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 「ドイメサロンの桜を訪ねて来た」なんて言っても、それがどこの国なのかご存知ない方も多いと思う。そこは、タイのチェンマイからさらに北方70キロ奥の、ミャンマーの国境近くにある小さな町である。<br /> 去年の今頃、インターネットで「タイの桜」と検索したら、この町の名が出ていたのである。外国の桜に夢中になっている私は、是非、そこを訪ねてみたいと思った。何とか、安く合理的に行く方法はないかと思案したら、あったのである。ケニアを訪れる時、バンコク乗換えで、ケニア航空で行き、帰りに3日間、ストップオーバーすれば、バンコクまでの旅費が節約できることになる。バンコクからチェンマイを同じタイ航空を使えば、格安のチケットがゲットできる。<br /> 順調にチケットの手配はできた。しかし、実際は「人間万事塞翁が馬」をこれほど実感した旅はなかった。良かれと思ったのが裏目に出た。不運と思い込んでいたのが、最後には幸運となったのである。<br /> 10月9日、夜8時半過ぎにキリマンジャロ発ナイロビ行きのケニア空港は1時間遅れで出発した。ナイロビで乗り継いで22:15発バンコク行きのケニア航空(KQ886便)には1時間程の時間があった。ケニア航空はルーズだという噂は聞いていたが、その時は間に合ってよかった、と安堵した。定刻にバンコク行きは離陸した。 バンコクからチェンマイもスムースに乗り継げた。飛行機は満席だった。機内で、タイ北方は豪雨で鉄道ガ不通だと知って、私は、なんて運がいいんだろうと、喜んだ。実は、バンコクからチェンマイまでは夜行列車を使おうと計画を立てたのだが、時間の余裕がなくて飛行機に切り替えたのだ。 しかし、喜びは束の間で、チェンマイで私の荷物が出てこなかった。(着替え、日本か持参の食料、バッテリーが全部パー)<br /> パッケージクレームで調べてもらったら、行方不明。ナイロビにもないという。それでも、私は、翌日の同じ便で来るだろうと楽観していたら来ない。帰国して4日後に宅急便で自宅に届けられた。(ケニア航空のルーズが原因。もう、2度とケニア航空は乗りたくない) <br /> さて、ドイメサロンの桜について紹介させていただく。<br /> 10月10日チェンマイの旅行社からガイド付きの車を1日手配してもらった。(12000円+ガソリン代4000円で超安い)ドイメサロンまでは片道3時間はかかった。途中、車窓から見えるタイの山々も美しかったし、タイの人々の暮らしのようすも楽しめた。<br /> 亜熱帯のタイ国の山間部に(標高1500m以上)日本から、移植した桜でなく自生している桜が咲くのである。<br /> 桜は100万年位前、ヒマラヤ山麓で誕生し(最初は秋咲き)、それが、ブータン、ミャンマー、中国の雲南省、朝鮮半島を経由して何十万年もかかって、日本に到来したたという説がある。ドイメサロンの桜はミャンマーの桜と同等に扱ってよいと思う。1キロ先の山脈を越えれば、もうミャンマーなのである。  <br /> その山辺に自生の桜が何百本も生えていた。満開の時期ではなかったが、僅かではあるが桜の花弁を付けていたのである。ナイロビとキリマンジャロの桜が時期外れだったので、ドイメサロンの桜を見た時は、ドバッーと熱いものが溢れた。<br /> これらの桜の殆どは年2回咲くという、開花時期は11月から1月中旬までと3月から4月にかけて咲くのだそうだ。<br /> かつて、、戦時中、ビルマ(現、ミャンマー)で戦った日本の兵士たちが、四季折々に咲く山桜を見て、日本の桜を偲んだ、という話を帰還した方から聞いたことがある。ドイメサロンでも長期間、桜の花ガ見れるのはミャンマーの桜と同じと思っていい。<br /> 」ビルマの」国境近くのKarnjanaburi県の国道の一部を「白骨街道」と言われているのだそうです。そこは太平洋戦争末期、インパール作戦の時、東南アジア諸国に出兵していた日本兵がそこを進軍してビルマに入ろうとして、疲労、飢え、疫病で、数千の日本兵が戦死した所なんだそうだ。戦友が土葬したのもあれば、戦後、タイの人によって埋葬されたのもあるそうだ。そこを「白骨街道」と呼ばれるようになり、現在でも土を掘り起こすと日本兵の遺骨が出てくるのだそうだ。<br /> その近くに「クンュアム日本軍博物館」があり、街道には日本の桜が植えられてあるそうだ。その街道に咲く桜は、日本に帰還できた元日本兵が寄贈した日本の桜もあるのだそうだ。開花時期は2月だそうなので、いつか是非、訪れたい。<br /> 私は、この度の旅を「人間万事塞翁が馬」という中国の故事に喩えた。<br /> 私がバンコクを離れて4日後にタイ国ガ歴史的な大洪水に見舞われ、国内航空の飛行場が閉鎖されたのである。もし、私がそれに遭遇していれば、2週間以上も帰国できず、タイ国内をひもじい思いでうろついていたであろう。ああ、ありがたや、ありがたや。<br />     「人間万事塞翁が馬」<br />

ナイロビ、キリマンジャロ、チェンマイの旅8 ドイメサロンの桜

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2011/10/06 - 2011/10/13

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ゆらのと

ゆらのとさん

 「ドイメサロンの桜を訪ねて来た」なんて言っても、それがどこの国なのかご存知ない方も多いと思う。そこは、タイのチェンマイからさらに北方70キロ奥の、ミャンマーの国境近くにある小さな町である。
 去年の今頃、インターネットで「タイの桜」と検索したら、この町の名が出ていたのである。外国の桜に夢中になっている私は、是非、そこを訪ねてみたいと思った。何とか、安く合理的に行く方法はないかと思案したら、あったのである。ケニアを訪れる時、バンコク乗換えで、ケニア航空で行き、帰りに3日間、ストップオーバーすれば、バンコクまでの旅費が節約できることになる。バンコクからチェンマイを同じタイ航空を使えば、格安のチケットがゲットできる。
 順調にチケットの手配はできた。しかし、実際は「人間万事塞翁が馬」をこれほど実感した旅はなかった。良かれと思ったのが裏目に出た。不運と思い込んでいたのが、最後には幸運となったのである。
 10月9日、夜8時半過ぎにキリマンジャロ発ナイロビ行きのケニア空港は1時間遅れで出発した。ナイロビで乗り継いで22:15発バンコク行きのケニア航空(KQ886便)には1時間程の時間があった。ケニア航空はルーズだという噂は聞いていたが、その時は間に合ってよかった、と安堵した。定刻にバンコク行きは離陸した。 バンコクからチェンマイもスムースに乗り継げた。飛行機は満席だった。機内で、タイ北方は豪雨で鉄道ガ不通だと知って、私は、なんて運がいいんだろうと、喜んだ。実は、バンコクからチェンマイまでは夜行列車を使おうと計画を立てたのだが、時間の余裕がなくて飛行機に切り替えたのだ。 しかし、喜びは束の間で、チェンマイで私の荷物が出てこなかった。(着替え、日本か持参の食料、バッテリーが全部パー)
 パッケージクレームで調べてもらったら、行方不明。ナイロビにもないという。それでも、私は、翌日の同じ便で来るだろうと楽観していたら来ない。帰国して4日後に宅急便で自宅に届けられた。(ケニア航空のルーズが原因。もう、2度とケニア航空は乗りたくない) 
 さて、ドイメサロンの桜について紹介させていただく。
 10月10日チェンマイの旅行社からガイド付きの車を1日手配してもらった。(12000円+ガソリン代4000円で超安い)ドイメサロンまでは片道3時間はかかった。途中、車窓から見えるタイの山々も美しかったし、タイの人々の暮らしのようすも楽しめた。
 亜熱帯のタイ国の山間部に(標高1500m以上)日本から、移植した桜でなく自生している桜が咲くのである。
 桜は100万年位前、ヒマラヤ山麓で誕生し(最初は秋咲き)、それが、ブータン、ミャンマー、中国の雲南省、朝鮮半島を経由して何十万年もかかって、日本に到来したたという説がある。ドイメサロンの桜はミャンマーの桜と同等に扱ってよいと思う。1キロ先の山脈を越えれば、もうミャンマーなのである。  
 その山辺に自生の桜が何百本も生えていた。満開の時期ではなかったが、僅かではあるが桜の花弁を付けていたのである。ナイロビとキリマンジャロの桜が時期外れだったので、ドイメサロンの桜を見た時は、ドバッーと熱いものが溢れた。
 これらの桜の殆どは年2回咲くという、開花時期は11月から1月中旬までと3月から4月にかけて咲くのだそうだ。
 かつて、、戦時中、ビルマ(現、ミャンマー)で戦った日本の兵士たちが、四季折々に咲く山桜を見て、日本の桜を偲んだ、という話を帰還した方から聞いたことがある。ドイメサロンでも長期間、桜の花ガ見れるのはミャンマーの桜と同じと思っていい。
 」ビルマの」国境近くのKarnjanaburi県の国道の一部を「白骨街道」と言われているのだそうです。そこは太平洋戦争末期、インパール作戦の時、東南アジア諸国に出兵していた日本兵がそこを進軍してビルマに入ろうとして、疲労、飢え、疫病で、数千の日本兵が戦死した所なんだそうだ。戦友が土葬したのもあれば、戦後、タイの人によって埋葬されたのもあるそうだ。そこを「白骨街道」と呼ばれるようになり、現在でも土を掘り起こすと日本兵の遺骨が出てくるのだそうだ。
 その近くに「クンュアム日本軍博物館」があり、街道には日本の桜が植えられてあるそうだ。その街道に咲く桜は、日本に帰還できた元日本兵が寄贈した日本の桜もあるのだそうだ。開花時期は2月だそうなので、いつか是非、訪れたい。
 私は、この度の旅を「人間万事塞翁が馬」という中国の故事に喩えた。
 私がバンコクを離れて4日後にタイ国ガ歴史的な大洪水に見舞われ、国内航空の飛行場が閉鎖されたのである。もし、私がそれに遭遇していれば、2週間以上も帰国できず、タイ国内をひもじい思いでうろついていたであろう。ああ、ありがたや、ありがたや。
     「人間万事塞翁が馬」

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
飛行機
航空会社
タイ国際航空
旅行の手配内容
個別手配
  • ドイメサロンの少数民族の家の庭に咲いていた桜。奥さんと一緒に。

    ドイメサロンの少数民族の家の庭に咲いていた桜。奥さんと一緒に。

  •  私にとっては貴重な桜の花弁。

     私にとっては貴重な桜の花弁。

  • ドイメサロンの山々と民家。

    ドイメサロンの山々と民家。

  • ドイメサロンの茶畑。世界お茶コンクールで1位になったこともあるとか。

    ドイメサロンの茶畑。世界お茶コンクールで1位になったこともあるとか。

  • お茶のお土産屋。

    お茶のお土産屋。

  • ドイメサロンの路上マーケット

    ドイメサロンの路上マーケット

  • マーケットで果物を売っていた娘さん。

    マーケットで果物を売っていた娘さん。

  • ガイド(中)とドライバー(右)と一緒に。ふらりともとても優しかった。

    ガイド(中)とドライバー(右)と一緒に。ふらりともとても優しかった。

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