忙しいパルマ♪　201012雪のトリノと生ハムのパルマ⑯

2010/12/22 - 2011/01/07

国立美術館も、アンティカ・スペツェリアも、コレッジョの部屋も２時で閉館。

見るところたくさんあるのに、ひどくない？

エリア パルマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

パルマに着いたのが、9:30。

いくら探しても、ホームにエレベーターなくって

いつも誰か手伝ってくれる人いるのに、周りに人気もなくって、友だちと２人でふうふう。

筋肉痛になっちゃうわ〜

ちょっとお茶ぐらい飲もうと思って外に出たけど、なんだか人通りも少なくない？

まだ、10:30よ〜

ガリバルディ広場まできて、やっと灯りがついてる店発見。

ガリバルディ広場 広場・公園

都会のトリノから来ちゃったから。

それでもツリーはきれいね☆

夜は早くしまっちゃうパルマ。

だけど、イルミネーションは凝ってるわよ。

どこの通りにも灯りが点いてて、しかも全部違うデザイン。

どれがお好き？

泊まったホテルはパルマ川沿い。

窓から外見てびっくり。

パルマ川って、細い流れのまったりした川だと思ってたんだけど。。。

あら、出遅れた？　ガラガラね。

リースとか飾ってあるけど、ちょっと寂しいわ。

コルネットにボンボローネにトルタ。　どれ食べる〜？

イビス スタイルズ パルマ トスカニーニ ホテル

コッパと生ハムとパルミッジャーノ　本場だしね。

見た目スカスカですけど。

マチェドニアも食べちゃおっかな〜☆

ピロッタ広場、水曜日と土曜日は市が立つんだって。

知らなかったわ。

ダウンにセーター、あったかそうなお洋服が並ぶ中、

このキラキラは？

見てるだけで寒くなっちゃうわ。

青空市場が開かれてるのは、巨大なピロッタ宮の前のパーチェ広場。

芝生もきちんとお手入れされて、ベンチもたくさんあって、きとみんなの憩いの広場。

残念だけど、今日はちょっとお天気悪くってここでおしゃべりするのには、ちょっと寒いかしらね。

ファルネーゼ家出身の教皇パオロ３世が、教皇領だった場所を自分の息子にプレゼント。

それでできたのがパルマ公国。

ピロッタ宮、ファルネーゼ家が1583年から1622年にかけて建てた宮殿。

だけど、まだ未完成なんだって。

国立美術館 博物館・美術館・ギャラリー

中に入ったら、もったいないぐらいな空間。

冬は寒いから、ここで市場やるっていうのはどうかしら？

階段上がって、

階段上がって、

階段上がると、国立絵画館。

中はとっても近代的。

イタリアの絵画館って、宗教画が多いから、キリスト教のことがわからなかったらちょっと退屈。

ガイドブック見て、有名どころだからって行ってみても、全部似たような絵ばっかりで。。。

な〜んて思ってたこともあるんだけど、最近気に入ってるの☆

それは、想像力のおかげ(笑)

赤いモヒカンの天使たち、ちょっとモジモジしてるのは、どうして？

みんな十字架持って、ジェズ様の周りに集まってるけど、

これで電車に乗られたらヤだな、特に朝は。。。

わたしもね、すぐかぶれちゃうのよ、貼るタイプの消炎剤。

筋肉痛？

優雅に天から舞い降りて、マリア様にジェズ様の誕生を告げるガブリエーレ。

危ういところでバランス保ってる〜

大天使も大変。。。

いっつも裸のセバスティアーノ様。

体作っとくのも大変ね。

やっぱりプロテインとか飲んでるのかしら？

夜は、ダンベルとかで鍛えちゃってるかもね〜

笑顔のマリア様をうっとり眺めてる二人のおじさん。

やさしく微笑んでるけど、マリア様が踏み台にしてるのは。。。

ガイドさんもいないし、詳しいガイドブックもないから、見とくべきものも見逃しちゃうこともあるけど、これにはすぐ気が付いたわ。

だって、小さい絵なのに、目を惹くんだもん。

ダ・ヴィンチのほつれ髪の女。

美しいわ〜

それが、来年東京に来ちゃうんだって。

ホントは、外国に貸さないリストに入ってるらしいの。

それを特別に貸してくれるらしいわ。

この絵は、チケットに使われてたから、大切な絵なはず。

パルミジャニーノのトルコの女奴隷だって。

パルミジャーノじゃなくってパルミジャニーノ、微妙。。。

かわいいけど〜、ちょっとどや顔。

パルマの国立美術館、広いスペースを贅沢に使ってて、置いてある椅子も、センスいい☆

オシャレなおじいちゃまに連れられたボク。

何を説明してもらってるのかな〜？

マリア様が素敵だな〜と思って、何気なく撮ったんだけど、パルマの巨匠コレッジョの階段の聖母だって。

どこに階段あるのかわからなくっても、素敵なものは素敵よね。

朝の電車みたいに込んでるけど、実はこれが一番のお気に入り。

ヤダ、おじさん、押さないでよ〜

こんな廊下を抜けていくと、

テアトロ・ファルネーゼ。

木のいい香り♪

ファルネーゼ劇場 建造物

1618年に建てられた木造の劇場。

石の国なのに、どうしてわざわざ木で造ったのかしらね。

ここでオペラとか見てみたいわ〜

階段降りて、天井見上げたら、

洗礼堂みたいな八角形のドーム。

曇りで太陽出てなくっても、たっぷり入ってくる光。

宝物守ってるから、この位強固でもいいのかもしれないけど、

やっぱりゴツイわよね〜

２時までなんて言わないで、ずっと開いててくれれば、スケジュールも組みやすいのに。

出し惜しみしないで欲しいわ〜

パーチェ広場から、ちょっと歩いたら、すぐにドゥオモ広場。

年代物の鐘楼は修復中。

ドゥオーモ広場 広場・公園

洗礼堂はピンクの大理石。

そっちに入っていきたいところだけど、ここはグッとがまん。

早くしないと、こっちが閉まっちゃうんだもん。

アンティカ・スペツェリア、昔の薬局。

アンティカ スペツィエリア ディ サン ジョヴァンニ 博物館・美術館・ギャラリー

薬局っていうより、あやしい粉をかき混ぜて、煙とか出てきちゃうような雰囲気だけど。。。

こういう棚はぜんぶクルミ材なんだそう。

足グルグルしたお姉さんたちは、サン・ジョヴァンニのシンボルのワシだって。

どこが？

つっこみどころ満載で、写真撮りたかったけど、撮影禁止。

写真はHPからお借りしました。

さあ、ここはどこでしょう？

アール・デコ風の窓にフレスコ画の天井。

わかりましたか？

正解は郵便局。

フロアにも、窓口にもツリーが飾られて、華やか。

天井高くって、昔のお屋敷みたい。

だけど、天井の灯りなんかは近代的。

こんな郵便局だったら、行くのが楽しくなっちゃいそう。

心配なのは、この配置。

ポスト、ポスト　　ゴミ箱。

郵便局の向かいは、昔のサン・パオロ修道院。

サン パオロ修道院 寺院・教会

ベネディクト派の女子修道院。

ここの修道院長の部屋の天井画が、コレッジョがパルマでやった最初の仕事らしいわ。

きっとここは聖歌隊席。

天井まっさらだけど、椅子の彫りは豪華。

このお部屋は、修道院長のプライベートルームだって。

悪魔のしっぽもった天使かと思ったら、ストールかしらね。

かわいいけど、ちょっと不気味な、きもかわいいのはしり？

緑の天井に、楽しそうに遊んでる天使たち。

コレッジョの部屋の天井。

コレッジョ、日本ではあんまり知られてないけど、ヨーロッパでは大人気なんだって。

パルマの僧院書いたスタンダール、コレッジョの描く女性像をモデルにして小説書いたそう。

この天井画、完成してからすぐに普通の人は入れなくなっちゃって、270年間見られなかったらしいの。

今はこんなにかわいい天使たち、生で見られて幸せね。

絵画館に飾ってあった下絵より、ずっと生き生きしてるみたい。

奥はどうなってるのかしら〜

どこかの鐘楼かしら？

後で見に行きましょ。

こっちにのぞいてるのは、洗礼堂ね。

トルタがとってもおいしそう♪

もう、２時までしか開いてないところ多すぎ。

すっかりおなかすいちゃったわよ〜

ダ フィリッポ ピザ

玉ねぎと、アーティーチョークと、グリンピースのトルタ。

どれもおいしそうで悩んだけど、結局ぜんぜん違うもの頼んじゃった。

アーティーチョークのラザニア。　山盛りすぎるわ〜

それからアランチーノ☆

がんもどきじゃないわよ。

口も手もよく動く、働き者のおじさん。

次から次へ、お客さん入ってきて、休む時間がないわね。