2011/03/08 - 2011/03/30
5位(同エリア74件中)
小心者さん
二年前、トルコから国境を越えて初めてアレッポを訪れた時の印象は
「なんだかごちゃごちゃした町だな」。
宿で出会ったドイツ人女性(70歳代バックパッカー)が
「二週間前にシリアからヨルダンへ向かったの。その後はエジプトへ抜けるつもりだったんだけど、ヨルダンは何となく好きになれなかった。
で、シリア、特にこのアレッポの街が恋しくてたまらなくなり、エジプトに向かわずに舞い戻ってきちゃった」
と話すのを聞き、とても意外に思ったものでした。
しかし二週間後、私は彼女とまったく同じ心境になり、まったく同じ行動を取ることになったのです。
***************
そんな大好きな町、魅力あふれるアレッポ。
数えきれないほど投げかけられる「Welcome to Syria!」。
2年前に会った方々にも再会できました。
しかし・・・実は、ここを訪れた最大の目的はアイスクリーム!
食い意地最強!
ラッカ→アレッポ(ミニバス) 125SP
バスターミナル→中心部(バス) 5SP
シリアの通貨=SP(シリアンパウンド)
1SP=1.81円(2011年3月現在)
- 旅行の満足度
- 4.0
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アレッポは、ダマスカスに次ぐ第二の都市。
多くのモスクが建っています。 -
学校帰りらしい子供たちからさっそく「写真撮って!」。
2年前と変わらない展開にほっこりします。 -
あちこちで懐かしさを憶えますが…こんなのあったっけ?
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モスクでよく見られる三日月のシンボル。
三日月と星は頻繁に目にします。 -
モスクや教会の静寂が大好きなのですが、
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多くのモスクは中に入れそうにないので、外から眺めるだけです。
異教徒である以上に『女性』であることがネックです。 -
キリスト教会は、開いていれば髪だけ覆って入ります。
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が、こちらはモスクとは違ってなかなか開いてないのがネックです。
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ここは学校だったかな。
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国内の情勢が少しずつ悪化しているようです。
毎日のように「どこかで戦闘が起きた」というニュースが流れていました。
しかし、アレッポは変わりなく平和でした。 -
日が変わって。
今日もせっせとアイスクリーム屋へと向かいます。
モスクと教会が並んで建っています。 -
アイスクリーム屋へ向かう道沿いの建物。
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この建物もいい感じ。
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アレッポには美しい建物がいっぱいです。
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瀟洒な洋館。
入口に像が見えるので、おそらく博物館か何かだったと思われます。 -
『アイスクリーム(洋菓子)店』
2年前とは少し場所が変わっていますが、人だかりが出来ていたので難なく発見。
お店は、鉄道駅に向かう途中にあります。 -
店員さんが持ってくれてます。
3ディップで25SPと安く、しかも本当に美味しい!
運良くノリのいい店員さんに当たると、てんこ盛りに盛ってくれます。 -
別の日のアイスクリーム。ジェラート多め。
宿で出会った日本人女性を強引に引っ張ってきました。 -
彼女のアイスクリーム。
「すっごく美味しい!」と絶賛してくれました。
引っ張ってきた甲斐があるってもんです。 -
向かいの公園でアイスクリームを食べるのが日課(皆勤)。
子供たちによく囲まれます。
カツアゲはされません。 -
ラテン教会
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アレッポ城へとやって来ました。
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懐かしいような、全然記憶に無いような。
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デモ行進する人たちとそれを眺める人たち。
反政府デモではないので危険は感じません。 -
お祭りのような雰囲気です。
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城はクローズ。
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馬蹄型の模様
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門の前からデモを眺めます。
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けっこうな人出です。
滞在中、あちこちでデモ隊(デモ車も)に出会いました。 -
カメラを晒していると早速撮影の依頼。
『絶対に怒らなそうな人』 -
「わしらも!」
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「俺らも!」
右の男性、頭に飾りを着けているわけではありません。
そうであれば楽しいのですが。 -
彼らが『撮影のお礼に』と、飲み物を奢ってくれました。
が、めっちゃ苦くて飲めません。
これはアイスコーヒー?
中東では飲み物が甘すぎて吹くことが多かったので、意外でした。 -
「ソロで撮ってくれ」と頼まれました。
『背後から頭上にピース』の悪ふざけは万国共通らしいです。
それにしても、タバコを手に持つ彼は一体いくつなんでしょう? -
なぜかずっと後ろをついてくる可愛い子。
カツアゲはされません。 -
路地を通って
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スークを抜けて宿に帰ります。
アレッポの特産品はオリーブから作られた『アレッポ石鹸』。
スーク内にも多くのお店があります。
お土産に最適ですが重いのが難点で、大抵『キロ売り』です。 -
別の日の散策。
キャラバンサライ『ハーン・アル・ワジル』 -
縞模様が特徴的です。
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シマシマに塗られているのではなく、白い石と黒い石を組み合わせて造られています。
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『くぐり戸』的な。
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「なにか?」
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『ハーン・アル・ワジル』内。
2年前と変わらず、絨毯や土産物が売られています。 -
今日は旧市街の路地を抜けて宿に戻ります。
この路地はお気に入りです。 -
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「写真撮って!」と駆け寄ってきた少女達。
なんてかわいいんですか! -
夜の大モスク
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おそらくですが、夜は『異教徒の(?)女性』は入れないようです。
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左端の男の子から撮影の依頼。
なのに…目を閉じてしまいましたね。 -
この日は『キリスト教区』を散策します。
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その名のとおり、キリスト教会が点在しています。
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『オスマン帝国によるアルメニア人虐殺』に関する碑。
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キリスト教区の路地も素敵です。
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旧市街の路地とは違い、どこか整然としています。
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外国人向けの高級レストランなんかもあります。
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人も少なめ?
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マロニテ大聖堂
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この地区のショーウィンドウは、イスラム地区とはずいぶん違います。
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忘れてはならないフルーツジュース。
ちょっと値上がりしてました。40SP。
ここは座って飲めるので少し高いのかも。
Sサイズでもたっぷりの量で、お腹がいっぱいになります。
注文時に「No sugar」と付け加えないと、激甘で吹きます。 -
食堂で食べる煮込み料理。
これは野菜の煮込み。紅茶付きで40SP。
ラバシュ(薄いパン)と野菜(?)の皿は必ず付いてきます。
野菜はハーブやラディッシュなど、店によって違います。
何度か通って、常連らしい方たちと顔見知りに。 -
ガイドブックに載っている『ボルサイド』の料理。
ミートボール、60SP。
シリアの物価の安さはとてもありがたいです。
アレッポでは大抵、昼食はファラーフェルサンドイッチ(15~20SP)を、夜は食堂で煮込み料理を食べていました。
朝はパン↓ -
宿の近くのベーカリーで買ったチーズクロワッサン(10SP)とチェリーデニッシュ(15SP)。
美味しいので毎日買ってました。 -
朝食のお供、マンゴージュース。
100%ではないのでイマイチ。
やっぱりジューススタンドのジュースがイチオシ。
ちなみに、市場で買うオレンジは1Kgで25SP(約50円)。
道端で買うポップコーンは5SP(約10円)。 -
近所のスーパーで買える麺類。
非常にありがたい! -
同じくスーパーで買ったティーバッグ。
上のはどこにでも売っていて、ほのかにチェリーの香りがします。 -
宿泊したのは
『Spring flower Hostel』の激安シングル
The 独房 (実際にそう呼ばれていました)
1泊250SP。
部屋もベッドも恐ろしく狭いけれど、シーツは清潔、
一応ヒーターも窓もあります。
改めて見ると、なかなか凄い部屋ですね…
来たときはごくごく平和だったアレッポですが、少しずつデモが過激化し、夜はその騒音で寝られなくなってしまいました。
ビザの延長を考えていましたが、追われるように出国することになり、とても残念でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- arfaさん 2017/07/28 06:41:20
- よき日のアレッポですねえ。
- おはようございます、arfaと申します。
内戦が始まる前にレバノンからシリア・ヨルダンへと回るルートで検討していましたが、政情が悪化したため見ているうちにシリアは戦場に変わってしまい行くことが困難になってしまいました。
行った人から聞いていたのはとても親切な人々と素晴らしい遺跡の国という話だったのでこういう状況になってとても残念です。小心者さんの旅行記を拝見させていただき本当に残念な事だと思っています。
また他の旅行記にも寄せていただきますので宜しくお願い致します。
- 小心者さん からの返信 2017/07/28 13:41:05
- RE: よき日のアレッポですねえ。
- arfaさん、はじめまして。
書き込みいただきありがとうございます。
こちらこそ、どうぞ宜しくお願い致します。
シリアは本当に大好きな国で、中でも特に思い入れの強いアレッポの惨状を見聞きするたびに心が痛みます。
>とても親切な人々と素晴らしい遺跡の国
まさに仰るとおりです。
一日も早くシリアに平和が戻り、arfaさんのご旅行が実現しますように。
私もいつかまたアレッポ城塞からあの美しい街並みを眺めたいです。
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