2011/10/10 - 2011/10/23
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ケロケロマニアさん
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最近、〜の秋、という話題になると、多くの人が“食欲の秋”の話ばかりするので、へそ曲がりな私的には面白くありません。そこで、自分が一番好きな“スポーツの秋”で、自らの旅をプロデュースしてみることにしました。丁度札幌で仕事があったので、行きは鉄道マニアらしく、“秋の18きっぷ”とも言われる“鉄道の日一日乗り放題きっぷ”で、帰りは、鉄道と自転車を絡めて、ですが、出来るだけ自転車区間を多くするというスタイルです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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元札幌の住人としては、札幌に来る度に色々な変化に驚かされますが、今年一番驚いたのはこの“ポロクル”の普及でしょうか?街中の色々な所に自転車が用意されています。現状ではまだ料金が高いし、月額料金がかかるようなので、たまにしか札幌に来ない人間にとっては使い辛いですね。もっと料金体系に観光客向けのオプションも取り入れて欲しいものです。
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久しぶりに時計台に足を運んでみます。というか通過だけなら結構頻繁に来ているのですが、撮影したとなると10年振り位かもしれません。新しくなってから、撮ったことあったかなぁ〜。ちょっと記憶にありませんが…。
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札幌に出てくると、田舎暮らしでは出来ない夜業(別に怪しいことはしてないですけど…(汗))に励むことが多いので、それまでに仮眠を取る必要があります。そこでよく利用しているのが「北のたまゆら」ですね。深夜1時まで営業しているのが有難いですね。また、最近シャンプーやボディシャンプーも設置されるようになったので、タオル一枚で立ち寄れる気軽さも嬉しいところです。
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某クーポンサイトのクーポンが余っていたことを思い出し、仕事の合間にこちらのお店に足を運びます。ドーナツ10個で600円ほどだったんですが、これで3食ほどを食いつなぎます。甘いものをこれだけ大量に食べたのはいつ以来かなぁ〜(笑)。お店は市街地からちょっと離れているので、自転車で行きましたが、途中豪雨に見舞われて、琴似のバスターミナルに避難しました。
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2夜ほどは夜業で夜明かししていましたが、流石に疲労がたまってきたので、3泊目は安ホテルに泊まって翌日の仕事に備えました。
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部屋はこんな感じの和室でした。都心に程近い距離ですが一泊2000円と、札幌とは思えないほどの安さです。
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さて翌日は、午後四時前に仕事が終了したので、そのまま走ろうかどうか迷いましたが、日の短い時期ですので、間もなく暗くなると思ったので、まずは都心のカフェにてネットサーフィンして仕事の整理をします。そういえば、時計台と同じように、テレビ塔を撮影したのもいつ以来だろうか…。
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私が大通公園で一番好きなのが、このマイバウムですね。姉妹都市ミュンヘンの市内に同じものが建っているらしいので、いつかは本場のマイバウムも見てみたいです。
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札幌=岩見沢間は、もうかなり走り飽きているので、今回は省略することにして、日付が変わる頃の終電を利用し岩見沢手前の上幌向駅まで行きます。この駅から最寄の24時間営業マクドナルドに向かいます。そしてまた夜業…。
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翌日は好天に恵まれましたが、その分、冷え込みもかなりのものです。白い息を吐きながら、本日のサイクリングがスタートです。
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岩見沢市街地を抜け、まだ静かな国道12号を北上し続けます。朝焼けが綺麗でした。
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しばらくして道の駅三笠に到着。国道12号線上で、三笠市を走る区間はほんの少しですが、そこに道の駅があるんですね。何となく三笠市の意気込みを感じます。
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三笠といえばやはり化石が有名ですからね。マンホールもこんなデザインです。
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ここの道の駅にはパークゴルフ場が併設されていました。ここは温泉もあったり、コンビにもあったり、近くに大型スーパーもあったりと、至れり尽くせりのイメージがある道の駅ですね。
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再び走り出しますが、とにかく寒くて、だんだん耐えられなくなってきました。何とか美唄市域には入りましたが…。
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寒さのあまり、少し暖かくなるのを待つことにして、峰延駅からちょっと列車の旅へと切り替えます。実はこの日はちょうど鉄道の日。日付が変わってすぐにも一度乗りましたが、せっかくの鉄道の日なので、もう一度乗車します。なんて、言い訳。どこが“スポーツの秋”なんだろうか…(汗)。
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列車の時間が結構迫っていたので、急いでパッキングしたために、輪行袋のファスナーが壊れてしまいました。この輪行袋も何だかんだでもう20年近く使っているので、とても愛着があります。まだ捨てる訳にはいかないので、帰宅後外れたファスナーを必死に入れ込んで、直すのに一苦労でした。別な意味で“スポーツの秋”なのかもしれません。
何のこっちゃ…。 -
どこまで列車を乗ろうか迷いましたが、停車時間が結構長いという理由で、滝川にて下車することにしました。そしてサンクスへ。実はサンクスは2011年現在、まだ上川支庁域以北にないんですね。(旭川にもありません。)空知管内の滝川のこのサンクス(滝川市内にも1店舗のみ)が、現状では日本最北のサンクスかもしれませんね。(新十津川にもあるらしいので、緯度的にはどちらが北か微妙でしょうか?)
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そして再び国道12号線の北上を始めます。江部乙にある道の駅たきかわでは、白鵬関がお出迎えです。
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江部乙は昔別の町でしたが、滝川に吸収合併された歴史がありますね。この道の駅には、その両者の合併10周年を記念した“姉妹像”がひっそりと建っていますが、これに注目するお客さんは稀です。江部乙のことを忘れないで、と、この像の悲鳴が聞こえてきそうです…。
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せっかくなので、その江部乙駅へ。駅舎のひらがな表記がまた味わい深いです。
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丁度スーパーカムイの通過時刻だったので、跨線橋から撮影してみました。
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駅の探訪を終えて、再び国道12号線へ。道路脇にひっそりと佇む石碑を発見したので、何かと思って近づいてみます。こういうひっそりとした碑に、つい惹かれてしまう私です。
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途中2区間を列車利用していますが、国道12号線の旅もようやく札幌から100キロ地点へと到達しました。とは言っても、この時点で自転車での実走距離としてはまだ30キロほどだと思いますが…(汗)。
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そして深川市に突入です。抜けるような青空に恵まれて、絶好のサイクリング日和です。流石に昼近くなって、気温も上がってきました。走っているうちは暑い位です。
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かつての小学校を利用した向陽館に到着しました。ここは高橋要さんの美術館になっています。無料で見学できるのですが、今回は先を急ぐので、見学しませんでした。以前足を運んだことがあるんですが、独特の雰囲気の館内ですので、ご興味ある方は是非行ってみて下さい。
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館外にて、白樺のブタさんを発見しました。他にもシカさんなど、可愛らしいデザインの動物達が野外にひっそりと飾られていました。
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続いて沖里河神社に到着しました。北海道の神社って、歴史は浅いところばかりですが、観光地になっている所は殆どないので、逆に味わいがあるといえるのかもしれません。
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深川といえば、市域の南側に広がるイルムケップ山系が印象的ですね。
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深川の道の駅、ライスランドふかがわに到着しました。
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丁度お昼時間帯でした。ここに花時計があったなんて、今まで何度か来ていますが、初めて気づきました。
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おおっ、ケロちゃんを発見。お名前はピョンちゃんのようですが…。下半身のやる気のないデザインがちょっと気になる…(笑)。
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ここの道の駅では精米体験が出来ますので、せっかくなので200円を投じてお米を持ちカエルことにしました。
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深川のマンホールはこんなデザインです。
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さて、国道12号線の旅を続けます。石狩川が湾曲する辺りに、このような施設があります。
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ここからの景色がなかなか素晴らしいですね。石狩川というと、何となく石狩支庁域内の川というイメージが強いですが、空知や上川で眺める石狩川の方が、川幅が広い石狩域内よりも繊細な風景を楽しめる気がします。
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国道12号線は全般に平坦なイメージですが、深川市街地から旭川に向かう際に、小さな峠を越えます。あまり峠という雰囲気ではないんですけどね…。地図を見る限り、本当の峠は国道の南側にあるようなので(旧道かな?)、次はこちらを通ってみようかしら…。
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いよいよ常盤山が見えてきました。深川・旭川市境に聳える山です。多分一般的にはマイナーだと思うのですが、この山の頂上には電波塔があり、頂上まで車道が通じているので、興味本位で昔自転車で登ったことがあります。但し、苦労の割には頂上からの景色は大したこと無くて、がっかりしたんですけどね…(汗)。その後、全く関係ないバイトで、札幌から遥々この山まで連行されて、ケーブルの側溝堀りをしたこともあります。個人的には、妙な思い出が色々ある山なので、今でも旭川(深川)の山というと、ここを思い出してしまいます。
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そしていよいよ、旭川市域に突入しました。旭川は広いので、ここからがまだまだ長い道のりです。
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神威古潭は色々とマニアックな見所満載なエリアですが、まずは国道脇からアクセスできるこの名所へ。とは言っても、マニアック過ぎて、殆ど人が訪問した形跡が見当たらないのが寂しいところです…。
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“原住人”という表現に苦労を垣間見ることが出来ますね。道内における先住民族の問題は色々と微妙な側面がありますので、色々と研究しておくことは重要だと思います。
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住居跡、ということなんですが、実際にあるのは、このような窪みです。これが大量に残っているのがまた味わい深いんですが…。
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当時の繁栄に思いを馳せつつ、今は草が生い茂る窪みに注意深く耳を傾けてみると、何だかコソコソ動く音が…。もしや、と思い、捜索(?)を続けると、ケロちゃんを発見。しかも結構たくさんいます。暫く生ケロちゃんと戯れました。
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カエルさんと遊んでいるうちに、結構時間が押してきました。しかし、こんな時に限って、タイヤに違和感を感じます。ついに神威古潭大橋付近にて、空気の抜ける間隔が…。経験的にこれはピンホール(画鋲を踏んだような場合に生じる小さなパンク穴)だと実感したので、取り敢えずは空気を無理やり入れて走れるところまで走ります。
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紅葉の名所として知られる神威古潭ですが、風景に見入っている暇はありません。秋の日は短いので、取り敢えず早くパンクを直さないと…。
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旧神威古潭駅に続くエリアには、国道側からこの吊り橋を渡ります。本当はゆっくりと風景を楽しみたいんですけど…(涙)。
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SLも屋外展示されていますが、あまり注目している暇はありません。
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復元整備された駅舎前にて、水道を発見。取り急ぎパンク修理に励みます。紅葉シーズンなので、結構観光客がやって来ます。ちょっと気まずい思いをしながら、適当な愛想笑いでかわしつつ、何とか見つけ辛いピンホールを発見。これで何とか明るいうちに市街地まで走れそうです。
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トラブルがありましたが、再び走り出しました。今後の旅の無事を、まずは祈願します。
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時刻は3時を回りました。5時には暗くなる時期ですし、“病み上がり”の自転車の状態も心配なので、再びパンクしないことを祈りつつ、残りの旅路を急ぎます。
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しかし、風光明媚な光景を目の当たりにすると、やはり止まらざるを得ませんね。実は本当は川の右岸に通じるサイクリングロードを走りたかったのですが、何だか落石の可能性があるとかで通行止め。仕方なく国道の通じる左岸を走りますが、いつもサイクリングロードを走っていたので、却ってこちら側から眺める景色が新鮮でした。
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いつもは向こう側を走っていたんだなぁ〜、と、改めて感慨にふけります。
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でも、国道側もこの辺りでは基本的に車道と歩道(自転車道)が分離しているので、想像以上に走りやすかったです。“怪我の功名”と言いますか、サイクリングロードが通行止めになっていなかったら通っていなかった場所なので、却って新しい発見が出来て良かったです。
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なんだかんだで、結局、風景を楽しみながらちんたら走っているので、なかなか距離が進みません。
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車道側がトンネルに入る辺りでは、完全に国道から分離していた自転車道なのですが、数キロ走った後で、久しぶりに車道に合流しました。
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そして国道12号線沿いで旭川最初の居住区ともいえる台場地区に到着。実に深川の道の駅でセブンイレブンを見かけて以来のコンビニに出会います。
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セイコーマートだったので298円弁当を購入します。暗くなる前に店の脇に座り込んで早めの夕食をとることにしました。
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旭川駅で自転車旅を終えるか、もう少し走るか迷いましたが、まだ走れそうな時間帯だったので、走れるところまで走ることにしました。そこで、台場地区で分岐する旭川新道側にルートを選択し、国道40号を目指します。近文大橋にて、本日の石狩川は見納めです。
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新道区間は結構長いんですよねぇ〜。国道40号線に合流する頃には既に真っ暗です。ここで永山駅にでも逃げ込もうかとも思いましたが、せめて旭川市域は出ないと、と、無理やり比布まで走ります。ここまで来たら塩狩峠も越えてしまおうかとも思いましたが、自転車のパンクの状態も心配だし、万が一、暗闇で再びパンクしたら厄介なので、欲を出さずにここで本日のサイクリングを終了することにしました。滝川で自転車を組んでから70K位は走ったでしょうか。岩見沢〜美唄の分も含めて、トータルで90K弱は走ることが出来ましたが、パンクしていなければ和寒まで戻れたかも、と、ちょっと残念な気持ちにもなりました。
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そして列車にて和寒に到着。今の時期はハロウィンライトアップ(?)で迎えてくれます(笑)。
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その後4日間は、天気が悪かったので、適当に雑用をこなしながら、自宅で休養します。そして19日の午後から快晴になったので、この日は夕焼けを見に行くことにしました。
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特に何をするでもなく、和寒で一日を終えました。翌日も快晴のようなので、明日の旅に備えて、早めに寝てしまいました。
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さて、翌日は早朝に出発しようと思っていたところ、何と寝坊をしてしまい、目が覚めると時計の針は既に11時。本当は北を目指そうと思いましたが、翌日も晴天が続くようなので明日に回して、仕事を兼ねて旭川まで走ることにしました。
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和寒の市街地を過ぎ、塩狩峠に向かう国道40号脇に、このお地蔵さんが立っていらっしゃいます。どなたが着せたのか、赤い服が暖かそうでした。まずは旅の安全を祈願します。
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塩狩峠に到着しました。快晴で気持ちが良いので、いつも休憩しているこのあずまやで、お茶でも飲もうと腰掛けたところ、うわっ、カメムシ(こちらではヘッピリムシという人が多い)が大発生しています。あまりにも臭いので、すぐに退散せざるを得ませんでした。
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せっかくなので、塩狩パーク内の塩狩峠の碑を撮影してから出発することにします。
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位置的にはこんな感じですね。旭川より士別の方が遠い表記ですが、実際には旭川も広いので、今日目指す永山地区だと、士別よりも近いですね。しかも、比布町内で国道はちょっと遠回りしているので、自転車だと近道でもっと短く行くことが出来ます。
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峠から比布方面に下る国道上から、晴天時には大雪山系のダイナミックな風景が楽しめます。道路脇の木々も、大分色付いてきました。
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比布の市街地に入る手前に、蘭留という集落がありますが、ここの跨線橋付近でJRの普通列車とすれ違います。
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本当はこの跨線橋上からさっきの列車を撮りたかったんですが、ちょっと間に合いませんでした…(涙)。
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蘭留からは一旦国道を離れて、先ほども少し触れた比布町内の近道ルートを走ります。この分岐点付近からは、早くも冬の装いを見せた大雪の山並みが、とても近くに見えました。
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基本的にこの付近は高い建物が皆無ですので、しばらくはこの風景と平行して走ります。
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しばらく進むと、線路沿いのサイクリングロードへと出ます。本当は蘭留から直接この道に入れると良いのですが、2011年現在、北比布駅の北方から蘭留駅まではまだ工事中で、走ることが出来ません。
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北比布駅に到着しました。道北の駅らしく、板張りのホームと小さく古風な駅舎があるだけで、なかなか情趣があります。せっかくなので、ホームに自転車を転がしてみました。
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このサイクリングロードは、ずっと線路沿いを走りますので、鉄道マニアにはたまらない道です。そのまま道なりに進んで、比布駅に到着しました。数日前のことを思い出してしまいますが、本日は素通りです。
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比布駅からは、それまで進行方向に対して線路の左側を走っていたサイクリングロードは、右側へとシフトします。そして、ともすれば岬のようにも見えることがある男山が見えてきました。あそこを回り込めば、旭川市域に突入です。
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そのままこのサイクリングロードは南比布駅へと出て、国道と再び合流することになります。
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南比布駅からも相変わらず大雪の白い山並みが綺麗に望めました。
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南比布駅から、わずかな区間だけ再び国道を走るのですが、今度は別のサイクリングロードへの分岐があります。向かって左側が、そのサイクリングロードへ繋がる裏道です。国道は右側に道なりに進んで、この画像奥に小さく見える比布トンネルを越えれば旭川市へと入っていきます。
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サイクリングロードへの分岐点は、走ったことがないとちょっと判り辛いかもしれませんね。逆側から国道方面へは案内標識があるんですが、こちら側には何もありません…。このダート(未舗装砂利道)をしばらく進むと、旭川と層雲峡とを結ぶ、北海道内でも有数の大サイクリングロードへと繋がります。
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これがその合流点付近にある休憩所です。天気の良い日にはここでもよく休憩しますが、シーズンによっては変な赤い小さな虫(名前がわからん…)がここのベンチ付近で大発生していることもあるので、時期を間違えると大変なことになります。
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こういう整備された看板を見ても、やはりここは一級のサイクリングロードだなぁ〜、と、先ほど比布で走ってきた、蜘蛛の巣だらけのローカルサイクリングロード(?)とのギャップを、改めて思い知らされます。あちらはあちらで味わい深いんですけどね…。
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振り返ると先ほど巻いてきた男山が、このように見えます。この時点で既に旭川市に入っているのですが、サイクリングロード上には、カントリーサインの看板などがないのが、ちょっと残念ですね。
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こちらのサイクリングロードは石狩川河畔を贅沢に使用しています。上下どちらでも走れるんですが、下に下りてしまうと、景色がちょっと見辛くなりますし、そもそもまた上るのが面倒なので、上を走ることが多いですね。ただ、上の道は、河川管理用の車両が通ることもありますので、これをサイクリングロードと呼ぶのは、ちょっと語弊があるかもしれません。
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下の道の方は、このように、より純粋なサイクリングロードとなっています。こうした整備された道標があるのも、下側の本物のサイクリングロードのみです。
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北旭川大橋が見えてきました。永山に出る時によく使用する橋ですが、永山駅方面に向かう場合は、その手前の永山橋を渡る必要があります。
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という訳で、本日は旭川中心部に別段用事もないので、ここを渡ることとします。
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奥に見えるのが永山橋、そしてその更に奥に見える山が、先ほど迂回してきた男山です。
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そして、本日の目的地(?)永山のイオンに到着です。余談ではありますが、ここでは札幌行きの高速バス回数券がばら売りされていて、しかも原価販売なので非常にお得です。次回の札幌訪問に備えて、今回も購入しようかと思いましたが、手持ちのお金がぎりぎりで、下ろそうにもカードを忘れてしまったので、今回は止めておきました。
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イオン手前の跨線橋からも、先ほどからずっと見続けている大雪山系がしっかりと見えました。これだけの快晴に恵まれるのは、この時期の旭川には貴重ですので、この橋上で同じように写真撮影をしているおじさんがいました。
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イオン内で用事を済ませ、しばらくマクドでネットをしていたら、あっという間に夕暮れの時間となりました。帰りはまた真っ暗な塩狩峠を越えることになりそうです…(涙)。
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せっかくなので、帰りは先ほども説明しました永山橋を渡って帰ることにしました。
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先ほどと逆に、今度は北旭川大橋を望みます。黄昏の風情に浸っていたいのですが、少しでも明るいうちに距離を稼がないといけませんので、先を急ぎます。
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そして、往路と同じサイクリングロードを走り続け、男山の手前にて、いよいよ暗くなってきました。夕焼けがこの色になると、もう闇は近いですよね…。
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そういえば、暗くなってからあの比布のサイクリングロードを走ったことがありませんでしたが、やはり近道なので、距離を稼ぐために敢えて走ってみました。予想はしていましたが、本当に真っ暗でした。基本的に比布駅付近以外は…。まあ、ゆっくり走れば、別段危ないことはないんですけどね。下手に車にあおられながら走る国道沿いよりは、暗闇をのんびりと走る方が良かったりもします。ただ、油断すると時折現れる側溝に落ちそうになるので、集中力は切らさないように走らないといけません。そんなこんなで何とか塩狩パークまで戻ってきました。また余談ですが、ここのトイレに入るとセンサーが反応して「ムーンリバー」が流れるようになっています。夜に通過する時はこれを聞きたくて、ついトイレに寄ってしまいます。但し、この時期は相変わらずの凄まじいカメムシ地獄ですが…(涙)。
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塩狩パークと本当の国道上の塩狩峠とは、500mほど離れていますが、本当のピーク付近にはこのような看板が設置されています。こうして、峠を下って和寒に到着。明日は北を目指すことにします。寝坊しませんように…。
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さて翌日。本日も晴天なり。しっかりと午前7時頃に起きることができました(笑)。でもあまり早い時間ですと冷え込みが凄いので、ちょっと暖かくなってから9時頃に出発しました。
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剣淵町は市街地が国道からかなり離れているので、剣淵駅には寄らずに敢えて北剣淵駅を見に行くことにしました。和寒近郊で、行ったことのない最も近場の駅だったので、かなり期待していきましたが、その期待を裏切らない(?)、侘び寂びのある駅舎です。屋根の壊れ具合がたまりません!
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そしてホームも、東六線駅とそっくりな風情でした。この駅に停車する列車は上下線合わせても一日で7本だけです(2011年10月現在)。名寄以南の宗谷本線上では最小かもしれませんね。
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この駅の付近にて、大量の雪虫に遭遇…。撮影してみましたが、流石に見辛いでしょうね…(汗)白い点状のが雪虫です。この先の長い冬を思うと、現在の快晴とは裏腹に、憂鬱な気分になってしまいます。
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剣淵町のバス停はこのようなデザインになっている所が多いですね。吹雪いた時などでも目立つので、一時避難に重宝します。
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国道40号線と北剣淵駅のある12線道路とは丁度剣淵町と士別市の境界付近で交わっています。ここから再び北上し、士別市に入ります。サフォーク羊で有名な町ですので、カントリーサインもこんなデザインです。
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そしてマンホールも羊さん。
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天塩川に出ました。実は和寒や剣淵を流れる剣淵川も、この川の支流なのですが、やはり本流の流域に辿り着くと、尚更、道北に来たと実感できますね。
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天塩川は日本海北部に河口を持つ川ですので、この辺りはかなりの上流域になります。従って川幅もそれ程広くは感じません。
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士別市内のバス停です。流石だわ…。でもこのデザインのバス停、先ほどの剣淵バージョンほどは見られない気がします。自分が気づいていないだけかもしれませんが…。
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下士別駅に到着しました。さっぱりとしたスタンダードな駅ですね。
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こういうのが貼られているのもローカル駅ならではですね。地域に根ざした駅の機能というものが、改めて思い起こされます。
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ついで多寄駅へ。地元の人間でも、よく多寄と名寄を聞き間違えますが、駅舎も面白いことに同じ緑色の屋根ですね。こちらは名寄ほどメジャーではありませんが、なかなか格好良い、道北エリアでは有数のスタイリッシュな駅だと思います。
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2011年は札幌エリアでもクマ出没で大騒ぎになっていましたが、こちらでもこうした出没情報が貼られていました。クマさんの生活圏でも色々と異変があるのかもしれませんね。共存するのは大変だと思いますが、事故が起こらないことを願うばかりです。
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次いで瑞穂駅に到着。こちらもとても綺麗な駅でした。旅ノートが二冊置かれていて、色々な旅人や地元の人に愛されている駅なんだなあと感動しました。
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ホームも典型的なタイプですね。付近に遮るものが全くないのが、防風林に守られた東六線や北剣淵などの類似駅とは対照的な印象を受けました。(実際にはこちらの駅にもあるんですが、ちょと距離が離れています。)吹雪いたときは大変かもしれませんね。
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小豆の仁王積みの風景もこの時期の風物詩といえるでしょうか?この作業、とても大変なんですよね…。
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そうこうしているうちに、いよいよ名寄市域へ。まだこの辺は、つい最近まで風連町だったエリアですが、今では名寄が“近く”なりました。
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名寄市風連、と言われても、まだまだ違和感がありますね。この辺に高速道路は正直あまり必要性を感じませんが、名寄バイパスは区間開通していますし、結局は出来てしまうんでしょうね。
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道の駅なよろに到着しました。ふと先日訪問したばかりの、滝川に吸収された江部乙にある道の駅たきかわを思い出してしまいました。そのうち、名寄と風連の姉妹像が建てられたりして…(笑)。
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この日は、この後紹介させて頂くラーメン屋で昼食の予定でしたので、こちらでは我慢、と思いましたが、コロッケがあまりにも美味しそうだったので、一つずつ試してみました。もち米入りのコロッケって、あまり食べたことなかったですが、特にこのすり身コロッケは文字通り、モチモチとした食感が病みつきになりそうな美味しさでした。
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そして旧風連町の市街地に入ります。風連駅は国道40号のすぐ傍にありますので、何だか和寒と似た風情だと感じました。
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そして駅前にはセブンイレブンが、その北方数百メートルの所には、セイコーマートがありました。この位置関係は面白いことに和寒と真逆です(笑)。
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旧風連町のマンホールを発見。しかもカラーです。可愛らしいデザインですが、そのうち見られなくなってしまうのでしょうか。寂しい限りですね。
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国道40号線北上の旅を続けます。いよいよ名寄市民の山ともいえるピヤシリ山が見えてきました。この山は頂上まで道が付いていますね。20年ほど前に自転車で登ったことがあるのですが、かなりハードなダートでした。今はどうなっているかなぁ〜。
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そして先ほど少し予告致しました、東風連にあるラーメンの名店「風連正麺」へ。ここで白雲ラーメン(醤油)をオーダーしました。880円とちょっと高めですが、これも一度食べたら癖になります。
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いよいよ従来の名寄市域に突入しました。マンホールはこんなデザインです。
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昨日は永山のイオンが目的地でしたので、本日は敢えて名寄のイオンを目的地として、この北にある名寄駅方面へは行きませんでした。ここには一時期、日本最北だったマクドナルドがあります。ここがオープンしてから数ヵ月後に、稚内にマクドナルドが出来たために、その地位は短命に終わりましたが、今でも日本で北から二番目のマクドナルドです。ここでしばらくネットして過ごし、帰路につくことにしました。
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ちょっとネットをやりすぎて、知らない間にこんな景色になってしまいました。本日もまた、長距離のナイトランになりそうです。峠がないだけ、精神的には楽ですが…。
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そういえば、先ほど風連正麺でラーメンを食べていたので、この店の近くにある東風連駅を見学するのを忘れていました。急いで見に行くと、丁度列車の時刻でした。ああ、これに乗って帰りたい…。
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先を急ぎますが、この辺りの黄昏時の風景も、なかなか捨てがたいものがあります。
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そしてすっかり日も暮れました。かなり遠方から、黒い煙が上がっているのがちょっと気になっていましたが、これだけの晴天でしたので、野焼きをしているようでした。これも晩秋の風景として外せないシーンですね。今は勝手に燃やすと色々とうるさいみたいなので、大変だとは思いますが…。
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そのまま帰るのが筋だとは思いましたが、とある事情から、ちょっと温泉に寄って行くことにしました。向かった先は日向温泉。国道から5キロという距離表記だったので、軽く考えてペダルを漕ぎ進めましたが、ここ実は結構山の上にあるんですね。しかも照明も殆どない道で、本当に温泉なんかあるんか、と、不安に思いながら、長い上り坂を漕いでいきました。そしてようやく温泉の明かりらしきものを発見しました。
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“とある事情”というのは、このスタンプラリーですね。道北エリアにある9箇所を巡るシステムですが、本年はここで3箇所目となりました。
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入浴料は300円と激安、しかも休憩室もゆったりとしていて、長居して、後は列車で帰ろうかとも思いましたが、やはり今回の旅のテーマは“スポーツの秋”なので、本日は妥協せずに、後ろ髪を引かれつつ、温泉を後にして再び暗闇サイクリングを続けます。
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日向温泉からは真っ暗な裏道を南下しましたが、殆ど車が通らない分、却って国道よりも安心して走ることができました。ただ時折、民家の犬に吠え立てられて、うろたえることもありましたが…(汗)。なんだかんだで士別のマックスバリューまで戻ってきました。ここで明日の食材を仕入れて帰ることにします。ここから和寒まではあと16キロほどです。
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走り慣れた道ではありますが、やはり夜はあまり飛ばすと危険なのでゆっくりと走ります。剣淵の道の駅でトイレ休憩の後、ようやく和寒のセブンイレブンの明かりが見えてきました。和寒は北からアクセスするとセブンイレブン、南からだとローソンが市街地域の入口として出迎えて(?)くれます。
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せっかくなので、最後に和寒のSLに寄って行くことにしました。この辺りでは、やはり名寄公園のが有名だとは思いますが、今日せっかく名寄まで行ったのに、見に行くことが出来ませんでしたので…。和寒のSLもなかなか見応えがありますので、お好きな方は是非見に来てくださいね。
断続的に250キロほど走った今回のサイクリング旅でした。これから北海道は長い冬に向かいますので、本格的な道内での自転車旅はこれが最後になるかと思います。
長くなりましたが、この旅行記はこれにて終了させて頂きたいと思います。最後までご閲覧下さり、有り難うございました。
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