2012/01/15 - 2012/01/22
449位(同エリア6979件中)
ニッキさん
今回はボルゲーゼ美術館に行きたい!
ボルゲーゼ美術館の見学は事前の予約が必要です。
ホームページから1ユーロの手数料を払ってオンライン予約をすればいいのですが、語学にもパソコンにも不勉強な私達は、途中までトライしてみたものの、本当にこれで大丈夫なのかちょっと不安がよぎりました。
いろいろ調べていたら、2人なら1人1美術館500円の手数料で予約の代行をしてくれるサイトを見つけました。
イタリア在住の日本人で、彼が美術館に電話予約をして、予約ナンバーをメールで教えてくれるシステム。
メールをプリントアウトして持って行けばOK。 いやー、ホント簡単で安心。
おかげでボルゲーゼ美術館を堪能する事が出来ました。
午後は、前回時間が合わなくてパスしたジェズ教会も訪れました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
初めはテルミニ駅まで戻って910番のバスに乗り、ボルゲーゼ美術館最寄りのピンチアーナ通りVia Pincianaで降りる予定でいたのですが、サン・シルヴェストロ広場から52、53番のバスに乗れば同じ停留所で降りる事が出来ると分かり、サンティニャツィオ教会から広場まで歩く事に。
ちょうどお昼休みの時間。
街のシニョーリはチェスに興じています。
そういえば、昔は縁台で将棋を指しているおじさんいましたね。
最近は全く見かけません。東京の近所付き合いは希薄です。 -
教会は12時頃から数時間を昼休みに充てる為に見学が出来ません。
その時間をボルゲーゼ美術館の絵画鑑賞に充てました。
13時〜の予約を取ったので、ボルゲーゼには余裕をもって12時過ぎに到着。
建物の半地下にある切符売り場で、予約番号をプリントアウトした紙を見せ、入場券を買いました。
美術館には貴重品以外持ち込めないので、クロークでコートや荷物を預けます。
カフェがあったので、そこで軽めの昼食を食べました。
地球の歩き方では「一度外に出て、正面の階段で1階に上がり、扉の前で待っている。」と書いてあったので外で待っていたのですが、予約時間の5分前になっても誰も来ない。
「これはおかしい。」と、もう一度半地下に戻ったら、地下の奥にある階段の前に列が出来てました。
あぶない。あぶない。 -
ボルゲーゼ美術館は、17世紀には教皇も出したシエナ出身の貴族ボルゲーゼ家の歴代当主が、3世紀にわたって集めたプライベート・コレクションを、1902年にイタリア政府が買い上げ、一般に公開しました。
歴代の皇帝の胸像が飾られた「皇帝のギャラリー」
コロッセオで<写真をカメラで撮る>荒業を覚え、本に載っている写真を撮りました。
写真撮影禁止の美術館の説明はこの手があったか! -
イチオシ
ベルニーニ作「プルートとプロセルピーナ」
豊穣の女神ケレスの娘プロセルピーナに恋をした冥界の王プルートが彼女を連れ去ろうとする瞬間。
逃げようとする体。プルートを押さえつける手。
プロセルピーナの涙までも大理石で刻まれ、恐怖と嫌悪感を見事に表現しています。
これは本当に凄い! -
プルートの指が食い込んだプロセルピーナの腰は柔らかさと弾力性を感じさせます。
とてもじゃないが大理石で出来ているとは思えない。
作品の前でしばらく立ちすくんでしまいました。
この作品を観るだけでも、ボルゲーゼ美術館を訪れた価値があるんじゃないかな。 -
ベルニーニ作「アポロンとダフネ」
キューピットがいたずらに放った矢を受けたアポロンがダフネに恋をする。
アポロンに迫られたダフネは逃げるが、追いつかれた瞬間、月桂樹に姿を変える。
20代半ばで彫り上げたベルニーニの代表作です。
この作品も凄い!
角度によって樹木にもダフネにも見えます。
そして、体をねじり両手と髪を上げる事で、ダフネの月桂樹に変化する過程に躍動感が生まれます。 -
イチオシ
枝葉へと変わっていくダフネの腕や髪を、本当に細やかに彫り上げてます。
この髪一本一本を見ているだけで溜め息が出ます。
「ミケランジェロの再来」と謳われたバロック芸術の天才ベルニーニは、教皇ウルバヌス8世に認められ、30代初めの若さでヴァチカンのサンピエトロ大聖堂の主任建築家に就任したそうです。
ローマはベルニーニを必要としたんですね。 -
カラヴァッジョ作「馬丁たちの聖母」
教皇庁の馬の世話をする馬丁組合が、サンピエトロ大聖堂内の礼拝堂用に注文した作品です。
聖母の大きく開いた胸元と、馬丁の守護聖人がみずぼらしい老婆として描かれた事で、絵はボルゲーゼ枢機卿に売却されました。 -
カラヴァッジョ作「果物かごを持つ少年」
カラヴァッジョ初期の作品で、モデルも本人と言われています。
かごに盛られた果物が写実的でみずみずしくて、とても綺麗な作品です。 -
ティツィアーノ作「聖愛と俗愛」
118×279と横に長い作品なので、地上の愛を表す白いドレスをまとった女性と水遊びに興じている天使を載せました。
ヴェネツィア派の巨匠の初期の代表作です。
ヴェネツィアの書記官と貴族の娘の結婚の記念に製作された「もっとも美しい寓意画」と言われています。
白い衣装と蓋のある容器と花冠は貞節を表すと考えられています。 -
ボルゲーゼ美術館の公認ガイド本です。
なぜか日本語訳が置いてありませんでした。
何処の美術館でも(小さなドレスデン絵画館でも)日本語版が置いてあるのに・・・。売り切れだったのかしら?
しょうがないのでイタリア版を手にしたら、売店のおじさんが「英語版があるよ。」って。
どっちにしたって読めないんだけど、せっかく勧めてくれたから英語版を購入しました。 -
ボルゲーゼ美術館は2時間の入れ替え制です。
15:30頃にはバスに乗ってナヴォーナ広場に戻って来ました。
ナヴォーナ広場の「四大河の噴水」
ベルニーニの代表作と言われています。
オベリスクと4人の擬人像は、とても力強くてこれぞバロック芸術です。 -
今回こそはジェズ教会に入場したい!
ボルゲーゼ美術館同様、しっかり時間を合わせてきました。
ジェズ教会は午後16:00〜の入場です。 -
イエズス会の母教会です。
教会の内部は両脇に説教壇があるラテン十字型の広々とした空間です。
大勢の信者が説教をよく聞きとれるように設計されているそうです。 -
この教会のみどころは、これぞバロック芸術といえる見事な天井画。
バチッチャ作「キリストの御名の勝利」
美しすぎてため息が出ます。 -
天井画を見るために鏡が立てかけられています。
まるで東京スカイツリーみたい。
顔をずーっと上げてたら、首が痛くなっちゃうものね。 -
離れて見ると、絵画と彫刻で飾られた天井が豪華絢爛で素晴らしい。
-
イエズス会の創設者「聖イグナティウス・ディ・ロヨラの礼拝堂」
天井のクーポラもバチッチャの作品。
豪華絢爛です。 -
主祭壇にはイエズス会の紋章IHSが刻まれています。
天井画も凄く綺麗です。 -
フランシスコ・ザビエルの礼拝堂です。
イエズス会の創設メンバーであり宣教師のフランシスコ・ザビエルは1549年日本に初めてキリスト教を伝えました。
社会の教科書に登場したような気がします。
ザビエルは、多くの人々をキリスト教信仰に導いたそうですよ。
右腕の一部が保存されているそうです。 -
ジェズ教会からすぐ近くに建っているコロンナ宮内にあるサンティ・アポストリ教会です。
コロンナ宮は午前中しか入場出来ないようですが、教会は午後も16:00〜19:00まで入場出来ます。
出来ることならコロンナ宮も見てみたかった・・。
写真撮影禁止だったのが残念です。 -
ヴェネツィア広場からバスに乗って、コロッセオの近くに建っているサン・クレメンテ教会へ。
-
ここは後陣を飾るモザイク画「十字架の勝利」が素晴らしい。
階段を降りると地下に聖具室があります。
写真撮影禁止ですが、ホームページから後陣のモザイク画の写真をお借りしました。 -
サンタ・プラッセーデ教会
私はローマの数ある教会の中でも好きな教会の一つです。
路地にひっそりと建っているので、見過ごさないでね。 -
キリスト教徒をかくまったプラッセーデが信者と共に殉教し、遺体は井戸に葬られ、その井戸のまわりに建てられた教会です。
コズマーティ様式の床の入り口に一番近い円形が井戸の跡地を示しているそうです。 -
イチオシ
見事なモザイク画は9世紀のもの。
当時のモザイク技術はたいへん高い水準だった事を物語っています。 -
サン・ゼノーネ礼拝堂の入り口です。
金をふんだんに使ったモザイク画は、当時の繁栄を象徴していますね。 -
金をバックに色彩豊かで眩いばかりの聖母子像です。
-
サン・ゼノーネ礼拝堂の内部。
部屋中モザイク画で飾られています。 -
イチオシ
キリストと信徒。色がとても綺麗です。
-
ローマで最も重要なビザンチン芸術作品です。
-
サン・ゼノーネ礼拝堂の天井画
「天上の園」 -
本当に美しいとしか言いようが無い。
礼拝堂が狭いので、眩いばかりのモザイク画を間近で見る事が出来ます。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会から近いので、こちらの教会にも足を運んでみて下さい。
実際に素晴らしいモザイク画を見ていただきたいな。
これぞローマの教会です。 -
トラットリア「アンチカボヘム」
口コミで上位のレストランです。
オペラ座の斜め前の薄暗い道にお店はあります。 -
飛びぬけて美味しい訳ではないけれど、お店の人もとても感じが良くて、尚且つ安くて明瞭会計。
異国の地で言葉も通じないのに、安心してゆったり食事が出来ます。
前菜、パスタ、メインととても量が多いと思われ、全てシェアをお願いしました。
2人でお店に入って1人前しか注文しない訳です。
でも、ウェイターは嫌な顔一つせず「ぜんぜん構わないよ。」
だから好きです!アンチカボヘム。
ワインは白のハウスワインのデカンタ小を注文しました。 -
前回生ハムだけだったので、しょっぱかったです。
そこで、今回は生ハムとメロンを頼んでみました。
生ハムは厚めにスライスされているので塩気が気になりますが、メロンの甘さがしょっぱさを中和して、とても食べやすかったです。
この写真は大皿から取り分けたもの。
メロンも5〜6切れありましたが、それが1人前。
ビックリです。 -
カルボナーラはローマが発祥の地。
本場のカルボナーラを食べたかったので注文しました。
ウェイターが「それはなかなか良い選択だ。」とにっこり。
私とあんちゃんそれぞれに出てきたので「あれ?間違えて2人前注文しちゃったかな。」
1人前しか注文していない事を伝えると「1人前をシェアして持ってきたから心配しないで。」って。
シェアした量が日本では1人前です。イタリア人ってホントに良く食べるなぁ。
とても美味しかったです。 -
メインはお肉が食べたいけれど、おススメはあるのかしら?
ウェイターに聞いたら「子羊のグリルが美味しいよ。」
出てきたのがシェアしたとは思えない程の肉の量。
塩こしょうのシンプルな味付けですが、お肉の味が美味しかったです。
食事代はワインもチップも含めて50ユーロ掛からなかったです。
いやー、満足、満足。 -
間を置かず(14ヶ月)2度目のイタリア。
ヴェネツィアもフィレンツェももちろん良かったけれど、なんと言ってもローマは永遠の都。
教会好きのあんちゃんは、すっかりローマの虜になりました。
ステンドグラスも素敵だけど、金や色ガラスのモザイク画や教会を飾る絵画を、またぜひ見に来たいと思ってます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ちょんたさん 2012/06/21 18:17:29
- これ、本当に素晴らしいですよね!!
- ニッキ様
初めまして、ちょんたと申します。
私もローマが大好きです。
ボルゲーゼ美術館、何の予備知識も無しに入ったのですが、(当然予約をしなかったので、入場できるまで1時間近く待たされました・・・。)
このベルニーニの彫刻には、圧倒されてしまいました。
目が釘付けになってしまうほどの写実性!!
とてもとても、あの硬い大理石で出来上がっているとは思えなくて、思わず触ってみたくなる衝動を抑えるのに苦労しました!!
だって、この肌に食い込んでいる指に押されている腿の具合など、どう見ても「柔らかそう」ですから・・・。
そんなことを昨日のことのように思い出しました。
その後東京にボルゲーゼ美術展があったときに、この彫刻にまた会えるのかと思い期待で胸を膨らませて行ったのですが、難しい顔をした方(枢機卿??)の彫刻しか置いてなくて、がっかり致しました。
考えたら、やはりローまで再会するしかないのでしょうね!
私は姉と一緒だったのですが、お二人がも同じ趣味をお持ちだと良いですね!羨ましい・・・。
初めて見せていただいて、思わずコメントしてしまいましたが、またゆっくりお邪魔させてください。
これからもよろしくお願い致します。 ちょんた
- ニッキさん からの返信 2012/06/21 21:24:03
- ベルニーニ最高!
- ちょんたさん こんばんは。
訪問頂きましてありがとうございます。
私も行きましたよ、東京の「ボルゲーゼ美術館展」。
結構地味で目玉の作品はラファエロ作「一角獣を抱く貴婦人」でしたね。
だから初めてのイタリア旅行ではボルゲーゼ美術館に行かなかったのです。
しかし、ローマ中でベルニーニの作品を観ているうちにどんどん惹かれていって「最高傑作を観たい!」って事になり、二度目のイタリア旅行では念願叶って「プロセスピナの略奪」をこの目でじっくりみてきました。
圧倒、圧巻ってこうゆう事なんでしょうね。
言葉も出ない程素晴らしかったです。
私の旅行記は教会、美術館の絵画も結構載せてありますので、また遊びに来て下さいね。
これからもよろしくお願い致します。 ニッキ
-
- spumamiさん 2012/05/30 09:28:58
- ベルニーニ作「プルートとプロセルピーナ」
- こんにちは。
アップの写真をありがとうございます。
素晴らしさが写真からも伝わってきました。感動しました。
spumami
- ニッキさん からの返信 2012/05/30 11:12:13
- 感動の嵐
- spumamiさん こんにちは。
訪問&投票頂きましてありがとうございます。
彫刻といえばルーブル美術館のギリシャ彫刻かルネサンスの巨匠ミケランジェロしか思い浮かばず、正直言ってイタリアに行くまでベルニーニの名前すら知りませんでした。
ローマを下調べしている内に、素晴らしい作品をいたる所で鑑賞出来る事が分かり、実際「聖テレーザの法悦」を見た時は心が震えました。
今回はぜひボルゲーゼ美術館の「プロセスピナの略奪」と「アポロンとダフネ」を見たいと思い、フリータイムの計画に入れました。
彫刻を目の前にすると、その場を離れる事がなかなか出来ませんでした。
見入ってしまうのです。
細かいミノ使いで繊細に仕上げた彫刻は、もう本当に「素晴らしい」としか云えません。
この作品を見ただけでもボルゲーゼ美術館に行った甲斐があります。
ローマに行かれる事があったら、ぜひ予約していってみて下さい。
絶対に損はないと思いますよ。
また、遊びに来て下さいね。ニッキ
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