2011/04/23 - 2011/05/07
179位(同エリア339件中)
香醇甜さん
ダンナのリフレッシュ休暇に便乗しての台湾2週間の旅。
いよいよ、この旅の後半のお楽しみ、日月潭にやって来ました。
宿泊先は、蒋介石の別荘地を改造した涵碧樓大酒店です。
評判に違わず、瀟洒な、大人のリゾートにふさわしいホテル。
ここまでの旅の疲れと刺激を、ゆっくりリセットすることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
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-
5月1日(日)続き。
日月潭・涵碧樓大酒店に到着。
エントランスをくぐると、そこは全面日月潭を臨むお洒落な空間。
建物そのものと什器・設備のデザインが木目のストライプに統一されていて、とてもかっこいいのです。
でも壁は漆喰、什器・設備は木製で窓の外は一面、湖。なので、かっこいいけれど、すごく馴染み易い雰囲気です。 -
パスポート等預けてチェックインの手続きをしてもらっている間は、ロビーでゆっくりお茶を頂けます。
とても洗練された空間なのですが、この豪快なピーナツの盛りに台湾を感じます。 -
お部屋に入れるまで少し時間があったので、ホテルの中を散策しました。
このワクワクするような丸いドアって一体・・・ -
中にはこんな東屋が。
その近くにさらに小さな建物があり、そこは鍵がかかっていて入れません。
どうやらとってもラグジュアリーな客室の一つで、メンテナンスのため、たまたま玄関の丸いドアが開いていたところに私達が侵入してしまったようです。 -
ここはライブラリー。
本だけでなくCDもあり、借りてお部屋でゆっくり見たり聴いたりできます。 -
時間になったので、宿泊するお部屋に通してもらいました。
ドアを開けると、さっきのような東屋はないけれど、私達のお部屋にも蓮の花が!
電気スタンドの左にはオーディオがあり、オリジナル環境音楽みたいなCDが2枚、用意されてます。かけっ放しにしていましたが、中々雰囲気に合っていました。その下には、冷蔵庫や食器、湖に近いので蚊取り線香等どが収納されていました。
グレーの石の壁にはなんと暖炉がありました。 -
蓮を生けたテーブルの左の部屋が洗面とお風呂。
お風呂のドアを開くと湖に面したベッドルーム。
湖を眺めながら、ゆっくりバスタイム、というわけです。 -
こちらがベッドルームで、向かって右側に湖に面したテラスがあります。
先ほどの洗面台にも、ベッドサイドにも、これでもか、という位、蘭の花。
ちなみに、パブリックな場所にあるお手洗いの個室にも一本立の蘭、洗面所には3〜5本立の蘭。
会社で、よく取引先にお祝いで蘭の花を贈ったり、逆に頂いたりするのですが、なんだか有り難味が薄れてきました。 -
日月潭を一望するテラス。
奥行きがたっぷり、ここでパーティがちょっとしたパーティが開けそうです。
盆栽がいい味を出してます。 -
ホテル内に茶藝館があり、そこでお茶しようと思っていたのですが、あまりにも素敵なお部屋なので、テラスでウェルカムデザートを頂くことにしました。果物にゼリー、素焼きの茶器もお洒落。
静かな湖を眺めながら、くつろぎのティータイムとなりました。
一休みしてから、エステ・Lalu Spaに行きました。
エステの個室も湖に面していました(というか、このホテルはお客が立ち寄る大半の場所が湖に面しているのでしょうね)。
肝心のマッサージは墾丁と比べるとちょっと優しめ?
でも、さすがに疲れがたまってきていたので、かなり楽になりました。
スパは広々して気持ちいいし(勿論レイクヴュー)、施術の後にお茶を頂くお部屋もゆったりしているし、何もかもがお洒落で贅沢です。 -
晩御飯はホテルの中のレストラン・湖光軒で中華料理を頂くことにしました。
お部屋でゆっくりルームサービスで頂くことも考えたのですが、匂いが残ったりしないかな〜と思い・・・。
それにルームサービスよりレストランの方が選択肢も多いですからね。 -
山蘇の炒め物。
見ているだけで元気になりそうな鮮やかな緑色。
歯ごたえシャキッ、でも食感がトロッとします。 -
もやしを湯葉で巻いたもの。
蒋介石好みのメニューなんだそうです。
かなり淡白なので、特筆するほど本当に好んでおられたのかどうか・・・
ピーナツぽいタレがお好きだったんでしょうか。
豆同士、組み合わせとしては面白いですね。
食感も良かったです。 -
お店の方は、えびと豆腐の煮物を薦めて下さったのですが、あんまり気乗りしなかったので、魚の頭の煮物をお願いしたら、「日本人が魚の頭を食べるの!」と驚いておられました。
魚の頭って苦手な人もおられるでしょうが、鯛のあら炊きなど定番だし、一応普通の食材だと思うのですが・・・。
ちなみに私は魚の一番美味しいところは頭と胸ヒレ付近と思っているので、猫が寄り付かないくらいキッチリ頂きました。 -
私のお腹が治ってきたら、次はダンナが調子が悪いらしい(良くあること)。
あっさりと冬瓜のスープをお願いしました。
滑らかな食感がいいですね。 -
私は、数日来、思うように食事できなかったので、こってりいただきます。
こちらは牛肉のスープ、いいお出汁が出ていて、とっても美味しかったです。 -
こちらもお店の方を動揺させたセレクト、ボラのお腹の煮物。
でも、これは黒酢ベースの味付けがはっきりせず、残念ながら、好みではありませんでした。
でも、こちら店はサービスも行き届いていて、心置きなく食事を楽しめるお店だと思います。
もちろんテーブルは日月潭に面しているのですが、それゆえ夜は何も見えません。
ランチか、夜なら夕方早めの時間帯からの利用がいいと思います。 -
お部屋に戻ってきました。
カードキーは差込ではなく、この部屋番号の下の部分にかざして、開錠します。
ドアは左側です。
このカードキーをかざす幅分奥まっています。 -
ぜんぜん寒くないですが、折角なので暖炉に火を入れてみました。
癒されます〜
明日はホテルから足を伸ばし、日月潭ロープウェーに乗って、九族文化村というところに出かけます。 -
5月2日(月)
静かに夜が明けていきます。 -
朝食はビュッフェです。
湖に面した席に通して頂きました。 -
墾丁ほど広くはないのですが、種類が多く、食材もより良いように思いました。
生ハムやスモークサーモンも美味しくて、西瓜ジュースも大好きなんだけど、本当はシャンパーニュと頂きたかったなぁ。 -
日月潭ロープウェーの乗り場。
ホテルからタクシーで15分くらいでしょうか。 -
ロープウェーから見た日月潭。
ニュースでもやっていましたが、最近雨不足なんだそうです。
そのせいで端の方が干上がっています。
幸いホテルの部屋からはわかりませんでしたが、こうして見ると寂しいですね。 -
ロープウェーは、日月潭を横目に見ながら一山越えて、九族文化村に降りていきます。
-
九族文化村は、台湾の原住民14族の住居が建ち並ぶテーマパーク。
日本でいえば、犬山のリトルワールドや明治村みたいな感じ?
広い敷地のあちこちに様々な部族の家が建っています。
これは家畜の小屋? -
家の中に入ることもできます。
お台所とか可愛い。
民族衣装や復元住居などを見るのが好きなので(その割には何の知識も頭に残らないのですが)、わくわくしながら見て廻りました。 -
原住民の方のショーもあります。
花蓮で阿美文化村のショーをみましたが、こちらの方がやや洗練されている感じ。
ステージは大掛かりで、結構見ごたえがあります。 -
ここへ来て、やはりお腹の調子が悪いダンナ。
朝は何回もお替りして食べてたんですけどね。
沢山食べられない、というので、軽くオヤツのようなお昼にしました。
月桃の葉にまかれた粽、黒糖のういろう、お魚団子のスープ。
食べられない、とか言いながら、結局普通に食べてはりました。
どれも、こういうテーマパークのスナックとしては中々美味しかったです。 -
原住民のおじさんが常駐しておられる家もありました。
このおじさんは魚を捕まえる網を作っておられました。
私達に気づいて、とても綺麗な日本語で、
「わからないことがあったら、何でも聞いて下さいね。聞かないとわかりませんからね。」
と声をかけて下さいました。
優しそうな方でした。 -
おじさんの家の近くにあった船。こんな船で漁にでるなんて(しかもおじさんみたいなお洒落な服で)、毎日がお祭りのようですね。
時間があれば原住民の衣装を借りて散策することもできるのですが、残念ながら次の予定があり諦めました。広すぎて見られなかった住居やショーもあったのですが。次の機会を作れたら、ここは朝早めに出発して、ゆっくり廻りたいです。
交通ですが、ロープウェーの駅まではタクシーで来ましたが、駅周辺にはタクシー乗り場が無いので、パスに乗ることになります。タクシーがよければ運転手さんに頼んでおいたらいいのですが、文化村は広いし、ロープウェーというのも意外と時間がかかるので、時間の読み方は難しいかもしれません。バスの時間等については駅の中の旅遊客中心で教えてもらえます。 -
急いで帰ってきたのは、17時にホテルの茶葉屋さんに行く約束をしていたからなのです。チェックインの時に1ポット試飲サービスのクーポンを頂いており、湖に面した素敵なお店の佇まいを見て、茶葉を買う買わないはとにかく、とりあえず行っておかないと、と思わず予約したのです。
-
茶器と茶葉のお店ですが、試飲サービスは予約制なので私達だけでした。
私達はお店のお姉さんの方を向いて座るわけですが、お姉さんからは私達越しに湖が一望です。素晴らしい職場ですよね。
こちらでも、竹等の茶盤は使っておられませんでした。茶盤にしておられる黒い器、かっこいいなぁ・・・真ん中の布巾は、茶壷とこの器が音を立てないように敷いておられるものです。 -
茶盤は竹製ではありませんが、茶則等は小ぶりの竹製、敷物も布巾ではなく小さな簾というのが、またお洒落・・・
1ポット試飲サービスのはずでしたが、結局色々淹れて頂いてしまいました。
阿里山も良かったのですが、この界隈の産である紅玉(紅茶)がまったりして美味しかった。産地のお水で淹れるから、より美味しく感じるのでしょうか。また、初めて頂いた台湾の白茶。これもこの界隈のもので、有機だそうです。これが、透明感がありながらコクがあり・・・とすごく好みの味。
紅茶と白茶、ちょっと正反対な2つを購入することにしました。
日本人客相手で最初ちょっと堅かったお店のお姉さんとも、筆談でお茶の話、旅の話で盛り上がり、今日も楽しいお茶の時間となりました。 -
お店を出ると、湖は霧がたちこめて、すごく幻想的・・・
昼間は蓮の花が浮かべられているのですが、夕方になるとキャンドルと入れ替えられるのですね。とても雰囲気があります。 -
部屋に戻って一休みしたら、晩御飯。
お腹が空かないと言うダンナをなだめて、朝食会場でもあるレストラン・東方餐廳にやってきました。
昨日の湖光軒でも食べたいものがあったのですが、夜の東方餐廳の雰囲気も見ておきたかったので、日月潭最後の夜はこちらをチョイス。 -
久しぶりにワインを頂きます。
アルコールは花蓮で海鮮を食べたときのビール以来!
人間やればできるものです。
唯一ブルゴーニュでオンリストされていたジャドも、新世界のピノも全て売り切れだったので、気分を変えてカジュアルなモンダヴィを頂くことにしました。若いけれど柔らかくて中々。 -
前菜は鴨のロースト。
お店はカジュアルな雰囲気なので、中華みたいにシェアさせてもらえました。
鴨と松の実って面白いですね。ワインにもよく合いました。 -
肉料理の付け合せのお野菜。
-
で、お肉。
USビーフのフィレです。
こうして見るとちっぽけだけれど、250グラムもあります。
USビーフだからかどうかわかりませんが、単調すぎて、ちょっと・・・でした。 -
お肉のソースはポルチーニ味と赤ワイン味、自分でかけられるようにしてサービスしてくれるのはいいですね。特筆するような味ではありませんでしたが・・・
台湾のちょっと値段のはった洋食は、いつも、なんだかなぁ、と思うのですが、ここも同様でした。
雰囲気はいいし、メイン料理を必ず頼まないといけないわけではないようなので、前菜をいくつか取って、ゆっくり飲むのが良かったのかもしれません。
台湾の洋食に対する疑問を再確認出来たので良し、ということにして、お店を後にしました。
あ〜湖光軒行っといたら良かったかも。 -
湖越しに向こうの街の灯りが見えます。
キャンドルの光が水面に映って、なんともいい感じ。
明日はチェックアウトして移動、ちょっと寂しくなってきました。 -
5月3日(火)未明
早朝の日月潭を眺めながらお風呂に入るため、早起きしました。 -
お部屋にはキャンドルが用意されています。
まだ暗いので、灯してみました。 -
昨日も新しい果物と、冷蔵庫にはお菓子(1日目のとはちょっと違うゼリー)が届けられていました。
おめざに頂きました。
ちなみに、お茶はお部屋にあった梨山茶を水出ししたもの。
ティーバックだけど、結構な味でした。 -
朝食は、昨夜の東方餐廳、今朝もテラスで。
左のハム、塊から切ってくれます。マンゴーソースとマスタード添え。
昨夜の1100ドルのステーキより、ずっと美味しかった。
手前は塩卵と台湾ならではの、デンブ。洋中折衷ですね。
ここまでてんこ盛りにしなくても・・・
でも何回もお替りに立つのは恥ずかしいですもの。 -
食後はホテルの近くを散策しました。
ホテル内のあちこちに、こんなアンティーク(本物かどうかはわかりませんが)や絵画が何気なく飾ってあります。 -
湖に面したプール。
泳がなくても、ここでくつろぎながら読書三昧もいいですね。 -
ホテルから出たところの散歩道。
道は整備されていて歩きやすく、あちこちに植物や湖の自然についての説明があります。
時間をかけて歩きたかったです。 -
なんだか無邪気な花。
-
部屋に戻って、荷造りです。
立ち去り難い、素敵な部屋、美しい風景。
小熊ののんちゃんの後姿も、寂しそうです。 -
チェックアウト後は、茶藝館でお昼兼お茶を頂きました。
湖に面しているのですが、樹木を配して、隠れ家のようにひっそりと佇んでいます。 -
こちらはテラス席。
でもちょっと暑そうなので、東屋の席をお願いしました。
こちらはお茶よりシャンパーニュが似合いそうですね。 -
東屋も、ホテル全体のテーマデザインのような木目のストライプが配されたデザインです。
-
紅茶セットと飲茶セットをお願いしました。
これは飲茶セット。
熱々で(コレ重要)、お茶に合うようにか、あっさりした上品な味付けです。
おそらく、中華レストラン湖光軒のものなのでしょう。
ちゃんとした点心を工夫茶で頂くなんて、すごく贅沢です。 -
お茶は凍頂。
ダンナに淹れてもらいました。
時折爽やかな風を感じながら頂くお茶は最高です。
ちなみに紅茶も柔らかく甘みがあって、とても美味しいものでした。
昨日購入したので、家で飲むのが楽しみです。 -
いよいよ、迎えの車の時間になりました。
立ち去り難いのですが、仕方ありません。
日月潭も、このホテルも、本当にくつろげる素敵なリゾート。
いつかまた、自分にご褒美みたいな感じで、再訪したいと思います。
ホテルの送迎バスで(でも乗っていたのは私達だけでした)、台中駅に行き、そこから新竹に向かいます。
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