2012/01/15 - 2012/01/22
391位(同エリア6774件中)
ニッキさん
ツアーの最終都市「ローマ」にやってきました。
史跡と芸術が織り成す「永遠の都」です。
古代ローマ帝国の栄華と、時代時代に現われる天才芸術家達の手によってさまざまな発展をしてきたローマ。
限られた時間の中で何をしたいのか、何を主題に観ていくか、下調べをした方が楽しめる街でもあります。
だって、遺跡、名画、彫刻、買い物、グルメと、こんなにもみどころが溢れる多彩な都市なんですもの。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
フィレンツェからバスに揺られてやってきました。
「永遠の都」ローマです。
ツアーはコロッセオの見学からスタートです。
言わずと知れた古代ローマの巨大円形闘技場。
6万人を収容出来た途方もない大きさは、すぐ近くで見ると圧倒的な迫力と存在感!
ツアーの若いお嬢さんが人文字で 「ROMA」 可愛いでしょ。
私の写真が全体を捉えて一番良かったらしく「旅行記に載せて良いですよ。」と顔出し許可付きです。 -
謎の剣闘士は一緒に写真撮影をする人です。
もちろん有料、いくら取られるのかしら?
勝手に写真を撮っても怒られそうだから、遠くから望遠でパチリ。
一眼レフならもう少し良い写真が撮れたかも。 -
旅行会社と写真屋さんのタイアップで「全員の記念写真を撮りましょう」企画。
今まで数々のツアーに参加しましたが、確かにツアー参加者全員の写真は無かったです。
ただ、高い! 20ユーロですって。 チョットねぇ〜。
これは初の海外旅行だったお嬢さんが購入した写真を、私のカメラで撮らせてもらったもの。
5〜6人が輪になって何をしているのかと思ったら写真を撮らせてもらっていたので、私もお言葉に甘えて撮らせていただきました。 -
このツアーはサン・ピエトロ大聖堂のみ。
ヴァチカン美術館は含まれていませんでした。
ここまで来たのにチョット残念です。 -
ヴァチカン市国の衛兵さんの制服はミケランジェロのデザイン。
今は寒い季節なので黒のマントを着ています。
皆さんイケメンですよー。 -
聖ペトロが十字架にかけられて殉教し、その墓の上に建った小さな礼拝堂がサン・ピエトロ大聖堂の始めと言われています。
カトリックの総本山で多くの芸術家が係わった、とてつもなく広い大聖堂です。 -
入り口を入って右にミケランジェロ作のピエタ像があります。
ミケランジェロ24歳の作品ですが、素晴らしい出来栄えに他の人が彫ったと噂され、慌てて一晩でマリアの胸のリボンに名前を彫ったそうです。
生涯唯一、自分の名前を彫った作品です。 -
キリストの母とは思えない程若く美しいマリア像は、清らかさを表現しているそうです。
服のひだなど、とてもじゃないけど硬い大理石で彫ったとはとは思えません。
天才の成せる技でしょう。 -
「祝福する聖ペトロ像」
キリストの第一弟子で初代教皇の聖ペトロのブロンズ像です。
サン・ピエトロとは聖ペトロのことです。 -
聖ペトロの両足が磨り減っているのは、何百年もの間、訪れる信者が信仰心を現わす行為として足をさするからです。
そして近年では、私達のような観光客までもが<おまじない>のように足を触っていくのです。
「何か良い事あるかしら?」 -
クーポラの真下にあるのが1633年ベルニーニ製作の大天蓋です。
-
イチオシ
大天蓋を支えている4本のねじれた円柱にはオリーブと月桂樹の枝が巻きつかれて、まるで天まで昇っているようです。
大天蓋の内側の天井には聖霊を象徴する鳩が描かれ、下には聖ペトロのお墓があります。 -
後陣にあるのが1605年ベルニーニ製作「聖ペトロの司教座」です。
ブロンズで出来ていますが、内部には聖ペトロが使っていたと伝えられる木製の椅子が納められています。 -
世界中の人がローマを訪れたら必ず立ち寄る場所が、古代ローマ時代の水道を利用して造られたトレヴィの泉。
<トレヴィの泉にコインを投げたけど再訪は叶うのか>という旅行記を書いたけど、本当に叶いましたね。嬉しいです。
前回のHISの添乗員さんは「再訪が叶う」って信じていつもコインを投げ入れてるそうです。
だからイタリアの添乗が多いんですって。 -
前回はライトアップのトレヴィの泉でしたが、光に惑わされる事なく、また違った感じで良かったです。
中央には海神ポセイドンを配したバロック様式の彫刻が素晴らしい。
1762年に若い芸術家サルヴィがベルニーニの残したデザインに基づいて造ったと言われています。 -
スペイン階段とトリニタ・デイ・モンティ教会。
映画「ローマの休日」が上映されたのが1953年。
私が生まれる前の出来事。
私はアン王女と新聞記者ブラッドリーが出会うシーンが一番印象的です。
オードリーがジェラートを頬張る姿が超カワイイ!
ヘプバーンと同じ場所に立てるなんて夢のよう。感慨深いですね。 -
スペイン広場にあるのが舟の形をした「パカルチャの噴水」
これもベルニーニの作品です。
噴水の前は高級ショッピングストリートのコンドッティ通り。
ブランド品に興味のある方には必見です。 -
この後バスはテルミニ駅付近で下車。
ローマ三越で45分のお買い物タイムです。
買い物予定の無い私達は、集合時間厳守を条件にツアーを離れてすぐ近くの
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会へ。 -
イチオシ
この教会のみどころはコルナーロ礼拝堂の祭壇。
ベルニーニ作「聖テレーザの法悦」です。
カトリック信者がプロテスタントに流れた時、芸術の力で信者を取り戻そうとして生まれたバロック芸術の代表作のひとつ。
ベルニーニの最高傑作と言われています。 -
神の使い「天使」に心を射抜かれようとしている聖テレーザは恍惚の表現を浮かべています。
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天から降り注ぐような光の演出と、信仰に目覚めた瞬間をドラマチックに演出しています。
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小さいながらもバロック芸術を隅々まで堪能出来るおススメの教会です。
美術館の絵画は日本で公開する機会もあるでしょうが、教会の絵や彫刻はその場でしか観る事が出来ません。
ぜひぜひ堪能していただきたいと思います。
右側のドアから奥に行くと売店がありますよ。
修道院の方が作っている品々です。
私は蜂蜜を2個お土産に買って帰りました。 -
ツアーの最年長のおじいさまを紹介します。
70歳近い方が手をひいて、80歳のおじいさまが一生懸命歩いています。
ツアーの歩行移動時間になかなか付いていけなくて、私、背中を押してあげたり腕を組んで励ましながら歩いたり・・。
昨年亡くなった母と同い年ですから、若い人に混じってのツアーは辛いよね。
海外旅行は何度か行かれた事があるそうですが、イタリアが一番きつかったようです。
でも成田空港に黒の長靴姿で現れた時は唖然。
二人とも最後まで長靴だったけど、いくら慣れているとはいえ、疲れないのかなぁ? -
ホテルはポルタマッジョーレ広場の前に建つポルタマッジョーレ。
募集の時点ではもっとテルミニ駅に近いホテル名が表示されていたので、このツアーに決めたのですが、最終日程表をみたらこのホテル。
テルミニ駅から徒歩圏内らしいのですが、改札口から徒歩は無理でしょう。
ただ、ホテル前の広場からテルミニ駅行きのトラム(5、14番)が頻繁に走っているので、決して不便ではありません。
ただ、交通量が多いので夜中もうるさかったし、外でタバコを吸っていたあんちゃんに偽警官が近づき路地に連れ込もうとしたりして、治安は悪かったかな。
でも、ローマ全体の治安は悪いものね。
皆様くれぐれもご注意を。 -
今日は終日自由行動です。
市内のバス、トラム、地下鉄が乗り放題の1日切符BIGは昨夜の内に購入済み。(この辺りは抜け目無し)
他の国の1日切符は24時間が多いのですが、ローマは1日単位なので注意して下さいね。
朝、さっさとホテルで朝食をいただき、ローマの教会巡りスタートです。
小雨が降ったり止んだりのお天気ですが、さほど影響はありません。
まずは歩いてサンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ聖堂へ。 -
エルサレムから持ち帰った聖遺物を祀るために320年に建てられた聖堂で、中世ではローマを訪れる巡礼者が必ず詣でる7つの聖堂の一つでした。
聖遺物が収められているのは、左端の階段を上がった「十字架の礼拝堂」。 -
しかし、聖堂は12、18世紀にほとんど建て直されているそうです。
この天井はいつ頃の作品なのかしら。 -
後陣の天蓋と半円球の天井画。
キリストが空からいつも見つめて下さっているような、青がとても印象的なフレスコ画です。 -
270年から建設されたローマの城壁は、現在もかなりの部分が残っています。
これはサン・ジョヴァンニ門です。 -
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ大聖堂。
14世紀に教皇庁がヴァチカンに移るまで、長い間カトリック教会の中心的な存在だった大聖堂です。 -
広い教会内部の床は、ローマ教会の特徴でもあるコズマーティ様式。
本当に美しいモザイクの床です。 -
上部が銀色に輝いている法王専用の祭壇。
籠みたいになっている上部に聖ペテロと聖パウロの聖遺物である頭部が収められているそうです。 -
後陣のモザイク画は12世紀のものです。
-
修復もされているようですが、近くで見るととても古い感じがします。
-
サン・ジョヴァンニ広場からバスに乗ってトラステヴェレ地区へ。
トラム3番の変わりに同じ路線でバスが走ってました。
トラムは廃止になったみたい。
テヴェレ川を渡って、まず始めに訪れたのは「サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会」 -
とても小さい教会です。
現在、主祭壇以外は大修復中でした。
お目当てのベルニーニの彫刻が見られなかったらどうしよう・・と心配しましたが、工事中の壁のガラス越しから作品を観る事が出来ました。 -
イチオシ
ベルニーニ晩年の傑作「福者ルドヴィカ・アルベルトーニ」
ルドヴィカ・アルベルトーニは15世紀初期に生きた実在の人物で、献身的に貧しい人達を救済した女性です。
現代のマザー・テレサみたいな人ですね。 -
貧しい人々の救済に生涯を捧げたルドヴィカが、神の元に召される至福の最期をドラマチックに表現しています。
80歳近い年齢で大理石を彫るのですから驚きです。
天才ベルニーニの集大成を観れて本当に良かったです。
ベルニーニ作「いばらの王冠をもつ天使」が置いてあるサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会に同じ彫刻がありますが、あちらの作品はベルニーニではありませんのでお間違いなく。 -
前回行って大感動したサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会へ。
4世紀半ばに法王ユリウス1世によって建造された、ローマ最古の教会です。
12世紀に再建されましたが、現在でも再建当時の姿をとどめています。
ファサードの美しいモザイク画「玉座の聖母子」は必見です。 -
この教会のみどころは、後陣を飾る半円球のモザイク画。
圧巻です。
それぞれテーマがあるみたいですよ。 -
天井の最上部には「神の手」
その下にはキリストと聖母マリアが椅子に座り、両脇に殉教者が並ぶ「キリストと聖母」
その下の12匹の羊は12使徒を意味しているそうです。 -
色ガラスと金を張ったガラスが眩いモザイク画は、何度見てもため息が出ます。
本当に素晴らしい! -
イチオシ
光輝くモザイク画はとても細密で、12世紀の芸術の高さに改めて感服です。
カトリック信者の方たちの聖母に寄せる厚い信仰が伺えます。
信徒でない私でも大感動です。 -
中の段に描かれている「聖母マリアの生涯」
13世紀のカヴァッリーニの作品です。 -
この教会はファサードのモザイク画、後陣のモザイク画、床のコズマーティ様式と、ローマの教会建築の特徴を網羅している、みどころ満載の教会です。
パンテオン近くのアルジェンティーナ神殿跡から出ているトラム8号線に乗ればすぐです。
おススメの教会です。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- duc teruさん 2012/12/03 19:29:29
- ローマ好きです
- ニッキさん
旅行記立派ですね、私もヨーロッパ大好き人間です、これからも宜しくお願いします、又お邪魔します。
duc teru
- ニッキさん からの返信 2012/12/04 16:08:41
- こんにちは
- duc teruさん はじめまして。
ご夫婦仲良く旅をされている姿はとても励みになります。
duc teruさんはフランスもお好きなようですね。
私達も「また行きたいね。」って話しています。
そして今度は北フランスコース<シャルトルやルーアンやモン・サン・ミッシェルなど>周ってみたいと思っています。
あわよくばモネの庭ジヴェルニーにも足を運んでみたいな。
含まれるツアーもあるんですよ。
ロシアにも行きたいし・・。
夢はいっぱいです。
また、旅行記に遊びに来てくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。 ニッキ
-
- ちょんたさん 2012/06/21 23:45:11
- ツアーでも、こんなに自由に歩きまわれるものなんですね。
- ニッキ様
この教会のモザイク画、素晴らしい美しさですね!!
写真でこんなに美しいのですから、実際はどれほどだったことでしょう!!
う〜〜ん、ローマはきっと何度行っても行き尽くせないと言う気がします。
どの教会もきれいですし・・。
ベルニーニの彫刻も、これまた素晴らしかったです。
最初のサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリオ教会の「聖テレーザの法悦」とサン・フランチェスコ・ア・リーバ教会の晩年の作「福者ルドヴィカ・アル・ベルトーニ」、やはり雰囲気が似ていますね!!
聖テレーザの法悦は、ローマを去る最後の日に、ホテルの近くだったので、それこそ駆け足で見に行ったので、何かこんなにじっくりと見た気がしません。
あ〜、また行きたくなってしまいました!
素敵な旅行記でした!
ちょんた
- ニッキさん からの返信 2012/06/22 10:40:55
- ヨーロッパ大好き!
- ちょんた様 おはようございます。
教会好きで絵画好きな私達は旅の目的が絞りやすく、プランは大概あんちゃんがたててくれます。
パリやプラハのステンドグラスも綺麗ですが、ローマのモザイク画はため息が出るほど美しいですね。
パリに行った時「これはまた来なきゃ!」って思ったけれど、その思いはイタリアの方が数倍強かったです。
ドイツも好きだし、ロシアにも行きたいし、旅への思いは尽きませんね。
また、旅行記に遊びに来て下さい。
クリスマス・マーケットも良かったですよ。 ニッキ
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