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今回ぜひとも行ってみたかったサラディーン城。<br />ラタキアの町から日帰りで訪れました。<br /><br />道行く人に尋ねて市内を走るグリーンバスに乗せてもらい、ガラージュ・アルハッフェへ(運賃なぜか無料)。<br />そこからミクロバスでアルハッフェへ向かいます(運賃25SP)。<br />(それにしても『アルハッフェ』って言うたびに噛む)<br />200SPでそのまま城まで乗せていってもらえるとのことでしたが、ドケチなので歩くことに。<br />分岐点ごとに道を尋ねるのですが、「2キロくらいあるよ」と言われてから10分後くらいには「3キロくらいあるよ」などと言われ、距離がよく分かりませんでした。<br />大体1時間(強)くらい歩いて、やっと城が見えてきました。<br /><br /><br />シリアの通貨=SP(シリアンパウンド)<br />1SP=1.81円(2011年3月現在)

2011中東07 シリア(サラディーン城)

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2011/03/08 - 2011/03/30

16位(同エリア59件中)

旅行記グループ '11 中東

2

62

小心者

小心者さん

今回ぜひとも行ってみたかったサラディーン城。
ラタキアの町から日帰りで訪れました。

道行く人に尋ねて市内を走るグリーンバスに乗せてもらい、ガラージュ・アルハッフェへ(運賃なぜか無料)。
そこからミクロバスでアルハッフェへ向かいます(運賃25SP)。
(それにしても『アルハッフェ』って言うたびに噛む)
200SPでそのまま城まで乗せていってもらえるとのことでしたが、ドケチなので歩くことに。
分岐点ごとに道を尋ねるのですが、「2キロくらいあるよ」と言われてから10分後くらいには「3キロくらいあるよ」などと言われ、距離がよく分かりませんでした。
大体1時間(強)くらい歩いて、やっと城が見えてきました。


シリアの通貨=SP(シリアンパウンド)
1SP=1.81円(2011年3月現在)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通
2.0
  • 晴天の中、タラタラ歩くこと約1時間。<br />やっと城が見えてきてホッとしたのも束の間、<br />城に行くにはまだ一つ谷を越えなければいけないようです。

    晴天の中、タラタラ歩くこと約1時間。
    やっと城が見えてきてホッとしたのも束の間、
    城に行くにはまだ一つ谷を越えなければいけないようです。

  • 死ぬかもしれんな…と絶望していると、声を掛けられました。<br />ここから城までは無料セルビスが運行しているとのこと。<br /><br />マジですか!助かった!<br /><br />遠慮なく乗せてもらって城へと出発です。<br />途中歩いている人が何人かいましたが、全員へこたれていたので、全員を拾いながら城へ向かいます。<br />最初から乗れた私は勝ち組です。

    死ぬかもしれんな…と絶望していると、声を掛けられました。
    ここから城までは無料セルビスが運行しているとのこと。

    マジですか!助かった!

    遠慮なく乗せてもらって城へと出発です。
    途中歩いている人が何人かいましたが、全員へこたれていたので、全員を拾いながら城へ向かいます。
    最初から乗れた私は勝ち組です。

  • さっそく、この城の見所である『橋げた』が見えました。<br />セルビスはこの辺りまで。<br /><br />ここは城の濠にあたり、この橋桁は高さが28mあります。<br />見ての通り橋桁のみで、橋そのものはありません。

    さっそく、この城の見所である『橋げた』が見えました。
    セルビスはこの辺りまで。

    ここは城の濠にあたり、この橋桁は高さが28mあります。
    見ての通り橋桁のみで、橋そのものはありません。

  • 深さが30mにも及ぶ堀切。<br />

    深さが30mにも及ぶ堀切。

  • 堀切は岩盤を断ち切って造られています。<br />こうして眺めると、壕の深さがよく分かります。

    堀切は岩盤を断ち切って造られています。
    こうして眺めると、壕の深さがよく分かります。

  • 歴史は紀元前10世紀頃(古代フェニキア時代)まで遡るのだとか…。<br />2000年以上ですね。

    歴史は紀元前10世紀頃(古代フェニキア時代)まで遡るのだとか…。
    2000年以上ですね。

  • 城は11~12世紀頃に十字軍によって攻め落とされ、西洋風の要塞に改修されました。

    城は11~12世紀頃に十字軍によって攻め落とされ、西洋風の要塞に改修されました。

  • この石段を登って城門へと向かいます。<br />念の為にと持参したフリースが道中からずっと邪魔です。

    この石段を登って城門へと向かいます。
    念の為にと持参したフリースが道中からずっと邪魔です。

  • 鳥のさえずりが聞こえる素敵な道。<br /><br />入場料 150SP。<br /><br />入口ではちょうどティータイム。<br />私にも甘い紅茶を振舞って下さいました。

    鳥のさえずりが聞こえる素敵な道。

    入場料 150SP。

    入口ではちょうどティータイム。
    私にも甘い紅茶を振舞って下さいました。

  • まずは、とりあえずランチ会場を物色します。<br />

    まずは、とりあえずランチ会場を物色します。

  • いい感じの屋上を見つけました。お誂え向きの石もあります。<br />遺跡の片隅でひっそり食事するのが大好きです。<br /><br />パン屋で買ってきたチーズクロワッサンとペプシでのんびりランチ。

    いい感じの屋上を見つけました。お誂え向きの石もあります。
    遺跡の片隅でひっそり食事するのが大好きです。

    パン屋で買ってきたチーズクロワッサンとペプシでのんびりランチ。

  • 屋上のアーチが強い陽射しも遮ってくれます。

    屋上のアーチが強い陽射しも遮ってくれます。

  • が、端っこの石が落ちてきそうでヒヤヒヤです。<br /><br />パンを片手に下を覗いていたら、写真を撮られて照れました。

    が、端っこの石が落ちてきそうでヒヤヒヤです。

    パンを片手に下を覗いていたら、写真を撮られて照れました。

  • お腹も満たされたので、城内の散策を始めます。

    お腹も満たされたので、城内の散策を始めます。

  • ところどころ土に返りかけているところもあり、歴史を感じます。<br /><br />

    ところどころ土に返りかけているところもあり、歴史を感じます。

  • カタツムリ発見。<br /><br />・・・そう言えば、昨年モロッコで食べちゃったなぁ。すまん。

    カタツムリ発見。

    ・・・そう言えば、昨年モロッコで食べちゃったなぁ。すまん。

  • 見張り塔かな?<br />この辺りはきっと後に改修された箇所でしょう。

    見張り塔かな?
    この辺りはきっと後に改修された箇所でしょう。

  • 『クラック・デ・シュバリエ』と共に世界遺産に登録された『サラディーン城』。<br />

    『クラック・デ・シュバリエ』と共に世界遺産に登録された『サラディーン城』。

  • パンフレットも何もないので、以下↓説明は控えます。

    パンフレットも何もないので、以下↓説明は控えます。

  • 学生さんたちに囲まれました。<br />皆さん本当にフレンドリー。そして例外なく写真好き。

    学生さんたちに囲まれました。
    皆さん本当にフレンドリー。そして例外なく写真好き。

  • 登れるところには全部登ろう。

    登れるところには全部登ろう。

  • 山肌に穴がぽこぽこ空いています。<br />何の穴?

    山肌に穴がぽこぽこ空いています。
    何の穴?

  • はるか遠くに人口湖。

    はるか遠くに人口湖。

  • け、けっこう高い・・・

    け、けっこう高い・・・

  • 古城らしいランプが雰囲気を盛り上げます。

    古城らしいランプが雰囲気を盛り上げます。

  • 日本とは違い、真っ暗だろうが危険だろうが潜入できちゃいます。

    日本とは違い、真っ暗だろうが危険だろうが潜入できちゃいます。

  • やっぱり謎の穴が気になる山肌。

    やっぱり謎の穴が気になる山肌。

  • 奥に進むと、見晴らしのいい茶店があったので、アラビックコーヒーを頂きます。<br />景色を眺めていると、さっき『パンを食う私』を撮影したシリア人夫婦がやって来ました。<br />そして、「小さい車だけど、帰り乗ってく?」との非常にありがたいお申し出を頂きました。<br /><br />やったぁ!<br />さっき写真撮られといて良かった!<br /><br />帰路の手段のことをけっこう気に病んでいたので、本当に助かりました。

    奥に進むと、見晴らしのいい茶店があったので、アラビックコーヒーを頂きます。
    景色を眺めていると、さっき『パンを食う私』を撮影したシリア人夫婦がやって来ました。
    そして、「小さい車だけど、帰り乗ってく?」との非常にありがたいお申し出を頂きました。

    やったぁ!
    さっき写真撮られといて良かった!

    帰路の手段のことをけっこう気に病んでいたので、本当に助かりました。

  • ここからは三人で散策です。

    ここからは三人で散策です。

  • 草ぼうぼう。<br />こういう’置き去り’感が大変よろしい。

    草ぼうぼう。
    こういう’置き去り’感が大変よろしい。

  • 貯水槽

    貯水槽

  • モスク跡<br />ここは修復されているようです。

    モスク跡
    ここは修復されているようです。

  • この辺は多分オリジナル

    この辺は多分オリジナル

  • 水を分配するための設備だそうです。<br />(シリア人御夫婦による)

    水を分配するための設備だそうです。
    (シリア人御夫婦による)

  • 地面には水路が掘られています。

    地面には水路が掘られています。

  • これは確か『学校』だと教えてもらったような…

    これは確か『学校』だと教えてもらったような…

  • 帰路は、二人乗りの車にギュウギュウ詰め。<br />アッサウラ湖(城から見えた人口湖)にも立ち寄り、ラタキアまで送って下さいました。<br /><br />この幸運が無かったら相当キツイことになったに違いなく、本当に感謝でいっぱいでした。

    帰路は、二人乗りの車にギュウギュウ詰め。
    アッサウラ湖(城から見えた人口湖)にも立ち寄り、ラタキアまで送って下さいました。

    この幸運が無かったら相当キツイことになったに違いなく、本当に感謝でいっぱいでした。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • kummingさん 2025/04/11 17:25:29
    人徳♪
    小心者さん、お久~でございます♪

    わたくしの訪問→また何か質問ぜめ?ではないか、と疑心暗鬼になられても仕方ない状況→今回はそんなご心配には及びません、と最初にお断りm(._.)m

    いかがお過ごしでしょうか、お元気でいらっしゃることと思います。先日は私んちにご訪問&ぽち、の足跡、ありがとうございます♪

    色んな旅先で、思いがけず「人に優しくしてもらえる」のも、小心者さんの、人徳でしょーね!
    このサラデイーン城、ですが、私がツボるお名前ww 毎度自分の好きな分野で話したがる悪い癖でm(._.)m
    塩野七生さん作品が好きで、地中海世界、ローマ帝国、十字軍、など刺さることば多数、の中、サラデイーンはアル・カミールのおじさん(アル・カミールのお父さんがサラデイーンの弟?だったかと)、とゆー関係で、アル・カミールといえば、私のどあい好きなフェデリコ2世と、国や宗教的しばりを超えた厚い友情で結ばれ、あの有名なエルサレム無血開城へと至った、アラブサイドの代表(カリフ、っていうんだっけ?)、とゆーわけです。

    小心者さんの旅行記は無限に多くて、まだ未訪問の数果てしなく、そんな中でも、アレッポ、だのダマスカスだの、今やそう簡単には行けんやろー、的な地名がいっぱい♪

    話は飛びます(←いつもやけど)が、いつぞやエジプト旅行をお考え中、の由、うかがったような記憶? その後何らかの進展、計画の進み具合などどんな感じでいらっしゃるのかなー、と、勝手に想像していました。でもって、フィーコさんとの部分的合流2人旅♪ ほんとにうらやましいばっかりで、小心者さんとナイル川沿線をエジプトの入手困難とかいう噂の鉄道に乗ってる姿、なぞ妄想したりしてしまい(笑)

    わ、実にお恥ずかしいカキコになってしまいました、が、また遊びに来ますね♪ ←迷惑の極みかも(-。-;

    小心者

    小心者さん からの返信 2025/04/11 22:22:26
    ありがとうございます!

    kummingさん、ご無沙汰しております。
    書き込み、嬉しく拝読いたしました。
    こちらこそご訪問ありがとうございます!

    まことに遺憾ながら、持病の悪化により、現在床に臥せっております。
    出前で破産するんじゃないか、と本気で心配です。

    なのに!5月の航空券を持っていることに戦慄します。
    買った時はもう少し元気だったんですよ…(泣)
    「杖 機内持ち込み」などと調べたりしていますが、杖ごときでなんとかなる状態ではないような気もします(泣)

    インドへのご旅行、めちゃくちゃ尊敬します!
    昔から興味はあったのですが、ハードルが高すぎて叶いませんでした。
    絶対に、簀巻きにされてガンジス川に流されると思うんですよね。

    現在の私にとってはエジプトもハードルが高く、すっかり諦めてしまいました。
    20年ほど前から何度か計画しましたが、結局ポシャっていることを鑑みるに、よほど御縁がないのだと思います。
    そして、おそらくそれほど強い情熱もないのかもしれません。
    昔から一貫して「人の優しそうな国」しか行きませんでしたし!

    それにしても、kummingさんは博識でいらっしゃいますね!
    旅行記を拝見していても、いつも感服しております。
    kummingさんがシリアに行かれたら、きっと私の何倍も楽しく過ごされると思います。
    なかなかハードルが上がってしまいましたが、いつかご旅行できると良いですね!

    言葉としては陳腐ですが、本当に「健康は宝」です。
    これからもお元気でたくさんの国々を旅されてください。
    旅行記を楽しみにお待ちしております。

    小心者

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