２０１２年　台東緑島へ！　１１緑島その３

2012/04/19 - 2012/04/23

　２２日日曜日、緑島２日目です。
　今日は朝からいいお天気になりました。

　朝食のあと、私と男性３名は温泉へ、女子２名はそれぞれ観光とお買い物に出かけました。その後合流して昼食、それからまた島内観光。

　帰りの飛行機は１７時発です。

　

エリア 台東(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜朝一番は女子だけでお散歩＞

　朝食には９時頃と昨夜約束していたので、それまで女子だけで散歩に出かけました。

　写真は南寮漁港の旅客中心へ行く路です。

＜南寮街＞

　島一番の繁華街。お買い物するならここしかありません。

　コンビニも南寮街でしか見かけませんでした。７−１１とファミマが一軒ずつです。

＜大哥＞

　この囚人のアニキキャラ、緑島の土産物には多くデザインされています。
　アニキがプリントされたＴシャツなどよく売っています。島には今でも刑務所があるのに、若干違和感のあるキャラです。

＜こちらは不気味カワイイ＞

　緑島にはダイビングスポットも多く、南寮には潜水（スクーバダイビング）や浮潜（シュノーケリング）の店がたくさんありました。

＜朝食＞

　宿から２〜３分歩いたところにあるこのお店が朝食場所。

　この店の５０元分のチケットが朝食券です。

＜海草蛋餅＞

　蛋餅にアオサのような海草が入っています。これが名物と言うので食べてみました。

　海草は鮮やかな緑で、たくさん入っているのは見てわかるのですが、特に味も香りもしません。

＜梅花鹿＞

　島には背中に白い斑点のある野生の梅花鹿がたくさんいるんだそうです。車窓から、飼われている梅花鹿を見かけましたが、残念ながら野生には会えませんでした。

　以前は梅花鹿の保護施設があり、見学できたのだそうですが現在は閉鎖されています。観光地図にはまだ掲載されたままですが、目の前まで行って閉まっているのを見ました。

　この鹿は朝食を食べた店にいた鹿で、背中に斑点があるような、ないような…。

＜お昼ごはん＞

　島の人お薦めの人気店で昼食。南寮街の７−１１の近くにあります。

　店内はたくさんの人でにぎわっていました。

＜お刺身＞

　台湾で刺身（生魚片）を食べるのは初めてです。

　マグロとカジキの盛り合わせ。確か一皿３００元。
　あまりにおいしかったのでもうひと皿追加したら、もう最後の一皿だからと大盛りにしてくれました。身がぷりぷりでおいしかった！

＜念願のトビウオ＞

　私の住んでいる地域ではトビウオの本体などめったに見かけません。トビコの加工品を目にするくらいです。
　
　身は少し硬くて筋っぽいです。ひれや骨はさすがに硬くてまるごとは食べられませんでしたが、頭はスカスカでパリパリ。目玉以外はすっかり食べられました。
　トビウオって頭スカスカで筋肉だけのお魚なんだな。

＜他のメニュー＞

　しらすと海草のスープ、青菜炒め、チャーハン、エビの炒めものなどおなかいっぱいいただきました。
　刺身２皿も含めて６人分で1,650元。お刺身食べてこの値段はやっぱ安いですよね。それにトビウオって高級メニューなんですよ。

＜海草かき氷＞

　女子のリクエストでデザートは海草かき氷。

　こちらの店で食べます。同じく南寮街にあるお店。

＜全トッピング＞

　いわゆる全部のっけです。

　小豆、緑豆、プリン、イモ、タピオカなどメニューにあるトッピングが全部乗っています。もちろん海草も。
　朝食の蛋餅同様、特に海草の味はしません。

　私はＴちゃんと半分ずつ、熱帯魚さんは一人一皿平らげてました。彼女、冷たくて甘いものは別バラなんでしょうか。

＜現役刑務所＞

　さすがに現役刑務所の中は見学できません。ゲートにあるこの売店を見られるだけです。

　手前の白い壁面に以前は「歓迎光臨」という看板があったそうです。確かどなたかの旅行記にその写真があったはず。刑務所に「いらっしゃいませ」はないだろう、とつっこんだ覚えがあります。現在ではもうその看板はなく、この売店も取り壊す予定だそうです。

＜刑務作業で作っている土産物＞

　例の囚人アニキのグッズをなんと刑務作業で作っているんだそうです。それをここでも売ってます。

　囚人服着て足かせをつけたキャラ人形を刑務作業で作るなんてなんて因果な…。

＜アニキなんてまだ序の口＞

　囚人人形で唖然としていたら、こんな製品も刑務作業で作られてました。

　上部の模型はまだしも、下の段の置き時計は…。勝手に作っていいんですか？。仮に作っていいとしても、なぜこのクオリティ…。

＜さらにこんなものまで＞

　まあちゃんさん一押しの撮影スポット。奥に見えるゲートが本物の刑務所の入口。

　なんというか、不謹慎っていうか…。でもきっちり記念撮影してきました。

＜新生訓導処＞

　政治・思想犯の思想矯正をする施設です。

　これも現在は閉鎖され、人権文化園として公開されています。

＜内部展示＞

　新生訓導処もガイドさんが中を案内してくれます。

　内部展示はかなりかなりきれいに整備され、あまり悲惨な感じは伝わってきません。ただ、話を聞いて当時の様子を想像してみると、実に陰惨な気分になりますが…。

＜緑州山荘・新生訓導処全景＞

　奥の建物に全景のジオラマがありました。こちらの展示もかなりきれいに整備されています。

＜実際の建物＞

　実際の獄舎も廃墟となって残っています。

　こうした粗末な建物に住み、洗脳教育、強制労働が行われていたのですね。

＜こちらも実際の廃墟＞

　この古さにリアリティがあります。

　今でも世界のいたるところで人権が蹂躙され、自由に生きられない人がいることを忘れてはいけませんね。自分が加害者になっていないかよく自省しなければ。

＜訓導処の片隅に…＞

　ひっそりと像がありました。

　

＜ダムがあるって？＞

　緑島にはダム（水庫）があるんだって、と昼食の時話題になりました。
　観光地図を見ても見当たりませんでしたが、この案内板で発見。緑州山荘、訓導処の水源だったのですね。

＜技能訓練所＞

　訓導処の隣にあるのは技能訓練所。ここは内部には入れません。
　
　

＜環島道路＞

　技能訓練所の前は環島道路です。

　この先は島の東に抜ける上り坂で、坂の上から青い海をバックに見ると、訓練所の白壁にレンガ色の屋根の建物群は、瀟洒なリゾートハウスにも見えます。自然が美しいだけに、そこで行われていたことの残酷さに背筋が凍ります。

＜孔子岩＞

　最後に見たのは孔子岩。

　東部にある奇岩なのですが、これがばっちり見える範囲は狭く、うっかりしていると見落としてしまいます。
　まあちゃんさんの「孔子だ！」の声に、車内からは「子牛ですか？」の声。まあ子牛に見えなくも…、いや、それはない。

＜緑島郷公所＞

　一応撮っておきました。

　１７時の飛行機で無事台東空港へ。そのまま飛行機で台北へ戻る皆さんとは空港でお別れ。
　私は今後の予定が未定のまま、台東市街地へのバスに乗りました。