2011/09/20 - 2011/10/15
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keithforestさん
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いよいよ今回の旅行もあと僅かになりました。昨日の朝のことですが、朝飯を食べていたらどうも日本の人らしき男性がひとりで食べているのを見かけました。今朝、朝飯前にまた風呂に入りにいったのですが、バッタリその男性に遭遇。やっぱり日本人の方で、なんとまだこの国が社会主義国家だった頃からもう20年以上、このゲッレールトに毎年やってきているというベテランさんなのでした。
おかげでこの温泉の絡繰り(というか仕組み)があっという間に氷解。いやぁ、先達がいるってのは実に助かりますな。
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ホテルの方から温泉に行くにはリフトを1階、つまり日本でいう2階で降ります。通路を歩いてくるとそこに受付の女性がいるので、腕時計型のICチップを受け取ります。で、このリフトか、これが壊れていれば(私は滞在中に一回乗っただけ)階段を下におります。
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そのリフトのレベルから見たところがこれです。
この通路の奥が外から入ってくる入り口で、一般のお客さんが普通に洋服を着た格好で入ってきます。
そこを私達は白いバスローブで悠然と入り口にさっき貰ったICチップをかざして入ります。 -
なんだか薄暗い、古めかしい通路を通っていきます。後で気がつくのですが、これが地下の通路になっていて、途中にプールが見える丸窓があります。
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でやってくるのがこのロッカーです。面倒くさい人はロッカーに何も置かずに、そのままプールサイドまで来ちゃって椅子にバスローブを置いたりしています。あんまりお奨めできないようです。
ロッカーの前にICの読み取り装置があって、そこに自分の腕時計型をかざすと番号が出ます。その番号のロッカーにいって取っ手のところにまたかざすとカチャッと鍵が開くという寸法です。しかし、連日、なぜか私は調子の悪いロッカーが割り当てられるのです。なぜだ! -
通路の天井だったと記憶しているのですが、このホテルも温泉も実に頑張っている建物のようです。
ベテランさんの話によると、かつては横の道路の向こうにも施設があったそうです。外の温泉プールにも行きましたが、サウナと水風呂の木の桶がありました。これも最近設置されたんだそうです。
それにしても20年以上ここに通い詰めている理由ってなんですかねぇ・・。 -
さて、今朝はこれからトラムと電車に乗ってオオブダの方へ行きます。川を遡る格好になります。前回泊まったホテルに近い方へ行くのです。
今夜の国立コンサートホールでのロシアの作曲家のチェロ協奏曲の演奏会の切符をブックしてあるのですが、そっちの方にあるオーケストラの事務所までピックアップに来いとされていたからです。
ホテルのフロントの青年に住所を見せて、これはどこ?と聞いたら「それは遠い、自分で行くのは難しいよ」というのです。しかし、地図と首っ引きしたら、なんということもない。 -
19番のトラムでBatthyany terという郊外電車、トラム、M2の乗り換え地点まで行きます。
右側には昨日の朝行った国会議事堂が見えています。こっちから見た方が良い景色です。
そこから郊外電車に乗ります。前回泊まったRamada PlazaはSzentlelek terですが、今回はもっと手前のSzepvolgyi utで降ります。 -
新しいビジネスコンパウンドの中に瀟洒な事務所があって、首尾よく切符を入手。今度帰りは86番のバスに乗ってまたBatthyany terで降りました。このバスは混んでいましたよ。
応用博物館の建物を見に行きます。そこもまたジョルナイが見られるはずなのです。ここからM2に乗ってDeak Ferenc terまで行きます。 -
M2でDeak Ferenc terまで来たら今度はM3に乗り換えます。見よこの地下鉄の深さを!ゴンゴン下がっていっちゃいます。M1は道路の直ぐ下ですが、後の地下鉄は深いです。
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Corvin-negyedの駅で降りるとMuseumと覚しき案内に沿って出口の階段を捜せばよいわけです。
もう出たら直ぐにあぁあれだなと合点が行くと思います。こんな建物が他にあるわけがない。エステルハージー展が開かれています。 -
まるでなんだか帽子でもかぶせたかの如きドームでございますが、この緑色がとても鮮やかで、どうせジョルナイにするんだったらこれくらいの色彩を使って欲しいですよね。
前の通路がメンテナンス工事用の養生通路になっていて、上を見上げられないのが残念です。 -
暗くて鮮やかに見えないのがとても残念ですけれど、ジョルナイづくしでございますよ。ジョルナイとしてはやる気が出るデザインでしょうねぇ。
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これが入り口側面です。どうです、このびっしり感は!?
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入って直ぐのロビー天井です。一瞬ここに眼が行かないのです。なぜかというと、目の前に拡がる方に眼が行ってしまいます。
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この開放感はやはり素晴らしい。今でもそう思わせるわけですから、当時はどんなにか衝撃的だったことと思います。
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屋根というべきか天井というべきか、ガラス張りのこの屋根はウィーンのオットー・ヴァグナーの郵便局を思い出させますが、このスペースの天井の高いこと、広いこと!バスケットボールをやったら気持ちいいだろうなぁ。
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ブレースは飾りでしょうか、構造部材として機能しているんでしょうか。これは飾りボルトなんでしょうか、機能しているボルトなんでしょうか。ここまで凝ることができた時代の設計者は楽しかっただろうなぁ。
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オリジナルでしょうか?
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周りをぐるりと建物が取り囲んでいるわけですね。で、今は周りの建物のメンテに取りかかっているようです。
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階段の踏み板部分の大理石には滑り止めの加工がされています。
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二階から見下ろしてみるとこのスペースの全体の雰囲気が判ります。惚れ惚れします。
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帰りにエントランスの壁のジョルナイ、ジョルナイした、ジョルナイ・タイルです。
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たったひと駅なんだから歩けばいいのに、24時間切符を持っているものだから乗らなきゃ損だと思ってひと駅乗りました。700mくらいしかないのですが。
やってきたのが国立博物館です。ギリシアの神殿みたいな造りですが、フロントヤードの芝生を入れてみると、なんだかアメリカのどこかの州の議事堂だか裁判所に来たみたいな雰囲気がします。それだけアメリカ人がそういう雰囲気の建物が大好きなんですよね。 -
フロントロビーを通って階段室に差し掛かるとこんな具合です。これは素晴らしい。
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展示室へ入る前にある円形のロビーです。雰囲気がとても凝っています。
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国立博物館のミュージアム・ショップは私が入ったこの種の施設の中でも大変に充実したお店だといって良いのではないかと思います。
ただ、私が自分で買ったはずのカレンダーをどこに仕舞ったのか見付けられなくて、歳の始まりまでに見付けられるかどうか、不安だというだけでございます。 -
M2のAstoria駅まで500m位しかありませんから博物館通りを歩きます。もう周りをきょろきょろして歩きますから、スリや寸劇詐欺なんかから見たらもう飛んで火にいる夏の虫状態だったと思いますが、それ位軒並み建物が面白いものがあります。
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これなんぞはもう相当来ておりますが、危なくてメンテに入らなくてはならないという雰囲気ですよねぇ。
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こちらは大学だったのではなかったかと思いますが、ここら辺にやってくると突然若者が溢れます。
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角を右に曲がってシナゴーグを見に行こうというわけですが、その角が
Belvarosi Szinházという劇場になっているようで、そこに貼ってあったポスターがこれ。なんと「レイン・マン」の舞台版のようです。あのロード・ムーヴィーをどうやって舞台にするのだろうかと興味津々です。
こんな時、言葉がわからないってのはどうにもなりません。 -
シナゴーグの前の通りはトロリーバスでした。この74番のトロリーバスは英雄広場の奥の市民公園のずっと北東まで行きます。
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シナゴーグの前のドハーニ通りを歩いているとパスできると覚しき入り口があったので入ってみるとこんな案配ですよ。なんなんだろうか、これは!
どうもアパートのような具合になっているようですが、これで屋根がかかっていたら「アルカトラズ」かと思ってしまいそうですよ。 -
昼飯は豪勢にジェルボーで食べようじゃないか、ということに衆議一決し、M2でまたまた「Deak Ferenc ter」にやってくるとこのあたりも面白い建物だらけです。
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私の大好きなマンホールもこうなると写真を撮らないわけに行かないじゃないですか!
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で、やって参りましたよ、Cafe Gerbeaudでございます。右側がカフェ、左側がレストランですが、昼のレストランは外しか営業しておりません。私はどこに行ってもカフェでは外に座りません。
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私のランチはカフェオレにこのクラブハウスサンドイッチです。ポテトチップスってところがやられたな感いっぱいでしたけれど、文句のないボリュームでございました。
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連れあいはこのフライが入ったサラダとパンだったのです。結構軽めじゃないかというのには伏線がございまして・・・。
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さよう、さよう、こちらのケーキを計算してのことでございますが、もちろん二人でシェアでございます。
お隣の席には歳の頃からいいますと私達よりはちょっと上と覚しき、台湾、もしくはシンガポールあたりから来られたと思われるご夫妻でございましたけれど、見るからにコミュニケートしたくありませんという風情でしたので、踏み込むことは致しませんでした。
どうも東洋人の方のニュアンスは読みにくいものがあります。 -
ヴァーツィー通りをお店を冷やかしながら自由橋のたもとの中央市場まで、お腹こなしに歩こうということで動き出したら、広場の端っこにこんなパフォーマーが。
インド系と覚しき方なんですが、ガラスのコップに水を入れてそれを叩くというやり方で、打ち込みをバックに演奏します。
これ、演奏そのものよりもこの音階になる様に音を調節するのが難しそうです。なにしろコップにはチューナーなんてないでしょ?ま、音をキャッチして音程を表示する機構はできるでしょうけれど。
優しい表情が微笑ましい。あ、もちろんコインを入れて撮影しましたよ。 -
ヴァーツィー通りも肌寒いからそう思うのかも知れませんけれど、結構廃れちゃってんじゃないの?と思わせます。ま、平日の午後遅くですから、仕方がないのかも知れません。
ガラクタ土産やと食べ物屋ばかり。浅草の仲見世のようです。 -
横の路地を見ると、あれあれ!もじゃもじゃですよ、あの建物は。
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お陽様も大分傾いてきました。早く行かないと市場が終わっちゃうかも知れませんよ。
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おおよそ1km程真っ直ぐ歩いただけで、ブダペシュートに来たら行かなきゃ話にならないという中央市場にやってきました。立派な門構えです。一階が市場、地下がスーパー、二階は食べられるようになっているらしいですが、時間がなくて上がっていません。
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この景色までは、この私だってこれまでにガイドブックやテレビで見たことがありますぞ。いやいや壮大な建物です。
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これだ!これだ!一度どこかのホテルの朝ご飯で興味本位でとってみたら、なんと油をあげたものだったので、驚いたあれをこうして売っています。寒い地方だからなんでしょうか?私はとても食べられません。
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これを買う時にはもうだんだん店も閉まってきました。フォアグラの缶詰を二つと、こんなおやつものを買ったのですが、くだんのゲッレールトのベテランさんがチェリーのスープを売っているといっていたので、下のスーパーでそれを見付けて買いました。
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市場から出てきて後ろを振り返ると、どう見ても日本人と思える若い女性が乳母車を押してきます。
「日本人の方ですか?」とお声をおかけしてみると案の定。お嬢ちゃんはキティーちゃんのTを着ています。こちらの方と結婚しているということでした。チェリーのスープのことをお話しすると「あぁ、牛乳に混ぜる飲物ですね?」と仰る。とりだして良く見るとそうそう、そう書いてある。
がっぽり買って来ちゃいました。 -
自由橋を渡りながら、ブダペシュートのドナウを眼に焼き付けておきます。これが最後かも知れませんからね。
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さて、コンサートです。川を渡って「Fovam ter」から2番のトラムにそのまま乗っていけば川をたどって到着するのですが、「Boraros ter」から郊外電車に乗った方が早いんじゃないかと考えて、その郊外電車に行くために地下道を歩いてみて「あ、こりゃだめだ!」と直感で思いました。
それでも降りてしまいましたから、頑張って「Lagymanyosi hid」までひと駅乗りました。劇場の裏手についてしまいました。 -
これがその噂の国立コンサート・ホールです。ここもまた、真ん中の列にRとLがあって紛らわしい。
この日はBUDAPEST FESTIVAL ORCHESTRAで、チェリストTruls Mørk、指揮David Zinmanで、ロシアの作曲家の作品ばかり。
Lyadov: The Enchanted Lake, op. 62
Shostakovich: Cello Concerto No. 1 in E-flat major, op. 107
Rachmaninov: Symphony No. 3 in A minor, op. 44
Truls Mørkはとても大きな人で、それはそれは迫力たっぷりにソロを弾きます。アンコールの曲がなんだったのかが判らない。
翌朝、ホテルの朝ご飯の時に見慣れない日本人の青年に「昨日コンサートホールにおられましたね?」と声を掛けられました。どこで誰が見ているかわかりませぬ。 -
翌朝、風呂にまた入り、しっかり朝ご飯を食べて、タクシーで空港へ向かう。奇しくもあのベテランさんも同じ飛行機で帰国するのだそうで、行く先々で見かける。
東京に着いてみると家を出てから25日目で、さすがに長いこと家を空けたもんだなと実感したという次第。さて、次は来年春に出掛けましょう。
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