2012/01/02 - 2012/01/08
266位(同エリア466件中)
ムー造さん
この日は本当はヴェローナ・マントヴァに行くはずでした。でも駅の写真などを撮っているうちに8:10発の列車を逃してしまいます。日本の通勤列車ではないのだから、ホームには余裕を持って行かなきゃ、という昨夜の反省は全く生かされず。一人旅にも少し慣れてきて油断をしているのかもしれません。次の列車は10:15、さすがに待てない。ということで買った8.75ユーロの切符は破棄、急遽、ミラノに行くことにしました。折角なら1等車に乗ろう、と思い60ユーロで購入、フレッチャ・ロッサに乗りました。ミラノの街の他に、駅の様子も少し載せました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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1等車では新聞のほか飲み物のサービスがあります。アルコールもあり。ということでスパークリングワインを開けてもらいます。未開封の状態でワゴンは来たのですが、もちろんOK、シュワシュワとコップからあふれるほど景気よくついでくれました。「それならソルティスナックがいいわね。」とオリーブと塩味のスナックも。この後、チョコレートも一つくれました。
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窓の外は濃霧。何も見えないほど真っ白です。日本なら間違いなく徐行運転ですが、ここではそんなことを言っていたら冬の間中徐行運転になってしまうのでしょうね。何事もないように列車は高速で走ります。
窓の外は真っ白ですから、ガイドブックを見ながらミラノの予習を。
2等車ではおしゃべりや子どもの泣き声やらで賑やかですが、1等車は静か。イタリアの普通列車では車内アナウンスもほとんどありませんが、フレッチャ・ロッサは英語のアナウンスもあり。 -
ミラノ駅。こじんまりしたボローニャとは違い、大都会らしく堂々とした駅です。駅では公現節のお菓子などを売るお店もたくさん。華やかな雰囲気にわくわくします。
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メトロに乗りLANZAで降ります。出たらスフォルツァ城が見えました。でもここはまたの機会に。ブレラ美術館を目指して歩きます。
マンテーニャの『死せるキリスト』(死んだキリストを足元から描くという大胆な構図の絵)がある美術館です。残念ながら内部は撮影禁止。『死せるキリスト』は思っていたよりも小さな作品でした。
昔買った『世界の美術館』(講談社)が役に立ちました。 -
次はポルディ・ペッツォーリ美術館へ。
ミラノの貴族だったジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリの邸宅は遺言により公共の利益のために公開されます。 -
素敵です。絵画のほか、調度品、タペストリー、ガラス、宝飾品など美しいものがたくさん。
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ジュゼッペ・ベルティーニとポンペオ・ベルティーニの『ダンテの凱旋』
ここでも講談社の『世界の美術館』が活躍。 -
間取りのおかげでしょうか、あまり疲れません(絵は大好きなのですが、大きな美術館はいつも少し疲れてしまうのです)。
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さあ、スカラ座の前を通ってヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガッレリアへ。
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このあたりから急に日本語も聞こえてきます。今回の旅行で日本語を聴いたのはこのミラノだけ。
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ガッレリアの内部。お店がたくさん、優雅な雰囲気がたまりません。
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中央のフレスコ画なぞを見つつ
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どんどん進んでいくと...
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見えた!ドゥオモ!
お天気もよく大感動です。 -
ドゥオモは後でゆっくり見ることにして、まずはお昼ご飯。
ガレッリアに戻ります。 -
キャンティ(グラス・9ユーロ)を飲みつつ
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イチオシ
ミラノといったら、オッソブーコにリゾット・アッラ・ミラネーゼ(26ユーロ)。
美味しかったです(*^^)v、たっぷりのバターとチーズ味がおいしい!
オリーブオイルとパスタは南部、北イタリアはバターに米、を実感させるお料理。たくさんあったのですが、完食。 -
マチェドニアとコーヒーで〆、絶好調。
全部で48ユーロでした。 -
お腹も一杯になったので観光に戻ります。
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イチオシ
来る途中が濃霧だったので心配したのですが、快晴。良い写真が取れました。
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中に入るのにあたっての警備は厳重。大都会ですし、これだけの観光客が集まっているのですから仕方がありません。
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中は意外に静かに見学できます。
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ドゥオモ内部
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この後はペックに行ったり、ラ・リナシェンテ(デパート)で化粧品を買ったり。
ヨーロッパの冬は早く日が暮れてしまうのが残念。夕暮れがイイ感じでもっと居たかったけれどボローニャまで帰らなければなりません。 -
ミラノの華やかさは、フェッラーラやラベンナとは全く異なる魅力があって大好き。
でもお金を使う街ですね。ペックもチョコレートと紅茶を少し買っただけですぐに40ユーロ... -
最後にボローニャの駅について。ボローニャはエミリア・ロマーニャ州の州都ですが、駅はこじんまりしています。お店もキオスク程度。
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今回は鉄道パスではありませんから、切符は自動刻印機で「ガチャン」としなければいけません。
それはどこにあるのか?
これは切符売場からホームへ降りる階段の所にあった自動刻印機。 -
またホームに上がる前にもあります。
ただこの刻印機、右上に小さなオレンジ色のランプが付いているのが見えますか?故障です。
ホームまで上がってしまうと刻印機はありません。 -
表示はしっかりしており(一見)安心ですが、到着ホームは結構変更があります。変更が表示に反映されないことも多く、注意が必要です。
ドイツの鉄道旅行は一人旅入門者でもOKでしたが、もう少し技術を必要とするようです。 -
時刻表。目的とする駅に何時頃着くのかはこれでチェック。
イタリアの普通列車では車内アナウンスもほとんどありません。全く無言、ということもしばしばでしたから、駅名ぐらい言ってくれるドイツに比べるとこれも自分で注意していなければいけません。
時刻とともに、周りの乗客の様子を見ていて、たくさんの人が降りる用意をしているのなら、そろそろ自分も降りる用意、というところでしょうか。 -
ホームにあった自販機。
車内検札もないことの方が多く、ドイツとの違いを感じました。ご存じのとおり駅にも改札はありません。「これじゃ、不正のし放題では...」(←失礼)と思ったのですが...
一度だけ検札に出会いました。みんな整然と切符を出しています。最近「民度」が高い・低いなどという言葉を耳にしますが、「民度の高さ」を見せられた気がしました。
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