2010/09/10 - 2010/10/16
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こまちゃんさん
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10月6日。
画家爺ぃさんが莎車で生まれて仕事に就くまでの間の30年間ほどの間には、色んな出会いがありました。
その後、共産党の配下で働く事に疑問を抱き、一旦山東へ出てしまうのですが、そこの企業も国営だったため、その後は自分の腕に全てを託して、西安から北京へと流れて行きました。そこで出会したのが、共産党国家の最たる矛盾から発生した、1989年の天安門事件でした。
文革の再来になっては大変だと言う事で、南の土地広東省へと一目散!
莎車を去ってから早40年の月日が流れ、当時働いていた会社の綿麻公司は、今は会社自体がありませんが、社宅としてあった小区(住宅地)はそのまま残っていますので、懐かしい同志や友人に会うためにそこへ出掛けました。
そこで、当時の部下にも出会えたりしました!
40年前、二十歳そこそこの青年だった彼らは、今では鬚もじゃのお爺さんに。。。
仲良しの証明で、爺ぃが彼の鬚を引っ張ってますが、それだけでもう大喜びしていました。
懐かしい再会を見ていると、爺ぃが普段話をしていた、「自分は少数民族かどうかなど関係なく、部下にはみんなに親切じゃったし、上司が無碍にした時は、自ら仲立ちして彼らを養護していた」と言う事が、一瞬のうちに証明されました。
こんなに長い時間が経っているにも係わらず、老維(維吾爾人の事)の彼らが漢族の名前を「フルネーム」で覚えていた事や、話をしながら何時までも放さない手を見ていると、視点を変えると暴動が起きているこの新疆で、キチンとジャッジさえすれば、上手く共存出来る見本のように感じました。
残念なことが・・・
この写真の鬚おじさん、2011年の初め頃に、突然蜘蛛膜下出血で倒れられ、努力の甲斐無く逝去されました・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日も最高の晴天ですね♪
いつもの韓さんの家を出て、古勒巴格路に出ます。 -
先ずは、爺ぃの義理のお姉さんに会うために、文化路の方へと向かいます。
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建設中のマンション。
町の中心ですが、1,800元/?です。
日本のみなさん、別荘に如何ですか? -
プラタナスの並木道をテクテクテク・・・
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食堂の前で見たお兄さん。
タマネギを千切りにしていますが、ナイフで器用に「削いで」ました。
下に落ちているのを見て貰えば、その凄さが判るのですが(めちゃ細い)、一番凄かったのは、彼が削ぐスピードでした。
思わずパチリ! -
市内の真ん中よりも葉っぱが茂っています。
(実際そんなに離れていませんが、景色はドンドン郊外チックになってゆきます) -
ね。
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やって来ましたお姉さんの住んでいるアパート。
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出迎えてくれたのは、かわいいワンコでした♪
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妹さんと一緒に記念写真!
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お姉さんも一緒にパチリ!
こちらのお姉さんですが、爺ぃのお父さんが、身寄りの無い女の子を引き取って育てた人なんです。
まだ5人の子供が出来る前の話で、蘭州皋蘭県からやって来たばかりの頃、可哀想な彼女を引き取って育てた事で、大きくなってからもその恩義を重んじて、年老いた義父(爺ぃの父親)の面倒を見ていたそうです。
5人の兄弟も、実の姉と同じように付き合って居ましたが、みんながそれぞれに家庭を持つようになると、今度は義理の姉が年老いても、中々頻繁には来られなくなったそうです。
爺ぃは、全く違う土地にいるので、今回ここに来たのは、もう2回目になります。莎車に居てる間に、頻繁に来ては話をしたりして相手をして上げたいと思っています。 -
彼女の子供夫婦は、昼間は仕事でいません。
老人と若夫婦との関係は、どこの世の中も同じで、普段から顔をつきあわせていると、年寄りに対して鬱陶しさしか涌いてこないようで、若夫婦の愚痴が多かったです。
西安でもそうでしたが、なんでみんな生きている時に優しく出来ないのでしょうか・・・?
そう、このシリーズの最初の訪問先西安でお邪魔した友人宅の老夫婦も、訪問して1ヶ月後にだんなさんが、その1ヶ月後に奥さんが、後を追うようにして亡くなられました・・・(;灬;
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10525863/
これが彼らの一生で最後の記念写真になってしまうとは、思ってもいませんでした。。。 -
おとなしくてかわいいワンチャン。
コロコロです。 -
話し中の爺ぃの手で遊ぶワンチャン。
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よい子なので構ってあげる爺ぃ。
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爺ぃとお姉さんとのツーショット!
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3人で記念撮影!
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ワンチャンと記念撮影!
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賢いワンチャンを撮ってみましょう!
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これって何???ってな感じの絵ですね。
蝙蝠みたいに見えますが・・・(ちゃうちゃう!)
え!?この子がちゃうちゃうでっか〜ぁ?(はぁ?)
この子、ちゃうちゃうちゃうんちゃう?(ちゃいますよ)
でも、ちゃうちゃうって言うたやん!(あ、「蝙蝠」とちゃうって言うたんですわ)
絶対ちゃうちゃうちゃうで〜!(はいはい。) -
アップで!
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顔だけアップで!
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おすましポーズで!
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甘えたポーズも!
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お腹がタルンタルンです・・・(ー灬ー;
フロアを歩くとしっかり摺ります・・・。 -
微睡む姿もパチり!
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みんなに懐く賢いワンチャン♪
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妹さんとお姉さんとのツーショットも!
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あ!
賢いワンチャンも入ってちょ! -
爺ぃに話しかけるワンチャン(‥みたいな感じの絵)
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賢いのでナデナデしてあげる爺ぃ。
一通りお話が済み、次は昔の勤め先の仲間が居る小区へと向かいます。
場所は、綿麻公司宿舎。工業路沿いにあります。 -
小さい町ですし、季候も良いので歩いて向かいます。
途中、何度か声を掛けられたり、こっちから掛けては、みんなから驚かれたりしました。 -
久しぶりですからね〜♪
小区に到着すると、この町の住宅地にはドコでも植えられている棗(なつめ)の木がありました。 -
入って行くと、表情を変えて微笑む髭爺さんに出会いました。
爺ぃは誰か判るらしく、早速握手でお出迎え!
すると・・・ -
更に住宅の玄関からやって来た、また別の髭爺さん!
「羅成驤!」と大きな声で叫びながらやって来た彼は、硬く握った手を揺さぶりながら、歓喜の叫びを上げていました。
この人たち2人とも、昔の爺ぃの部下だった人たちだそうです。
懐かしさがピークに達して、昔は本当に世話になった!と良いながら、ずっと手を握っていました。
爺ぃは、「あの時は20才そこそこの若造だったのに、今はこんな立派な鬚を生やしちゃってからに!」と言いながら、モップでも弄くるように触ったり引っ張ったり・・・
でも鬚爺さんの方は、そんな事はお構いなしで昔話を続けて居ます。 -
入り口を入ってまだ4,5歩しか歩いてませんね。
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手を握ったままです。
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会話は全て維吾爾語。。。
全く判らないけど、彼の嬉しさは充分伝わってきます。 -
こまにも「この人なんだよ!」って感じで話し掛けていますが、頷いて返してあげるだけでOKです。
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彼らももう60才です。。。
表情には、その年輪が刻まれていますね。 -
積もり積もったお話が沢山!
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あ!
また鬚を引っ張って遊んでいます。 -
懐かしさで満面笑み状態ですね♪
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おしゃれな人みたいで、これは普段着用のライトな花帽子ですが、他の老維のように汚れていませんし、しかも刺繍が多い高価なタイプです。
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もう1人の髭爺さんは、とてもクールで物静かな人ですね。
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そこに居た人全員で記念撮影!
この時、漸く気付いたのが「直射日光に当たりながら話をしていましたね!」って事。
早速影で続きを始めます。 -
最初からここで話してたら良かったです。
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積もる話は尽きませんが、そろそろ本命のお宅にお邪魔しに出掛けましょう。
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最後に、陰には入ってはっきりする所で、懐かしい面々をパチリ!
そして、年明けの春を待たずに去ってしまった彼に合掌・・・。 -
影で撮る方が表情や年輪が良く判って素敵ですね。
2人とも、若い時はイケメンだったっぽい顔付きですね。
老維の顔は彫りが深いので、この目の並び方ならかなりの感じだったんでしょうね。 -
爺ぃの仕事の同志がこちらに住んでいますので、顔を見にやって来ましたが、ちょっと出掛けてて居ませんでした。
でも、後で韓さんの家に来て呉れるそうなので、奥さんと記念写真を撮って帰る事にしました。 -
歩いて帰ります。
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清々しい蒼空の下、さっきの髭爺さんたちの‥元イケメンの頃の話などを聞きながら。。。
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見覚えのあるイボイボの街灯がある交差点が見えてくると、家まではあともう少しです。
今日は、画家爺ぃさんを取り巻く維吾爾人の良さを、沢山確認できた1日でした。 -
今日も昨日と同じ天気でしたね。
空の青さももの凄かったし、気温もここまで上がっています。
明日は、韓さんの兄さんの息子が誕生日なので、そのパーティへ出掛けます。
彼は、今では地元農林局のトップで、色々お世話になっていますが、とても気さくで人柄も良い好青年です。2006年のクニクニとの新疆放浪記でも、観光の手配でお世話になっています。
かなり脂肪が多いのが玉に瑕で、36才なのにもう糖尿病・・・
流石新疆の高官、毎日アルコール漬けが引き金になった様で、今はドクターストップです。。。
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