2011/04/23 - 2011/05/07
189位(同エリア313件中)
香醇甜さん
ダンナのリフレッシュ休暇に便乗しての台湾2週間の旅。
初めて「海角七號」を見たときから、いつか訪ねたいと思っていた墾丁・恒春。この旅で最も行きたかった場所のひとつです。
観光タクシーのベンさんのおかげで、効率よく&きめ細かくロケ地を廻り、ロケ地以外の場所も観光できた上、台湾最南端でできるお茶・港口茶まで味わうことができ、大満足。
本当に見所多い楽しい町でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- JTB
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-
4月28日(木)海角七號ロケ地巡りの続き。
恒春古城界隈の街中から、車は山の方に。
ハイここですよ、と降ろされたところは、ただの山道。
???となりながら、ベンさんの後について道なき道?を進むと。
その先に伸びていたのは、傷心で台湾を去る日本人教師の後姿がなんとも切なかった、あの道でした。 -
ロケ地巡り地図によると、観星草原という名がついているらしく、左手の柵の向こうは牧場でした。
反対側には海が見えます。
思わず、「潮風を受けて育った牛って美味しそう〜」
ああ、ここはセンチメンタルなシーンのロケ地のはずなのに・・・ -
観星草原から車で少し進むと、風吹沙という場所。
真ん中の砂山、冬には強風で倍ほどの高さになるんだそうです。
私達が行った4月の終わりでも結構風が強かったですが、冬は身の危険を感じるほどの風が吹くそうです。 -
茶山吊橋。
白くて可愛い橋ですが、結構揺れます。
橋からは川が海に流れ込むのが見えます。
橋からの眺めも、橋そのものの眺めも中々いい感じ。
ちなみに有料(一人10ドル、現地の教育費の補助金になるそうです)でした。
この辺りの海岸はサーフィンのメッカなんだそうで、橋のたもとにはサーフショップもありました。 -
茶山吊橋の向かいにある牛肉麺屋さん。
今日のお昼ごはんです。
この牛肉麺屋さん、実はただの麺屋さんではなく、順興港口茶園という茶葉屋さんがやってるお店なんです。
風吹沙から車で降りて来るうちに、このエリアが「港口茶」の産地であることに気づき、「港口茶」のお店に行きたい!!とベンさんにお願いしたところ、お昼とお茶を兼ねられるこちらに連れて来て下さったというわけです。 -
まずは牛肉麺、1杯80ドル。
お肉が大ぶりで柔らかい〜
それにスープが辛さもほどよくて染み込む〜
あれよ、あれよと言ううちに食べてしまいました。
私、昨日の夜は殆ど何も食べられないお腹だったんですけど・・・ -
食事が済むと、隣の茶葉屋さんに移動してお茶の時間です。
港口茶を産するこの界隈・屏東県満州郷は、台湾のお茶の産地の最南端。
日本はもちろん、台北でも売っているのは見たことがありません。
池上麻由子さんの「極める台湾茶」には「古式烏龍茶の典型」と説明しながらも分類は「特殊茶」となっており、興味深く思っていました。
手前が今年の春茶。
この灰色かかった色調が港口茶の特徴のようです。
奥の茶色い方は、2年おきに火入れをした約10年ものの老茶です。
お店で扱っておられるのはこの2種類だけ。 -
奥さんが春茶、老茶と淹れて下さいました。
春茶は、香ばしいというか、野性的というか、独特の後をひく味わい。
老茶は、クセがなく、まろやかで、しみじみした味わい。
高山茶の華やかさとは違う、侘びさび系の美味しさ?
食後でちょっぴりコッテリしたところに、こんな素敵なお茶を頂けるなんて、本当に贅沢です。
順興港口茶園
屏東県満州郷港口村茶山路392號 -
順興港口茶園の近くのお店の店先で、飛魚の干物を作っていました。
飛魚は干物では食べたことないかも・・・
新鮮なお魚から作る干物、美味しいでしょうね〜 -
街の方にやって来ました。
ここはローマーとお父さんが勤めている設定の警察署。
ペンさんがお話しして下さって、警察官の方と記念撮影をしました。
ビンロウで口が真っ赤になっているお巡りさんが居て、ちょっとビックリ。
ビンロウを噛むのはいいとしても、口もとがまるでハクション大魔王!
一緒のデスクだったら、笑って仕事にならなかったりして・・・ -
人間国宝・茂伯の家。
ここは阿嘉の家と違って実際生活されているので中に入ることはできません。
でも茂伯の家であることはわかるように看板を作られています。
海角七號でも特に人気者の茂伯の家ですもの、ちょっと自慢ですよね。
ちなみに、友子おばあちゃんの家も入ることはできません。
警察署の前に行きましたが、適当な写真が無かったので、ここには載せませんでした。 -
ここは「出火奇観」という小さな公園のような場所です。
地下から漏れ出た天然ガスがあちこちで小さな焚き火のように燃えています。火が絶えず燃えているのですから危なそうなのですが、特に係の人が居る訳でもありません。
火が出ている付近の地面は温かいです。なんとなく燃やすのは何だか勿体無いなぁ。何かに応用するほど大きなエネルギーではないのかもしれませんね。このガスでゆで卵(地熱卵?)を作って売っている人はいましたが。 -
車が小さな路地の入り口に止まりました。
ああ、ここ阿嘉が「海角七號」の番地を探しているとき、道を尋ねたところ!道を尋ねられた人の役をした人は、雇われたエキストラではなく、撮影のとき居合わせた、ここに住んでいる人なんだそうです。
静かで気持ちのいい場所でした。 -
ご近所では、自家消費用と思われるマンゴーを育てておられました。
こんなところでのんびり暮らすのも、いいなぁ。 -
すこし行くと、阿嘉が雨宿りしたお店に来ました。
ここは酒屋さんなんだそうですが、大して人も来ないし、たまにしかやっていないそうです。 -
雨宿りの場所から少し行くと、茂伯が月琴の練習をしていた場所に出ました。小さな祠の境内のような所です。
ふいに、赤ちゃんを抱いた若い女の人に、「どうしてここにいるの?」と日本語で話しかけられました。たしか、雨宿りの場所で見かけた人です。
多分日本語を勉強していて、私達が日本人かも、と思って、赤ちゃんのお散歩がてらここまで付いて来られたようです。
「映画を撮影した場所を見に来たんですよ」と答えると、うんうんと納得されてました。 -
左手に広い畑、やや蛇行気味の道。
映画の最初の方で、バイクに乗った茂伯がバスにぶつかりそうになって落ちた、あの畑です。
実物を見ると、畑と道路は思ったより段差がありました。
茂伯、可哀相。 -
車城郷興安社區活動中心。
前座バンドのオーディションを行った会場です。
想像していたよりずっと小さい建物でした。
奥行きも大してありません。
映画だと夜のシーンだったので、よけいに広く大きく思えたのでしょう。
開いていたら中に入れてもらえることもあるそうで、この日は閉まっており残念でした。
昨夜のビュッフェに、車城緑豆沙なるものがあり、味は普通の緑豆沙なので車城は何のことだろう、と思っていたら、どうやらこの会館がある界隈の地名のことのようでした。
緑豆が名産なんでしょうか、この会館に続く小さな商店街にも、何軒か「車城緑豆沙」を売り物にしているようなお店がありました。
食べてみたかったのですが、飲みかけの珍珠奶茶やココナツミルクがまだ片付いておらず、これ以上飲食物を車中に持ち込むのはニホンジン的に憚られ、見送りました。ちょっと心残り。 -
車城代巡宮。
茂伯の親戚の結婚披露宴会場になったところです。
映画では海の脇に建っているよう見えましたが、あれは合成だそうです。ここはお宮の前が広いので、披露宴の会場としてはちょうど良かったのでしょう。 -
お宮の中では、祈祷師さんが何事か祈祷しておられました。
ベンさんは「僕こういうの興味な〜い」と言っておられましたが、私は祈祷師さんの前掛けとかカラフルなお供え物とか聞きなれない台湾語とか、目も耳も釘付けでした。 -
阿嘉が友子おばあちゃんに手紙を届けに行くとき渡った射寮橋、残念ながら架け替え工事され、現在は新しい橋になっています。
-
結婚式の後、ダダや、酔っ払ったローマーやカエルが気だるく過ごした後湾です。
映画の中でも、大好きな場面の一つです。
海を見渡す、気持ちのいい遊歩道になっていました。
左手奥、小さな山の手前にあるのは国立海洋生物博物館。
よく見ると魚の形をしているんですね。 -
万里桐。
阿嘉がこの防波堤に腰掛けて海を眺めるシーンが印象的でした。
防波堤を超えて海岸の方に行きました。
ゴツゴツした岩に見えるものは珊瑚なんだそうです。
海水がすごく綺麗で、目をこらすと、小さな魚がいっぱい!
この辺りは、ダイビングする人の穴場でもあるそうです。 -
海角七號をご覧になった方ならば、記憶に残っているでしょう「黒松海産」のポスター。
映画では、あたかもこのポスターのある辻の手前の方に阿嘉の家があるようになっているのですが・・・ -
実際は、阿嘉の家のエリアとは全然違い、黒松海産のポスターの前の道を下ると、阿嘉が郵便を配っていた山海漁港に出てきます。
お魚、新鮮そうでした!
また、船着場の海水もすごく透明で、ここでも小さな魚が泳いでいました。 -
山海漁港の向こうに廟がありました。
茂伯の結婚式場は、この漁港に近い廟のイメージだったのかもしれません。 -
ロケ地巡り最後は、阿嘉が友子に告白した白砂湾です。
晴れていると夕焼けがピンク色だという白砂湾。
映画でもばら色の夕暮れに染まる二人がとてもロマンチックでした。
でもこの日は曇っていて、夕焼けを見ることはできませんでした。一日曇りで暑くなく、楽をしたので仕方ないですね。
ビーチの奥行きは狭く、海の家みたいなのがすぐ近くに建っていて音楽をかけたり、思ったより賑やかなところでした。
映画のあのシーンの場所、と思って行くと、その辺りギャップがあるのですが、ビーチとして人気のある場所なので、仕方ないですね。 -
恒春區魚會生鮮區。
ロケ地巡りは白砂湾で最後でしたが、帰りにお手洗いを借りに連れて行ってもらいました。
奥まで入らなかったので定かではありませんが、結構広そうです。
買った魚を2階のレストランに持ち込んで料理してもらうこともできるようでした。 -
飛魚まるごとのフライです。
ヒレのところ、カリカリして美味しそうです!
機会を作って、ぜひ食べに来たいです〜
この後ホテルに連れて帰ってもらいました。
ベンさんには本当にお世話になりました。
アテンドがホテルマンのようにスマートで、ものすごく快適でした。
本当にありがとうございました!
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