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北野異人館街は三宮から徒歩15分ほどというアクセスのよさもあって、神戸観光では欠かせない場所でしょう。<br /><br />ここでは沢山の洋館を見ることによって、(最小限の興味を持ってさえいれば)次第に見方がわかって行く面白さを味わうことが出来ると思います。<br /><br />表紙の写真は「うろこの家」(右、明治38年竣工、旧ハリヤー邸)と「うろこ美術館」(左)です。

【神戸建築散歩2011】北野異人館街

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2011/01/26 - 2011/02/04

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ヌールッディーンさん

北野異人館街は三宮から徒歩15分ほどというアクセスのよさもあって、神戸観光では欠かせない場所でしょう。

ここでは沢山の洋館を見ることによって、(最小限の興味を持ってさえいれば)次第に見方がわかって行く面白さを味わうことが出来ると思います。

表紙の写真は「うろこの家」(右、明治38年竣工、旧ハリヤー邸)と「うろこ美術館」(左)です。

  • 旧中国領事館(旧チン邸、明治後期築)のバスルーム<br /><br />トイレが磁器のような模様なのが変わっています。全体に高級感溢れるデザインになっています。写真左側のドアについている白っぽい動物の彫刻は玉でできているのでしょう。

    旧中国領事館(旧チン邸、明治後期築)のバスルーム

    トイレが磁器のような模様なのが変わっています。全体に高級感溢れるデザインになっています。写真左側のドアについている白っぽい動物の彫刻は玉でできているのでしょう。

  • 山手八番館(旧サンセン邸、明治後期築)<br /><br />2階の張り出した窓のデザインが独特です。

    山手八番館(旧サンセン邸、明治後期築)

    2階の張り出した窓のデザインが独特です。

  • 山手八番館<br /><br />座ると願いがかなうという「サターンの椅子」

    山手八番館

    座ると願いがかなうという「サターンの椅子」

  • 山手八番館<br /><br />アフリカのマコンデ彫刻。ムンクの『叫び』と似ています。

    山手八番館

    アフリカのマコンデ彫刻。ムンクの『叫び』と似ています。

  • 風見鶏の館(旧トーマス邸、明治42年頃)<br /><br />重要文化財に指定されている北野異人館を代表する建築です。<br /><br />ドイツの貿易商ゴットフリート・トーマスが住んでいた家で、北野異人館では唯一、外壁が赤レンガ張りとなっています。

    風見鶏の館(旧トーマス邸、明治42年頃)

    重要文化財に指定されている北野異人館を代表する建築です。

    ドイツの貿易商ゴットフリート・トーマスが住んでいた家で、北野異人館では唯一、外壁が赤レンガ張りとなっています。

  • 風見鶏の館<br /><br />明治の洋館にはコロニアル様式で見られたバルコニーが屋根やガラス窓の入ったベランダに変形して用いられることが多いようです。

    風見鶏の館

    明治の洋館にはコロニアル様式で見られたバルコニーが屋根やガラス窓の入ったベランダに変形して用いられることが多いようです。

  • 風見鶏の館<br /><br />複雑な屋根の形が面白いです。

    風見鶏の館

    複雑な屋根の形が面白いです。

  • 風見鶏の館内<br /><br />インテリアも豪華です。<br /><br />奥の部屋の天井はヴォールト状になっています。左下には暖炉がありますが、北野で見た暖炉は大抵、反対側にも暖炉があり、暖炉からの排気を(煙突自体は別々ですが)ひとつの場所から排出できるようになっていることが多いです。

    風見鶏の館内

    インテリアも豪華です。

    奥の部屋の天井はヴォールト状になっています。左下には暖炉がありますが、北野で見た暖炉は大抵、反対側にも暖炉があり、暖炉からの排気を(煙突自体は別々ですが)ひとつの場所から排出できるようになっていることが多いです。

  • 萌黄の館(明治36年竣工、旧シャープ邸)<br /><br />張り出したベイウィンドウや左側に見えるベランダなど古い洋館の特徴が見られます。<br /><br />ちなみに、北野異人館街の中で私が一番気に入ったのはこの建築でした。やはり重要文化財に指定されているだけあって、歴史の重みが感じられます。

    萌黄の館(明治36年竣工、旧シャープ邸)

    張り出したベイウィンドウや左側に見えるベランダなど古い洋館の特徴が見られます。

    ちなみに、北野異人館街の中で私が一番気に入ったのはこの建築でした。やはり重要文化財に指定されているだけあって、歴史の重みが感じられます。

  • 萌黄の館<br /><br />一階部分の開放型ベランダと二階部分のベランダがあり、明治の洋館らしい作りです。二階のベランダからは神戸市外を一望できます。

    萌黄の館

    一階部分の開放型ベランダと二階部分のベランダがあり、明治の洋館らしい作りです。二階のベランダからは神戸市外を一望できます。

  • 萌黄の館内<br /><br />張り出した窓がある空間は、私がこれまで見てきた明治から昭和初期頃までの洋館によく見られるものでした。複数の方向から光を取り入れられるので室内が明るくなるためにこのような形にしているのかな、と個人的には思っています。

    萌黄の館内

    張り出した窓がある空間は、私がこれまで見てきた明治から昭和初期頃までの洋館によく見られるものでした。複数の方向から光を取り入れられるので室内が明るくなるためにこのような形にしているのかな、と個人的には思っています。

  • 手前からベンの家、洋館長屋、英国館と続く北野通りの様子。<br /><br />この辺りは北野異人館街の中でも洋館が一番密集しているエリアの一つです。<br />

    手前からベンの家、洋館長屋、英国館と続く北野通りの様子。

    この辺りは北野異人館街の中でも洋館が一番密集しているエリアの一つです。

  • 英国館(旧フセデック邸、明治40年築)<br /><br />コロニアル様式とされていますが、東南アジアで発達したスタイルとは外観はかなり違ったものになっています。<br />

    英国館(旧フセデック邸、明治40年築)

    コロニアル様式とされていますが、東南アジアで発達したスタイルとは外観はかなり違ったものになっています。

  • 英国館は夜になるとBARとして営業しています。

    英国館は夜になるとBARとして営業しています。

  • 洋館長屋(仏蘭西館、旧ボシー邸、明治37年築)<br /><br />連続する二軒が左右対称に配置された風変わりな建築。 <br />

    洋館長屋(仏蘭西館、旧ボシー邸、明治37年築)

    連続する二軒が左右対称に配置された風変わりな建築。

  • 洋館長屋(仏蘭西館)に所蔵されているルイ・ヴィトンのトランク。<br /><br />明治20年ころのものと言われています。ルイ・ヴィトンって、当初は世界初の旅行鞄専門店だったんですね。それ以前は丸い形をしていたトランクを馬車に上積みできるよう平らな形にすることで従来よりも荷物を大量に輸送できるようになったそうです。<br /><br />店を開いたのは1854年で、ちょうどレジャーとしての旅行というものがヨーロッパで流行し始めていた時期にあたります。世界初の近代的な旅行代理店トーマス・クックがヨーロッパで団体旅行を扱いだした時期とほぼ重なっています(1855年)。

    洋館長屋(仏蘭西館)に所蔵されているルイ・ヴィトンのトランク。

    明治20年ころのものと言われています。ルイ・ヴィトンって、当初は世界初の旅行鞄専門店だったんですね。それ以前は丸い形をしていたトランクを馬車に上積みできるよう平らな形にすることで従来よりも荷物を大量に輸送できるようになったそうです。

    店を開いたのは1854年で、ちょうどレジャーとしての旅行というものがヨーロッパで流行し始めていた時期にあたります。世界初の近代的な旅行代理店トーマス・クックがヨーロッパで団体旅行を扱いだした時期とほぼ重なっています(1855年)。

  • ベンの家(旧アリソン邸、明治35年築)<br /><br />旧居留地から移築された異人館。入口近くの屋根の形が特徴的です。<br />

    ベンの家(旧アリソン邸、明治35年築)

    旧居留地から移築された異人館。入口近くの屋根の形が特徴的です。

  • ベンの家の「複数部屋同時暖房式暖炉」<br /><br />今で言うセントラルヒーティングで、一つの暖炉に火をつけると裏側の部屋も暖まる仕組みになっているそうです。

    ベンの家の「複数部屋同時暖房式暖炉」

    今で言うセントラルヒーティングで、一つの暖炉に火をつけると裏側の部屋も暖まる仕組みになっているそうです。

  • 旧パナマ領事館(旧ヒルトン邸、明治後期築)<br /><br />一階の開放的ベランダとその上の窓付きベランダという構成は他の異人館でも見られるパターンです。

    旧パナマ領事館(旧ヒルトン邸、明治後期築)

    一階の開放的ベランダとその上の窓付きベランダという構成は他の異人館でも見られるパターンです。

  • 旧パナマ領事館のサンルーム

    旧パナマ領事館のサンルーム

  • 旧アメリカ領事館(北野美術館、明治31年築)<br /><br />このあたりのベランダにコロニアル様式の名残が垣間見えます。

    旧アメリカ領事館(北野美術館、明治31年築)

    このあたりのベランダにコロニアル様式の名残が垣間見えます。

  • ラインの館(旧ドレウェル邸、大正4年竣工)<br /><br />一階の開放的ベランダと二階のベランダ、出っ張ったベイウィンドウなど他の洋館と似た構成になっています。<br /><br /><br />

    ラインの館(旧ドレウェル邸、大正4年竣工)

    一階の開放的ベランダと二階のベランダ、出っ張ったベイウィンドウなど他の洋館と似た構成になっています。


  • ラインの館のベランダ<br /><br /><br />残念ながら私が訪問した時は閉館中で入ることが出来ませんでした。<br />

    ラインの館のベランダ


    残念ながら私が訪問した時は閉館中で入ることが出来ませんでした。

  • 旧M.Jシェー邸(明治40年築の建築を平成13年に再建)<br /><br />現在はスターバックスとして活用されています。時間があれば中に入ってみたかったです。

    旧M.Jシェー邸(明治40年築の建築を平成13年に再建)

    現在はスターバックスとして活用されています。時間があれば中に入ってみたかったです。

  • パラスティン邸(大正3年築)<br /><br />カフェとして活用されているようですが、私が行ったときは閉まっていました。<br /><br />左側の窓が上げ下げ窓になっていることや右側の窓の枠のところにオーダーがあることなどが特徴的です。下見板張りなのは木造の洋館ではオーソドックスだと思います。

    パラスティン邸(大正3年築)

    カフェとして活用されているようですが、私が行ったときは閉まっていました。

    左側の窓が上げ下げ窓になっていることや右側の窓の枠のところにオーダーがあることなどが特徴的です。下見板張りなのは木造の洋館ではオーソドックスだと思います。

  • 北野天満神社から見た神戸の景色。<br /><br />異人館街から少しだけ階段を上るだけで街の景色が開けます。

    北野天満神社から見た神戸の景色。

    異人館街から少しだけ階段を上るだけで街の景色が開けます。

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