2012年1月シンガポール⑥～ラッフルズホテル界隈の素敵なお店たち～

2012/01/07 - 2012/01/07

マリーナベイサンズから黄昏のシンガポールを見降ろした後は、MRTでエスプラネード駅へ移動。
この駅の前に、有名な「ラッフルズホテル」があります。
この旅行記ではラッフルズホテル内のオフィシャルショップ、有名なロングバーのほか、すぐ近くにあるチキンライス屋さん、おしゃれなレストランバー、スイーツ屋さんを紹介します。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: シンガポール航空

日暮れ時のビーチロードとブラスバサーロードの交差点。
この真後ろに、白亜の名建築・ラッフルズホテルがあります。

まずはラッフルズホテル1階の「ラッフルズショップ」で家族と友人に宛てたお土産を購入。
前回シンガポールを訪問した時、家族に好評だった美味しいチョコチップクッキーとカヤジャム、フレーバーティーを買いました。

ラッフルズショップでは紅茶やジャム、クッキーの他、チョコレートやコーヒーもお勧めです。

もちろん食べ物以外にも、絵葉書はじめさまざまな種類のラッフルズホテルオフィシャルグッズが揃っています。

ラッフルズホテルのエンブレム

第二次世界大戦前の広告をモチーフにした、ラッフルズショップの看板

お土産ショッピングを終えた後は、有名な「ロングバー」に移動します。
入口は2階。クラシックな階段を上って入店します。

アーケードに掲げられている看板

階段を上がった先には板張りの廊下が続いていました。
よく見ると、あちこちにピーナッツの殻が…

こちらが先ほどのピーナッツの殻の元々の姿。

実はロングバーの各テーブルには、おつまみのピーナッツが用意されており、食べ終わったピーナッツの殻はめいめいが床に落とす決まりになっています。そしてこのピーナッツの殻が、お客さんの靴にくっついてはるばる廊下まで進出していたというわけです。

それにしても、この直方体の容器に入ったピーナッツを見ると、枡に入った節分の豆を連想してしまいます。

注文したシンガポールスリングができあがるまでの間、先客の皆様に続いて、私もピーナッツをいただきます。
もちろん食べ終わった後の殻は、床に直行です。（笑）

暗いですが、格調の高いロングバーの店内

一人旅の私はカウンター席に座っていました。
年季の入ったカウンターにはいかにも高級そうな洋酒の瓶が並んでいます。

お待ちかねのシンガポールスリングが出てきました。
お値段は約30ドル。シンガポールの一般的なお店で飲むよりは高いですが、シンガポールスリングの元祖ということで世界中の人から愛される味です。

飲んでみた感じは、アルコール分がさほど強くなく、口当たりがいいなあという感想でした。

なお、ロングバーではこのほかにも、フルーツやリキュールなどにアレンジを加えた様々な種類のシンガポールスリングを提供しています。

元祖の味に舌鼓を打った後、ラッフルズホテルの裏道へ。
綺麗なライトアップも絵になります。

ラッフルズホテルの裏道にあるチキンライスで有名な食堂「逸群鶏飯餐室」

ここのチキンライス(約9ドル)は、あまりガイドブックでは紹介されていませんが、必食の一品です。

今回は以前シンガポールに行ったことのある友人からのクチコミを受け、一昨年の旅行の際に食べに行って以来2度目の来店です。

まず綺麗に骨抜きされた鶏肉に醤油と唐辛子、ジンジャーソースをたくさんかけます。そして、好みで味付けした鶏肉と鶏のスープ、鶏のスープで炊いたご飯を交互にいただきます。病みつきになる一品です。

すっかり夜も更けたノースブリッジロードを、ラッフルズホテル方面へ再び歩きます。

ラッフルズホテルの斜め向かいにある「チャイムズ」
かつて修道院だったというクラシックな建物に、高級レストラン、バー、雑貨屋さんが入居しています。

ラッフルズホテル寄りの入り口に接したレストランバー「Cosafe」に入店。
日本文化大好きな女の子が始めたお店で、元はメイドカフェだったそうですが、その後高級レストランバーに業態を変更したそうです。
現在は彼女のお母さんと、メイドさんとで切り盛りされている様子でした。

中庭のテラス席に着席。まずはタイガービールを注文。

続いてローストチキンを注文。さっきチキンライスを食べた後だったので、少し重かったです。

ウェイトレスさんと1枚。制服は日本の秋葉原や日本橋にあるようなメイドカフェとほぼ同じです。
背後の壁には常連客とウェイトレスさんのスナップ写真がびっしり。

中庭のプロジェクターテレビでは、ヨーロッパのサッカーを放映し、欧米人のお客さんたちが見入っていました。

しばしくつろいだ後、ノースブリッジロードをブギス方面に戻ります。

このミドルロード界隈、戦前は日本人居留地だったそうです。

ブギスの広東スイーツ店「阿秋甜品」でマンゴータピオカを、ホテル前のセブンイレブンでA&Wのルートビアを購入し、部屋でいただくことにします。

部屋ではNHKWORLDのスポーツニュースを見ていました。ヤクルトのベテラン宮本選手が松山キャンプで始動したニュースや、東海大の菅野選手のニュースを見ながらシンガポールスイーツを楽しみます。

この日訪れた「ラッフルズショップ」、「逸群鶏飯餐室」、「Cosafe」、「阿秋甜品」はいずれも一昨年の旅行で立ち寄ったお店。
また機会を見つけて再訪したいものです。
（つづく）

この旅行記へのコメント （2）

• とんちゃんさん 2012/02/11 11:23:50

  シンガポールスリング

  私もシンガポールで飲んだシンガポールスリングが忘れられず、帰国後、バーテンさんにリクエストしたところ全く別物が出てきました。理由を聞くと「日本はレシピが違うから」だそうです。
  
  やはりシンガポールスリングはシンガポールで飲むべきお酒ですね。
  
  今は馴染みのお店のバーテンさんに作ってもらってます。

  TMBSさん からの返信 2012/02/11 15:09:30

  RE: シンガポールスリング

  私も似たようなことを考えて、帰国後に知人と行ったバーでシンガポールスリングを頼んでみたら、本場のものより色も薄くアルコール分がきついカクテルが出てきました。日本のバーでは本家本元のレシピからかけ離れたものを出しているところが多いみたいですね。
  
  今回の旅で、シンガポールスリングは本場で呑むのが一番だなあと改めて実感しました。とんちゃんさんの馴染みのお店みたいに、日本で美味しく作ってくれるところが見つかればいいなあと思います。