2012/01/15 - 2012/01/22
262位(同エリア4192件中)
ニッキさん
中世のヨーロッパを代表する海洋王国ヴェネツィア。
120以上の小島からできていて、運河の数は170以上、橋は400を越えるそうですよ。
前回、曇り空のヴェネツィアだったので、少々心残りでした。
今度こそ「青い空と光眩い大運河を堪能したい。」と願っていたのですが甘かった。
今回はもっと凄い事に。
冬の風物詩「霧にむせぶヴェネツィア」が出迎えてくれました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ヴェネツィア本島では車の乗り入れが制限されているので、観光バスを降りてモーターボートでサン・マルコ広場を目指します。
今日は気温が低くて、あたりは霧が立ち込めています。 -
モーターボートの所要時間は20分ぐらい。
大運河からではなく、外海から回ってきました。 -
モーターボートを降りて・・・寒いー。
海に囲まれた街ですから冬は寒くて当たり前ですが・・。
でも、今日は格別。
身体の芯から冷えてくるー。 -
サン・マルコ広場に向かう途中。
水の都ヴェネツィアらしい風景ですね。 -
かつて裁判所と牢獄を結ぶ役割をしていた「溜め息の橋」
牢獄に送られる囚人が橋を渡りながら溜め息をついたという逸話が
橋の名前の由来だとか。 -
2010年は修復中でした。
ヨーロッパの街では修復中の建造物によく出会うけれど、
溜め息の橋を「青い空と白い雲を印刷した塀」で囲んだ修復現場は、
今までで一番センスが無かったように思われます。
ものすごく違和感がありました。 -
修復を終えた「溜め息の橋」の景観はヴェネツィアの小運河に溶け込んでいますね。
橋の下の小運河はゴンドラ遊びのコースの一つになります。 -
イチオシ
霧のヴェネツィア。
視界もかなり悪く、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は全く見えません。
味があるって言ってしまえばそうだけど・・。
まぁ、こんな気象条件は狙ってできるわけじゃないので、今日は今日で楽しむしかないでしょう。。 -
サン・マルコ広場に建っている高さ96.8メールの大鐘楼。
尖塔にある大天使ガブリエル像が霧にかかって見えません。 -
手前がドゥカーレ宮殿。
奥に見えるのがサン・マルコ寺院です。 -
ドゥカーレ宮殿の入り口にはヴェネツィアの象徴「有翼の獅子像」がこちらを見つめています。
-
広場にある時計塔は15世紀に建てられたものです。
ここにも獅子の像がありますね。 -
ツアーのお約束。
まずはガラス工房の見学です。
700〜1000度の高温でガラスを溶かします。 -
熟練の職人によって数分でガラスが形になりました。
マエストロと呼ばれる職人さんの早業を真近で見る事が出来て良かったですよ。 -
ツアーですから、当然の事ながらお買い物タイムです。
二階に上がるとヴェネツィアン・グラスの販売店。
踊り場にはマエストロの熟練技が光る作品が飾ってあります。
店内は写真撮影禁止でしたので、残念ながら踊り場に飾られていた作品しか撮れませんが、販売されているワイングラス、ゴブレット、アクセサリーなど、色鮮やかで美しい品ばかりでした。 -
お店の人の説明を聞いて一番驚いたのは、ヴェネツィアングラスはとても丈夫な事。
実演をしたのですが、ちょっと落としたぐらいでは割れません。
見ているこちらが「キャー!」です。 -
「ワイングラスが欲しいな・・。」と思ったのですが、やっぱりお高いんですよ。
前回街中のお土産屋さんで安く購入した<ヴェネツィアン・ガラスで出来たビーズのネックレス>が、一年もしないうちに切れてしまいました。
デザインがとても気に入っていたので、今回は似た感じの良い品のネックレスを買う事にしました。
90ユーロ。私には高額な買い物です。 -
昼食はイカ墨スパゲッティでした。
訪れた店も前回と全く一緒です。と言う事は・・まずい。
ところが今回は美味しかったのです。「あれ?何で?」
あんちゃんと考えました。
そう、前回はヴェネツィアの大雨のおかげで、到着時間が大幅に遅れてしまったのです。
お店の人は予約時間を想定して、ツアー人数分のパスタをあらかじめ茹でておいたのでしょう。
その為、予定時間を過ぎた「イカ墨スパゲッティ」はのびてしまった。
この推理、当たっていると思うな。
とりあえず、「イカ墨スパゲッティ」はまずまず美味しい事が分かって良かったです。 -
昼食後から2時間半の自由行動です。
サン・ロッコ大信徒会館の天井画を見に行きたかったので、水上バス「ヴァポレット」の1番線に乗ってサン・トマを目指します。 -
大運河を通るヴァポレットの1番線は、ほとんどの主要駅に停まります。
10分ごとに往来しているので、使い勝手の良い交通機関です。 -
金の装飾を施した華やかな建物も、大運河から眺める事ができます。
-
大運河に面した建物は、かつて海洋国家として栄華を誇ったヴェネツィアの歴史を感じますね。
-
イチオシ
ヴァポレット1番線のサン・トマ駅で降りてサン・ロッコ大信徒会館を目指します。
途中にはカーニバル用の仮面ショップがありました。
仮面ってちょっと神秘的ですよね。 -
サン・ロッコ大信徒会館は、16世紀半ばに建てられた聖ロッコを信仰する会の建物で、信徒会の会員だったティントレットが、20年の歳月をかけて装飾を担当しました。
56枚もの巨大な絵画が壁や天井を埋め尽くしています。 -
2階大広間の天井には旧約聖書を題材にした絵画があります。
写真撮影禁止だったらしいのですが、気が付かずにノーフラッシュでシャッターを切ってしまいました。
この建物のみどころはこの2階の天井画と言っても過言でありません。
ただ、絵画保護の為か室内は薄暗く、絵がよく見えません。
これで8ユーロはちょっと高いなぁ。
私はおススメ出来ません。 -
サン・ロッコ大信徒会館の隣りに建っているサン・ロッコ教会です。
こちらも絵画が飾ってあります。
こちらの方が印象は良かったかな。
ただ、写真撮影出来ないので、すぐ忘れちゃいます。 -
サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会です。
14世紀のゴシック式教会で主祭壇にはティツィアーノの代表作
「被昇天の聖母」が飾られています。
この教会も有料でした。 -
路地裏でまた見つけた仮面専門店。
外に飾ってある「からすの口ばし」のような仮面は、ペストの医者をモチーフにした仮面なんですって。
あれは口ばしではなく、長い鼻なんだそうです。 -
ヴァポレットに乗って、サン・トマ駅からリアルト駅を目指します。
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停泊しているゴンドラを覆うブルーシートと、レンガ色の建物の対比はとても綺麗。
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リアルト橋が見えてきました。
28メートルのアーチ橋でヴェネツィアのシンボルです。 -
16世紀に現在の石造りに変わりました。
お土産屋さんが連なっている、ヴェネツィアで最も活気あふれる橋です。 -
橋から眺めた運河の景色です。
晴れていたら本当に綺麗なんでしょうね。 -
「雨じゃないだけ良いよ。」と、あんちゃんのお言葉。
確かに。
でも、こんなに寒かったら、雨じゃなくて雪になっちゃうよー。
(帰国してからすぐに寒波が来て、雪が降ったそうです) -
リアルト橋から歩いてサン・マルコ広場を目指します。
地図上ではすごく近いので、これなら迷子は避けれそうですね。
狭くても広場があればオープンカフェが並びます。 -
イチオシ
路地裏散策もヴェネツィアの楽しみの一つでしょう。
古びた建物の間を縫うようにのびる迷路のような小運河も、なかなか味があります。 -
イチオシ
サン・マルコ広場に戻ってきました。
今日は霧が深く、鐘楼の展望台はクローズでした。
前回もアクシデントで上れなかったし、残念無念です。 -
なので、サン・マルコ寺院の二階に上がる事にしました。
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寺院の入り口右手に二階に上がる階段があります。
二階は入場料が5ユーロかかりますが、黄金に輝く丸天井など寺院内部をすぐ近くで見る事が出来ます。
また、天井を飾る金や宝石のモザイク画と同じものを、並べて展示してあります。 -
二階からはバルコニーに出る事もできます。
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外から真近に見るモザイクの壁画は迫力満点。
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寺院の正面を飾るヴェネツィアの象徴「有翼の獅子像」もこんなに近くで見る事ができます。
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イチオシ
金や宝石を使って描くモザイク壁画は、サン・マルコ寺院を鮮やかに飾っています。
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ここは入場料を払ってもお得感たっぷりです。
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バルコニーから見るサン・マルコ広場は、ナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称したそうですが。
・・・そっかぁ?
少なくとも私は、ベルギーのブリュッセル「グラン・プラス」のほうが美しいと思いますけど。 -
一階に戻ってサン・マルコ寺院の見学です。
寺院内はもちろん写真撮影は禁止です。 -
ここは外の土産物売り場の辺り。
当然の事ながらノーフラッシュで撮りました。 -
前回お世話になった高床も、今回は「アクア・アルタ」も無く積み上げられたまま。
いつ「アクア・アルタ」起きるかわからない為、広場には常にスタンバイしてあります。
冬の風物詩、霧にむせぶヴェネツィアの一日でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ドクター白鳥さん 2012/07/15 14:19:10
- 初めまして ニッキさんの旅行記を参考にしています
- 投票ありがとうございました。
なんか聞いた事のあるお名前、、と思いましたら、ローマ、そして今回のヴェネチア旅行前に参考にさせていただいたニッキさんなんですね。
記述が率直、正確、ほんわかしたユーモアもある、スマートな旅行記と感じました。
遅くなりましたが、こちらからも投票させていただきます。
明日ボローニャに移動し、帰国まで忙しくなりそうです。
では、このあたりで失礼いたします。
- ニッキさん からの返信 2012/07/16 15:45:53
- ラヴェンナもバドヴァも行ってみたい。
- ドクター白鳥さん こんにちは。
投票頂きましてありがとうございます。
途中パドヴァに寄られるんですね。
いいな〜♪
スクロヴェーニ礼拝堂の予約をされたのですか?
ラヴェンナの教会も良いですね。
旅行記が楽しみになります。
体調を崩さずに10日間を乗り切って下さいね。
また、訪問させて頂きます。 ニッキ
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