長浜の街歩きからいつもの京都へ　前半

2012/05/12 - 2012/05/13

長浜は琵琶湖の恵みを受けてはぐくまれた街。今浜を長浜と改めたのは、浅井が滅びた後に、ここに城を築いた秀吉です。しかし、文化的な蓄積が営々と引き継がれているような雰囲気がむんむんして、これはすばらしいエリアですね。今度は祭りの季節、盆梅の季節に来たくなりました。

エリア 長浜(滋賀)

長浜駅から、長浜城へ。桜の名所も今は青葉が美しい。

長浜駅 駅

長浜城は、長浜城歴史博物館となっています。

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

天守閣の展望台にある地図。小谷城はもちろん関が原の距離感もよく分かります。

小谷城跡 名所・史跡

琵琶湖を見下ろすロケーション。天気は、これから回復の予定です。ここはがまん。

街歩きの手始めは、堅ボーロ。

皇室の方が長浜に来た際は、求められるという皇室御用達の品。しかし、確かにすごく堅いです。実は新米職人が失敗してこうなったという説もあるようです。

次は曳山博物館。

曳山博物館 美術館・博物館

ここが入り口。

館内は、曳山の金箔に影響があるということで、撮影禁止。記念撮影の場所で、何とか撮りました。

これも。屋台では子供歌舞伎が上演されるので、広い舞台があります。これが特徴。１０トン以上の大きいものもあるそうです。

さて、商店街。

一角に、「ながはま」を掛けた「ながは豆」。ごまの蔵です。

ごまの蔵 長浜店 グルメ・レストラン

さくさくっとして、ゴマが詰まっている感じ。

こちらは飴。こちらもゴマの粒でざらざらです。

黒壁スクエアのシンボル、黒壁ガラス館。

黒壁ガラス館 名所・史跡

ガラスの細工物が目を引きます。

かわいいタイプ。どれがいいか一生懸命選んでいるカップルもいて、楽しそうです。

こちらは黒壁美術館。醤油問屋の店舗兼住宅として使われていた江戸時代末期の商家を美術館にしました。

黒壁美術館 美術館・博物館

ガラス工芸の展示が充実。

琵琶湖にまつわる伝説がモチーフ。即興で描いた作品だそうです。

美術館の雰囲気に。

あってます。

ガレとかじゃなくて、地元の作家。

しかし、ここまで完成度が高いのには脱帽です。

展示の仕方に美術館の雰囲気、長浜の空気も。全部が関係しているのかも。

和風のタイプも。

「南端久司展 江戸切子―粋の器」展。

江戸きり子は、おみやげ品みたいなイメージでしたが。

これはやはり美術品。東京から長浜に来て教えてもらうとは思いませんでした。

長浜御坊大通寺。

大通寺 寺・神社・教会

東本願寺の系統です。

本堂の縁側。

これから大広間へ。ここからが有料です。

東本願寺から移築したという大広間。規模も大きいし、当時の威風をしっかり伝えています。

見ごたえあります。西本願寺の黒書院ほど大きくはないですが、雰囲気は同じです。

岸派の障壁画。

上段の間です。

蘭亭庭園。

あせび展があったようで。

豆吉本舗にも寄ってみました。これはお土産にします。

豆吉本舗 長浜店 グルメ・レストラン

翼果楼は、「よかろう」。

翼果楼 グルメ・レストラン

二階の席へ。

さばそうめんが名物。さばの味が濃いけど、生臭くはありません。力が出るようなそうめんです。

せっかく晴れてきたので、竹生島へ。

竹生島 自然・景勝地

長浜港から船で３０分もかかります。
近づいてきました。

竹生島神社を海から見たところ。

上陸して、ここから登っていきます。

竹生島神社の本殿。国宝です。

これは、大阪城の門だったという唐門。これは二つ目の国宝。

城の門だっただけに、華美な装飾はありません。

宝厳寺弁天堂。

宝厳寺三重塔は、平成12年の再建。手前は片桐且元が観音堂の普請奉行として来島した際、手植したモチノキ。ちなみに、片桐且元は、豊臣と家康の仲介に奔走するものの、大阪冬の陣の前には大阪城を退去するなど、何かひ弱な印象を受けますが、元は賤ヶ岳の七本槍の一人に数えられた荒武者です。

宝厳寺 寺・神社・教会

塔の奥に宝物館があって、これも見学。涅槃図とかは、かなりのレベルと見ました。

再び、長浜に帰って。盆梅で有名な慶雲館。

慶雲館 名所・史跡

玄関から。

庭を眺めます。

大広間に一人で、気持ちいい。

二階の上段の間。明治天皇の行幸があったそうです。

こちらも。

格式があります。先ほどの庭の向こうは、すぐ琵琶湖です。

盆梅は２月ですが。

実物大のポスター。巨大です。

丸喜屋の豊公もなかを訪ねます。

豊公もなかは、普通の餡子とゆずあん。

豊公は秀吉のことです。

分福茶屋（ぶんぶくちゃや）の「つぶら餅」。

長浜 分福茶屋 グルメ・レストラン

たこ焼きみたいですが、この餡子は洗練されたもの。すばらしいです。ここまで来るのは相当の苦労があったと思います。今回のお菓子では一押し。

早い晩飯を鳥喜多で。

鳥喜多 本店 グルメ・レストラン

とろとろの親子丼は、是非食べたいと思ってたもの。生卵も乗って、反則に近い。これはおいしくないはずはないでしょう。
さて、長浜を堪能したところで、これから京都へ向かいます。

この旅行記へのコメント （4）

• わんぱく大将さん 2012/06/13 09:28:11

  つぶら餅

  たびたびさん
  
  旅行記見ていただき有難うございました。　自分の好きな土地がいい、というのを確認する旅。いいですね。　私も、別にこのカタルニアを好きでも、嫌いでもありませんが、住んでるなら、もっと知ろうと、カタルニア州ばかり歩いて、良さを再確認してます。
  
  つぶら餅ですか、一度食べてみたいと思わされましたね。　まあ、お菓子にしろ、料理は、日本は繊細ですね。
  
  　大将

• たらよろさん 2012/06/01 17:45:17

  やっぱり美味しいよね。

  こんばんは！たびたび様。
  はじめまして。。。
  
  長浜は美味しいものいっぱいで魅力的な町ですよね。
  
  私も鳥喜多さんで、食事にしたかったんだけれど、
  うまくタイミングが合わずに食べられなかったんです、、、
  
  やっぱり美味しいですよね〜〜
  あ〜〜、悔しい、
  食べたかったなぁ。
  
  またの機会を見つけたいと思います。
  
  これからもどうぞよろしくお願いいたします。
  
  　　たらよろ

  たびたびさん からの返信 2012/06/07 11:39:21

  RE: やっぱり美味しいよね。

  「つぶら餅」もよろしくです。

• 吉備津彦さん 2012/06/01 14:21:15

  初めまして

  長浜盆梅展、私は花があるときに行きました。
  
  こちらで御覧ください。
  
  http://4travel.jp/traveler/masterhiro/album/10545930/