中欧四カ国、25日間（第三日）クトナー・ホラ　110922

2011/09/20 - 2011/10/15

　聖母マリア大聖堂、墓地教会、クトナー・ホラを訪ねて、聖バルボラ大聖堂、そして午後はコノピシュチのお城に登りましたけれど、残念ながら写真は許可になっていないので外側しかありません。異常なまでの（そんなことをいうのは素人だけか？）フランツ・フェルディナンドが自分で狩りにいって仕留めた動物の剥製がズラズラと並んでいますよ。

　彼は狩猟だけを目的に全世界を廻ってきたそうで、日本にも立ち寄っているんだそうです。なにしろ生涯で30万頭の動物を仕留めたというのですから、とんでもない方でございます。

エリア クトナー・ホラ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: ユーラシア旅行社

　聖母マリア大聖堂にやってきました。
　天気快晴！
　この飛び梁が「さぁ、どうだ！」といっております。

　墓地教会にまでやってきますと、天気ますます快晴でございます。

　その天気快晴なのに、というか、快晴だからまだ良しというべきか、ここにはとんでもない場所があります。

　それがこれでございますよ。おびただしい数の人骨でございます。一説には4万人の人骨だといいます。

　ガイドの方が入る前にお断りになりました。大量な人骨を見るのがいや、という方が稀におられるのでお聴きしますけれど・・というのですよ。

　そんな大量の人骨を見るチャンスなんて滅多にある訳じゃないので、そんなことをいわれたって実際にどうなるか、自分自身にも判る訳がないですよ。

　私はオーストリアのハルシュタットで見たことがありますから大丈夫だとわかってはいるものの。

　これには驚いちゃいましたねぇ、それでも。

　人骨でシュバルツンベルク家の紋章ですが、それを人骨で表してある訳です。ちゃんと右下を見ていただけるとおわかりでしょうが、オスマン・トルコに勝利した記念にカササギがトルコ人の頭をつついているところまで表されているのです。

　旧市街にやってきて聖バルバラ大聖堂に到着しました。後期ゴシック建築の飛び梁がものの見事に主張している、という感じの大教会でございます。

　ステンドグラスが鮮やかなんです。しかし、1913年完成と記してあるんですが、この教会そのものは14世紀から建て始めて、一応完成をみたのが16世紀になってからだという話でございます。

　こんな話を聴くとなんともはや気の長い話でございますなぁ。

　教会の祭壇裏の回廊にはいくつかのフレスコ画が残っているのですが、こんな具合に銀山の様子を残したものがあります。
　聖バルバラという人は銀山の鉱夫達の守護聖人だということになっているのだそうですよ。

　こういうフレスコ画の修復に当たっては下地に残る色はそのまま再現するけれど、下地に色が残っていない場合には推察することはせず、そのまま空白にしておくのだそうです。

　天井が非常に特徴的で、その上いくつもの紋章が描かれているんですね。これも最近修復できたようでございますな。

　こうすると教会の全貌がおおよそ判るようでございます。

　聖バルバラ教会を後にして昼飯の場所に向かうのですが、振り返ってみるとこの教会の飛び梁の特徴が大変に良く見えます。

　教会でもこういう部分を参道といったりしないのでしょうかねぇ。

　この街のアイディアはなかなか凄いものでございますよ。これ、別に汚れじゃないんです。この街の地図でございますよ。こういう風に書いていただければ、一目瞭然でございますな。東京でもこうしていただきたいなぁ。

　チェコといえばビールでございますな。ここのお昼をいただいたレストランはDACICKYというお見せで、しかも地ビールの醸造所でございます。

　コノピシュチュ城は第一次世界大戦になったというオーストリア皇太子フランツ＝フェルディナントが入手したものであります。
　フェルディナントは無類の狩猟好きで、生涯に30万頭を仕留めたといわれているんだそうです。入るやいなや壁いっぱいに彼が討った動物たちの剥製が飾ってあります。
　悲しいことに写真撮影禁止というぶった切った方針のためになんにも記憶に残らないという侘びしい年代でございますよ。

　夕飯はナマズを戴きました。多分生まれて初めてですが、何も臭くない白身の魚でしたよ。