2012/03/17 - 2012/03/17
27位(同エリア257件中)
tadさん
ライプチヒは今回初訪問した。音楽好きな人間にとってバッハというのは、やはり特別な存在だ。敢えてクラシック音楽好きという必要がないほど、バッハの音楽に挑戦する人は今後も絶えないだろう。ジャズ風にやってもポップス風にやっても面白くなる音楽だ。きちんとそのまま演奏しても勿論面白い。有難いことにフルート愛好者にとってもバッハのフルート・ソナタ集は特別な存在だ。リコーダーやモダンフルートを学生時代に始めた時もすぐにバッハの音楽は練習の中に組み込まれていた。この13年ほどはトラベルソ(バロック・フルート)に嵌っているが、どれをやっても、バッハはやはり大きな目標の音楽となっている。
ともかくも、ドイツは今回が6回目なのに、一度もゆかりの地ライプチヒを訪問していなかったのだ。ゆかりの聖トーマス教会の横の広場にはバッハ像が立っている。丁度訪問した日は土曜日で午後3時から毎週バッハの音楽を演奏しているという。モテットをこの日は聞いた。弦楽器は少し弱体だったが、リコーダーも入り、合唱はまずまず。雰囲気は勿論いい。午後3時まで時間があったので、隣にあるバッハ博物館というのにも入ってみた。日本のガイドブックにはべた誉めであったが、これは、ちょっと。。。バッハ関連の書類はあったが、他には見るべきものはほとんどない。入場料はばっちりとられ、写真は撮るな等うるさいわりに、冴えない展示だった。これだと日本によくある怪しげな博物館と大差ない。
ドイツの問題点は他のヨーロッパ諸国と比較しても、戦争で徹底的に破壊され、古いものがあまり残っていないことだ。もともとクラシック音楽好きだったこともあり、若い頃はドイツ、オーストリアに憧れ、4回行ったのだが、その後、20年以上ドイツには行かなかったのは、そういったこととも関係がある。イタリアやイギリス等には本物が残っている確率が高いので、つい、繰り返し訪問してしまう。特にイギリスはほとんどの国宝クラスは無料で展示してあるが、今回もドイツでは有料の割にぱっとしない博物館等があったのは、残念だ。古いドイツは今でも好きだが、今のドイツの再建された町は、どうも。。。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- tadさん 2018/08/28 17:09:12
- 追加情報
- この日は、ライプチヒ歌劇場で、夜、グルックのオペラを見たのですが、ゲバントハウス管弦楽団の演奏も、歌手陣もパッとしない内容でした。ゲバントハウス管弦楽団は歴史のあるオーケストラで、実際、私は日本で一度、ロンドンで二度、演奏会を聞いているのですが、それらはいずれも水準の高い演奏会でしたが、このライプチヒでのオペラ演奏にはかなり失望しました。旅行記には、どこにも触れていないのは、そのためです。この旅行記で触れている聖トーマス教会でのバッハのカンタータ演奏も、そこそこのできでした。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
tadさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
1
10