ベルギーの旅（２）・・ブルージュのライバルだったゲントを訪ねて

2012/05/13 - 2012/05/13

ゲントの聖バーフ大聖堂は、１２世紀に建設が始まり１６世紀に完成しています。聖バーフ大聖堂が有名なのは、中世フランドル絵画の至宝と呼ばれる、ファン・アイク兄弟の描いた祭壇画、「神秘の仔羊」が所蔵されているからです。この祭壇画は、兄ヒューベルト・ファン・アンクによって１４２０年に着手され、兄の死により、弟のヤンが作品を引き継ぎ、１４３２年に完成しています。

「神秘の仔羊」は、表裏それぞれ１２枚のパネルで構成され、表面は、「生贄の仔羊；イエス・キリストの象徴」が中央下部に位置しており、上段には、「父なる神」や「聖母マリア」、「洗礼者ヨハネ」、「アダム」、「イヴ」などが描かれています。また裏面は、「受胎告知」の場面や作品を寄贈した貴族などが描かれています。

この作品が注目されているのは、その完成度の高さばかりではなく、「人間は罪の子」を超え「人間は神の子」を提示していること、油絵の具が絵画の主流になることを決定付けたこと、絵画が宗教の挿絵的な立場から、独立した芸術ジャンルへ発展させたことによります。

エリア ゲント(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

聖ヤコブ教会です。

街並みです。

市庁舎です。
１６世紀初期のゴシック様式と、イタリア・ルネッサンス様式が見られます。

見事な藤棚です。

街角ではパンを売っていました。

大肉市場付近の、カフェテラスです。

運河沿いの街並みです。

コーレンレイです。
レイエ川の西側にある、ギルドハウスです。
ゲントの黄金時代の、壮麗なギルドハウスが建ち並んでいます。

可愛い少女がハイポーズです。

グラスレイです。
レイエ川の東側にある、ギルドハウスです。
昔は港だった両岸には、当時の商人たちの富と力を象徴する、ギルドハウスが建ち並んでいます。

聖ミヒエル橋です。
１９０５〜１９０９年に造られた、石造りのアーチ橋です。
橋の中央に、聖ミヒエルのブロンズ像が立っています。

聖ミヒエル教会です。

レイエ川です。

コーンマルクト広場です。

広場に面した、シュッピングセンターです。

観光馬車です。

聖ニコライ教会です。
１１世紀の創建で１３世紀に再建された、ゴシック様式の教会です。聖ニコライは漁師と船乗りの守護聖人で、サンタクロースのモデルです。

聖ニコライ教会の礼拝堂です。

礼拝堂の祭壇です。

ステンドグラスです。

鐘楼と繊維ホールです。
高さ９１ｍある鐘楼は、１３００年頃ギルドによって建てられています。
１６世紀に備えられた、５３個のカリヨンの音色も人気です。

王立劇場です。

聖バーフ大聖堂です。
この大聖堂は、１２世紀に建設が始まり１６世紀に完成しています。数々の傑作を収蔵していることで、多くの観光客も集めています。

町の中心、聖バーフ広場です。
聖バーフ大聖堂前の広場です。

広場のカフェテラスです。

聖バーフ大聖堂の入口です。

大聖堂の礼拝堂です。
１２世紀ロマネスク様式の礼拝堂です。

礼拝堂の祭壇です。

礼拝堂正面のステンドグラスです。

ゲント祭壇画です。
ファン・アンク兄弟により、１４２０〜１４３２年に製作されました。
これはレプリカです。本物は別室にあり、ガラスケースに入っており、写真撮影は禁止です。

「父なる神」と「聖母マリア」、「洗礼者ヨハネ」の部分です。

「神秘の仔羊」の部分です。

礼拝堂の「真理の説教台」です。
デルボーにより１７４１年に製作されています。

礼拝堂の「聖バーフの修道院入門」です。
ルーベンスの作品です。

礼拝堂の「キリストの磔刑」です。
ヨース・ヴァン・ワッセンボブの１４６４年の作品です。

町のトラムです。

屋根の上で踊る６人の悪魔です。

ギルドハウスとカフェテラスです。

大肉市場に戻ってきました。
中世の屋内肉市場で、１４０６〜１４１０年に建てられ、ギルドハウスと礼拝堂を併設していました。

大肉市場の中は、お洒落なレストラン街に変身しています。

大肉市場のレストランです。

運河巡りのボートです。

カヌーを楽しんでいる人もいました。

フランドル伯の居城です。
１１８０年に、フランドル伯アルザス家のフィリップが、要塞として建設したものです。

見ごたえのある街並みが続きます。

見ごたえのある街並みが続きます。

レイエ川です。

金曜日広場です。

広場のヤコブ・ヴァン・アルテベルデの銅像です。

広場に面して、ギルドハウスが並んでいます。

広場に面した重厚な建物が建っています。

広場のカフェテラスです。