キリマンジャロ国立公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 今回のアフリカ旅行の最大の目的はキリマンジャロ山麓にある桜の木であった。そこに日本の桜が植えてあることを知ったのは4年前で、インターネットで、ほんの2,3行の情報だった。(提供者不明)<br /> 77歳の喜寿の年に、外国旅行を最大の生き甲斐としてきた自分にとって、それまで生きてきた証として、外国の桜の本を自費出版しようと決めたのは5年前の元旦だった。 年を重ねるごとに外国の桜の写真が増えてきた。最初は30カ国位で纏めようと思っていたら、出版社の社長が、「88ヶ所めぐりの半分の44箇所が切れがいい。峰村さんのようなバイタリティのある人ならきっとできる」なんておだてられて、その気になってしまった。(現在38ヶ国クリア)年々情報薄で桜が咲いている国が限られてきた。<br /> キリマンジャロ山麓に日本の桜があると知っても裾野は富士山に匹敵するくらいに広い。それがどこなのか、どのようにして、そこまで行くのっか全く分らないので、半ば諦めていた。<br /> 人生、不思議な事もあるものだ。これは「神の恵み」としか思えない。 以前から知り合いだったNさんにこの2月に会う機会があった。現在、ナイロビに赴任されているとの事だった。 私がキリマンジャロの桜の事と、ジャフェットさんの事を話すと、「努力してみましょう」と言ってくださった。<br /> そして、翌月、桜が植えてある場所、moshiの地図がインターネットで送られて来た。そして、ジャフェットさんの情報は、研修に来た時の事を多くの方から得て、それを基に居場所を探して下さったのである。<br /> キリマンジャロの桜はMoshi登山口から、旧山道を入って1キロ足らずの所に植えてあることが確認できた。<br /> 次の問題はキリマンジャロの桜の開花時期である。Nさんと、白鳥さんの友人の大泉さん(タンザニア在住)が現地までわざわざ確認に行って下さった。 登山口の売店の主人が、「10月から12月頃だと思うよ」と気軽に教えてくれたののだそうだ。(とても、アバウト。桜なんか関心ないみたい)<br /> 私はそれを信じて、着々と準備を進めた。Nさんの媒体でジャフェットさんとも連絡が取れた。(電話は日本から通じない僻地)<br /> そして、10月7日、ジャフェットさんと現地のガイドと共に、ジープで<br />Moshiの桜の木の場所を訪れたのである。<br /> 果たして、キリマンジャロの桜の花に出会えたか。結果は後回しにして、キリマンジャロの桜の由来から話させていただく。<br /> キリマンジャロの桜はタンザニア初代大統領がジュリウス・カンバラゲ・ニエレレ(Julius Kambarage Nyerere)が1977年、当時タンザニアに派遣されていた青年海外協力隊の人たちと一緒に植えた日本の桜である。<br /> ジュリウス大統領は大変に親日的で大統領になる以前の大学で教鞭をとっておられた時から日本には何回も来ておられたのだそうだ。<br /> 何回目かの来日が春で京都の桜を観て感動された。キリマンジャロ山麓に是非、日本の桜を植えたいと念願されていたそうだ。<br /> 登山口を入った所の旧山道の入り口にジュリウス大統領と桜の由来の石碑が立ててあった。<br /> 日本から百本の桜が送られたと思われる。(財団法人 日本さくらの会からかどうか、現在調査中) 石碑の文字はスワヒリ語とフランス語で書いてあるので私には理解できなかった。。(タンザニアは独立以前はフランスの植民地)<br />  私が訪れた時、桜はまだ、咲いていなかったのである。悔しくて泣きたい気持ちになった。売店の主人を恨んでもしょうがない。桜には関心がないのだ。それに、今年は異常気象も開花時期を遅らせたのかも知れない。<br /> 山道の両脇に少し黄ばんだ葉を付け、桜の木が30m位の間隔に植えてあった。私は70本まで桜を数えたが桜かどうか分らない木もあり、止めた。中にはさくらんぼの実をつけている桜もあった。<br />  枯れかかった桜も少なくなかった。白い苔のようなのが幹の周りに生えて、元気がない。完全に枯れてしまった桜もあった。<br /> 早く、日本の庭師でも派遣して手当をしてやらないと、近い将来、全滅してしまう恐れもあると心配である。原因は気候と土壌が合わない性だと思う。<br /> 桜の開花時期が長いのは、同じ種類なのにそれぞれの木が勝手に開花時が違うという不思議な現象を起こしているようだ。(染井吉野ではない)<br /> 「オレは特攻隊を偲んで若桜だぁー」とか、「わたしゃ、姥桜が好き、遅く咲くのが好きなのょ〜」なんて、自分の好みに合わせて咲くのだろうか。<br /> 大泉さんからインターネットで送っていただいた桜の写真は「残り桜」だが、7月上旬である。(写真参照)もう、こうなるとミステリーの世界だ。 <br /> キリマンジャロのガイドのナロンさんは誠実で、親しみのある人だった。毎日のように英語のガイドをしているのだそうだ。私は、「12月に桜の花が咲いたら,是非、桜の花の写真を撮って、送ってほしい」と、それ相応のお金を渡してお願いして来た。(今までにお金だけ受け取って、送ってくれないガイドが3人いた)<br /> それでも、私は同じ事をする。私をバカと言う人もいる。 信じることは幸いなり。送ってもらった時の喜びが数倍になる。桜の花のように心がほっこりする。<br /><br /> お断り:表紙の写真はタンザニア在住の大泉さんがメールに添付して私に送って下さった写真です。(7月上旬撮影)<br /><br />

ナイロビ、キリマンジャロ、チェンマイの旅4 キリマンジャロの桜

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2011/10/06 - 2011/10/09

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ゆらのと

ゆらのとさん

 今回のアフリカ旅行の最大の目的はキリマンジャロ山麓にある桜の木であった。そこに日本の桜が植えてあることを知ったのは4年前で、インターネットで、ほんの2,3行の情報だった。(提供者不明)
 77歳の喜寿の年に、外国旅行を最大の生き甲斐としてきた自分にとって、それまで生きてきた証として、外国の桜の本を自費出版しようと決めたのは5年前の元旦だった。 年を重ねるごとに外国の桜の写真が増えてきた。最初は30カ国位で纏めようと思っていたら、出版社の社長が、「88ヶ所めぐりの半分の44箇所が切れがいい。峰村さんのようなバイタリティのある人ならきっとできる」なんておだてられて、その気になってしまった。(現在38ヶ国クリア)年々情報薄で桜が咲いている国が限られてきた。
 キリマンジャロ山麓に日本の桜があると知っても裾野は富士山に匹敵するくらいに広い。それがどこなのか、どのようにして、そこまで行くのっか全く分らないので、半ば諦めていた。
 人生、不思議な事もあるものだ。これは「神の恵み」としか思えない。 以前から知り合いだったNさんにこの2月に会う機会があった。現在、ナイロビに赴任されているとの事だった。 私がキリマンジャロの桜の事と、ジャフェットさんの事を話すと、「努力してみましょう」と言ってくださった。
 そして、翌月、桜が植えてある場所、moshiの地図がインターネットで送られて来た。そして、ジャフェットさんの情報は、研修に来た時の事を多くの方から得て、それを基に居場所を探して下さったのである。
 キリマンジャロの桜はMoshi登山口から、旧山道を入って1キロ足らずの所に植えてあることが確認できた。
 次の問題はキリマンジャロの桜の開花時期である。Nさんと、白鳥さんの友人の大泉さん(タンザニア在住)が現地までわざわざ確認に行って下さった。 登山口の売店の主人が、「10月から12月頃だと思うよ」と気軽に教えてくれたののだそうだ。(とても、アバウト。桜なんか関心ないみたい)
 私はそれを信じて、着々と準備を進めた。Nさんの媒体でジャフェットさんとも連絡が取れた。(電話は日本から通じない僻地)
 そして、10月7日、ジャフェットさんと現地のガイドと共に、ジープで
Moshiの桜の木の場所を訪れたのである。
 果たして、キリマンジャロの桜の花に出会えたか。結果は後回しにして、キリマンジャロの桜の由来から話させていただく。
 キリマンジャロの桜はタンザニア初代大統領がジュリウス・カンバラゲ・ニエレレ(Julius Kambarage Nyerere)が1977年、当時タンザニアに派遣されていた青年海外協力隊の人たちと一緒に植えた日本の桜である。
 ジュリウス大統領は大変に親日的で大統領になる以前の大学で教鞭をとっておられた時から日本には何回も来ておられたのだそうだ。
 何回目かの来日が春で京都の桜を観て感動された。キリマンジャロ山麓に是非、日本の桜を植えたいと念願されていたそうだ。
 登山口を入った所の旧山道の入り口にジュリウス大統領と桜の由来の石碑が立ててあった。
 日本から百本の桜が送られたと思われる。(財団法人 日本さくらの会からかどうか、現在調査中) 石碑の文字はスワヒリ語とフランス語で書いてあるので私には理解できなかった。。(タンザニアは独立以前はフランスの植民地)
  私が訪れた時、桜はまだ、咲いていなかったのである。悔しくて泣きたい気持ちになった。売店の主人を恨んでもしょうがない。桜には関心がないのだ。それに、今年は異常気象も開花時期を遅らせたのかも知れない。
 山道の両脇に少し黄ばんだ葉を付け、桜の木が30m位の間隔に植えてあった。私は70本まで桜を数えたが桜かどうか分らない木もあり、止めた。中にはさくらんぼの実をつけている桜もあった。
  枯れかかった桜も少なくなかった。白い苔のようなのが幹の周りに生えて、元気がない。完全に枯れてしまった桜もあった。
 早く、日本の庭師でも派遣して手当をしてやらないと、近い将来、全滅してしまう恐れもあると心配である。原因は気候と土壌が合わない性だと思う。
 桜の開花時期が長いのは、同じ種類なのにそれぞれの木が勝手に開花時が違うという不思議な現象を起こしているようだ。(染井吉野ではない)
 「オレは特攻隊を偲んで若桜だぁー」とか、「わたしゃ、姥桜が好き、遅く咲くのが好きなのょ〜」なんて、自分の好みに合わせて咲くのだろうか。
 大泉さんからインターネットで送っていただいた桜の写真は「残り桜」だが、7月上旬である。(写真参照)もう、こうなるとミステリーの世界だ。 
 キリマンジャロのガイドのナロンさんは誠実で、親しみのある人だった。毎日のように英語のガイドをしているのだそうだ。私は、「12月に桜の花が咲いたら,是非、桜の花の写真を撮って、送ってほしい」と、それ相応のお金を渡してお願いして来た。(今までにお金だけ受け取って、送ってくれないガイドが3人いた)
 それでも、私は同じ事をする。私をバカと言う人もいる。 信じることは幸いなり。送ってもらった時の喜びが数倍になる。桜の花のように心がほっこりする。

 お断り:表紙の写真はタンザニア在住の大泉さんがメールに添付して私に送って下さった写真です。(7月上旬撮影)

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
飛行機
旅行の手配内容
個別手配
  • タンザニア共和国初代大統領と桜の石碑 (キリマンジャロ山旧登山口)

    タンザニア共和国初代大統領と桜の石碑 (キリマンジャロ山旧登山口)

  • 大統領と青年海外協力隊の若者が植えた桜並木

    大統領と青年海外協力隊の若者が植えた桜並木

  • ちょっと黄ばんだ桜の葉とさくらんぼ。これらの葉が11月に散り、12月に花を咲かせる。

    ちょっと黄ばんだ桜の葉とさくらんぼ。これらの葉が11月に散り、12月に花を咲かせる。

  • これが桜の花弁だと嬉しいのだが。

    これが桜の花弁だと嬉しいのだが。

  • 12月に花が咲いたら、必ず桜の写真を送ってやると指切りをして約束した。(ゆびきりの仕草をとても喜んだ)

    12月に花が咲いたら、必ず桜の写真を送ってやると指切りをして約束した。(ゆびきりの仕草をとても喜んだ)

  • ジャフェットさんとガイドのアロンさん。黒人は桜の木によく似合った。

    ジャフェットさんとガイドのアロンさん。黒人は桜の木によく似合った。

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