2010/09/10 - 2010/10/16
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こまちゃんさん
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9月16日。
画家爺ぃさんは、約束通り朝からお出かけでした。
彼女が出迎えてくれて、連れて行かれたのは、彼女の知人の奇石店。
お昼を一緒にと言うことで、ホテルに出迎えの車が来ました。
「ひと言電話してこいよ」と思いつつ、来たものは仕方がないので、急いで支度して出かけました。
到着したのは、銀行娘の友人が経営する石美術店。
爺ぃはそこで、今日の朝からずっと絵を描いていたそうです。
「何枚描いてんねん!」と言う位の材料が、テーブルの上に置かれており、その傍らでは、その銀行娘が友人達に電話しています。内容はなんと!!!「画家と一緒なの。アンタの干支は?ダンナは?」・・・と、殆どオーダーを取って居る情況なんです。
「そんなコンビニエンスなんかい!?」
「給人家那幺多画画,没有感到不好意思那?(他人にガンガン描かせて、遠慮というものを感じないのか?)」
「この絵描きジジイもバカか?元上司の娘に媚びてるのか・・・!?」
何か色々考えていたら、無性に腹が立ってきました。
爺ぃは元々、莎車に着いたら、お墓が出来るまでに時間があるので、出来れば和田(ホータン)へ行こうと思っていたところ、何気なくこの銀行娘に、「莎車に行ったら和田に行こうと思ってるんじゃ。誰か知り合いはおらんかい?」と話したところ、返事はなんと!!三流ドラマのご都合ストーリー設定のように、「和田なら全然大丈夫よ。親戚が観光局の秘書長だから連絡しておくわ」。
それを聞いて頑張っている‥と言うことですが、「和田ぐらい、長距離バスも出てるし、子供じゃ有るまいし自分たちで行けるやん!そんな上との関係で出かけたら、また時間が無くなる!」と文句を言いましたが、こう言う時の返事はいつも「没辧法(仕方なし)」。
「なんやそれ!?」
この返事、大嫌っきらいです!
と言う事から始まった今日は、その後色々あって、一日がムダに過ぎて行くのでした・・・
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まだホテルでぐずぐずしていると、突然部屋に誰かがやってきて、「昼食へ行きますから準備して下さい」と言われました。
事情は、爺ぃが事務所で絵を描いてるので、そこに来てくれ、一緒にみんなと食事に出かける・・・と言う事です。
「なんだよ!ちょっと電話してくれれば、準備して待ってられたのに〜!人を待たすの嫌いなんだよ!!」と、爺ぃの不手際にムカつきながら、慌てて準備をして出かけました。
おお!
こんな所にまで「SPA」がありますね。 -
どこへ向かっているのかは知りません。
農業銀行の彼女の事務所で絵を描いてるんでしょうか? -
到着したのは、銀行の看板はありませんが、それなりの感じの事務所でした。
獅子像があるので、勝手に銀行だと思いこんでいましたが、、、 -
中にはいると、ワンフロアー全部が「受付」の、何かの会社のようでした。
奥に案内されてみると、天井には戦闘機の模型がぶら下がり、部屋中には沢山の「奇石(不思議な形の石の芸術品)」が並んでいました。 -
そこで爺ぃが絵を描いていました。
「ちょっと座って待ってて」と言われ、事務員がお茶を持ってきました。
何か変な感じがしましたが、この大きな紙を見てビックリ。
「え?烏魯木齊にあったの?」
みんなで買い出しに出かけたようです。
「(こんな沢山・・・・・)」 -
あ〜ぁ、ナニやってんだか。
「この後飯行くから!」
「(知ってるよ!そう言われて来たんじゃない)」 -
・・と横を見ると、友人やなんかに電話して、「画家が居て絵を描いて貰ってる。アンタも描いて貰ったげよか」みたいな事を話してる銀行娘が居ました。
「なんだかなぁ〜・・・(@灬@;」
こう言うのが、高官がらみの中国人の思考。
いやだなぁ、こんな連中を付き合うの。。。
爺ぃに、「もうエエ加減にして帰ろ」と言っても、「和田行きのことが脈有りなんじゃ。しかも“秘書長”じゃぞ!こんな絵なんて簡単だから、サササ〜と描いて済ませてしまうから・・」と言います。
でも爺ぃは、普段から絵を描くと填る性格なので、何時間も描いているので、きっとしんどいに決まってます。
和田行きの為?秘書長がどうしたの?何それ・・・?(こまは秘書長の凄さを理解してない)
「そんなモン、自分でここ新疆くんだりまで来ているんだから、他人に頼まなくても自分で勝手に行けるだろ!」って言いましたが。。。 -
お茶にも手を伸ばす気になれず、向こうで描き続けるバカおやじを見つめながら、この17年間を振り返るこまでした。
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部屋の中にある石は、ゼロが2つ3つ多い高価なもの。
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さっきのは獅子の形でしたが、これは何でしょう?
基本、見る人の想像で価値が決まったりします。 -
山かな?
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漸く一段落したみたいで、みんなで車に乗り込み、どこかのレストランへと向かうようです。
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その間、来るまでのやり取りや対応を見ている内に、この食事代なども、どうせ領収書で経費なんだと思うと、無性にムカついてきました。
頤中園?
北京の頤和園のもじりか・・・? -
こんな凄い美術品がありました。
外観からは感じられませんでしたが、中に入ると、なんとも凄い内装! -
通路にはズラッと並ぶゴージャスな個室。
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フロアに出ました。
「もうここらでエエやん」と思いますが、更に奥のVIPルームへ。
自分の金じゃないのに、友人を高級料理に接待・・か。そんなもんが面子なのか?アホかこいつら!バカか爺ぃは! -
入った部屋は・・・。写真も撮りたくありません。
みんなが揃って乾杯が始まり、食事が勧められる中、こんなモン喰えるか!と感じてきたこまは、暫く携帯メールを続けて、手持ち無沙汰になった時、席を立ち上がり部屋を出ました。
ホテルに帰ると判ったら、みんなが走ってきました。
いろいろ言っては呉れますが、(あんたらのような汚職を汚職とも思わない連中に、日本人の心意気が判ってたまるか!)と思いながら、「子供じゃ有るまいし、一人で帰れる」と言っても聞きません。
結局、不本意ながら運転手が車で送ってくれましたが、出来れば一人で帰りたかった。 -
その後、爺ぃには何も連絡していません。
向こうからも何も言ってきません。
席を立った時、爺ぃに浴びせた罵声が気に食わなかったのかどうなのかは判りませんが、エエ加減、根っからの下らんクソ中共どもと付き合うのが必要なのかどうなのか自分でけりつけなさいよ!
いつもは、政府のことをボロカスに言ってるくせに。
爺ぃは、夜の8時になっても戻らないので、夕飯も済ましてくるんだと判ると、ずっと何も食べてなかったこまは、ホテルの近所をウロウロしてみました。
(電話が来ないと言うこの辺の感覚が未だに判りません。レストランを出た時に、何も言ってくれないのも困った感覚です。日本人的には、親友だったら、、、(書くのがイヤになったので止めます)ま、爺ぃの人間性に関し、色々好評価もしていますが、所詮は中国人なので仕方がありません)
すると、「八点半(8時半)」と言うコンビニを発見!名前の由来は判りませんが、ちょっとしたスーパー並みだったので入ってみました。 -
品数も豊富で、大きいお椀の面がありましたので、それややソーセージやらパンを買って、部屋に戻って戴きました。
烏魯木齊2日目も、また食事は失敗です。 -
烏魯木齊は、夜の8時でもまだこんなに明るいです。
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結局、夜遅くなって、かなりくたびれて戻ってきました。
春に、糖尿と脳血栓手前で入院したのに、人が、慰安旅行のつもりで田舎帰りを計画してあげたのに、いったい何をしてるんでしょうかね。
もう、この先へは行かないで、帰りたくなってきました。 -
ただ、お墓を建ててあげると決めたので、喧嘩しても何をしても、莎車までは絶対に出かけないと、自分自身の気が修まりません。
莎車に到着すれば、爺ぃの親戚兄弟が居ますから、彼らとだけでもいいので仕上げて、爺ぃのこの面子だけは確保してあげたいですから。
今年も莎車に行かないで帰ったら、莎車現地の連中は、何を考えるか判ったもんじゃありません。
今日はとても良い天気でしたから、気温が20℃になっていたようです。
天気とは裏腹に、こまの気分は最低気温でしたが。
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