サンフランシスコの桜

2011/03/21 - 2012/03/26

　インターネットで調べると、サンフランシスコの桜は３月下旬が満開と書いてあったので、それに合わせて出かけたのだが当てが外れてしまった。
　私がサンフランシスコを訪れたのはバンクーバーからの帰りで３月２４日の午前８時半過ぎだった。外は氷雨で凍てつくような寒さだった。暖冬は東海岸だったのである。
　シャトルバスでホテルに着くと、まだ早すぎてチェックインはしてくれない。アジア系のフロントマンに「プリーズ、プリーズ」と言って、チップを１０ドル弾んだら、時間外料金を取らずに部屋に通してくれた。
　３時間程、ベッドに横になって雨の止むのを待ったが、一向に止みそうもない。明日の早朝は日本に帰る行程である。
　午後１時過ぎ、日本から持参した折りたたみ傘をさして、サンフランシスコの桜の名所、ジャパンタウンに歩いて出かけたのである。
　30分程で着いたが横殴りの雨で靴もズボンも濡れてしまった。
　ジャパンタウンの中心にピースプラザ（五重の塔）があり、その周りに50本以上の桜の木が植えられていた。残念ながら、桜の花は数えるほどしか咲いていなかった。氷雨の中で一生懸命咲いている姿は、このアメリカの大都会で懸命に生きている日系人を象徴しているようにも見えた。
　ジャパンタウンの規模は壮大である。日本の１市にも匹敵する。買いたい日本の物は何でも買える。
　私が訪れた時、桜祭りが開催中だったが、花も蕾だし、雨天だったので、日本食レストランがごったがえしていた。
　桜の名所に、ゴールデンブリッジの近くの日本庭園もあるのだが、寒くて、行く気になれず、ホテルにタクシーで引き返した。
　一晩中、警察のサイレンが鳴り響き、今のサンフランシスコの治安の悪さを知った。
　

エリア サンフランシスコ(アメリカ)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

ピースプラザの外壁に平和と漢字で書かれていた。

ピースプラザは五重の塔とも言われている。その周りに桜が沢山植えられていたが蕾の状態。

ジャパンタウンは桜祭りを開催していたが雨と未開花で閑散としていた。

商店街のたこ焼屋。食べたら、甘すぎてびっくり。

さくら、さくら、と言う着物や日本の小物を売っている商店もあった。