2016/06/22 - 2016/07/06
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urufeeさん
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6月28日ドレスデンからライプチヒに移動しました。到着後,「ニーベルングの指輪」第一作を鑑賞することにしていたので,昼食をライプチヒで取るように少し早目にドレスデンを出発しました。
ライプチヒ中央駅はヨーロッパ最大の面積と言われる頭端式駅です。確かにドレスデンに比べて,桁違いに広い。駅構内にレストランやショップ等が沢山入っています。ライプチヒ歌劇場は駅から徒歩10分くらいの所に在ります。そして予約したホテルは歌劇場から徒歩10分程の所に取りました。ライプチヒはシッカリとホテルの場所を確認しておいたので,比較的すんなりとチェックインしました。
5月初旬の集中公演なら,4日間連続上演で効率的だったのですが,私が行った6月下旬からの公演は下記のように若干不連続。
以前,ウィーン国立歌劇場でニーベルングの指輪に行こうかと思ったら,10カ月ほど前に全席完売で悔しい思いをしたので,今回は飛行機もホテルも予約できない,1年2カ月前にチケットを発券しておきました。でも,公演によっては既に半分ほど売れていて,最後の公演だけは同じ席を確保できませんでした。
6月28日 19:30~22:00(休憩なし) 序夜「ラインの黄金」
6月29日 17:00~21:50(30分休憩2回) 第一日「ワルキューレ」
7月 1日 17:00~22:05(30分休憩2回) 第二日「ジークフリート」
7月 3日 17:00~22:10(30分休憩2回) 第三日「神々の黄昏」
7月 4日 ライプチヒから,フランクフルト経由でシンガポールへ。折角なので,シンガポールで一泊して,胡弓のコンサートを見て,7月6日にクアラルンプールに戻りました。
写真はライプチヒ歌劇場の正面入り口です。池のアヒルが何で置いてあるのかは不明です。帰国するころには無くなってました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ライプチヒ駅に到着しました。頭端式駅は櫛の歯型とも言われますが,プラットホームの先は大きなショッピングモールです。レストランも沢山入っていて,ここでの食事や散策など結構利用しました。
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大好きな電気屋SATURNも駅構内に在ります。
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駅を外側から見たところ。この両端にまだ駅が繋がっています。
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ホテルチェックインして一休みしてから,「ラインの黄金」を見に行きました。歌劇場の真正面に在る,ゲバントハウス。
ライプチヒ歌劇場は未だ日本へ引っ越し公演してくれてませんが,結構頻繁に来てくれる,ライプチヒゲバントハウス管弦楽団の本拠地です。
今回は日程合わず中には入れませんでしたが,オーケストラピットに入る管弦楽団ですから,演奏は聴けたことになります。 -
そして序夜「ラインの黄金」を見に歌劇場へ。
ライプチヒ歌劇場は1693年創設の欧州でも最古の歌劇場の一つですが,1943年12月の大空襲で全壊。現在の建物は1960年に再建されました。 -
入り口を入ったところ。
こちらはドレスデン歌劇場とは異なり,近代的に再建されたみたいです。 -
最後の「神々の黄昏」以外の3演目は全て同じ席にして,14列目の24番。
その座席から舞台を撮った写真で,結構見易かったです。
ちなみに「神々の黄昏」は同じ席が埋まっていた為,近い15列26番を取りました。
この席で4演目の合計が,248ユーロでした。ドイツの歌劇場の値段は結構安くて助かります。
ライプチヒ歌劇場もHPでチケット購入すると,eチケットをPDFで受け取れます。 -
桟敷席は無くて,左右に一カ所ずつ,こんな客席数席のバルコニーみたいなのが有る程度です。
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後方です。客席は2階までしか有りません。客席総数確認できませんでしたが,それ程大きな歌劇場ではないです。
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中2階の廊下部分。ここにトイレが有ります。
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序夜「ラインの黄金」の終演は22時でしたが,外に出たらまだある程度明るいです。欧州にオペラ見に来る時は,日の長い6月が助かります。
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翌日から市街もチョット散策。
到着して,駅からホテルに向かう時,歌劇場の斜め前に建っていて気になってました。最初は「立派な教会みたいだけど,十字架が無いな」と思っていたら,ライプチヒ大学でした。 -
ニコライ教会です。冷戦時東独側だったライプチヒのこの教会で毎週月曜日に,平和のあり方を考える「平和の祈り」が催されていました。その集会が拡大されていき,1989年10月には7万人のデモへと発展しました。その一か月後にベルリンの壁が崩壊したことから,ニコライ教会は「東西ドイツ革命の出発点」と称され始めます。
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内部にはドイツでも有数の大きさを誇るパイプオルガンが有ります。
有料(2ユーロ)ですが,オルガンコンサートも開催されているので聴いてきました。 -
ライプチヒに在るもう一つの有名な教会がこのトーマス教会。数々の名曲を残したバッハのお墓が有る教会です。バッハは1723年から亡くなる1750年の28年間にわたりここで音楽監督を務め,トーマス教会少年合唱団の指導に当たっています。
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そんなゆかりの有る教会なので,バッハ像が建てられています。
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そしてこれが教会内に在るバッハのお墓です。
もっとも,最初からここに葬られたわけではなく,最初はヨハネ教会に葬られましたが,第二次世界大戦の空爆で破壊されて,トーマス教会に移されました。 -
バッハのお墓の奥が主祭壇です。
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主祭壇の反対側にパイプオルガンが有ります。
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ライプチヒゆかりの作曲家と言えばメンデルゾーンも忘れられません。
1835年にゲバントハウス管弦楽団の指揮者に任命されています。
この像はトーマス教会の裏手に有ります。 -
バッハ像が見つめる方向にはバッハ博物館が有ります。
最終日に行こうかと思っていたら,休館日で結局入れずじまい。事前調査不足でした。 -
博物館は入りませんでしたが,パイプオルガンコンサートは聴いてきました。
本当は,トーマス教会合唱団のコンサートを聴きたかったのですが,生憎やっていなくて,パイプオルガンコンサートに。有料で,13ユーロでした。 -
主祭壇の反対側のパイプオルガンでやるのかと思ったら,背中側のこのパイプオルガンで演奏されました。
このオルガンは,”バッハ・オルガン”と言われ,バッハ没後250年を記念して,2000年に設置されたものです。当時のオルガンの響きを再現するように作られたと言われています。 -
トーマス教会の反対側の建物が気になり撮影。銀行ですが,何とも立派です。貴族の屋敷でも買い取ったのでしょうかね。
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トーマス教会とニコライ教会の中間地点に在る,旧市庁舎です。
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旧市庁舎の裏手にはゲーテ像が建っています。
彼がライプチヒ大学に留学時代の銅像なので,まだ若々しい感じです。 -
ゲーテ像の前のこの建物の地下に,ゲーテが足げく通った居酒屋が有ります。彼の代表作でもあり,私の大好きなオペラ「ファウスト」に登場する居酒屋ですが,現在は有名レストランになっているそうです。
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そんな「ファウスト」にちなんで,レストラン入り口近くに,ファウスト博士と,悪魔メフィストフェレスの銅像などが建っています。
また,今回はレストランの中に入りませんでしたが,森鴎外がライプチヒ留学中に「ファウスト」の翻訳を決意した為なのか,森鴎外の壁画なども飾られているみたいです。 -
街を散策していたらラーメン屋さん発見。
マレーシアに住み始めるまでは,「海外旅行に来て日本食なんて」と思っていました。それが今では,「旅行中くらい,日本食を食べたい」に考えが変わってしまい,こういうお店を見掛けると心惹かれます。 -
と言うことで,昼食にカレーラーメン。
日本は勿論,東南アジアでも食べたことが無い不思議なカレー味でした。でも何故かもう一度食べてみたいような気にもさせる不思議な味。 -
海外旅行で困るのはトイレですが,ライプチヒ中央駅のトイレは有料でした。
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ライプチヒ駅のショッピングモールとは別の,大きなショッピングモール。
この中のトイレは無料なので,結構利用させて貰いました。 -
このショッピングモールの中に,SATURNとは別の大型電気店も入ってました。
これもチェーン店らしく,ドレスデンにも有りました。 -
ショッピングモールの近くに,こんな掲示板が所々に在るのに気が付きました。
前述したニコライ教会の「平和の祈り」から発展した,1989年のデモの様子を写真入りで説明しているみたいです。 -
この案内板は番号付きで,何番が市街の何処に在るかを示した地図も有りました。
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ドイツも電気自動車の普及が進んでいるらしく,歩道脇で充電している車も見かけます。
私は車乗らなくなってしまい分からないのですが,日本では歩道脇で充電できるところ無いですよね? -
日本にも是非欲しいと思ったのが濡れ傘用ビニール袋。
折り畳み傘用も欲しいなと昔から思ってました。 -
滝廉太郎もライプチヒに1901年~1902年に掛けて留学していました。
ニコライ教会やトーマス教会などの中心部から徒歩30分程でチョット離れてましたが,彼が住んでいたという,フェルディナント・ローデ通りも行ってみました。日本語説明の記念碑が有りました。 -
フェルディナント・ローデ通りの道路標識は見つけたので,滝廉太郎もこの近くを散歩したのかも。
またこの通りと直行する通り名には大作曲の名を冠したのが多かったです。
ここは,モーツァルト通りとの交点です。 -
こちらはベートーベン通りとの交点。
これ以外にもハイドン通りなども有りました。 -
滝廉太郎はライプチヒ音楽院で学んだそうですが,そのライプチヒ音楽院を設立したのが,メンデルスゾーンです。
彼の父は裕福な銀行家で,彼が実際に住んでいたという旧宅も立派です。現在はメンデルスゾーン博物館になっています。 -
散策もソロソロ終わりにして,歌劇場へ。
歌劇場の裏手はチョットした公園になっています。 -
「ラインの黄金」以外は,30分の休憩が2回有ったので,次回また訪れる時の為に2階席も確認しておきました。
傾斜も急で結構見易そうなのですが, -
最前列はパイプが邪魔になりそうです。
新国立なども同じですが,このパイプ無くすわけにいかないんでしょうかね? -
「また来るね」と思いながら歌劇場にお別れ。
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ライプチヒ中央駅から,ライプチヒ空港までは電車で16分程で到着しました。
大きなスーツケースを持っていると,チョット乗り難い車両でした。段差無くせないのかな。 -
空港駅に到着して改札を出て左側直ぐの所に,チェックインカウンターが有ります。
チェックインカウンターは近いのですが,出国ゲートはこの歩道橋みたいなところを,結構歩かされます。 -
ライプチヒ空港にも喫煙ルームが有り一安心。
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フランクフルト空港に到着しました。だだっ広い空港を喫煙マークを頼りに探しました。かなり遠いなと感じましたが,一服してウェイティングゲートに行ったら,他の場所にも何カ所か喫煙ルームが有りました。次回は最短ルートを探し出さねば。
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