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<br />2011年9月28日(水)<br /><br />ピザに満腹してレストランを出た私は、そろそろ宿泊地のパドヴァに戻ろうと考えた。<br /><br />残りの日程のために、余力を残そうとしたからだ。<br /><br /><br />レストランの前の道は、広くはないが真っ直ぐである。<br /><br />これは街中の小さな道路網ではなくて、都市間の歴史ある道路に相違ない。<br /><br />方向から見て、まっすぐ歩けば、今朝バスから降りた場所に、ほぼたどり着けそうだ。<br /><br /><br />そう考えてまっすぐ歩いて行くと、市民を対象とした普通の店や、一時代前の商店があったりして、ウィンドーを眺めながらの街歩きが楽しい。<br /><br />若いころの足だったならば、駅までそのまま歩いただろう。<br /><br />いろいろな変化のある街を見ることが出来て、まだまだ多くの楽しみが発見できただろう。<br /><br /><br />だが足の遅くなった現在の私は、街を見る目がより深く、鋭くなったように感じる。<br /><br />やがて大通りに出て、予想通り駅行きのバス停があった。<br /><br /><br />バスは、ラッシュアワーを思わせる混雑ぶりだ。<br /><br />1960年代のイタリアは、午後二時までの半日勤務だった。<br /><br />その風習が、今でも残っているのだろうか。<br /><br /><br />やってきたバスから、三分の一ほどの人が降り、それ以上の人数が乗り込む。<br /><br />乗降に時間がかかるとともに、出入口の区別がないために混乱が生まれる。<br /><br />降りる客が途絶えたと思って乗り始めると、降りようとする人がまだ残っていて、身体をぶつけながら降りて行った。<br /><br /><br />バスが発車してからチェックしてみると、ズボンの右ポケットから、小銭の入った財布がなくなっていた。<br /><br />隣に立っている人が片眼をつぶりながら、「We call it ”magic”」と、片言の英語で慰めてくれる。<br /><br />その様子からすれば、このような出来事は、特別ではない感じだ。<br /><br /><br />先刻来、歩道端に座っている人たちにコインを渡していたので、財布は空に近いものだった。<br /><br />犯人は高齢者だったが、ガッカリしただろう。<br /><br /><br />駅に到着したのは、ちょうど14時だった。<br /><br />やって来たヴェネチア行き列車に乗り、パドヴァに帰る。<br /><br /><br />関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。<br /><br />文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。<br /><br />どうぞお訪ね下さい。<br /><br /><br />(2012年1月29日 片瀬貴文記)<br />

思いがけなくボローニャ【06】バス車内で「マジック」に出会う(イタリアを夢見て【E06】)

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2011/09/28 - 2011/09/28

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23

ソフィ

ソフィさん


2011年9月28日(水)

ピザに満腹してレストランを出た私は、そろそろ宿泊地のパドヴァに戻ろうと考えた。

残りの日程のために、余力を残そうとしたからだ。


レストランの前の道は、広くはないが真っ直ぐである。

これは街中の小さな道路網ではなくて、都市間の歴史ある道路に相違ない。

方向から見て、まっすぐ歩けば、今朝バスから降りた場所に、ほぼたどり着けそうだ。


そう考えてまっすぐ歩いて行くと、市民を対象とした普通の店や、一時代前の商店があったりして、ウィンドーを眺めながらの街歩きが楽しい。

若いころの足だったならば、駅までそのまま歩いただろう。

いろいろな変化のある街を見ることが出来て、まだまだ多くの楽しみが発見できただろう。


だが足の遅くなった現在の私は、街を見る目がより深く、鋭くなったように感じる。

やがて大通りに出て、予想通り駅行きのバス停があった。


バスは、ラッシュアワーを思わせる混雑ぶりだ。

1960年代のイタリアは、午後二時までの半日勤務だった。

その風習が、今でも残っているのだろうか。


やってきたバスから、三分の一ほどの人が降り、それ以上の人数が乗り込む。

乗降に時間がかかるとともに、出入口の区別がないために混乱が生まれる。

降りる客が途絶えたと思って乗り始めると、降りようとする人がまだ残っていて、身体をぶつけながら降りて行った。


バスが発車してからチェックしてみると、ズボンの右ポケットから、小銭の入った財布がなくなっていた。

隣に立っている人が片眼をつぶりながら、「We call it ”magic”」と、片言の英語で慰めてくれる。

その様子からすれば、このような出来事は、特別ではない感じだ。


先刻来、歩道端に座っている人たちにコインを渡していたので、財布は空に近いものだった。

犯人は高齢者だったが、ガッカリしただろう。


駅に到着したのは、ちょうど14時だった。

やって来たヴェネチア行き列車に乗り、パドヴァに帰る。


関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。

文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。

どうぞお訪ね下さい。


(2012年1月29日 片瀬貴文記)

旅行の満足度
3.0
観光
3.0
交通
3.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 金物屋さんの店先

    金物屋さんの店先

  • 真っ直ぐな裏道

    真っ直ぐな裏道

  • 街中の<br />小さな広場

    街中の
    小さな広場

  • ジーパンを売る店

    ジーパンを売る店

  • 裏町の寸景

    裏町の寸景

  • 裏町を歩く人

    裏町を歩く人

  • 路地裏の<br />レストラン

    路地裏の
    レストラン

  • ゴミ箱が目立つ街角

    ゴミ箱が目立つ街角

  • ボローニャ風景

    ボローニャ風景

  • 路地風景

    路地風景

  • ボローニャ<br />バスを待つ人々

    ボローニャ
    バスを待つ人々

  • ボローニャ<br />駅付近の公園

    ボローニャ
    駅付近の公園

  • ボローニャ駅

    ボローニャ駅

  • ボローニャ駅<br />一番ホーム

    ボローニャ駅
    一番ホーム

  • ボローニャ駅<br />ホーム間地下道

    ボローニャ駅
    ホーム間地下道

  • 新しい彩色の電車

    新しい彩色の電車

  • 途中の駅<br />ブルー系の配色が美しい

    途中の駅
    ブルー系の配色が美しい

  • 途中駅<br />ハッとした<br />美しさを感じる

    途中駅
    ハッとした
    美しさを感じる

  • ボローニャからパドヴァまで<br />沿線風景

    ボローニャからパドヴァまで
    沿線風景

  • 小さな駅にも<br />美しさが

    小さな駅にも
    美しさが

  • 沿線風景

    沿線風景

  • パドヴァ駅構内の<br />スーパー

    パドヴァ駅構内の
    スーパー

  • パドヴァ駅構内<br />有料トイレット<br />60セント/回<br />(約60円)

    パドヴァ駅構内
    有料トイレット
    60セント/回
    (約60円)

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