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<br />2011年9月28日(水)<br /><br />フェラーラでは、乗客の半分近くが降りる。<br /><br />ほとんどが学生に見えた。<br /><br /><br />昨日パドヴァ駅案内の、親切なおじさんのプリントアウトしてくれた紙を見れば、ラヴェンナ行きまで30分近くの接続時間がある。<br /><br />少し駅前を散歩する余裕もありそうだ。<br /><br />ヨーロッパでは改札口がないので、駅の外への出入が簡単なのだ。<br /><br /><br />フェラーラの駅は、パドヴァに似て、街の城壁の外に接して造られていた。<br /><br />心なしがパドヴァより、行き交う人が少なく、やや田舎風を思わせ、落着いている。<br /><br />町の規模の差なのか、立地の差も手伝っているのだろうか。<br /><br /><br />ほんの一歩でもこの街に足跡を残したと言うことは、私のフェラーラとの出会いから見ると、画期的なことだ。<br /><br />そろそろ時間なので駅に戻ると、驚いたことが発生した。<br /><br />乗るべき列車が、どこにも見当たらないのだ。<br /><br /><br />もちろん駅の発車時刻表を何回も改め、道行く人を呼びとめながら、何人にも訊いてみた。<br /><br />ついに発車予定時間が来たので、行き先未確認のまま、パドヴァ駅の案内に書いてある予定発車ホームの一番線に停まっている電車に飛び乗った。<br /><br />その電車は、直ぐには出ず、数分遅れて発車する。<br /><br />「まぁ間違ってもボローニャに行くだけだ」<br /><br /><br />「旅は、予定通り順調に進むより、致命的でないならばトラブルの発生はむしろ歓迎したい」<br /><br />やや開き直っても、まだその段階では8割方ラヴェンナに行く電車と信じていた。<br /><br />近くに座っている人に「ラヴェンナ?」と確かめても、「スィー、スィー(そうだ、そうだ)」と答えてくれる。<br /><br /><br />窓外には緑豊かな農地が広がり、農家の建物も、風景にピッタリはまっていて、スケッチしたくなる風景が、次から次へと続く。<br /><br />ラヴェンナは、西ローマ帝国の終焉期に、皇帝が住まれたことがある。<br /><br />そのためだろうか、どこかしらに格調の高さが漂っていると感じるのは、私の思い過ごしかもしれないが・・・。<br /><br /><br />だが、終点が近付くにつれ、郊外の規模が、ラヴェンナではない都会風の感じを、訴え始めてきた。<br /><br />やはり電車は、ボローニャに向いているようだ。<br /><br />先ほど「スィー、スィー」と応えてくれたのは、「ボローニャで乗り換えてラヴェンナに行けるよ」と言うことだったようだ。<br /><br /><br />「ならば、今日はボローニャを見よう」<br /><br />私は頭を切り替えた。<br /><br />切り替えざるを得なかったと言った方が、正確かもしれない。<br /><br /><br />今回の旅行行程には、ボローニャ訪問は「出来れば行きたい」と言うレベルで入っているだけだった。<br /><br />それなのに、電車を間違えてやってくるとは。<br /><br />ボローニャの街は余程強く私を引いているのだろう。<br /><br /><br />写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に公開しております。<br /><br />どうぞお訪ね下さい。<br /><br /><br />(1月19日 片瀬貴文記)<br /><br />

思いがけなくボローニャ【02】ラヴェンナ行きと思った電車がボローニャに行ってしまった(イタリアを夢見て【E02】)

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2011/09/28 - 2011/09/28

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21

ソフィ

ソフィさん


2011年9月28日(水)

フェラーラでは、乗客の半分近くが降りる。

ほとんどが学生に見えた。


昨日パドヴァ駅案内の、親切なおじさんのプリントアウトしてくれた紙を見れば、ラヴェンナ行きまで30分近くの接続時間がある。

少し駅前を散歩する余裕もありそうだ。

ヨーロッパでは改札口がないので、駅の外への出入が簡単なのだ。


フェラーラの駅は、パドヴァに似て、街の城壁の外に接して造られていた。

心なしがパドヴァより、行き交う人が少なく、やや田舎風を思わせ、落着いている。

町の規模の差なのか、立地の差も手伝っているのだろうか。


ほんの一歩でもこの街に足跡を残したと言うことは、私のフェラーラとの出会いから見ると、画期的なことだ。

そろそろ時間なので駅に戻ると、驚いたことが発生した。

乗るべき列車が、どこにも見当たらないのだ。


もちろん駅の発車時刻表を何回も改め、道行く人を呼びとめながら、何人にも訊いてみた。

ついに発車予定時間が来たので、行き先未確認のまま、パドヴァ駅の案内に書いてある予定発車ホームの一番線に停まっている電車に飛び乗った。

その電車は、直ぐには出ず、数分遅れて発車する。

「まぁ間違ってもボローニャに行くだけだ」


「旅は、予定通り順調に進むより、致命的でないならばトラブルの発生はむしろ歓迎したい」

やや開き直っても、まだその段階では8割方ラヴェンナに行く電車と信じていた。

近くに座っている人に「ラヴェンナ?」と確かめても、「スィー、スィー(そうだ、そうだ)」と答えてくれる。


窓外には緑豊かな農地が広がり、農家の建物も、風景にピッタリはまっていて、スケッチしたくなる風景が、次から次へと続く。

ラヴェンナは、西ローマ帝国の終焉期に、皇帝が住まれたことがある。

そのためだろうか、どこかしらに格調の高さが漂っていると感じるのは、私の思い過ごしかもしれないが・・・。


だが、終点が近付くにつれ、郊外の規模が、ラヴェンナではない都会風の感じを、訴え始めてきた。

やはり電車は、ボローニャに向いているようだ。

先ほど「スィー、スィー」と応えてくれたのは、「ボローニャで乗り換えてラヴェンナに行けるよ」と言うことだったようだ。


「ならば、今日はボローニャを見よう」

私は頭を切り替えた。

切り替えざるを得なかったと言った方が、正確かもしれない。


今回の旅行行程には、ボローニャ訪問は「出来れば行きたい」と言うレベルで入っているだけだった。

それなのに、電車を間違えてやってくるとは。

ボローニャの街は余程強く私を引いているのだろう。


写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に公開しております。

どうぞお訪ね下さい。


(1月19日 片瀬貴文記)

旅行の満足度
2.5
交通
2.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配
  • フェラーラ駅の<br />一番ホーム<br />このホームに<br />私が乗ろうとしていたラヴェンナ行きが<br />やってくるはずだった

    フェラーラ駅の
    一番ホーム
    このホームに
    私が乗ろうとしていたラヴェンナ行きが
    やってくるはずだった

  • 駅の自動販売機<br />自動販売機は<br />日本よりヨーロッパが進んでいる?<br />

    駅の自動販売機
    自動販売機は
    日本よりヨーロッパが進んでいる?

  • ホームの<br />喫煙箇所<br />デザインが気になる

    ホームの
    喫煙箇所
    デザインが気になる

  • ホームの<br />ゴミ入れ<br />デザインがよく<br />機能的だ

    ホームの
    ゴミ入れ
    デザインがよく
    機能的だ

  • 駅のタバコ屋<br />この窓口で<br />市内バスや電車の切符を買う

    駅のタバコ屋
    この窓口で
    市内バスや電車の切符を買う

  • 鉄製の枕木<br />レール締結装置

    鉄製の枕木
    レール締結装置

  • 私がラヴェンナ行きと間違えて乗った<br />ボローニャ行き列車

    私がラヴェンナ行きと間違えて乗った
    ボローニャ行き列車

  • 車内二階席から見た<br />フェラーラの乗客たち

    車内二階席から見た
    フェラーラの乗客たち

  • 隣のホームには<br />ニュー・ペンドリーノの<br />超特急が入ってきた

    隣のホームには
    ニュー・ペンドリーノの
    超特急が入ってきた

  • 電車の車体に描かれた<br />この模様は<br />何を意味するのだろうか?

    電車の車体に描かれた
    この模様は
    何を意味するのだろうか?

  • 電車の台車と空気バネ

    電車の台車と空気バネ

  • 素敵な塗装

    素敵な塗装

  • 二階席の椅子

    二階席の椅子

  • ボローニャ駅に到着

    ボローニャ駅に到着

  • ボローニャ駅<br />出札ロビー

    ボローニャ駅
    出札ロビー

  • ボローニャ駅前

    ボローニャ駅前

  • ボローニャ駅<br />一番ホーム

    ボローニャ駅
    一番ホーム

  • ボローニャ駅<br />本屋

    ボローニャ駅
    本屋

  • ボローニャ<br />歩道にある<br />方向指示板

    ボローニャ
    歩道にある
    方向指示板

  • ボローニャ駅前風景

    ボローニャ駅前風景

  • ボローニャ駅前風景

    ボローニャ駅前風景

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