからないですがなんか意識しているみたいですねぇ。
しかし、ダースベイダーが夜店で売っているようなお面なのか・・・。ドンキホーテはないのかね、ブリュッセルには。 -
グラン・プラスからそんなに近い訳じゃないのですが、頑張って歩いてホテルにやってきました。
日本人ツアーの利用が目につくアールヌーボー建築で知られたMetropole Hotelです。レセプションに従業員の数が目立ちます。この日はwifiがつながらないというのです。え?こんなホテルなのに? -
天井がとても美しい設計になっています。これはかなりの手間がかかっているといって良いのではないでしょうか。
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私たちはこのあとブルージュに行って、またこのホテルに戻ってきます。どうしてそんなスケジュールになっているのか、よくわかりません。
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まだ明るかったので、そのままもう一度Galeries St-Hubertにでかけました。この本やさん、カタカナでまで店名を書いてあります。日本人が買いに来るんでしょうか?考えられないけれどなぁ。
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夕飯はもうヘヴィーなものは要らないなぁというので、建物重視で、ここに入りました。
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サラダ、スープとパン、という簡素なものにしました。ドレッシングが物足りないんだよなぁ。
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