優しさの国チュニジア　（５）スース

2011/12/23 - 2012/01/02

チュニジアは、数々の遺跡や世界遺産の旧市街メディナなど、見所満載の国でした。食べ物も全ておいしく、街を歩くだけでも、楽しい！そして何よりも、人の優しさにあふれる国でした。私達は何度も、沢山の人々に温かい手を差し伸べてもらいました。穏やかで優しい笑顔のこの国に起こったジャスミン革命から、ちょうど一年です。
チュニスを拠点に、ドゥッガ→ケロアン→スース→カルタゴ→シディブサイドを訪れました。

エリア スース(チュニジア)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

古都ケロアンからバスで、1時間15分ほどで、チュニジア第3の街スースへ来ました。
ここの旧市街は、1988年に世界遺産に登録されています。

＊紀元前9世紀頃、カルタゴ同様、フェニキア人により建設された。
　ケロアンに首都がおかれていた時代には、国の主要港として、またシチリ　ア島遠征の拠点としても活躍した。
　要塞は、当時アラブ人が進攻の前線基地として築いたもの。

ここは、地中海に面しているので、ビーチリゾート地としても人気が高く、夏は沢山の観光客で混み合いそうです。

バス・ステーションから旧市街へは、タクシーで。
シーズンオフのため、ケロアンも観光客が少なかったけど、ここはさらに少ないかも・・・。

いつものマリンブルーではなく、ピンク系を基調とした家

ここも地図があまり役に立ちそうもないので、城壁にそって歩いてみることにしました。
壁の掃除をしているのかな？
城壁は、高さ8m。

チュニスから日帰りで、ケロアンとスースを訪れる予定をたて、その通りに行動した。
歩き始めた頃は、ケロアンだけでも良かったかな〜と正直思った・・・。
その分ケロアンで、もっと時間が取れたかなと。
でも、ここで出会える物もあるかもしれないし、ケロアンからのバスの中の温かい出会いもあったからと、気分を換えて、GO!

チュニジアは、ニャンコ率高いですね。
おとなしく、じっとしている。

アラビア文字が、デザインの一つになっていて、おしゃれ☆

落書きも、マリンブルーとは、徹底してますねー。

ライトグリーンのドアの家。
ドアの周りのタイルも、調和が取れるような色合いで、優しいイメージ。

その家の窓

写し方ではなく、家々は、真っ直ぐに建てられていないし、傾いているような気がするんだけど。

失礼かとは思いつつ・・・。

私達は、遺跡でも街でも、とにかくよく歩く。
ツアーで１時間滞在するような所を、３〜４倍は時間をとるほど。
その疲れが、この辺りで出てきました・・・（^^;)。
この日の夜から、足裏にサロンパスをはったり、ふくらはぎにスースーするぬり薬をぬったり。
先はまだまだっ！がんばれ〜↑↑

近年旅先を考える時、夫と二人、出来るだけ身体が動くうちにと、ハードな所や遠い所を挙げてしまう（^^;)。
1年前は南インド、2年前は北インドへ。40代の内にハードなインドを攻めて（何を攻めるのかっ！？）良かった〜としみじみ思う。

限られた時間内で、ついついムリして歩き回るのは、悪い癖・・・。
わかっているんだけどなぁ〜。

写真屋さん？ビデオ撮影屋さん？
壁に直接描くのは、シンプルでいいかも。

チュニスやケロアンのメディナと、ここスースのメディナの違いは、スースには「海と坂の景色」があったこと。
海からの風で、カーテンが揺れる。

味のある雑貨屋さん

タイルの見事なドア。右のドアは、ずいぶん朽ちて、色が変わっていました。

楽器屋、タバコ屋の看板

まるでアパートのような造り

流れるような文字は、芸術だなぁ〜☆

歩いていると、何回か行き止まり！
でも、ガッカリすることなく、かえってうれしい気分になる♪

電話の形が、旧式でカワイイ☆

レストランかな？

こんな家にはカワイイ女の子が住んでいるのかと、期待しちゃう。
意外と男ばかりだったりして・・・。

海側に近づいてきました。
風も空気も、少ーし海が近い事を感じる。

ここからは、坂道を下ります。
この道が、結構滑りやすかった。

お天気が良かったら、向こうの海が青くてきれいだったのに、残念・・・（涙）。

ミナレットが見えます。

赤い傘が鮮やかで、子犬がじゃれ付き、カワイイ♪

住宅街を抜け、お土産屋さんや地元の人用のお店が、このあたりから多くなってきました。

なぜか坂道と雨は似合うんだけど・・・。
途中から小雨が降り、フードをかぶって歩きました。
地元の人は、小雨なんて気にしない。

鮮やか過ぎるほどのマリンブルー

スースでは、私達は中国人かと思われて、声をかけられていた。
私達以外は、ほとんどフランス人の団体。

スーク・エル・リッパに来ました。
このメディナの中で一番活気がある所のようですが、閑散としていました。

アラブのランプ

宝飾店の看板がなんともエキゾチック☆

「アッサラーマ！」
チュニジアの人は、温かく声をかけてくれる。
「シュクラン！」

商品の上でお昼寝zzz

飾りに工夫を凝らしたお店が、スースには多かったです。

シンプルなデザインのカーペット

イスラムの国を旅しているんだなと感じる時。

ちょうどこのスピーカーからアザーンが流れてきた。
あ〜、しびれる！
イスラムの国々の旅は、目で耳で楽しませてもらえる。

通り雨が上がり、雲が速く流れていく。

旧市街から、新市街へ出ると、とたんに人と車の波。
お店にも、大勢の人が入っている。
世界遺産に登録されているけど、普段生活している人にとって見れば、新市街の方が生活しやすいし、便利なんだろうね。
古いものを大切に維持していくのは、想像以上に大変な事だと思う。

城壁の外にあった、この美しい入り口は、何だろう？

スースの鉄道駅。
残念ながら、チュニス行きの電車が２時間ほど無く、ルアージュ・ステーションへタクシーで行く。

タクシーに乗ったら、スースの街がやはり坂の街だと実感。
人も多く、にぎやかな街でした。

ルァージュ・ステーション
窓口で行き先を告げて料金を払い、レシートをもらってルァージュに乗る。
人数が集まれば出発で、私の車は、９人乗りだった。
チュニス行きは、大勢の人が集まるため頻繁に出ているし、チュニス・スース間は、バスよりもルァージュの方が便利かもしれない。
料金は、バスと変わらないと思う。

チュニスまで、２時間半ほど。
途中休憩で、立ちションとタバコタイム。
私以外は全員男性。ほとんどが男性だと思うので、女性だけの場合は勧めません。バスにしましょうね。
チュニスの南バス・ルァージュ・ステーションへ到着。
周辺は、夜はうす暗いので、チュニス中心部へは、タクシーを使いました。

この旅行記へのコメント （2）

• ishicameraさん 2012/01/25 16:29:47

  優しい国

  町子さん
  こんにちは!!
  
  続きが楽しみ!!
  私はチュニジアはチュニスとカルタゴ、シティブサイドだけだったので、行けなかったケロアン、スースの街楽しく拝見しました。
  
  やっぱり旅先の優しさは身に染みますねぇ。
  カレンダーをくれたり、バスで席に座らせてくらたり。
  心温まるエピソード。
  
  ケロアンも、スースも素敵な古都ですね。
  扉やタイル、やっぱチュニスの青は綺麗ですねぇ。
  
  個人的には、ジーンズやあの生首マネキンが、あってウケました。
  全国的にあるんですね。（笑
  
  この一枚、一番好きです。
  青い街と赤い傘。
  少女のステップの音が聞こえてきそう♪
  
  
  ishi

  川岸　町子さん からの返信 2012/01/25 21:59:38

  RE: 優しい国

  ishiさん
  　ごらん頂きありがとう♪
  　とってもうれしいです！
  
  > この一枚、一番好きです。
  > 青い街と赤い傘。
  > 少女のステップの音が聞こえてきそう♪
  　さすがishiさん、表現がステキ☆
  
  　本当はishiさんのように、チュニジアの後、リビアへ行きたかったなぁ〜。
  　風神さんの旅行記にあった地中海に面した遺跡が見たかった。
  　みんながishiさんの旅行記のように、穏やかに、平和に、笑顔で暮らせたらいいのに・・・ね。
  
  　モロッコ編も、ゆっくり作ってね。
  　自分の旅行記を作りながら、のんびり待っています。
  
  　まずは、風邪など引かず、お元気で！
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川岸　町子