2012/03/07 - 2012/03/07
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tadさん
ロンドンの自由滞在がいかに充実したものであるかを理解するには、博物館、美術館が殆ど全て無料であるという事実を明記しなくてはならない。私設の蝋人形館などという如何わしいものは有料だが、まともなものはすべて無料であると言ってよい。これは世界広しと言えども、ほぼ完全実施しているのは英国だけだろう。ワシントンのスミソニアン博物館は英国人が作ったもので、当初は無料だったが、今は違うだろう。フランスもイタリアもドイツも無料の美術館や博物館に出くわしたことはない。大量の館員も雇われ、維持費も莫大なはずだが、今だに無料のままだ。外国人観光客まで全て無料のままだというのは本当に驚くべき方針だと言わざるを得ない。私は初めて英国に来て以来、このことだけでも、英国を尊敬してきた。
研究上のつきあいも英国と関係があったせいもあり、未だに毎年一度は来ているが、ロンドンは特に退屈しない街である理由はこの無料政策の御蔭であると言ってよい。なにしろ、大好きなナショナル・ギャラリーや大英博物館、さらにはTate Britain, Tate Modern, Wallace Collection, National Portrait Galleryといった美術館。さらには大英図書館(ベートーヴェンやビートルズの手稿あり)、ヴィクトリア・アルバート・ミュージアム(工芸品の宝庫)、自然史博物館(恐竜の骨格等)、科学博物館(産業革命を始めた国の初物シリーズ等)、楽器博物館、それに今年初めて訪問したハリアー戦闘機のあるRoyal Air Force Museum(王立空軍博物館)、さらには帝国戦争博物館、グリニッジにある国立海事博物館等など枚挙に暇がないというのは、こういう時のための表現だ。これらのコレクションを見るとどれも千円以上は入場料を取るべきだと誰でも思う内容だ。本当にこれだけは不思議としか言いようがないほど、イギリス人は寛容だ。私がイギリス人の友人にこれは繰り返し述べたが、誰も異を唱えてくれない。これだけ繰り返し訪問してきた国なのだが、この方針だけは、どうして変えないのか理解に苦しむほどだ。上にあげたロンドンの施設だけではない。全国の主要な同様の施設は全て無料なのだ!これを活用する喜びで世界中から訪問者が続くだろうというのは勿論理解できる。この観光政策上の利点のためだと言われれば、納得せざるをえないが。。いずれにしても、大英帝国の文化遺産の蓄積が圧倒的であるから可能な政策でもあろう。英国の子供達はこれらを教育の一環として活用しているのは羨ましい限りだ。
今回、ベルリンやライプチヒやヘルシンキを訪問して、え、この程度で入場料取る?といいたくなるのは、ロンドンから来たからだ。普通は勿論、入場料はとるだろう。日本だとお祈りするお寺や神社でも取るところがある。。。
- 旅行の満足度
- 5.0
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ハリアー戦闘機は上記の王立空軍博物館にある。唯一の実用化された垂直離着陸のできるハリアー戦闘機に搭載されたロールスロイスのジェットエンジン。吹き出し口が可変となっている。日本では米軍岩国基地で実際の機体や飛行をみることができた。本物のパイロットと話したことがあるが、大変に技術を要するマシンで、自分たちはベストパイロットだと言っていた。誇りを持つのは当然だろう。
なお、アメリカ製のハリアー戦闘機の写真等は「岩国米軍基地でのフレンドシップ・デイ2012」を参照のこと。 -
上記のエンジンの前方。
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ハリアー戦闘機を下から眺める。エンジンの吹き出し口が下を向いているので、多分、垂直に飛び上がる位置で設定してあるのだろう。
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