2010/12/31 - 2011/01/11
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あいあ〜るさん
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バンコクでの使命を終え、これから地方を訪れる旅に向かいます。
5日間で行きたいのはラノーンとナコンシータンマラートの2都市。
列車で行くのであれば朝の特急で行くか夜行列車のどちらか。
しかし体調不良により早朝からの活動は断念。
バスであれば昼からでも行かれるかもしれませんが、いかんせん新南バスターミナルまで行くのが面倒です。
列車で行くかバスで行くか、先にラノーンに行くかナコンシータンマラートに行くか、全て行き当たりばったりのままとりあえずバンコク駅へと向かいました。
するとナコンシータンマラート行き急行の寝台が空いていたので、列車で先にナコンシータンマラートへ行くことに決定。
夕方まで時間ができたので、バンコク駅でしばし撮影しました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バンコク駅はタイ鉄道公社の中心です。
南線のトンブリー〜ランスアン間とハートヤイ〜スンガイコーロック間を走る各1往復の快速列車を除く全ての優等列車が、このバンコク駅を発着しています。 -
ところでこの駅の名前を「フアランポーン駅」だと思っている方がいらっしゃると思います。
この駅の名前は「バンコク駅(タイ語ではクルンテープ駅)」で、フアランポーンは通称です。
初代バンコク駅が手狭になったため、貨物ヤードがあった現在地に1916年に移転しました。
目の前を走るトロン通り(現在のラーマ4世通り)に沿ってトロン運河(通称フアランポーン運河)があったため、フアランポーンと呼ばれるようになりました。 -
開通後わずか20年ほどでの移転。
タイでは戦争によって、水運が利用できない地域への物資輸送の困難を痛感し、鉄道建設を決断しました。
ですから当初は貨物輸送がメインで、旅客駅はそれほど大きくなかったのでしょう。
しかし同時期に行われた奴隷制廃止などの身分制度改革もあり、人の移動が容易になったので、当初の想定以上に旅客数が増えたのだと思います。
身分制度改革はチャオプラヤーデルタが一大穀倉地帯となることを推進し、ヨーロッパへの米の供給が可能となりました。 -
タイ鉄道公社の優等列車は都市間輸送はほとんど考えていなく、首都バンコクと地方都市を結ぶ役目を担っています。
ですから運転ダイヤはたいへん偏っており、中途半端な時間や列車の目的と異なる区間で利用しようとすると大変不便です。
イギリス製の新鋭ディーゼルカーを投入した際にバンコク〜ピッサヌローク間に4往復の昼行特急を新設し、都市間輸送をしようとしましたが、失敗に終わったようです。 -
近年では多くの普通列車の3等車両ではタイ人は運賃無料となっており、貧しい庶民の地元と首都バンコクとを結ぶ貴重な足となっています。
しかし日本の国鉄と同じで、長距離普通列車は削減(運転区間短縮)方向にあるのが残念です。
優等列車が運転されていない東線を除き、現在では全線を直通する普通列車は運転されていません。 -
終着駅では車両の清掃が行われます。
スーパーシャワー号が大活躍です。
窓が開いていようが豪快に水を掛けていきます。 -
そして人力でブラッシング。
非効率と言ってしまえばそれまでですが、これも低層労働者の雇用に役立っています。 -
プラットホームに面していない側だってご覧の通り。
-
俺の雄姿を見ろ!
-
日本なら間違いなく昇り降りに梯子を使うでしょうが、タイではもちろんそんな面倒なことはしません。
それ以前に、日本では柵や手摺りなど何もない状態で屋根に上ることすら、もはやしないでしょうね。 -
車体と一緒に窓も洗います。
時々「窓が汚くて写真が撮れない」と書いている方がいますが、こんな状況なのでピカピカになるはずがありません。
窓なんて外の景色が眺められればいいでしょとでも言った感じでしょうか。
写真を撮ることなんて考慮していません。 -
こちらは日本製のディーゼルカーです。
日本製だけあって、やはり日本っぽい雰囲気です。
思えば電化と短編成化が進んだ日本では、これだけの編成のディーゼルカーを見る機会も少ないのではないでしょうか?
北海道の特急列車くらいでしょうか。 -
同じ系列の車両なのですが、塗装変更ですっかり雰囲気が変わってしまっています。
-
正月休みをバンコクで過ごした人達が田舎へ帰るのでしょうか?
9番ホームは列車を待つ人達で溢れています。 -
ホームの先端には数々の行先表示板が保管されています。
赤色の板は通常のもの。 -
東北線用の板が並んでいます。
「バンコク〜ウドンターニー」「バンコク〜シーサケーット」「バンコク〜ウボンラーチャターニー」。
シーサケーット行きがたくさんありますね。
しかしバンコク〜シーサケートは各1往復の急行列車があるだけなので、この白い板は使いません。
恐らくこの朝到着した年末年始の臨時列車に使われた物でしょう。 -
この鮮やかな黄色い板は、観光特別列車(ロットナムティアオ)のパーサックチョンラシットダム行きのものです。
ロッブリーにあるパーサックチョンラシットダムの上に停まるという珍列車です。
トゥンターンタワンのひまわりが満開の時期に一度乗車してみたいのですが、短期旅行者の私にはなかなかスケジュールが合いません。 -
こちらも同じく観光特別列車ですが、スアンソンプラディパット行き。
スアンソンプラディパットはプラチュアップキーリーカン県のフアヒンの少し先にあるビーチリゾートです。
この列車が運転されているのは見たことがないのですが、大人数でビーチに押し掛けるのでしょうか。
11号車なんてあるってことは、1,000人規模になりますね。
運転日に当たったら乗ってみたいです。 -
ホームの先端にも1ヶ所有料のトイレとシャワーがあります。
シャワーは確か20バーツくらいではなかったでしょうか?
綺麗ではないので、どうしてもという場合以外にはお勧めはしませんが。 -
バンコク駅構内の片隅には、王立鉄道開通式の記念碑が建っています。
「ラッタナコーシン歴115年(西暦1894年)3月26日、この地でプラバーッソムデップラチュラチョーンクラオチャオユーフア(ラーマ5世王/チュラーロンコーン大王)御列席のもと、王立鉄道の開通式が執り行われた。」と書かれています。
この3月26日は後に鉄道記念日となり、現在でもSL牽引の臨時列車が運転されています。 -
駅の奥には操車場が広がります。
この左手に初代バンコク駅がありました。 -
操車場から1本の編成が出てきて、プラットホームに入線して来ました。
-
さきほど待ち人が溢れていた9番線に入って行きます。
スンガイコーロック行きの快速171列車です。
やけに乗客が多いと思ったら、この列車は南線の優等列車で唯一無料で乗車できる列車でした。
バンコクから南線の普通列車はランスアンまでしか走ってないので、スラーッターニー県以南へ無料で行かれるのはこの列車のみです。
しかし長い編成だなあ。
数えていませんが、20両くらいあったと思います。 -
荷物車ではすぐに荷物の積み込みが始まりました。
先頭の車両は客車を荷物車として代用しているようで、窓から積みこんでいます。
もっとも普通の荷物車でも、荷物用扉の他に窓からもドンドン積みこんでいましたが。 -
プラットホームで待っていた人達も、続々と車両に乗り込みます。
-
入れ替え用の機関車が去った後、大型機関車がやってきました。
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これは別の車両の荷物車ですが、バイクまで積まれています。
そういえば今の日本は荷物扱いがなくなってしまったので、列車で送ることができなくなってしまいましたね。
トラック便にするか、どうしても鉄道で送るのなら貨物にするしかありません。
でも個人で貨物って頼めるのでしょうか? -
こちらは南線の女王、特急タックシン号です。
同じスンガイコーロック行きでも、無料の快速171列車とは雰囲気もホームの乗客の数も全く違いますね。 -
一度市内へ出て夕方駅に戻ってくると、今度は特急ナコンピン号が停まっていました。
列車の前で3人の職員が立ち話をしていたので、仕方なくその3人を入れて撮影すると、右端の職員が「何だオメエ、俺達の写真なんか撮りやがって!」とでも言いたげな雰囲気でにじり寄ってきました。
そこで「この列車が特急ナコンピン号ですか。乗ってみたいんですよ。」と言うと、途端に形相を崩し「ぜひ乗ってくれ」と急に態度が変わりました。
そもそも外国人からナコンピン号なんて言われることなんてまずないでしょうからね。 -
ナコンピン号はさすがタイ鉄道公社のエースらしく、各車両の乗車口に車掌が立っていました。
私が近づいて行くと、この女性車掌も「何の用ですか」という感じで声を掛けてきました。
この列車には部外者以外は近付いてはいけないような感じで、他の列車とは明らかに様子が違います。
さきほどと同様に「一度ナコンピン号に乗ってみたいんだけど、今日は隣りの列車に乗るんですよ。」と言うと、「中に入って見て行って」と言います。 -
そして女性車掌は「この列車は寝台も他の車両より広くて…」と色々と説明してくれ、「写真も撮って行って」と上機嫌です。
ナコンピン号には決して特別な専用車両が使用させている訳ではありません。
今まではただ単に名称が付いているんだ程度の認識しか持っていませんでしたが、今回の短いやりとりでナコンピン号はタイ鉄道公社(職員)にとって誇りの列車であることを充分に感じさせられました。 -
先頭から見た特急ナコンピン号。
編成も決して長い訳ではありません。むしろタイ鉄道公社の客車優等列車にしては短い方かも。
でもこうして見ると、やはり車両がちゃんと揃っていますね。
快速171列車と比べると雲泥の差です。 -
チェンマイ行きの特急13列車に、日本から渡った元ブルートレイン車両が連結されていました。
1ヶ月前にチェンラーク駅構内で塗り替えられていた車両でしょう。予想外の塗装でした。
日本人としてはできれば日本時代のブルートレインの姿での活躍を期待したいところですが、わざわざ新しい塗装に塗り替えられるということはこの先当分活躍が期待されているということでしょうから、良しとしましょうか。 -
内装は日本時代とあまり変わっていなさそうです。
-
まだ塗り替えられていない車両と混結編成でした。
-
特急ナコンピン号がチェンマイに向かって発車して行きました。
-
自分の列車の発車時刻も近付いてきたので、撮影を切り上げてシャワーを浴びます。
駅構内のシャワー室です。 -
シャワー室内に張られた禁煙のステッカー。
ここはタイなのに、タイ語がなくて中国語と日本語のみ。
日本人は中国人と並んで喫煙マナーが悪いのでしょうね。 -
急行85列車(左)に乗って、ナコンシータンマラートへ旅立ちました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Orionさん 2012/03/01 03:26:02
- お気遣いいただきましてありがsとうございました。
- 折角なのでバンコク駅の旅行記拝見しましたが、相当なタイフリークの方なんですね。
いろいろと勉強になりました。
ありがとう御座いました。
これからも宜しくお願いいたします。
- あいあ〜るさん からの返信 2012/03/01 12:43:52
- RE: お気遣いいただきましてありがsとうございました。
- Orionさん、こんにちは。
書き込みありがとうございます。
タイフリークですか。
そう言えば私も以前は自分のことをディープなタイ好きだと思っていました。
ふと昔のことを思い出し、ちょっと新鮮な衝撃を受けています。
最近は逆に、タイに関してはタイ人と比較して足りないと思うことばかりです。
言うなれば、私は自国と同じくらいタイを愛していますので、普段の生活の中で吸収するタイの情報も普通の日本人旅行者とはおのずと違ってくるのだろうと思います。
ところで、4トラベルの中で特に気遣いをした覚えはないのですが、もしかして実際にお会いしている方ですか?
- Orionさん からの返信 2012/03/01 14:26:28
- RE: お気遣いいただきましてありがsとうございました。
- いえいえ実際にはお会いしていないですよ。
ただ稚拙な旅行記に投票いただきましたので、お礼申し上げたかっただけです。
またタイに関して新たな発見等御座いましたらお教えいただければ幸いです。
ありがとう御座いました。
季節の変わり目で温度差がキツイ時期ですがどうぞお元気にお過ごし下さい。
> 折角なのでバンコク駅の旅行記拝見しましたが、相当なタイフリークの方なんですね。
> いろいろと勉強になりました。
> ありがとう御座いました。
> これからも宜しくお願いいたします。
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